株式投資は、非常に奥が深い世界です。
「株式投資を始めてみたい」と思ってもまず何を理解すればいいのか、全く分からないですよね。
そこで今回は、これから株式投資をやろうと考えている方に向けて株式投資はどんなルールで行われているのか、詳しくご紹介していきます。
さらに、株式投資で失敗しないためのルールも徹底解説していきます。
この記事に株式投資で成功するためのルールがそろっていますよ。
株式投資はどんなルール?株式投資の基礎を解説
では、さっそく株式投資はどんなルールで行われているのか、解説していきます。
株初心者の方が必ず思うであろう以下6つの疑問について、分かりやすくご説明しますので安心してください。
- そもそも株式ってなに?
- 株式投資はどうやって稼げる?
- 株価はどうやって決まるの?
- 株はどこで売買できるの?
- 株式投資をできる時間は決まっているの?
- 株式投資はいくらからできるの?
- 株式投資に税金はかかるの?
①そもそも株式ってなに?
では、そもそも株ってなんでしょう?株は正式名称を株式と言います。
株式…株式会社が投資家から資金を集めたときに、資金と引き換えに発行する証明書
では、なぜ株式が発行されるようになったのでしょうか?
会社が何か事業を起こそうとすると大きな資金が必要になりますが、当然何十億という大きな資金を会社が独自で用意することはできません。
そこで、その資金を投資家から集めるかわりに、お金を出してくれた人々に証明書として株を発行するようになったのです。
投資家は、資金を出すことで会社が上げた利益の一部を還元してもらうことができるので、winwinの関係ということですね。
会社が発行する株式を購入した人を買った人を「株主」と言います。
②株式投資はどうやって稼げる?
では、投資家たちはどのように稼いでいるのでしょうか。
株式投資の稼ぎ方には主に以下の3通りがあります。
- 値上がり益で稼ぐ
- 配当で稼ぐ
- 「株主優待」で稼ぐ
1つ目の稼ぎ方である値上がり益は、簡単に言えば「安く買った株を高く売る」ことで、差額で稼ぐ方法です。この値上がり益が最も稼げるため、投資家の多くはこの値上がり益を目的に稼いでいます。
2つ目の稼ぎ方は配当です。
配当…株主に対し、会社の利益の一部を還元すること
つまり、企業の株を保有しているだけで年利2.3%で現金を受け取ることができるのです。
先程ご紹介した値上がり益は保有している株の10%以上の利益を上げることができるので、比べてしまうと少なく感じるかもしれません。
しかし、配当は値上がり益のように資産が損失することがないので、比較的安定した収入であることが強みです。
3つ目の稼ぎ方は、株主優待です。
株主優待…株主に対し、会社の利益を還元する制度。食事券や映画の鑑賞券、割引券や自社の製品など、企業によって種類は様々
先程配当は保有している株の2.3%程度の利益だとお伝えしましたが、配当に株主優待を加えた実質配当利回りが5%を超える銘柄も珍しくありません。
さらに、様々なバリエーションがあるので投資生活をより豊かに楽しくすることができます。
③株価はどうやって決まるの?
では、株の値段、つまり株価はどのように値段が決まるのでしょうか?
そもそも株価は常に一定ではありません。株価は、株を「買いたい人」が増えれば上がり、「売りたい」人が増えれば下がります。
では、実際にどのような時に株価は動きやすいのでしょうか?
最も株価に影響を与えるものは、企業の業績です。
業績が上がれば、企業からの配当への期待が高まり投資家の人気を集めます。反対に、業績が下がれば投資先としての魅力は低減し、株価は下落してしまいます。
また、会社の業績だけではなく経済や政治の状況も株価に影響を与えます。
一般的に、株価は景気が良くなれば上がり、悪くなれば下がります。
業績や景気など、株価を左右する情報を得る方法はたくさんありますが、テレビや新聞でいつもより経済のニュースを意識的に見るだけでも大きな成果につながります。
④株はどこで売買できるの?
株はどこで売買できるのか。結論から申し上げますと、「証券取引所」です。
少し複雑なので、順を追って説明していきますね。
株式投資は金融庁に登録された証券会社を通して売買されます。
証券会社に「買い注文」や「売り注文」を出し、その注文が市場である証券取引所に出されることで取引が行われるのです。
証券会社…株式などの有価証券の売買や引き受け業務を行う会社のこと。株式投資をする際には証券会社に口座を開く必要がある
証券取引所は日本に4つあります。
- 東京(東証)
- 名古屋(名証)
- 札幌(札証)
- 福岡(福証)
いわゆるテレビなどでよく聞く「東証一部上場」の東証とは、この東京証券取引所のことなのです。
東証は日本で最も大きな証券取引所で、日本のほぼすべての上場企業があります。特に初心者の方は東証で取引することをおすすめします。
⑤株式投資をできる時間は決まっているの?
