「ロシア株ってどんな特徴があるの?」「ロシア株はどこで買える?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
現在のロシアは経済制裁によって不安定な状況が続いていますが、ロシアは天然資源が豊富で今後も価格の上昇が期待できる株も多く存在します。
そこで今回はロシア株の特徴やオススメの証券会社、注意点などロシア株に興味を持っている方が知っておくべきことを解説します。
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ロシア株式とは
ロシア株は新興国の中でも特に注目すべき国の1つです。
そんなロシア株には、どんな歴史や特徴があるのか解説します。
ロシア株の概要
ロシア株は1553年にイギリスの「ロシア会社」によって発行されました。
ロシア株はモスクワ証券取引所に上場しており、1990年代にはルーブル建のMICEXとドル建のRTSが設立されました。
その後2011年に2つが統合されMICEX-RTS証券取引所に、2017年にはモスクワ証券取引所に改称しました。
ロシア株式は新興国扱い
ロシアの株式市場は新興国市場としてBRICSに分類されています。
BRICSとは、ブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカで構成される新興国の1つで、ロシアはその中の代表といわれています。
新興国とは将来、高い成長を期待される国のことで、中南米や東南アジアなどが新興国にあたります。
先進国と新興国の違いは、新興国の方がリスクは高い傾向にある点です。
投資先の国の経済が傾いた時に投資家はお金を引き上げるため、価格が暴落する恐れがあります。
ロシア株式のメリット
ロシアのメリットは以下の通りです。
- 天然素元が豊富なため経済成長が期待できる
- ロシアは質の良い株が割安で購入できる
天然資源が豊富なため経済成長が期待できる
ロシアは鉱物、森林などの天然資源が豊富で、他国からの需要もあるため経済成長が期待できます。
最近はコロナショックもあり天然資源の価格は下落していましたが、現在は回復傾向にあり、天然資源の価格上昇に伴ってGDPが上昇し、ロシア株も上昇していくことが期待できます。
ロシアは質の良い株が割安で購入できる
ロシアはブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカで構成される新興国BRICSの中心であり、天然資源が豊富なことから新興国だけでなく先進国と比べても割安で購入できる株が多く存在します。
また、ロシアを含む新興国の経済成長率は先進国と比較しても高い傾向にあり、それに伴って株価も上昇するため長期的に高いリターンも期待できます。
ロシア株式のデメリット
ロシア株式のデメリットは以下の通りです。
- 経済制裁を受けている
- 新興国への投資はハイリスクな場合も
経済制裁を受けている
ロシアはアメリカなどから経済制裁を受けているため株式市場にも影響が出ると考えられます。
2014年にロシアがウクライナのクリミア半島を併合した際に、アメリカ等が経済制裁を開始し、また2022年にはウクライナへ軍事侵攻をしたことでさらに厳しい経済制裁が開始されました。
具体的にはロシアへの戦略物資の輸出禁止やロシア産の資源の輸入停止、資産凍結などが挙げられます。
これらの経済制裁はロシアが戦争を続けることができなくすることを目的とされており、ロシアにとっては痛い制裁となっています。
新興国への投資はハイリスクな場合も
新興国は先進国に比べて価格変動が激しい傾向にあるためハイリスクになる可能性もあります。
また、現在のロシアは経済制裁により不安定な状態が続いています。
経済制裁はいつまでも続くわけではなく、経済制裁が終われば価格が上昇する可能性も考えられます。
しかし経済制裁の影響は大きく、特に投資経験の少ない初心者の方にはリスクが大きい投資の1つといえます。
ロシア株式へ投資ができるおすすめネット証券を比較
ロシア株式へ投資ができるオススメのネット証券の比較表は以下の通りです。
比較表
会社名 | SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 |
---|---|---|---|
個別株 | ○ | × | × |
ETF | ○ | ○ | × |
ロシア株式へ投資できるおすすめネット証券を解説
ロシア株式へ投資ができるオススメのネット証券を解説します。
- SBI証券
- 楽天証券
- マネックス証券
SBI証券
2024/03/08時点の情報です。
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 99円 | 275円 | 535円 |
1日定額制 | 0円 | 0円 | 0円 |
積立NISA | 208銘柄 |
---|---|
投資信託 | 2,683本 |
外国株 |
|
ポイント投資 |
|
取引ツール(PC) |
|
スマホアプリ |
|
SBI証券は個別のロシア株を取り扱っている唯一の証券会社で、また、口座開設者数がネット証券でNo.1となっています。
SBI証券は手数料が安く、外国株も多く取り扱っているためオススメの証券会社です。
SBI証券の口コミ
楽天証券
2024/03/08時点の情報です。
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 99円 | 275円 | 535円 |
1日定額制 | 0円 | 0円 | 0円 |
0コース(信用取引込) | 0円 | 0円 | 0円 |
積立NISA | 195銘柄 |
