クレジットカードを利用して支払いを済ませれば、買い物金額に応じてポイントが入ってきます。
クレジットカードのポイント還元率は0.5%と、1.0%に満たないカードが多いものの、使用しているカードが1.0%以上もの還元率を持っていれば、それは高還元率を持つカードといっても差し支えありません。
また還元率は、特定の店舗で支払いを済ませれば1.0~5.0%と10倍近い数値でポイントが加算されます。
そこで今回は、高還元率を誇るおすすめのクレジットカードをランキング形式で紹介していくのと同時に、還元率が高いクレジットカードを選ぶ時に見るポイントを紹介します。
【2024年最新版】おすすめのクレジットカードランキング|年会費・ポイント還元率・保険・補償内容を徹底比較
還元率が高いおすすめのクレジットカード
クレジットカードのポイント還元率の平均は0.5%ですが、高還元率を誇るクレジットカードの還元率は1.0%以上のものが多いです。
ここからは、高還元率を誇るおすすめのクレジットカードをランキング形式で紹介していきます。
クレジットカード | 三井住友カード(NL) | JCB CARD W | JCB CARD W plus L | セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード | ライフカード | dカード GOLD | アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード | PayPayカード | Visa LINE Payクレジットカード | 楽天カード |
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還元率 | 0.5〜5.0% | 1.0〜5.5% | 1.0〜5.5% | 0.5〜2.0% | 0.5〜1.5% | 1.0〜4.5% | 1.0〜3.0% | 1.0〜3.0% | 0.5〜1.0% | 1.0〜3.0% |
年会費 | 永年無料 | 永年無料 | 永年無料 | 初年度無料 | 永年無料 | 11,000円/年 | 31,900円/年 | 永年無料 | 永年無料 | 永年無料 |
ポイントの有効期限 | 24ヶ月間 | 24ヶ月間 | 24ヶ月間 | 無期限 | 最大5年間 | 48ヶ月間 | 無期限 | 無期限 | 180日(約6ヶ月) | 12ヶ月間 |
年齢 | 満18歳以上 | 満18歳~39歳 | 満18歳~39歳 | 満18歳以上 | 満18歳以上 | 満20歳以上&安定収入 | 満20歳以上 | 満18歳以上 | 満18歳以上 | 満18歳以上 |
三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL)は、提携を組んでいるコンビニやファストフード店などでタッチ決済を行うと最大5.0%ものポイントが利用者に還元されます。
コンビニ利用で最大5.0%ものポイント還元が得られるのは、三井住友カード(NL)だけです。
また学生の方が当カードを契約しているサブスクリプションサービスの料金払いに使用すれば、最大10%もの学生ポイントが付与されます。
年会費 | 永年無料 |
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還元率 | 0.5〜5.0% |
高還元対応場面 | コンビニやマクドナルドでタッチ決済 |
ポイントの種類 | Vポイント |
有効期限 | 24ヶ月間 |
電子マネー | iD、WAON、PiTaPa |
付帯保険の種類 | 海外旅行(※利用付帯) |
JCB CARD W
Amazonで、JCB CARD Wでカード決済を行えば、通常時に還元されるポイントの約4倍でポイントが還元されます。
通常のカード決済で入るポイントが0.5%に対し、JCB CARD Wを利用すれば、+1.5%も多くポイントが得られます。
また還元されたポイントは、1P当たり約3円に相当するので、ポイント払いで支払額を浮かすことも容易に行えます。
年会費 | 永年無料 |
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還元率 | 1.0〜10.0% |
高還元対応場面 | スタバやセブンイレブンなど優待店利用 |
ポイントの種類 | Oki Dokiポイント |
有効期限 | 24ヶ月間 |
電子マネー | QUICPay |
付帯保険の種類 | 海外旅行/ショッピング |
JCB CARD W plus L
JCB CARD W plus Lは、前述したJCB CARD W同様、Amazonやパートナー店舗で利用すれば2~10倍もの還元率でポイントが獲得できます。