株式投資をできる時間は、証券取引所によって異なりますが、簡単に言えば「平日の日中」です。
以下の表にまとめたので、ぜひチェックしてください。
証券所 | 前場 | 後場 |
---|---|---|
東京証券取引所 | 9:00~11:30 | 12:30~15:00 |
名古屋証券取引所 | 9:00~11:30 | 12:30~15:30 |
札幌証券取引所 | 9:00~11:30 | 12:30~15:30 |
福岡証券取引所 | 9:00~11:30 | 12:30~15:30 |
平日の日中は会社員の方などは特に仕事があって難しいかと思います。
しかし、心配する必要はありません。
「平日の日中」というのはあくまでも取引が成立する時間のことで、ネット証券を通じてなら24時間注文を出すことは可能です。
そのため、朝市場と仕事が始まる前に注文を出しておけば簡単に取引を成立させられます。
⑥株式投資はいくらからできるの?
株初心者の方が特に気になるのがお金問題ですよね。株式投資は一部のお金持ちしかできないイメージがあるかもしれませんが、実は少額からでも始めることが可能です。
具体的な数字は10万円です。
株は1株単位で買えるのではなく最低100株から買う必要があります。
例えば、1株1万円の株があるとしたら最低購入金額は100万円だということです。高いですよね…
でも、もちろん安い株もたくさんあり、東証一部で約2000社中600社の銘柄は10万円以内で購入できます。
いきなり大金を投じる必要はありません。むしろ最初は少額から始めて少しずつ投資金額を大きくしていくようにしましょう。
⑦株式投資に税金はかかるの?
もう一つ、気になるのが「税金」ですよね。
結論から言えば、1年で20万円以上利益を上げれば税金はかかります。
税率は利益に対して約20%です。
税金がかかる対象となる利益は
- 値上がり益
- 配当益
の2つです。
例を出してご説明していきます。
100万円で買った株を110万円で売却したとすると、得た利益は10万円ですよね。
この際税金が発生するのは、売却益の10万円に対してで、元本の100万円ではありません。
つまり、10万円の売却益に税金20.315%がかかるので、
10万円×20.315%=2万315円
の税金が発生し、手元に残る金額は
10万円-2万315円=7万9885円となります。
株式投資を始めるのにルールはある?始め方を解説
株式投資の基礎ルールをご理解していただけたところで次に気になるのが「株式投資の始め方のルール」ではないでしょうか。
ここでは、株式投資の始め方のルールを分かりやすくご説明していきます。
まずは自分の投資スタイルを決めることが大切
先程、株式投資は必ず証券会社を通して行う必要があるとお伝えしましたが、一言で証券会社と言っても、その手数料体系や強みは全く異なります。
株式投資で確実に利益を上げるにはまずは自分の投資スタイルを決定し、そのスタイルに沿った証券会社を選ぶことが大切です。
株初心者が特に定めておくことは、
- 投資資金の予算
- 損切のライン
- 現物取引のみを行う
の3点です。
予算に関しては先程申し上げたように、10万円程度の少額から始めるのがおすすめです。
また、損切のラインは必ず決めておくことをおすすめします。
損切とは、保有している銘柄が下落した場合、見切りをつけて損確定で売ることです。
損切のラインを曖昧なまま投資を始めるといざ株価が下がったときに「もう少し粘れば上がるかも…」と余計な感情が入りさらに損失が大きくなってしまうのです。
さらに、取引は現物取引のみを行うようにしましょう。
株式投資には「現物取引」と「信用取引」の2種類の投資方法があります。
現物取引…持っているお金の範囲内で株を買うこと
信用取引…自分が持っているお金以上に多くの株を買うこと
安全で初心者におすすめの投資手法は「現物取引」です。
信用取引は自分自身の資金の約3倍を取り扱うため、単純に損失も3倍になります。株式投資の経験や知識が浅い初心者の方は絶対に手を出してはいけません。
自分の投資スタイルに合った証券会社選びをするコツ
自分投資スタイルが決まったら、投資スタイルに合った証券会社を選びましょう。
自分に合った証券会社を選ぶコツは以下の4点を重点的に見ることです。
- 手数料
- 情報の充実度
- 取り扱い商品
- 経営の安全性
特に株初心者の方が重視してほしいのは①手数料です。
初心者の方は取引の額も回数もそこまで大きくないと思いますので、「現物取引で20万~50万の株を1回買ったときに、いくらかかるのか」を基準に考えるとよいでしょう。
さらに、適切な投資情報を無料で提供してくれたり、セミナーなどが充実しているところだと安心です。
口座を開設するときに気を付けるポイント
口座の開設には、電話での申し込みとサイトでの申し込みの2つの方法があります。
どちらも説明に沿って手続きをすれば、2週間で確実に申し込みを完了でき、審査もなくとても簡単です!
