FXをこれから始める人の中に「資産を損失する不安」を抱えている人が多く、結局資産損失が怖くて口座開設を諦めたケースもあります。
FXは短期~長期運用で資産を増やすことができる金融商品で、レバレッジを使うことによって手持ち資金以上のお金で取引することができます。
今回はFXでの失敗に恐れおている人達に向けて、初心者によおくある失敗パターンや失敗を回避する方法を解説します。
FXは知識や経験のあるプロトレーダーでも失敗してしまうことがあります。
勿体ないミスで資産を失ってしまわないように、これから紹介する失敗談や成功しているトレーダーの手法を学びましょう。
FXで初心者がよくやる失敗パターン
FX初心者は知識や経験がまだ浅いことから、トレードに失敗して大損失を引き起こすケースがあります。
FXで資産を増やすには、利益を求めることも重要ですが損失を防ぐ為の行動が一番重要です。
これから紹介するFXで初心者が良くやる失敗は、利益を追求しすぎたことが原因でおこっています。
失敗パターンを理解して、同じ様な行動を取らないように留意しましょう。
根拠のない思い込みでトレードする
FX取引はテクニカル分析やファンダメンタル分析といった根拠に基づいて取引する方法が主流です。
しかし、相場を分析する為にはある程度の勉強と経験が必要な為、FX初心者は難しく感じてしまいます。
結果自分の勝手なルールを作り出して、根拠のないトレードをして失敗してしまいます。
安易な思い込みで取引すると取り返しのつかないトレードをしてしまうケースもあるので、エントリーする際は根拠に基づいて行動する必要があります。
「雇用統計の予想が+だから上がるだろう」「前勝てた形に似ているから今回も同じだろう」などと、根拠のない思い込みをしないようにしてください。
取引ルールが無い
FX取引において取引ルールを決めることは必須事項です。
「月利○%を目標にする・○pipsで損切りする・経済指標は様子見する」といったルールを設定して取引しないと、取引に一貫性が無くなり失敗してしまいます。
FX取引ルールで決めること
利益目標
損切り設定
分析方法
また取引ルール無しで取引すると、含み損の際に感情になってきたり含み益で調子にのってしまったり、感情に左右されてしまいます。
ルールを決めずに取引することは「感情で取引している」のと同じことになるので、成功したいと思っている人は取引を開始する前に取引ルールを設定しましょう。
ハイレバレッジ取引をしている
FXには、レバレッジ制度があり国内FX会社では最大25倍かけることができます。
しかし最大25倍レバレッジを掛けた状態で取引すると、予想と反対の値動きを少ししただけで、証拠金維持率100%切ってロスカットしてしまいます。
プロトレーダーの中には証拠金維持率100%ギリギリを攻めて取引するケースもありますが、これは豊富な知識と強い根拠の元進めているので初心者は真似すると失敗します。
初心者がFX取引を始める際は、ハイレバレッジにならないことを心がけて取引しましょう。
ポジポジ病を発症している
FXは平日24時間値動きし続けているので「常にチャンスがあるからポジションを保有しておきたい」という心理が働きます。
上記の状態は、取引ルールを無視している状態と同じで、結局ポジションを常にもち続けても含み益にならなければ失敗になるので意味がありません。
取引ルールをベースにおいて根拠のあるチャンスを見つけた時だけにポジションを保有すると勝率や利益率もあがるので、常にエントリーする状態は控えましょう。
またポジションを常に持っておきたい状態は、「ポジポジ病」と呼ばれており初心者が陥りやすい病気なので発症しないように取引ルールを確立しましょう。
通貨ペアを絞れてない
FX業者によって取り扱い通貨ペアの種類は異なりますが、大体20~50種類取り扱いがあります。
各通貨ペアによって特徴があり、ある程度経験のあるトレーダーは色々な通貨ペアを駆使して運用しています。
しかし、通貨ペアの特徴を捉えていない状態で様々な通貨ペアに手を出すと損失してしまうリスクを上げてしまいます。
初心者におすすめの通貨ペア
米ドル円
ユーロ円
豪ドル円
特にマイナー通貨ペアで取引すると、ボラティリティが高くトレーダー参加者が少ない状態なので変動が激しく大失敗してしまうケースもあるので、初心者は安定感のある主要通貨ペアで取引しましょう。
損切り出来ない
FX初心者が一番最初に行き詰まる場面が「損切り」です。
損切りは、エントリーしている時にレートが反対方向に変動し、このまま保有しても含み損が増えると判断した時に実行します。
