そう考えてマンション購入に踏み切れない方は多いのではないでしょうか。
実際マンションにはデメリットだらけだと耳にすることも多いですが、実はそれは誤解です。
マンションのデメリットだと思われているものは戸建て住宅にも共通しているものがあり、マンションだけがデメリットだらけということはないです。
マンションと戸建て住宅にはそれぞれのメリット・デメリットがあり、それらを知ることで自分がどちらを買うべきか知ることができます。
維持費やや騒音トラブルなどもそうですが、住宅は将来の資産にもなるので資産としての価値があるかどうかも判断材料になります。
今回はマンションと戸建て住宅の違いから、それぞれのメリット・デメリットとどちらを買うべきか解説しました。
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マンションだけがデメリットがあるわけではない
マンションはデメリットだらけだと言われがちですが、戸建て住宅にも立地の悪さや耐久性の低さなどのデメリットがあります。
またマンションと戸建て住宅に共通して起こるデメリットもありますし、それぞれにメリットもあります。
特にマンションは維持費がかかりそう、騒音トラブルが起こりそうだと思いがちですが、これらのデメリットは戸建て住宅でも発生します。
下記でマンションと戸建て住宅に共通するデメリットについて解説していきます。
マンションと戸建て住宅に共通するデメリット
マンションと戸建て住宅に共通するデメリットは3つあります。
- 管理費がかかる
- 修繕費がかかる
- 騒音トラブル
管理費がかかる
住宅を購入すると、マンションでも戸建て住宅でも管理費がかかります。
マンションの場合は共有部分の清掃や防犯設備の維持管理のために、毎月管理費を払います。
戸建て住宅の場合は毎月管理費を払う必要はありませんが、住宅周りの清掃や防犯設備の設置に費用がかかります。
毎月管理費を払うか必要な時にお金を使うかの違いがあるだけで、管理費はどこに住んでいてもかかります。
修繕費がかかる
将来的に修繕費がかかるのもマンションと戸建て住宅共通のデメリットです。
マンションの場合は管理費と同様に修繕積立金を毎月払います。
修繕積立金は築年数によって変わりますが、平均15,000円ほどになります。
戸建て住宅の場合は屋根や外壁のメンテナンスが15〜20年毎に必要になり、費用が150万円〜200万円かかります。
騒音トラブル
騒音トラブルは共同住宅であるマンションのデメリットのように思えますが、戸建て住宅でも発生する問題です。
マンションは上下左右に接している部屋の生活音による騒音トラブルが起こるので、足音や声に気を使いながら生活することになります。
戸建て住宅の場合は車や工事の音、外の子どもの声などによる騒音トラブルが起こります。
マンションと戸建て住宅の違い
共通するデメリットについて説明してきましたが、マンションと戸建には下記のような違いがあります。
マンション | 戸建て住宅 | |
---|---|---|
立地 | 利便性が高い | 静かな環境 |
維持・管理の手間 | 手間がかからない | 手間がかかる |
面積・間取り | 狭く、自由が効かない | 広く、自由が効く |
耐久性 | 高い | 低い |
駐車場 | 別途料金がかかる | 敷地内にスペースがある |
設備 | 共有部分が充実している | 自分で設備を選べる |
防犯性 | 高い | 自分で設置する必要がある |
資産価値 | 緩やかに落ち続ける | 一定の価値は保てる |
売却しやすさ | 売却しやすい | 売却しにくい |
立地
マンションは基本的に利便性の高さを求められるので、通勤や買い物に便利な土地に建てられることが多いです。
対して戸建て住宅は落ち着いた環境を求められるので、利便性に劣る分静かな環境に建てられることが多いです。
維持・管理の手間
維持・管理の手間は、マンションは毎月管理費を払う分自分で行う必要がないのに対し、戸建て住宅は自分で行う必要があります。
家の管理の手間をかけられるかどうかでマンションと戸建て住宅のどちらが向いているか変わります。
間取り・広さ
マンションは戸建て住宅に比べて狭く、管理規約によって間取りに自由が効きません。
対して戸建て住宅は広い家を自由に使うことができ、庭やバルコニーが付いている物件もあります。
内装などにこだわりがある場合は戸建て住宅を購入するといいです。
耐久性
マンションは「鉄筋コンクリート造」や「鉄骨鉄筋コンクリート造」で建てられることが多いのに対し、戸建て住宅は基本的に「木造」で建てられます。
耐久年数は鉄筋コンクリート造で47年、木造住宅では22年と倍近くの差があるので、耐久性はマンションの方が優れています。
駐車場
マンションに住みながら車を持つ場合、管理費などと別で駐車場代がかかります。
戸建て住宅は敷地内に駐車場がある場合が多く、駐車場代がかかることはありません。
車での移動が必要な場合は戸建て住宅がおすすめです。
設備
マンションはインターネット回線や宅配ボックス、ゴミ置き場などの設備が初めから備わっている場合が多いですが、後から設備を増やすことはものによってはできません。
対して戸建て住宅は初めから付いている設備は少ないですが、自分で自由に設備を選ぶことができ、太陽光パネルなどの大きな物も取り付けることが可能です。
防犯性