---|---|
投資信託 | 2,613本 |
外国株 | 米国株式(4,810銘柄)/中国株式/ASEAN株 |
ポイント投資 | 楽天ポイント |
取引ツール(PC) |
|
スマホアプリ |
|
楽天証券は個別のロシア株の取り扱いはないため、投資信託やファンドでの購入になります。
楽天証券は手数料の安さやポイントで投資ができることなどから人気のある証券会社です。
楽天証券の口コミ
マネックス証券
2024/03/08時点の情報です。
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 99円 | 275円 | 535円 |
1日定額制 | 550円 | 550円 | 550円 |
積立NISA | 167本 |
---|---|
投資信託 | 1,520本 |
外国株 | 米国株式(5,000本以上) 中国株式 |
ポイント投資 | マネックスポイント |
取引ツール(PC) |
|
スマホアプリ |
|
マネックス証券は個別のロシア株の取り扱いはないため、投資信託での購入になります。
マネックス証券は1日100円から積立が行える投信つみたてが利用できるため投資初心者の方にもオススメです。
マネックス証券の口コミ
ロシア株式の買い方・始め方
韓国株式の始め方は以下の通りです。
- Step1.ロシア株が買える証券会社で口座解説
- Step2.資金を準備する
- Step3.ロシア株の銘柄を決めて購入
なお、現在ロシア株を個別で買うことができるの証券会社はSBI証券のみで、、楽天証券とマネックス証券ではロシア株の投資信託を買うことができます。
それぞれ解説します。
Step1.ロシア株が買える証券会社で口座解説
まず、ロシア株を購入するためにロシア株を取り扱っている証券会社で口座開設をします。
口座開設時は本人確認書類が必要になるため、あらかじめマイナンバーカードや運転免許証などを準備しておきましょう。
なお、オンラインで口座開設することで最短即日で口座開設が可能なためオンラインでの開設がオススメです。
Step2.資金を準備する
口座開設が完了したら、次に資金を準備して入金します。
証券会社によっては、ロシア株を購入する際に資金をロシア通貨(ルーブル)に両替する必要があるため事前に確認しておきましょう。
両替の次は証券会社へ入金します。
入金方法は証券会社によって様々な入金方法があるため確認しておきましょう。
基本的にはネットやスマホで入金することで手数料が安かったり、銀行へ出向く手間も省けるためオススメです。
Step3.ロシア株の銘柄を決めて購入
最後に銘柄を選んで購入します。
ロシア経済の中心は天然資源でできているため、どんな基準で銘柄を選べばいいのか分からないという方は天然資源に関連する株を購入することをオススメします。
天然資源は需要も高く、成長産業のため今後も安定的に利益を出せることが期待できます。
ロシア株式を始める際の注意点
ロシア株を始める際の注意点は以下の通りです。
- 為替リスクを理解しておく
- 円貨決済と外貨決済に注意
為替リスクを理解しておく
ロシア株を取引するとき、最終的にはロシア通貨(ルーブル)で買うことになるため、日本円で購入した場合、為替の影響で投資額が変動する為替リスクが発生する恐れがあります。
そのため、買った時より株価が上がっていた時に、ロシア株を売却すると損失になる可能性もあります。
為替リスクはロシア株だけの注意点ではありませんが、外国株を買う場合は注意が必要です。
円貨決済と外貨決済に注意
外国株へ投資する際に円貨決済と外貨決済のどちらを選択するか悩む方も多いと思いますが、基本的には外貨決済をオススメします。
そもそも円貨決済とは、外国株に投資する際に通貨の両替を証券会社が代わりに行ってくれる決済方法です。
円貨決済は両替の手間が省ける、外国株の専用口座が不要といったメリットがある一方で、取引を行うごとに為替手数料が発生します。
外貨決済とは、自分で投資先の通貨に両替した資金で決済する方法です。
外貨決済は、外国株の専用口座を作る必要があったり、自分で両替する必要があるデメリットがありますが、円貨決済と比べて為替手数料を安く抑えることができるメリットがあります。
円貨決済のように取引ごとに手数料が発生していたら資金がマイナスになる恐れがあります。
そのため、外貨決済をオススメします。
ロシア株式に関するよくある質問
ロシア株に関するよくある質問は以下の通りです。
- ロシア株を選ぶコツは?
- ロシア株はどこで買える?
- 新興国に投資をするリスクは?
ロシア株で安定的に利益を出していくためには、需要が大きい産業、成長産業に投資をしましょう。
ロシアで需要の大きい産業は天然資源です。
ロシアは原油産出と輸出国が世界2位であるため需要も大きく安定して利益を出していける株の1つです。
現在ロシア株を個別で取り扱っている証券会社は、SBI証券のみとなっており、普段は別の証券会社を利用されている方は新しく口座開設の必要があります。
なお、証券会社の大手である楽天証券やマネックス証券などは、ロシア株を投資信託として取り扱っています。
新興国に投資をする際のリスクは、為替変動、情報の不正確さ、資本規制など様々なリスクがあります。
ただ、全ての投資にリスクは存在します。
新興国だからリスクがあるというわけではありません。
ロシア株の特徴を理解して投資をしよう
ロシア株は経済制裁を受けているため不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
ただ、ロシアは天然資源が豊富で今後も価格上昇が期待できます。
今回の内容をしっかり理解した上でロシア株に挑戦してみてはいかがでしょうか。