大体の初心者トレーダーは「もう少しまでは回復するだろう」と考えて、含み損を増やし最悪の場合ロスカットになります。
含み損が増え続けると精神的にもダメージが来るので、感情に流されやすくなり失敗トレードを連発してしまいます。
負の連鎖を続けて失敗しない為にも、感情を抑えて損切り出来るようにする必要があります。
FX市場の流れを理解していない
FX市場は24時間為替が変動しています。
しかしFX市場は全体的に活発になる時間帯がある為、プロトレーダーは各国の市場がオープン・クローズするタイミングを理解しています。
FX初心者は、24時間取引できることだけを認識してその他の流れを把握していない人が多いです。
通貨ペアによって流動性が高くなる時間帯が異なるので、各国のマーケット開場・閉場時間を把握しておきましょう。
借金をしてまでFX取引してしまう
FXは投資の一種なので、失っても生活に支障のでない資金で取引します。
しかし失敗し続けている人がお金を取り返したいと感情的になって借金してFXトレードを続けるケースがあります。
生活で利用するお金や借金したお金でトレードすると、取引ルールを守ることが出来ず感情的になって失敗してしまいます。
冷静に取引する為にも、余剰資金で取引するようにしましょう。
FXの失敗談を紹介
上記の他にも、FXの失敗談は世の中に多く溢れています。
反面教師にして、同じような過ちを起こさないように注意しましょう。
失敗談①損切りという言葉を負けたあとに知った
副業でFXをはじめて、最初は損失が怖かったので少額でやっていました。
しかし、少額の場合収益変動が微々たるものだったので本腰いれて30万円入金しました。
入金後証拠金ギリギリで全ツッパすると、運良くプラス収益になり私は調子にのりました。
一度利確した後に再度同じようなギャンブルトレードをやって、今度はマイナス域にいってしまい損切りをしなければいけない状況になりました。
当時の私は損切りという言葉を知らず、放っておけばレートが上がるだろうとおもっていました。
案の定レートは回復することなくロスカットになり、私は30万円を全て溶かしました。
FXについて勉強した後に理解しましたが、私のトレード方法はかなり危険で投資ではなくギャンブルをしていたのです。
30万円は大金ですが、まだやり直せるレベルだったので私はラッキーな人だと思っています。
私みたいな勘違いをしている初心者トレーダーは多く居るとおもうので、早めに気づいて勉強することをおすすめします。
失敗談②スワップ取引で大失敗
高金利の通貨を利用して投資すると、毎日スワップポイントが溜まると聞きFXを始めてみました。
当時トルコリラ円が良い感じで右肩上がりだったので、300万円程度入金し
トルコリラ円で取引をはじめました。
高金利差通貨ペアで取引している人ならわかると思いますが、マイナー通貨ペアはレート変動が激しくスワップポイントで稼げてもレート変動幅で負けてしまうことが多くあるのです。
序盤はスワップポイントとレート変動幅で稼ぐことができていたのですが、ある日トルコリラ円が暴落し最終的にレート配信停止する始末に…。
ボラティリティの高い通貨ペアは資金管理をしっかりしないと大損失してしまうことを後で知り、かなり後悔しています。
私はレートが下がって居る状態でも追加入金してポジションを保有していたので、ロスカットになったとき自主退場しました。
資金をほとんど溶かしてしまいましたが、今となっては良い教訓だったと思います。
失敗談③ビギナーズラックを連発した後に大損失
貯金を長年していたのですが、友人から貯金を投資して増やせば良いと言われてFXをはじめました。
自分なりにFXについて調べていたのですが、最初のトレードで大勝してしまいFXの勉強をストップしてしまいました。
レート変動を分析することもなくなんとなくエントリーして勝ち続けていたので、このまま専業トレーダーになれると勘違いしていました。
ビギナーズラックも長くは続かず、結局マイナスが増え始めてしまいました。
自分もマイナスが出始めた時点で、心を入れ替えればよかったのですがいずれまた勝てるだろうと楽観的になっていて最終的にロスカットをくらい資金を全て失いました。
ロスカットで自主退場することになり、今はFXをもう一度やろうとも思いません。
もし自分が熱心に勉強を続けていたらこんな結果にはならなかったんだろうなと後悔しています。
失敗談④重要指標発表にやられました
FXにはテクニカル分析とファンダメンタル分析があると教わり、テクニカル分析が重要と思っていました。
実際プロトレーダーもテクニカルのみで投資している人もいたので、ファンダメンタル要素を全部無視していました。