ただし、JCB CARD W plus Lには、カード利用が優遇されているOki Dokiランドを経由してAmazonや楽天で買い物を行うと、最大20倍ものポイントが還元されます。
さらにJCB CARD W plus Lは、コスメやネイルなどの美容待遇を付与しているクレジットカードになるので、服や化粧品をカード決済する機会が多い女性におすすめです。
年会費 | 永年無料 |
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還元率 | 1.0~10.0% |
高還元対応場面 | スタバやセブンイレブンなど優待店利用 |
ポイントの種類 | Oki Dokiポイント |
有効期限 | 24ヶ月間 |
電子マネー | QUICPay |
付帯保険の種類 | 海外旅行/ショッピング |
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードにチャージできるQUICPayを利用した電子マネー決済を行うと、還元率が2.0%になります。
QUIC Payは、専用の端末にスマホをかざすことで完結する電子マネーです。
また当カードは、発行元であるクレディセゾンが提供しているカードの中では高還元率を誇るカードに部類します。
年会費 | 初年度無料 ※以降1,100円/年の会費発生 |
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還元率 | 0.5~2.0% |
高還元対応場面 | QUICPayを利用した決済 |
ポイントの種類 | セゾン永久不滅ポイント |
有効期限 | 無期限 |
電子マネー | iD、QUICPay |
付帯保険の種類 | ― |
ライフカード
ライフカードは、数あるクレジットカードの中で唯一、誕生日月にカード決済を行うと基本ポイントの3倍もの還元率でポイントが還ってきます。
大量ポイントを獲得するなら、誕生日月にライフカードを活用して高額商品の購入を行うのがベストです。
さらにL-Mallを経由してネットショッピングを行うと、最大25倍もの還元率でポイント獲得ができます。
年会費 | 永年無料 |
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還元率 | 0.5%〜1.5% |
高還元対応場面 | L-Mallを経由したネットショッピング 誕生日月の利用 |
ポイントの種類 | ライフサンクスポイント |
有効期限 | 最大5年間 |
電子マネー | iD、楽天Edy、モバイルSuica、nanaco |
付帯保険の種類 | 旅行傷害保険(国内外)/盗難・紛失保障 |
dカード GOLD
dカード GOLDは、大手携帯会社ドコモが発行しているdカードのゴールドクラスに相当するカードです。
当カードを利用して、携帯料金やドコモ光などの利用料金を支払うと、還元率が最大10%になって還ってきます。
ドコモユーザーであれば、支払い方法をdカード GOLDに切り替えるだけで、毎月大量ポイントの獲得ができます。
なお、還元率10%は、dカード GOLDのみに適用され、通常ランクに相当するdカードには適用されません。
年会費 | 11,000円/年 |
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還元率 | 1.0~4.5% |
高還元対応場面 | 携帯料金・ドコモ光の支払い 特約店でのカード決済 |
ポイントの種類 | dポイント |
有効期限 | 48ヶ月間 |
電子マネー | iD |
付帯保険の種類 | 旅行傷害保険(国内外)/ショッピング |
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードを所持すると同時に、メンバーシップ・リワード・プラスに加入しているなら、ボーナスポイントプログラムの利用が行えます。
当プログラムを利用すると、最大3.0%もの還元率でポイント獲得ができるほか、ポイントの有効期限が無期限になるなど、多様な特典が得られます。
なお、プログラムへの加入には3,300円の年会費が発生しますが、費用に見合った特典が多数得られるので、加入して損はないでしょう。
年会費 | 31,900円/年 |
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還元率 | 1.0%〜3.0% |
高還元対応場面 | 加盟店での利用 |
ポイントの種類 | 永久不滅ポイント |
有効期限 | 無期限 ※メンバーシップ・リワード・プラスに加入している方のみ |
電子マネー | QUICPay、楽天Edy、モバイルSuica、SMART ICOCA |
