「CFD投資って実際儲かるの?」「勉強方法は?」などCFD投資について疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
CFD投資はレバレッジをかけることができるため少額で取引ができたり、24時間取引できたりメリットの多い投資です。
ただ、CFD投資は株式投資や投資信託などと比べて情報が少なく、始めにくい投資であるともいえます。
そこで今回は、CFDの基礎知識から勉強方法、メリットデメリットなどこれからCFDを始める人が疑問に思っていることを解説します。
CFDについてもっと知りたいという方はぜひ参考にしてくださいね。
CFDの基本知識
CFDとは
CFDとはContract For Differenceの略で、日本では差金決済取引とも言われます。
一般的に現物の株式の場合、現金で株式を買い、売却して利益を得ます。
ただCFDの場合、差金決済取引なので、現物の売買は無く、取引の際に証拠金を預けて、銘柄を売買し、その差金を決算します。
CFDで利益が出る仕組み
- キャピタルゲイン
- インカムゲイン
キャピタルゲイン
保有している資産を売却することで得られる利益をキャピタルゲインといい、CFDでは主にキャピタルゲインを狙って投資を行います。
例えば日経株価指数が20,000円で購入し、23,000円の時に売却をするとその差額がキャピタルゲインになります。
キャピタルゲインははインカムゲインに比べて利益が大きくなる可能性がある一方で、損失も大きくなる場合もあります。これをキャピタルロスといいます。
インカムゲイン
資産を保有しているときに得られる収益をインカムゲインといいます。
CFDは株価指数や天然ガスなど様々な銘柄に投資をすることが可能です。
投資対象によってもらえる金額は異なりますが、スワップポイントや配当相当額を受け取ることが可能です。
インカムゲインはキャピタルゲインに比べて得られる利益は小さいですが、確実に利益になる特徴があります。
CFDで稼ぐコツ3選
銘柄選びに時間をかける
CFDで利益を上げるためには銘柄選びが非常に重要です。
- 長期的に右肩上がりになるか
- 配当・金利がもらえるか
- ボラティリティ(価格変動率)が安定しているか
長期的に右肩上がりが見込める銘柄であれば、長期的に運用すれば利益を出せる可能性は高くなります。
また、長期投資すると配当金を得られることができるため低リスクで運用が可能です。
レバレッジをかけすぎない
CDFはFXと同様でレバレッジをかけることが可能です。
CDFの最大レバレッジは10倍となっており、例えば2万円の資金で10倍のレバレッジをかけると20万円相当の取引が可能になります。
上手くレバレッジをかけられれば少ない資金でも大きく利益を上げることができる一方で、予想と反した価格変動の場合、損失も大きくなります。
そのため、初心者の頃はあまり大きくレバレッジをかけずに取引することをオススメします。
投資商品の特性を理解する
CFDで稼ぐためには商品の特性を理解することも重要です。
NYダウ→長期的に右肩上がりの傾向がある
米国VI→株価が下がった時のリスクヘッジ
金→株価が下がると価格が上がる傾向がある
FTSE100→配当利回りが高い傾向がある
これらのように各銘柄で色々な特性があるためしっかり理解した上で投資をしましょう。
CFD投資のメリット
- 24時間いつでも取引可能
- 手数料が安い
- レバレッジがかけられる
24時間いつでも取引可能
CFDは世界中の金融商品や指数が対象であるため、24時間いつでも取引が可能といえます。
日経平均株価→月曜から金曜の8:30~翌7:00
米国株→月曜から金曜の23:30~翌6:00
金→月曜から金曜の8:30~翌7:00
手数料が安い
CFD投資は手数料が高いイメージがある方も多いと思いますが、手数料無料で取引が行える証券会社も多数存在します。
そのため、証券会社を選ぶ際は手数料がなるべくかからないところを選びましょう。
ただ、ポジションを翌日に持ち越した場合、オーバーナイト金利が発生するため注意が必要です。
オーバーナイト金利とは、ポジションを翌日に持ち越した場合に発生する金利のことです。