ところがある日自分のトレードしている通貨ペアが暴落し、一気に大損失トレードとなってしまいました。
原因は重要な指標発表によって引き起こされたトレンドで、ファンダメンタル分析無視していたので私はなぜ暴落したのか理解できませんでした。
FXでは重要指標が発表されるとレートが急変することが多々あります。
テクニカル分析をメインにしているトレーダーも指標発表時はポジションを手放したり、様子をみたりしているようで、とても重要ということがわかりました。
指標発表の内容によっては大きなトレンドが発生して、1年間続くこともあるそうなのでFX初心者の人は気をつけた方が良いです。
失敗談⑤SNSの情報を信じたら大損失した
私はFXをはじめたばかりの頃、自分でレート変動を分析することができなかったのでSNSの情報を頼りにしていました。
色々なトレーダーが取引内容を解説してくれていたので、私よりも知識のある人達と同じポジションを持つと勝てるとおもっていました。
ある時、有名トレーダーが豪ドル円は折り返し地点に来ているから絶対に上がるというコメントを載せていて私は100%信用してしまいました。
有名トレーダーの言うことを信じてポジションを保有したら、下落まっしぐらになってしまいロスカットコースになりました。
どんなに知識のあるトレーダーでも予想が外れることはありますし、色々な人たちがSNSを利用しているので、情報が確かなのかもわかりません。
レート変動は簡単に予想できるものではないので、この一件で私は自分で根拠をもってトレードをするようになりました。
失敗談⑥生活費をすべてFXに入れたら人生終わった
友人が投資をしており、勧められてFXをはじめました。
話を聞く限り儲かる話だなとおもっていたので損失のことは考えていませんでした。
私は元々ギャンブルが好きだったので、FXでもギャンブルトレードをしてしまっていました。
資金を全て溶かすまでトレードをし続けましたが、一向にギャンブル性は収まらずこのままではダメだと思いFXについて勉強しはじめました。
しかし、まとまった資金がなかったので生活費でFXトレードをするようになりました。
生活費で投資をはじめると、前よりも余裕がなくなったメンタルでトレードするので損失を連発してしまいました。
結局、生活費も0になってしまい親族に迷惑を掛けてしまいました。
今になって非常に後悔していますが、お金はもうもどってきません。
失敗談⑦利益を小さく積み重ねていたのに急落にやられました
FX初心者は損失を抑えることをメインで考えろと言われていたので、損失をなるべくしないトレードを考えて取引していました。
利益が小さくてもコツコツ積み重ねれば勝てると信じ、損切りルールをしっかり守っていました。
ある日予想外にレートが上昇し利確幅よりも大きい幅で決済しました。
いつもの利益よりも大きく稼げたので、少々取引ルールを変更して臨機応変に対応するほうが稼げるのでは無いかと思うようになりました。
次のトレードでは予想と反する方向にレートが動きましたが、損切りせず上がるタイミングを待っていました。
結局レートが回復することはなく、一気に利益全て持っていかれました。
あの時損切りルールをしっかりまもっていれば利益は守られていました。
小さく利益を重ねても大損失してしまうといままでの利益がすべてパーになります。
初心者が陥りやすい傾向らしいので注意してください。
失敗談⑧FX自動売買を放置したら資金が半分になった
FX自動売買は、最初設定するだけで稼げると友人が言っていたので私もはじめてみました。
FX知識の無い私でも口座開設することができ、取引を開始しました。
最初のうちは現金投資が怖く、FX自動売買の取引状況を細かく確認したりFXについて勉強したりしていました。
しかし、時が立つにつれ面倒になってきて最終的に放置してしまいました。
どうせ1ヶ月プラス1000円~1万円の範囲だろうと思っていたのですが、3ヶ月後取引状況を確認するとマイナス30万になっており愕然としました。
どうやら私の取引している通貨ペアのトレンドが代わり、私の設定した自動売買はマイナストレードを何度も繰り返したようです。
FX自動売買は完全放置で勝てるものではないので、初心者の人は勘違いしないようにしましょう。
失敗談⑨FX詐欺にひっかかった
大学でFXが流行り、僕もFXをはじめました。
FXに関して詳しくなかったので、とりあえずFXしている友人に教えてもらっていたのですが、バイナリーオプションで稼ぐSIMがあると言われ販売している人を紹介されました。
