風水を意識して作られた横浜中華街には、横濱関帝廟と横濱媽祖廟の2つのパワースポットがあります。
学問や縁結び、金運など様々なご利益を得られるパワースポットとなっており、参拝方法も日本の他の神社では見られない珍しいものとなっているので、横浜中華街に行くなら是非寄りたいスポットとなっています。
そこでこの記事では横濱関帝廟と横濱媽祖廟のご利益の内容や、参拝方法について紹介しています。
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横濱関帝廟とは
住所 | 〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町 140 |
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開廟時間 | 9:00〜19:00 大晦日などは変更されます |
定休日 | 年中無休 |
参拝代 | 廟内見学無料 神殿内参拝は拝観料100円orお線香500円 |
横濱関帝廟は横浜中華街にある廟で、三国時代に実在した武将である関羽を御神体として祀っています。
初代の横濱関帝廟は1871年に建立されていますが、その後何度も地震や火災に見舞われ、現在の廟は4代目となり、1990年8月14日に開廟式を迎えています。
建物の構築部分のほとんどが中国から取り寄せられたもので、建物も参拝方法も日本ではなかなか見られない中国式となっています。
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横濱関帝廟の歴史
横濱関帝廟は、横浜港が開港された3年後である1862年に、中華街の裏通りに関羽を祀る小さな祠ができたことが始まりです。
その後、関東地方の華僑たちから寄付が集まり、1871年に横濱関帝廟は本格的な中国様式に改修されました。
しかし関東大震災や横浜大空襲で焼失し、3代目の廟も1986年の元旦に原因不明の火災によって焼失しています。
ですがこの火災では、御神体である関聖帝君・観音菩薩・地母娘娘の像は焼失を免れています。
現在は裏通りから人通りの多い場所で再建され、1990年8月14日に開廟式を迎えました。
関羽が祀られている
横濱関帝廟には、三国志で有名な実在した武将である関羽が、御神体として祀られています。
関羽は約束事を守る武将であり、その精神は商人にとって大切であるということから、商売の神様として信仰されています。
また関羽が頭脳明晰であることから、学問の神様としても有名です。
三国志や武将が好きな方は一度は訪れたいスポットになります。
ご利益の内容
横濱関帝廟に祀られている神様は関羽だけではなく、それぞれの神様によって受けられるご利益も違います。
御神体 | ご利益 |
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関聖帝君(関羽) | 商売繁盛・交通安全・入試合格・学問 |
玉皇上帝 | 国泰平安 |
地母娘娘 | 除災・健康 |
観音菩薩 | 解難・健康・縁談・安産 |
福徳正神 | 金運・財産安全 |
横濱関帝廟では様々な恩恵が受けられるので、定期的に訪れたくなりますね。
横濱関帝廟の参拝方法
横濱関帝廟では、下記の手順で参拝を行います。
- 線香を購入
- 線香をお供えする
- 本殿内に入って参拝
- 金紙の焚き上げ
各手順について、下記で解説していきます。
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線香を購入
まずは参拝に必要な線香・参拝券を購入します。
参拝券は自販機で購入することができるので、参拝券付き線香代の500円を入れましょう。
参拝券を受付に提示することで、身を清めるための線香を5本もらうことができます。
また一番最後に行う焚き上げに必要な金紙も受付で買えるので、焚き上げをしたい方は一緒に購入しておきましょう。
線香をお供えする
受付から進んで狛犬の後ろの階段を登ると、香炉があります。
この香炉で、線香をお供えしましょう。
香炉は全部で5つありそれぞれ供えられる神様が違うので、香炉に書いてある順番に線香を供えていきます。
本殿内に入って参拝
線香のお供えができたら、いよいよ本殿内に入ります。
本殿の入り口で参拝券をスタッフの方に提示して、参拝方法を聞いてから本殿に進みましょう。
参拝方法は日本の神社などとは違い、下記のようになります。
- 御神体前の拝礼台に跪く
- 合掌して、3回おじぎ
- 自分の住所・氏名・生年月日の後、お願い事を告げる
- 一礼して立ち上がる
この参拝を全ての御神体の前で行って、本殿内の参拝は完了です。
本殿内で引けるおみくじは神筈式
本殿内ではおみくじを引くことができますが、こちらは神筈(しんばえ)式という日本のおみくじとは違ったものになります。
神筈式おみくじは参拝と同じように拝礼台に跪いて、心の中で自分の名前・住所・生年月日・願い事を唱えた後、棒の入った竹筒を上下に振ります。
竹筒から棒が飛び出してきたら、棒に書かれている数字を確認してから、神筈という木製の神具2つを両手で包み込んで心の中で確認した数字でいいか神様に問いかけ、神筈を床に投げます。
神筈が表裏の組み合わせになったらその番号でOK、組み合わせが違えば表裏になるまで何度も投げ直しましょう。
組み合わせが揃ったら、おみくじ受取所で番号を伝えておみくじの結果をもらいましょう。
日本のおみくじのように大吉・中吉などが書いてあるわけではないですが、項目ごとにお金や学業などのことが書かれています。
