住信SBIネット銀行は、三井住友信託銀行とSBIホールディングスが共同設立したネット銀行です。
最新テクノロジーを活用しており、ほぼ全ての銀行取引をスマホで完結できます。
この記事では、そんな住信SBIネット銀行の住宅ローンの申込基準や、住宅ローン審査にポイントについて解説していきます。
住信SBIネット銀行住宅ローンのメリット・デメリット、口コミも紹介していきますので参考にしてみてください。
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住信SBIネット銀行の住宅ローンの申込基準は厳しい?
住信SBIネット銀行の住宅ローンは審査基準について開示していません。
ただ、申し込み基準などを見る限り一般的な金融機関と比べて特別厳しいということはなく、平均的と言えます。
住信SBIネット銀行の申込基準は以下の通りです。
項目 | 詳細 |
---|---|
年齢 | 借入時:満18歳以上満65歳以下 完済時:満80歳未満の方 |
収入 | 安定かつ継続した収入がある (年収額は非公開) |
勤続年数 | 非公開 |
団信 | 加入が認められる必要あり |
審査金利 | 非公開 |
返済比率 | 非公開 |
住信SBIネット銀行の住宅ローンは3種類
住信SBIネット銀行の住宅ローンは下記の3種類です。
ただし「ネット専用住宅ローン」に関しては2023年9月29日(金)をもって新規借入れが終了していますので注意しましょう。
- ネット専用住宅ローン(2023年9月29日(金)に新規借入れ終了)
- 住宅ローン(WEB申込コース)・NEOBANK住宅ローン
- フラット35(保障型・買取型)
住宅ローン審査でチェックされるポイント
住信SBIネット銀行の、住宅ローン審査の審査基準は開始されていません。
ただし一般的に住宅ローン審査で重要視されるポイントはありますので、最低限意識したい重要なポイントについて解説していきます。
- 申し込み条件を満たしているか
- 審査金利
- 審査金利
- 年収や勤続年数
- 物件の担保価値
申し込み条件を満たしているか
まず住宅ローンの申し込み条件を満たしているかが審査のポイントとなります。
例としては年齢、雇用形態、収入などの条件が挙げられます。
各金融機関は借り手の返済能力や信用状況を確認し、安定した収入や信頼性のある履歴を持つ個人を審査の対象とします。
審査基準とは異なり、申し込み条件や借入条件については各金融機関が公式サイトなどで開示しています。
住信SBIネット銀行の借入条件(WEB申し込みコース)は下記の通りです。
- お借入時の年齢が満18歳以上満65歳以下で、最終返済時の年齢が満80歳未満であること
- 安定かつ継続した収入があること
- 当社指定の団体信用生命保険に加入が認められること
審査金利
住宅ローンの審査では、借り手の返済能力を判断するために審査金利や返済比率が重要な要素となります。
審査金利とは、金融機関が住宅ローン審査の際に借入限度額の計算に使用する金利のことです。
住宅ローン利用者の無理な借り入れを防ぐために審査金利は通常の適用金利より高めに設定されていて、通常金利相場が約1%のところ、審査金利は3~4%に呈されることが多いです。
返済比率
返済比率とは、年収に占める年間返済額の割合を示します。
借入者の返済能力を考慮し、適切な負担の範囲内での融資をするための基準です。
返済比率は『年間返済額÷年収×100』の計算式で算出されます。
返済比率が高くなるほど負担が大きいということになり、借入中に返済できなくなるリスクが高いと判断され審査に落ちやすくなります。
住信SBIネット銀行住宅ローンの返済比率は公開されていませんが、一般的に銀行が設定する返済比率は30~35%ですのでこれを基準に考えておきましょう。
年収や勤続年数
借り手の年収や勤続年数も審査のポイントとなります。
安定した収入を持つことや長期間にわたり安定して働いていることは、金融機関に返済能力の高さを示す要素となります。
一般的に、年収は高く、勤続年数は長い方が金融機関の信用度は高まると考えられます。