最初は怪しいと思い、ある程度話を聞いて離れようとおもっていたのですが、SIMの料金はタダと言われたのでとりあえず使ってみることにしました。
SIMを使ったトレードは連勝三昧で30万円ほど勝つことができたので、盲信してしまいました。
SIMを紹介してくれた人が誰かにSIMを売りつけることができればもっと高性能なSIMを利用できると言ってくれたので、言われた通り友人を紹介し高性能SIMを取得しました。
ただ高性能SIMは10万円程度支払う必要があり、グループに入会して入会金を支払わなければなりませんでした。
今思えば、かなり怪しいグループなのですが当時の僕はこれで稼げると思っていたので迷わずお金を渡しました。
高性能SIMに変えてから特段勝てるわけでもなく、マイナスになることも増えはじめたのですが色々なセミナーに通わされ洗脳されていたので最終的に大儲けできるとおもっていました。
ある日、SIMを売りつけていたグループが逮捕され僕を紹介した友人も逮捕されました。
僕が買ったSIMは勝ちを予想できるような代物ではなく、適当に「上がる・下がる」を予想していたチップでした。
逮捕された友人との縁は切れ、僕が紹介した友人とも絶縁されました。
楽に稼ぐ方法は無いんだなと学びました。
失敗談⑩少額取引で負け連発
どうしてもお金持ちになりたいと思い、FXをはじめました。
バイト代で稼いだお金は数十万円程度で、全てFXにつぎ込むこともできないので1万円から始めようとおもいました。
FX会社によりますが1000通貨単位取引できるところもあり、毎日頑張れば600円程度稼ぐことができました。
しかし、少額取引なので思ったよりも稼げずFXはある程度資金が無いと稼げないことに気づきました。
少額資金でFXトレードは利益が少ない上に損失リスクを高くしてしまう傾向にあります。
一度貯金して、まとまった資金で取引することをおすすめします。
FXで失敗するしても大丈夫?
投資の中でもFXは元手が少ないので、失敗してもリスクがないという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
結論から言うと、FXにも大きなリスクはあります。
確かにFXは少ない資金でも始められますが、これは高いレバレッジをかけた時に限ります。
レバレッジをかければその分リスクも高まります。最少額で取引をはじめる場合、その25倍のコストを想定しなければいけません。
SBI FXトレードのように1単位通貨からはじめられるFX会社も存在しますが、この資金では大きな利益を得られるのは難しいでしょう。
結局、資金を増やして高いレバレッジをかけるのは避けられません。
ロスカットは予想外のタイミングでやってくる
もう一つFXの難しいところが、海外の通貨取引というところです。
南アフリカやトルコなど、実はよく知らない国の金融状況に利益が大きく左右されることになります。
新興国の通貨は金利が高くスワップポイントが貯まりやすいですが、その分一気に相場が下落するリスクもあります。
例えば、2019年5月にトルコのエルドアン政権に対する不満が高まったことを受けてトルコリラが下落、トレーダーは大きな損失を受けました。
国内の株式投資なら情報源が豊富ですし、何となく現在の経済状況を空気感でも感じることができます。
ただしトルコや南アフリカの経済が今後どうなるかについては、自分から積極的に情報を取得していかない詳しく分かりません。
FXトレーダーに求められることは想像以上に多い
FXを成功させるには、まずFXの基礎知識を抑えておく必要があります。
更に実際に取引をした経験も必要ですし、土壇場でも冷静でいられるメンタルの強さも必要です。
加えて国際状況を理解するための幅広い知識と、自分で最新の情報を取りに行く行動力も必要になってきます。
究極的には、上級トレーダーなら自動のトレードシステムを自分で作るために、プログラミングの知識なども必要になります。
FXは初心者が始めやすい投資方法ですが、成功するためには意外と体力・気力が要ります。
FXで失敗を回避する方法
FXで失敗しないためにも、大きな失敗を回避して勝ちパターンを作りましょう。
FX取引で最初負け組だったものの、勝ち組に転換している人達は必ず勝ちパターンを作っています。
失敗し続けて資産を全て失う前に、勝つ考え方を理解して実践できるようにしましょう。
損切りルールを決める
FX取引で資産を増やししている人は99%以上損切りルールをもっています。
損切りルールは、トレーダーの感情に左右されることなく執行すると、資産を守り利益を増やす起点になります。