マンションはオートロックや監視カメラが基本的に付いており、物件によっては24時間の警備体制を整えているところもあります。
対して戸建て住宅は自分で防犯設備を整えていく必要があり、戸締りなどの確認は自分で行います。
防犯性を重視するなら、マンションの方が安心して過ごすことができます。
資産価値
マンションと戸建て住宅は資産価値の差が出ます。
戸建て住宅は耐久年数の問題で建物の資産価値は短期間で落ちますが、住宅購入の時に土地も一緒に保有することになるので、土地の価値が残り続けます。
対してマンションは耐久年数が長いので建物の価値は長期間保てますが、土地の分の価値がないので緩やかに価値が落ち続けます。
そのため短期的に見たらマンションの方が資産価値が高いですが、長期的に見るとマンションが戸建て住宅の価値を下回ることになります。
売りやすさ
マンションは間取りに自由がない分万人受けする間取りをしていることが多いです。
対して戸建て住宅は住んでいた人の意思が反映されていて個性的なので、万人受けしにくい傾向にあります。
物件を売却する時は万人受けする間取りの方が需要が高いので、マンションの方が売りやすい住宅です。
ただし戸建て住宅は個性的である分、好みと合致した書いてが見つかれば高値で売却できる可能性があります。
マンションのメリット・デメリット
上記で解説した違いから、マンションのメリット・デメリットをまとめました。
マンションのメリット
マンションを購入するメリットはこの5つになります。
- 利便性が高い場所に住める
- メンテナンスの手間がかからない
- 耐久性・防犯性が高いので安心して住める
- 設備が充実している
- 売却しやすい
マンションは立地の利便性の高さや設備が充実している点から、住む時の便利さを追求した物件になります。
耐久性と防犯性もあって安心して住みやすく、売却しやすい間取りをしていることも魅力です。
マンションのデメリット
マンションを購入するデメリットはこの3つになります。
- 面積が狭く、間取りの自由がない
- 駐車場代がかかる
- 資産価値が落ち続ける
室内が狭く、間取りも自由にできないので、家にこだわりのあってもそれを反映させることは難しいです。
またマンションの資産価値は落ち続けるので、資産として長期的に保有したい方はマンションの購入はお勧めできません。
戸建て住宅のメリット・デメリット
次に戸建て住宅のメリット・デメリットについて解説していきます。
戸建て住宅のメリット
戸建て住宅を購入するメリットはこの4つになります。
- 静かな環境に住める
- 面積が広く、間取りも自由
- 設備を自分で選べる
- 駐車場が敷地内にある
- 資産価値を一定で保てる
戸建て住宅は静かな環境にあることがほとんどなので、落ち着いた場所で生活することができます。
利便性はマンションの方が高いですが、駐車場があり車を保有しやすいので多少商業施設が遠くても車を使ってアクセスすることができます。
間取りや設備の自由もあるので、家のものにこだわりたい方は戸建て住宅の自由さを活かしましょう。
また資産価値も一定を保てるので、資産として家を持つこともできます。
戸建て住宅住宅のデメリット
戸建て住宅を購入するデメリットはこの3つになります。
- メンテナンスの手間がかかる
- 耐久性が低い
- 防犯設備を自分で取り付ける必要がある
メンテナンスや防犯設備の設置を自分で行う必要があるので、家の管理に手間をかける必要があります。耐久性もマンションに比べたら低いので、より安全な場所に住みたい方はマンションの方が向いています。
マンションと戸建て住宅はどちらがいいの?
マンションと戸建て住宅のメリット・デメリットは分かりましたが、どちらを購入するのが正解なのでしょうか。
マンションと戸建て住宅どちらに住むのが正解とは一概には言えず、自分に合っている方を購入するのが1番です。
下記でマンションと戸建て住宅、それぞれに向いている方の特徴をまとめました。
マンションに向いている人
マンションの購入が向いている人は下記の特徴に当てはまる方になります。
- 便利さを重視している
- 安全な場所に住みたい
立地の利便性の高く、自分でメンテナンスを行う必要もないので、通勤通学の面や日々の手間がかけなくていいなどの便利な物件に住みたい方にマンションはおすすめです。
耐久性と防犯性も初めからしっかりしているところが多いので、セキュリティがしっかりした所に住みたい方もマンションが向いています。
戸建て住宅に向いている人
戸建て住宅の購入が向いている人は下記の特徴に当てはまる方になります。
- 内装や設備にこだわりたい
- 将来の資産にしたい
戸建て住宅は間取りや設備の自由があるので、家の中の物にこだわりたい方は戸建て住宅の自由さを活かしましょう。
また資産価値も一定の所から下がることはないので、将来の資産として家を持ちたい方は戸建て住宅が向いています。
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マンションも戸建て住宅もデメリットはある。自分に合った住宅を買おう
マンションは決してデメリットだらけということはなく、利便性や耐久性が高いなどのメリットがあります。
戸建て住宅と共通したデメリットもあるので、それぞれの住宅の違いを知ることで自分にあった住宅を購入することができます。
購入した住宅は住むだけでなく資産にもなるので、資産価値や売却のしやすさも考えて住宅は選びましょう。