ポイントは口座を開設する際に特定口座(源泉徴収あり)を選ぶことです。
株式投資に利用できる口座は主に以下の3種類あります。
- 特定口座(源泉徴収あり)…証券会社が1年分の株取引をまとめた書類(年間取引報告書)を作成してくれる。確定申告不要
- 特定口座(源泉徴収なし)…証券会社が1年分の株取引をまとめた書類(年間取引報告書)を作成してくれる。確定申告は必要
- 一般口座…年間取引報告書を自分で作成し、確定申告もしなければならない
特定口座(源泉徴収あり)だったら面倒な確定申告の手続きを何もしなくていいのです。
特に株初心者の方は、株式投資のことだけでいっぱいいっぱいになってしまうかと思います。しなくて済むことはしないでいることが一番です。
株式投資で失敗しないために必ず守る3つのルール
せっかく時間とお金を使って株式投資をするなら成功したいですよね。ここでは、株式投資で失敗しないために必ず守ってほしい3つのルールをご紹介します。
株式投資で失敗するすべての人が今からご紹介する3つのルールを守っていません。
反対に言えば、3つのルールを守りさえすれば成功できる確率はかなり高くなるということです。
株初心者の方必見です。
ルール①「分散投資」を必ずすること
ルール1つ目は、分散投資を必ずすることです。
分散投資…あえて一つのものに集中させず異なる性質のものに分散して投資すること
株初心者の方は、株式投資で最も大切なことは「儲けること」であると認識されているかと思います。
しかし、実は株式投資で最も大切なことは「損をしないこと」です。
株式投資には様々なリスクが付きまとい、それらのリスクは完全になくすことはできませんが、やり方次第で低減させることはできるのです。
分散投資とは、資産を様々な形で分散させることで、株式投資で起こりうるリスクを低減させる方法です。
例えば、100万円の資産を投資する場合、
- A銘柄:100万円
- A銘柄:40万円、B銘柄:30万円、C銘柄:30万円
では、②の方が資産分散できているため、例えばA株の株価が値下がりしてしまったとしても、BとCでカバーすることが可能です。
一極集中投資はリターンが大きくなる可能性は高まりますが、その分失敗したときのリスクも大きくなることを絶対に忘れてはいけないのです。
ルール②損切のラインを必ず決めて守ること
ルール2つ目は、損切り(ロスカット)ルールを定め、実行することです。
つまり、投資をする前にあらかじめ、「株価が〇円まで下がってしまったら、売って損失確定をする」とルールを決めて実行するのです。
この方法は、機関投資家や金融機関も実行している最も代表的なリスク管理のため、個人投資家も必ずやった方が良いです。
実際に株価が暴落してしまうと、多くの方は「もう少し様子見すれば上がるかも…」と思ってしまい、結果的に大損してしまいます。
自分が決めたルールを徹底することが何よりも重要です。
感情に流されてしまったら終わりの始まりです。流されないようにしましょう。
ルール③投資資金は生活費から出さないこと
ルール3つ目は、投資資金は生活費から出さないことです。
株式投資で最も大切なことは「余裕を持つこと」です。なぜなら、株式投資で感情的になると、冷静な判断が下せなくなるからです。
そこで、少しでも精神的に余裕を持たせる策を練る必要があります。
最も有効な対策が「最悪なくなっても構わないお金で株式投資を行うこと」です。
生活費などなくなっては困るお金で投資をしてしまうと、感情的になり損切ができずどんどん損失が大きくなってしまいます。
株式投資は必ず余裕資金で行うようにしましょう。
株初心者におすすめ!証券会社Best3をご紹介
では、最後に株式投資初心者の方におすすめ証券会社Best3をご紹介します!
- 手数料
- 情報の充実度
- 取り扱い商品
- 経営の安全性
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いかがでしたでしょうか。
株式投資は一見とても複雑で不安になってしまうかと思います。
しかし、ルールを理解すれば意外とシンプルで確実に利益を上げることも可能です。
株式投資はギャンブルではありません。
しっかりとルールを理解して、ぜひ利益を得てみてください!