損切りは損失を抑える働きをしていると思っている人が多いですが、実は利益を増やす働きもしています。
資産を守ることは利益を増やすチャンスにもなるので、損切りの重要性を再度理解して、損切り設定しましょう。
取引する通貨ペアの特徴を捉える
通貨ペアにはそれぞれ特徴があるので、性質をしっかり捉えることによって成功しやすくなります。
通貨ペアには大きく分けてメジャー通貨ペアとマイナー通貨ペアがあります。
メジャー通貨ペアは、米国や日本といった流通量の多い通貨同士のペアでマイナー通貨ペアは新興国通貨を組み合わせている通貨ペアになります。
メジャー通貨ペアはトレーダー参加者が多く、流通量も多いので値動きが安定しています。
一方マイナー通貨ペアはボラティリティが高く値動きが不安定で激しく変動します。
マイナー通貨ペアの大きな変動を利用して利益を得る方法もありますが、FX初心者は安定感のあるメジャー通貨ペアで取引することをおすすめします。
FXで失敗していない人のトレードパターン
FXで勝てている人のトレードパターンは大きく分けて2通りあります。
- 負ける回数が多くても勝った時の利益が大きい
- 利益が小さくても負ける回数が少ない
FXにおいて勝率が重要視されていますが、実際勝率の低いトレーダーでも勝ち越している人は大勢います。
具体的にどのように成功しているのかこれから紹介していきます。
勝率が低くても勝つトレードパターン
勝率が低くても勝てるトレードパターンの表は下記の通りです。
負ける回数が多くても勝った時の利益が大きいトレードパターン | ||||
---|---|---|---|---|
1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 |
+150,000 | -10,000 | -20,000 | -5,000 | -30,000 |
上記の場合、5回取引した中で1回しか成功していないので勝率は20%です。
しかし損益計算すると+85,000円となっているので勝ち越しています。
今回の場合は、損小利大パターンで大きな利益を取って損失を利益以上出さないことを心がけています。
1回の収益が小さくても勝つトレードパターン
利益が小さくても負ける回数を抑えて勝つトレードパターンの表は下記の通りです。
利益が小さくても負ける回数が少ない | ||||
---|---|---|---|---|
1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 |
+1,000 | -1,000 | +500 | +3,000 | +2,000 |
勝率は80%と高く、一回の利益は少ないですがしっかりトータル+5,500円にしています。
上記のようなトレードパターンは短期トレーダーに多く、勝てているスキャルピングトレーダーが上記のような成績になりやすいです。
逆に負けているトレーダーは勝率が低く、利益も少ない状態になってしまいます。
成功者が実践している失敗しないFX手法
FXで失敗しないための考え方は説明した通りですが、いかにリスクを減らそうか考えていても、正しい手法をとらなければ失敗してしまいます。
ここからは、実際に成功している方が取り入れている失敗回避のテクニックを紹介します。
為替変動が激しい時を避ける
FXで成功している人は、為替変動が激しい相場状況になると勝負を避けます。
2020年のコロナショックで大暴落に陥った時に、プロトレーダー達は早期損切りに踏切り、底の値で買って大勝利を収めています。
上記の様に世界を揺るがす天災や経済不況が発生した場合は、無理に取引を継続するのではなく一旦相場から離れて様子見することが重要です。
FX初心者であればあるほど、暴落に焦って無駄なトレードをしてしまったり無茶なトレードで大失敗してしまう傾向にあるので、落ち着いて取引判断できるようにしましょう。
相場予想できない経済イベント時には取引しない
米国雇用統計や米国失業率のような、値動きをもたらす経済指標発表時は通貨ペアの変動が大きくなる為、勝負するトレーダーがいます。
ある程度経験を持っていれば、ファンダメンタル分析・テクニカル分析を駆使して勝率を上げることが可能ですが、相場予想できない場合は勝つ可能性が低いです。
経済指標発表によって予想できない展開になりそうな場合は、下手にエントリーせずに様子見しましょう。
FXで失敗を回避するための口座の選び方
FXで失敗する理由は、適当に選んだFX会社があなたにあっていない可能性も多々あります。
キャンペーン・特典だけで会社選びをしてしまうと、結果的に大失敗するので注意しましょう。