付帯保険の種類 | 旅行傷害保険(国内外)/ショッピング |
PayPayカード
PayPayカードは、2021年12月に発行された新しいクレジットカードです。
ポイント還元率は、1.0%と高還元率を誇るカードと同じ還元率に設定されています。
高還元率でポイントを得るには、当カードにチャージしている電子マネーのPayPayを利用することで最大2.5%ものPayPayポイントが還元されます。
さらにPayPayカードは、PayPayポイントが還元される唯一無二のクレジットカードです。
日々、PayPayやYahoo!が提供しているサービスを利用している方におすすめです。
年会費 | 永年無料 |
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還元率 | 1.0%〜2.5% |
高還元対応場面 | Yahoo!ショッピングやLOHACOでカード決済 PayPay決済 |
有効期限 | 無期限 |
電子マネー | 楽天Edy |
付帯保険の種類 | ― |
Visa LINE Payクレジットカード
Visa LINE Payクレジットカードは、Visaに加盟している店舗でカード決済を行うと、1.0%のポイント還元が受けられるクレジットカードです。
加盟店は、国内のみならず、海外にあるVisa加盟店も対象になるので、全世界約4,000万ヵ所で利用できます。
国際ブランドの中でも加盟点数最多を誇るため、決済毎に常時1.0%のポイント還元が受けられるといってもいいでしょう。
年会費 | 永年無料 |
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還元率 | 0.5%〜1.0% |
高還元対応場面 | 加盟店でカード決済 |
ポイントの種類 | LINEポイント |
有効期限 | 180日(約6ヶ月) |
電子マネー | iD、WAON、PiTaPa |
付帯保険の種類 | ショッピング |
楽天カード
楽天カードは、全国500万ヵ所以上のコンビニや飲食店でカード決済を行えば、都度ポイントが得られるクレジットカードです。
高還元率が得られるパートナー店舗が設けられていない分、出かけた先々でポイントの獲得ができます。
さらにクレジットカードに楽天ペイをチャージして、電子マネー決済を行うと、常時1.5%もの還元率で楽天ポイントが得られます。
年会費 | 永年無料 |
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還元率 | 1.0%〜3.0% |
高還元対応場面 | 楽天市場など楽天が提供しているサービス各種でカード決済 優待店舗でカード決済 |
ポイントの種類 | 楽天ポイント |
有効期限 | 12ヶ月間 |
電子マネー | 楽天Edy |
付帯保険の種類 | 海外旅行/ショッピング |
還元率が高いクレジットカードの選び方
カード決済で買い物や公共料金の支払いなどを済ませている方の中には、決済毎に還元されるポイントの還元率を重要視している方もいます。
還元されるポイント数が大きければ大きいほど、得られるポイントが大きくなり、得たポイントを優待特典などと交換することができます。
しかし、高還元率のクレジットカードを選ぶ時は、以下の5項目に注目してから発行申請を検討しましょう。
- 年会費
- 付帯保険の種類
- ポイント付与の単位
- ポイントの有効期間
年会費
1つ目は、クレジットカード会員に掛けられた年会費です。
高還元率と呼ばれるクレジットカードの還元率は、平均1.0%以上のものを指し、このラインに相当するカードの多くは、年会費が永年無料になっているものが多いです。
逆にそれ維持用の高還元率を誇るクレジットカードは、初年度のみ無料であったり、数千円単位の年会費が発生するものになります。
ただし、カードの中には、年間利用額が一定額を超過したとき無料になるものもあるので、還元率を見る前に年会費がいくらかかるのかを確認しましょう。
付帯保険の種類
クレジットカードには、カード会社の会員サービスとして保険会社と提携を組んで提供している付帯保険が付いてきます。。
- 旅行傷害保険
- ショッピングガード保険
- クレジットカードの紛失・盗難保険
上で挙げた付帯保険の適用は、所持しているだけで付いてくる自動型と指定の条件を満たしたときに適用される利用型の2つがあります。
申請するカードがどちらのタイプになるのかのと、適用される保険内容の確認を合わせて行いましょう。
特に国内外を旅行する機会が多い方は、旅行傷害保険とクレジットカードの紛失・盗難保険があるものを選ぶのがおすすめです。
ポイント付与の単位