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物件の担保価値
住宅ローンの審査では物件の担保価値も重要な審査要素です。
もし物件の担保評価が低い場合、借入可能額が少なくなったり審査に落ちたりする可能性があります。
物件の担保評価方法は金融機関によって異なりますが、一般的には路線価や築年数、再調達価額などを考慮した「積算価格」が評価額として用いられます。
これによって物件の価値を客観的に評価し、適切な担保価値を算出しているのです。
また住宅ローン契約では、金融機関が物件に対して抵当権を設定することが一般的。
これにより、契約者が病気やリストラなどで返済ができなくなった場合でも、物件を売却して残債を回収することができるからです。
住信SBIネット銀行の住宅ローンに関する口コミ・評判
住信SBIネット銀行の住宅ローンに関する口コミを紹介します。
住宅ローンの本審査前に病院で診断をもらってしまったのですが、住信SBIネット銀行の団信の審査は無事通過。
もう無理かと思っていたので正直びっくりです。
住信SBIネット銀行で住宅ローンを組むメリット
住信SBIネット銀行で住宅ローンを組む主なメリットは下記の通りです。
- 金利・手数料が安い
- 保証料が安い
- 団信が充実している
- 土地先行プランを利用できる
- 対面相談できる
金利・手数料が安い
住信SBIネット銀行の住宅ローンは、業界トップクラスの低金利を実現しています。
変動金利や固定金利のどちらのプランでも、最低水準の金利で利用することができます。
銀行名 | 変動金利 | 10年固定 | 35年固定 |
---|---|---|---|
住信SBIネット銀行 | 0.320% ※通期引下げプラン |
0.990% ※当初引下げプラン |
1.770% ※当初引下げプラン |
三菱UFJ銀行 | 0.475% ※全期間一律 |
0.950% | 1.640% |
りそな銀行 | 0.430% ※全期間一律 |
1.335% | 1.345% ※超長期(全期間)固定金利型 |
保証料が安い
住信SBIネット銀行の住宅ローンでは、保証会社を利用せずに保障を受けるため保証料の負担がありません。
そのためトータルコストを低く抑えながら、住宅ローンを利用することができます。
団信が充実している
住信SBIネット銀行の住宅ローンでは、充実した団信保障を利用することができます。
まず住信SBIネット銀行では、金利上乗せなしの基本保障として全疾病保障が付帯されます。
ガンや急性心筋梗塞・脳卒中といった8大疾病で働けなくなった場合に、ローン返済相当額が最長12ヵ月分支払われるものです。
また、八大疾病で働けない状態が12ヵ月以上続いた場合は、住宅ローンの残債が0円となります。
団信(団体信用生命保険)とは
団体信用生命保険(団信)は、住宅ローンの契約者が亡くなった場合に、遺族がローンの返済を免除されるなどの保障を受けることができる制度です。
団信の内容や補償範囲はローン商品によって異なるので、各金融機関が提供する団信を契約前にしっかりと確認しましょう。
土地先行プランを利用できる
住信SBIネット銀行は土地先行プランという、建物完成前に事前の土地取得費用について融資を受けられるプランを提供しています。
注文住宅を建てるために土地から購入する場合、住宅ローンは建物完成後にしか利用できません。
そのため先に土地を取得するための資金は別途用意する必要があり、住信SBIネット銀行の土地先行プランはそういった建物完成前に発生する初期費用を融資してくれます。
対面相談できる
住宅ローンに関する疑問や不安を解消するためには、対面で相談できる環境が整っていることも安心して利用できる住宅ローンの特徴です。
ただ、一般的にネット銀行は店舗持たないことから、対面での相談が難しいです。
一方店舗を構える金融機関が提供する住宅ローンは、対面での案内を受けられる分ネット銀行よりも金利が高くなります。