金利が発生する証券会社や投資国の政策金利などで設定された金利によって水準が決まっています。
そのため、通常は買いポジションでは金利を払い、売りポジションでは受け取りますが、オーバーナイト金利では場合によっては売りポジションでも金利を支払うこともあります。
レバレッジがかけれる
CFDは最大で10倍(株価指数の場合)のレバレッジをかけられるため、少ない資金で大きく稼ぐことも可能です。
ただレバレッジをかけることは同時にリスクもあるため初心者の場合はレバレッジをかけすぎない取引を行いましょう。
CFD投資のデメリット
レバレッジをかけて投資できるなどメリットが多くあるCFD投資ですが、もちろんデメリットも存在します。
以下ではCFDのデメリットを3つ紹介します。
- ロスカットがある
- 損失が大きくなる場合がある
- 専用口座開設が必要
ロスカットがある
CFD投資は現物投資と違い、ロスカットがあります。
ロスカットとは、購入した時点より価値が下がり含み損が大きくなると強制的に決済が行われ取引が終了してしまうことです。
投資信託では、下落しても長期的に投資を行うことで将来的にプラスになる期待ができる投資とは全く異なる投資であるといえます。
ロスカットは投資家の損失を大きくしないため、「投資家を守るためのルール」ではありますが、賛否が分かれる仕組みです。
損失が大きくなる可能性がある
レバレッジをかけて取引を行うことができるため、もちろん失敗した場合の損失も大きくなります。
レバレッジはハイリスクハイリターンです。
知識をつけないで取引を行なっていると投資資金以上の損失が出る場合も十分考えられます。
しっかりとCFDの知識を身につけてからレバレッジをかけた取引を行いましょう。
専用口座が必要
CFD投資を行う場合、普段使用している証券口座は使用できないため新しく口座を開設する必要があります。
また、全ての証券会社でCFD投資を取引できるわけではないため注意が必要です。
CFD投資のおすすめ証券会社
CFD投資を始める時に証券会社を迷っている方も多いのではないでしょうか。
以下ではオススメの証券会社を紹介します。
- GMOクリック証券
- IG証券
GMOクリック証券
GMOクリック証券は国内シェアNo.1で信頼性が高いため安心して取引が行えます。
また銘柄数も138種類と豊富です。
- 国内シェアNo.1
- 銘柄数138種類と豊富
- 手数料無料
IG証券
ロンドンに拠点を置いているIG証券は銘柄数がNo.1で、また、ツールも揃っているため初心者にオススメの証券会社です。
- 銘柄数No.1
- ノックアウトオプションが使える
- ツールが揃っている
CFDで稼ぐための勉強方法
CFD投資に限ったことではありませんが、投資を行う際には必ず勉強をしてから行いましょう。
以下ではオススメの勉強方法をご紹介します。
- ネットで勉強する
- 本で勉強する
ネットで勉強する
ネットでの勉強は手軽に行えるためオススメです。
特に最近は、YouTubeなど動画で解説をしているチャンネルもあるため通勤時間や家事の合間などで勉強できるため忙しい人にはオススメです。
またCDFを取り扱っている業者が初心者を対象にセミナーを行なっていることもあるため、何から勉強していいかわからないという方にもオススメです。
本で勉強する
CFD投資は本で勉強することもオススメです。
本はしっかりとした知識がある専門家が書いている場合が多いため、ネットに比べて信憑性が高いと言えます。
また、人によりますが、本は字を読む作業があるためネットで音声を聞き流すよりも集中して勉強できるでしょう。
そのため、CFD投資を始める際は1冊は本を買って勉強をしてみることをオススメします。
CFD投資の基本知識を理解して挑戦してみよう
CFD投資はまだまだマイナーな投資の1つです。
株式投資や投資信託などの投資と比べて情報も少なくなかなか挑戦できない人も多いと思います。
ただ、レバレッジをかけられたり、24時間取引ができたりとメリットも様々あります。
これからCFD投資を始める方はしっかり基本知識を理解してメリットを最大限活かせる投資を行なっていきましょう。