金紙の焚き上げ
本殿での参拝が終わったら、希望される方は金紙の焚き上げを行います。
本殿から出て進むと焚き上げ用の炉があるので、そちらで受付で購入した金紙を炊き上げます。
金紙は別途1,000円かかるので、特に叶えたい願いなどがある時に購入するといいでしょう。
横濱媽祖廟とは
住所 | 〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町 136 |
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開廟時間 | 9:00〜19:00 大晦日などは変更されます |
定休日 | 年中無休 |
参拝代 | 廟内見学無料 神殿内参拝はrお線香代500円 |
横濱媽祖廟は横浜中華街にある廟で、天上聖母・媽祖が御神体として祀られており、正式な名称は横浜大天后宮といいます。
2006年3月17日に落慶開廟しており、比較的近年にできた廟となります。
媽祖は日本では5世紀に沖縄・琉球王国で祀られたのが初めと言われており、横濱媽祖廟は横浜にふさわしい海の安全を守る媽祖を祀る文化施設です。
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横濱媽祖廟の歴史
横濱媽祖廟ができたのは2006年ですが、日本の媽祖崇拝は1400年代半ばから行われており、中国人が居住した横浜・大阪・長崎などで媽祖を祀った記録が残っています。
現在の横濱媽祖廟は明治時代の清国領事館があった跡地にあり、天上聖母を祀る最初の廟になります。
御神体は天上聖母・媽祖
横濱媽祖廟に祀られている御神体は、西暦960年に中国で生まれた実在の女性である天上聖母・媽祖です。
媽祖は幼い頃から才智に長け、16才で神から導かれてから神通力を使って各地を巡回し悪や禍を退け、人々の病を癒していたと言われています。
28才の9月9日に修行を終えて天に召された後も、赤い衣裳をまとって海上を舞って難民を救助する姿が見られたため、中国の人々は護国救民の神様として祀るようになったのです。
ご利益の内容
横濱媽祖廟で受けられるご利益は多いですが、祀られている神様によってご利益は違います。
天上聖母・媽祖 | 家内安全、商売繁盛、心願成就、開運成就、身体健全、社運隆昌 交通安全、旅行安全、厄難削除、合格成就、安産祈願、息災延命、良縁成就、無病息災、除災招福 |
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玉皇上帝 | 国泰平安 |
月下老人 | 縁結び |
註生娘娘 | 子宝 |
文昌帝君 | 学問 |
臨水夫人 | 安産 |
福徳正神 | 金運招財、財産安全 |
天上聖母・媽祖のご利益はとても多く、多くの方に必要なことはほとんど網羅されています。
また月下老人が縁結びの神様であるので、横濱媽祖廟は特に恋愛のパワースポットとして有名です。
横濱媽祖廟の参拝方法
横濱媽祖廟は参拝は下記の手順で行います。
- 線香を購入
- 線香のお供え
- 本殿内で参拝
- お守りの購入
各手順について、下記で詳しく解説していきます。
線香を購入
まずは参拝券付きの線香を購入します。
参拝券は自販機で買うことができるので、500円を入れて購入しましょう。
その後受付で参拝券を提示して線香を受け取りますが、この時にお守りやこの後の焚き上げで使う金紙を買えます。
線香のお供え
線香を買えたら、本殿回路で線香をお供えします。
本殿回路には5つの香炉があり、それぞれ別の神様が祀られています。
受付でもらった線香は5本あるので、香炉に書いてある数字の順番で一本ずつ供えていきます。
本殿内で参拝
本殿回路での参拝が終わったら、スタッフの方に声をかけて本殿内に案内してもらいます。
本殿内の参拝は下記の手順で行います。
- 御神体前の拝礼台に跪く
- 合掌して三礼
- 心の中で自分の名前・住所・生年月日を告げた後、願い事をする
- 最後に一礼
参拝方法はスタッフの方に聞くこともできるので、不安な場合は事前に確認しておきましょう。
本殿内で引けるおみくじは神筈式
本殿内では、横濱関帝廟と同じ神筈式おみくじを引くことができます。
こちらも拝礼台に跪いて自分の名前・住所・生年月日・願い事を唱える、竹筒を振って棒を出す、棒の数字で良いか神様に問いかけ、神筈を床に投げる手順でおみくじを引きます。
分からない場合はスタッフの方に手順を聞けるので、気軽におみくじを引いてみましょう。
お守りの購入
本殿内ではお守りを買うことができるので、受付で買わなかったけどやっぱり欲しいという方は、こちらで買ってもいいでしょう。
受付で買えるものと内容は同じですが、本殿内で購入すればすぐに香炉でお清めできます。
購入できるお守りは、ピンク色の開運厄除と、黄色の招財進寶になり、それぞれパワーストーンが入っています。
お守りのお清めは、1番の香炉の煙にお守りを当てて、3回くぐらせることでできます。
お守りは年に1回お香でお清めすれば返納しなくていいので、1つ持っておくといいでしょう。
横浜中華街のパワースポットでご利益を得よう
横浜中華街には横濱関帝廟と横濱媽祖廟の2つのパワースポットがあり、それぞれ関羽と媽祖が御神体として祀られています。
多くのご利益を受けながら日本とは違った参拝やおみくじが体験できるので、友達や家族と訪れてもいいでしょう。
500円で参拝ができるので、中華街で食べ歩きをする時などに、ぜひ一度パワースポットにも足を運んでみてください。