対面で相談したいけど金利も抑えたい、という人におすすめなのが住信SBIネット銀行。
SBIグループの金融商品を取り扱う実店舗で、住信SBIネット銀行の住宅ローンについて相談することができます。
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住信SBIネット銀行で住宅ローンを組むデメリット
住信SBIネット銀行で住宅ローンを組む主なデメリットは下記の通りです。
- 融資まで時間が掛かる
- 審査結果によって金利が変動する
- つなぎ融資がつかえない
融資まで時間が掛かる
住信SBIネット銀行の住宅ローンの融資実行までには、通常1カ月半程度の時間がかかります。
また住信SBIネット銀行の審査は仮審査正式審査の2つの段階で行われますが、正式審査は通常、必要書類が到着してから完了まで1週間から10日程度かかります。
申込状況や書類の不備があればさらに時間がかかる場合も。
新居での生活を開始する予定日が決まっている場合、融資実行までの時間が遅れることで融資が希望の開始日に間に合わない可能性があります。
融資が必要な期日を考慮し、できるだけ早めに、余裕を持ったスケジュール感で手続きを進めていきましょう。
審査結果によって金利が変動する
住信SBIネット銀行の住宅ローンは、一般的なネット銀行とは異なり審査結果によって金利が上乗せされることがあります。
審査結果による金利の上乗せ幅は0.1%。
通常の適用金利は業界最低水準ですが、0.1%上乗せされるとお得感が薄れ、他のネット銀行の金利に比べて魅力が減少します。
ただし一定の金利幅を設けることで、審査基準を柔軟化しているとも捉えることができます。
つなぎ融資がつかえない
住信SBIネット銀行の住宅ローンには、つなぎ融資のサービスがないことに留意が必要です。
住宅を購入する際には、住宅ローンの融資が行われる前にさまざまな費用が発生します。
土地の購入代金や仲介手数料、住宅会社への着手金などが基本的な費用となりますが、これらは数百万円にも上る場合があり、自己資金だけでは対応できない場合もあります。
「つなぎ融資」とは、そういった住宅が完成するまでに必要となる土地や着工金などへの支払いに利用する資金を一時的に借りる融資のことです。
住信SBIネット銀行には土地先行プランがあるものの、着工金や中間金などには対応しておらず、「つなぎ融資」を利用できません。
もし着手金や中間金を自己資金で用意できないとなれば、別の金融機関でつなぎ融資を利用することになります
住信SBIネット銀行の住宅ローン審査に落ちる人の特徴
住信SBIネット銀行の住宅ローン審査に落ちてしまう人の特徴として上書きのようなものがあります。
- 借入希望額に対し返済比率が高い
- 住宅ローン以外にも借入している
- 信用情報に問題がある
借入希望額に対し返済比率が高い
借入希望額が大きく返済比率が高い場合、金融機関は借入希望者の返済能力に疑問を抱く可能性があります。
審査基準に収まるよう、適切な借入額と返済比率を設定することが重要です。
一般的な返済比率は30~35%とされていますが、理想の返済比率とされるのは20~25%。
審査基準のぎりぎりを狙わず余裕を持った設定が望ましいです。
住宅ローン以外にも借入している
住宅ローン審査では、既に他のローンやクレジットカードの借入がある場合条件がやや厳しくなります。
金融機関は総合的な債務負担をみて判断するため、複数の借入がある場合はこれから借りようとしている住宅ローンと合わせて返済比率を算出します。
他にローンや借り入れがあるというだけで審査に落ちたりはしません。
ただ、現状のローンと合わせて住宅ローンも返済できるのかどうかを考慮した結果、返済能力不十分とみなされ申請に落ちてしまうことも考えられます。
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信用情報に問題がある
借入金の延滞や債務整理の経験があると、個人情報機関に事故情報が登録されてしまいます。
この状態は一般的には『ブラックリストに載る』ともいいます。