還元率を重視するなら、得られるポイント付与の方法にも注目しましょう。
ポイント付与の方法は、主に支払い毎に付与されるタイプか、合計利用額に対して還元されるタイプのいずれかになります。
また付与されるポイントは、税込み/税抜き何円で1ポイントという説明書きにも注目しましよう。
例えば、30日間550円の日替わり弁当をカード決済したとき、1日の決済額は550円に対して、30日分をまとめて決済すると、16,500円になります。
またポイントを200円=1Pにした時、1日単位で決済すれば2P×30で6Pが得られ、30に分をまとめて決済すれば、82Pのポイントが得られます。
無論、200円に満たない端数はポイント対象にはなりません。
ポイント付与の方法が違うだけで、数十ポイントもの差が生じるので、計算方法を確認しながらカードを選びましょう。
ポイントの有効期間
5つ目は、ポイントの有効期限です。
カード決済毎に貯まるポイントには、有効期限が設けられています。
期限の長さはポイントの種類によって異なり、最短6ヶ月のモノから24ヶ月のモノ、中には48ヶ月のモノまであります。
また有効期限が設定されていない無期限ポイントも存在します。
還元率が高いクレジットカードを使ってもポイントが貯まらない理由
前節で紹介した要点を抑えて、高還元率のクレジットカードを発行したのに、ポイントが貯まらない事態に見舞われることが時折あります。
その最たる原因が、以下の3つです。
- 提携店でのみ還元率が高い
- ポイントの有効期限に短い
- 公共料金はポイント対象外
提携店でのみ還元率が高い
百貨店や特定の店舗が発行しているクレジットカードの多くは、その店舗でカードを利用したとき、最大10.0%以上もの還元率を出す特徴を持っています。
つまり、カード会社が提携を組んでいる店舗でのみ、高還元率の恩恵が得られ、それ以外の店舗でカード決済を行っても、その恩恵が得られない事態が、ポイントが貯まらない原因を作っているのです。
ポイントの有効期限に短い
前節でも紹介したように、カード決済毎に貯まるポイントには有効期限が設けられています。
ポイントの有効期限は、カードの最終利用日から1年間か、ポイントを得た最終日から1年間のいずれかで設定されています。
特に後者のポイントを得た最終日から1年間になっているものは、ポイント利用や交換をしても期限の延長が為されず、カードを利用してポイントを得た時のみ有効期限が更新されます。
公共料金はポイント対象外
カード決済で公共料金の支払いを行えば、効率よくポイント獲得ができますが、ポイント獲得対象外にしているクレジットカードも存在します。
ポイント大使要害になっているか否かは、カードの注意書きに小さく書いてあります。
クレジットカードのポイントを貯めるコツ
高還元率のカードを所持していても、前述した3つの原因の1つが絡ん惰性で、ポイントが貯まらないことが多々あります。
ここでは、効率よくポイント獲得を成す方法を紹介します。
少額でもカード決済
ポイントを得るなら、少額でもカード払いで決済するのが最適です。
決済場面が増えれば増えるほど、それに比例して得られるポイントも増えていきます。
ただし、カードの利用可否は、加盟している国際ブランドの種類によって変わってきますが、スーパーやドラッグストア、ネットショッピングなど、カードを使う場面になったら、迷うことなくメインカードを出して、ポイントを獲得しましょう。
公共料金をカード払いにする
光熱費や家賃、携帯料金などの固定費を、カード払いにしておくと効率よくポイントが得られます。
カード払いできる公共料金の中には、税金や保険料の支払いも含まれています。
ただし、カードの種類によっては、ポイント還元対象外になっているものもあるので、利用前に確認しておきましょう。
ポイントを貯めるカードを1枚に絞る
ポイントを貯めるなら、クレジットカードを複数枚持つよりも、1枚に絞って貯める方が効率的です。
カード決済の頻度が高い場合、ゴールドカードやプラチナカードなどのクレジットカードで決済を行ってもいいでしょう。
ただし、カードを決めるときは、利用頻度が高い店舗との相性を鑑みてから選ぶようにしましょう。
高還元率のクレジットカードを利用して節約に励もう
ここまで、高還元率を誇るおすすめのクレジットカードランキングと、還元率が高いクレジットカードを選ぶ時に見るポイントを紹介してきました。
高還元率のクレジットカードの多くは、1.0%の還元率を有しており、決済場面に応じて通常還元率の約2~10倍もの還元率でポイントが付与されます。
カード選びにおいて、還元率の高さは重要ポイントの1つですが、年会費の有無や付帯保険の種類・内容などの確認も併せて行いましょう。
自分の生活様式に合ったクレジットカードを選べば、効率よくポイントを貯められます。