FX会社はどの視点で選べばよいのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
知識0の初心者はFX会社をコンテンツ力で選ぶ
FX初心者に対して「こうすれば上手くいきますよ!」と情報共有や操作ガイドをしてくれるFX会社もあります。
口座開設者向けに公開している情報はネットや書籍で見られる情報よりも質が高く、最新の動向を含めた的確なアドバイスであることが多いです。
また、対面のセミナーを通して強くサポートをしてくれることも少なくありません。
こうしたコンテンツ力に定評のあるFX会社は外貨ex、外為オンラインなどがあります。
4,000~5,000円の少額から取引できるFX会社を選ぶ
大失敗を避けるには少額資金で取引をすることが一番です。
取引額が大きくなるほど損失は大きくなる一方、少額で取引をすれば利益も少ないですが、その分リスクも少ないです。
多くのFX会社は最低10,000通貨単位からの取引なので、1ドル100円の取引なら最低でも4、5万円の資金が必要になります。
一方、以下のような1000通貨単位から取引できるFX会社なら、最低4,000円ほどから始めることができます。
- マネーパートナーズ
- 外為どっとコム
- ヒロセ通商(LION FX)
- FXブロードネット …
失敗したくない初心者におすすめのFX会社
FXで失敗したくない人におすすめのFX会社を紹介します。
特に初心者は上級者向けのFX会社で口座開設してしまうと、トレードスキル以外の理由で損失してしまいます。
高性能なツールを搭載しているFX会社は多数存在しますが、1番重要なのは自分のレベルに見合ったサービスを提供してくれることです。
FX初心者の人は初心者向けコンテンツや初心者に手厚いサポートをおこなっているFX会社を選びましょう。
みんなのFX
2024/03/25時点の情報です。
メジャー通貨スプレッド・スワップポイント | ||
---|---|---|
通貨ペア | スプレッド | スワップポイント |
米ドル円 | 0.2銭※原則固定 | 245 |
ユーロ円 | 0.4銭※原則固定 | 219 |
みんなのFXは初心者向けコンテンツが豊富にあります。
初心者向けコンテンツだけでなく、FXサービス内容も業界最高水準で上級トレーダーも納得の内容となっているのでおすすめです。
スプレッド・スワップポイントもトップクラスなので、どんな取引にも対応してくれます。
FX自動売買・バイナリーオプションも搭載しているので、裁量トレード以外に興味のある人にもおすすめです。
SBI FXトレード
2024/03/25時点の情報です。
メジャー通貨スプレッド・スワップポイント | ||
---|---|---|
通貨ペア | スプレッド | スワップポイント |
米ドル円 | 0.18銭 | 235 |
ユーロ円 | 0.48千 | 216 |
SBI FXトレードは1通貨単位取引から可能なFX会社です。
口座開設対象者が18歳~からとなっているので、未成年も口座開設することができます。
現金トレードしたいけど、損失が怖いという人におすすめのFX会社で5円程度の取引をすることができます。
1000通貨単位以下のスプレッドが業界最狭水準なので、少額取引で練習したい人は口座開設しましょう。
LINE FX
2024/03/25時点の情報です。
メジャー通貨スプレッド・スワップポイント | ||
---|---|---|
通貨ペア | スプレッド | スワップポイント |
米ドル円 | 0.2銭※原則固定 | 224 |
ユーロ円 | 0.4銭※原則固定 | 209 |
LINE FXは2020年に新しくはじまったFXサービスで、取引ツールやコンテンツが初心者向けとなっています。
トレードアプリのアラーム機能は他のFX会社にはないものとなっており、トレードアプリを開いていない状態でもLINE通知で取引状況を確認することができます。
レート変動もLINEアプリで把握できるので、多忙な人にもおすすめできるFX会社です。
FXの失敗はデメリットばかりではない!リスクを抑えて経験を積もう
FXでの失敗は、取り返しのつく失敗であれば成功の糧になります。
現在専業トレーダーになって毎月稼いでいる人達も、最初は失敗して資産を減らしています。
100%成功し続けているトレーダーは居ないので、失敗しながら勉強していきましょう。
ただし、取り返しのつかない大失敗をすると復活することができず相場から退場してしまいます。
FX初心者は、最低限絶対にやってはいけない失敗だけ意識して取引を始めましょう。