住宅ローンの審査では、銀行が申し込み者の信用情報を確認します。
もし申し込み者がブラックリストに登録されている場合、信用度が低いことから審査に通る可能性は非常に低いと言えます。
自分がブラックリストに載っているかどうかを知るためには、信用情報機関に問い合わせる必要があります。
住信SBIネット銀行の住宅ローン審査に落ちてしまった場合の対処法
住信SBIネット銀行の住宅ローン審査の審査基準は開始されていないこともあり、審査に落ちてしまった場合その理由を特定することは難しいです。
住信SBIネット銀行でできる対策を確認しておくことで、再審査に通過できる可能性はあります。
そこで住信SBIネット銀行の住宅ローン審査に落ちてしまった場合の対処法についてまとめていますので参考にしてみてください。
- 頭金を増やす
- 物件を変更する
- ペアローンや収入合算も検討する
頭金を増やす
住宅ローン審査で落ちた場合、頭金を増やすことが有効な対処法です。
頭金を増やすことで借入額を減らし、返済比率を下げることで返済能力を向上させることができます。
貯蓄を増やしたり親族からの援助を受けたりするなど、頭金を準備する方法を検討しましょう。
立地や物件を変更する
住宅ローン審査に通らなかった場合、立地や物件を変更することも検討してみましょう。
審査に通りやすい価格帯やエリアの物件を探すことで、審査のハードルを下げることができます。
また築年数が古い中古物件等は担保価値がつかない可能性もあります。
物件の担保評価が低いことで審査に影響した可能性があるなら、立地よりも物件自体を変更するのも一つの方法です。
一度物件の条件を見直し、予算に合った物件を探しましょう。
ペアローンや収入合算も検討する
住信SBIネット銀行の住宅ローンでは、夫婦や親子で収入を合算できるペアローンや収入合算を利用することができます。
収入が原因で審査に落ちている場合、ペアローンや収入合算を検討することで返済能力を高めることができます。
パートナーの収入や共有貯金などを活用し、収入面での条件を満たせるようにしましょう。
住信SBIネット銀行の住宅ローン審査に関するよくある質問
住信SBIネット銀行の住宅ローン審査に関するよくある質問と回答を紹介します。
- 住信SBIネット銀行の住宅ローン審査は厳しいですか?
- 住信SBIネット銀行の住宅ローン審査の申し込み方法は?
- 住宅ローン審査に落ちたらどうすればいいですか?
住信SBIネット銀行の住宅ローン審査は厳しいですか?
住信SBIネット銀行の住宅ローン審査は、一般的な金融機関と比べて特別厳しいということはなく、平均的と言えます。
ただし、審査基準は個別の状況や条件によって異なるため一概に言えるものではありません。
自身の収入や返済能力に自信がある場合でも、事前にしっかりと余裕のある返済プランを計画しておくことが重要です。
住信SBIネット銀行の住宅ローン審査の申し込み方法は?
住信SBIネット銀行の住宅ローン審査は「仮審査」「本審査」の順で行います。
仮審査はホームページの仮審査申込から、必要事項を入力して申し込みましょう。
仮審査に通った後は本審査用の書類が送付されます。
そちらの書類を提出することで本審査となります。
住宅ローン審査に落ちたらどうすればいいですか?
住宅ローン審査に落ちた場合は、まずは審査に落ちた理由について考えてみましょう。
収入や借入額、信用情報など、どの要素で不足していたのかを考え、思い当たるものがあれば対策を検討します。
例えば収入を増やすために副業を始める、借入額を減らすために他のローンを整理するなどの対策が考えられます。
また、住宅ローン専門家やファイナンシャルプランナーに相談することもおすすめ。
自身の状況に合った対策を立て、再度申し込みに挑戦しましょう。
住信SBIネット銀行住宅ローンは保証が充実した住宅ローン
住信SBIネット銀行住宅ローンの審査基準や口コミ、メリット・デメリットについて解説してきました。
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