積立NISAは貯金に比べて利回りがよく、投資のなかでもリスクが低いため、昨今注目されている資産運用方法です。
社会人になったことや子供が生まれたことをきっかけに積立NISAを始めようと考えている方も多いのではないでしょうか?
しかし、同じ積立NISAでも証券会社によってサービス内容は異なります。
そこで今回は、フィデリティ証券の積立NISAについて、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
そもそも積立NISAとは?どこよりもわかりやすく解説
積立NISAは非課税になる超お得な制度
では、そもそも積立NISAとはどのような制度なのでしょうか。
一言で言ってしまえば、一定の投資額まで税金がかからない超お得な制度です。
積立NISAは、2018年1月から開始された長期の積立・分散投資を少額から行うことを支援する非課税制度です。
積立NISAの商品は、金融庁が長期の積立・分散投資に適したと認めたもののみが投資対象となるため、失敗するリスクが非常に低いことが特徴です。
ちなみに、ここでいう分散投資とは「時間分散」のことを指します。
時間分散とは、投資するタイミングと金額をあらかじめ決めておき、そのタイミングになったら決めた金額を投資するというものです。
例えば、積立NISAでは多くの利用者が月単位で投資金額を決めて投資しています。
積立NISAは
「少額から投資可能」
「一定額まで税金がかからない」
「時間分散投資が簡単にできる」
という投資初心者に嬉しいメリットがそろっているため、非常に始めやすい制度となっています。
積立NISAの押さえてほしい4つのポイントをご紹介
積立NISAは、投資初心者の方におすすめな制度だとおわかりいただけたのではないでしょうか。
では、具体的に積立NISAがどのような制度なのか、4つのポイントに分けてご紹介していきます。
【積立NISA:4つのポイント】
- 非課税となる期間が最長20年
- 非課税投資額は年間40万円
- 買い付けは定期的に継続したもの(積立)であること
- 対象商品は金融庁が認めた投資信託等
投資をした年から最長20年間の間に得た分配金と売却益(譲渡益)が非課税になり、通常口座でかかる20.315%の税金がかかりません。
そのため、非課税で投資できる総額は最大800万円(年間40万円×20年)となります。
つまり、積立NISAは長期運用することで、メリットを得られる制度だということです。
短期で稼ぎたい方には不向きの投資制度だと言えるでしょう。
積立NISAとNISAは何が違う?徹底比較
ここまで読んでくださった方のなかには「積立NISAはNISAと何が違うの?」と疑問に思っておられる方も多いのではないでしょうか。
そこで、ここでは積立NISAと普通のNISAは何が違うのか、制度を比較していきます。
以下の表にまとめたので、ぜひ参考にしてください。
積立NISA | NISA | ||
---|---|---|---|
口座開設について | 対象者 | 日本在住で20歳以上 | |
必要提出書類 | マイナンバー | ||
金融機関変更 | 可 | ||
お取引について | 取引主体者 | 口座名義人(ご本人) | |
非課税投資枠 | 40万円/年 | 120万円/年 | |
非課税期間 | 最長20年 | 最長5年 | |
口座開設期間 | 2037年まで | 2023年まで | |
対象商品 | 金融庁が認めた投資信託等 | 上場株式、ETF、投資信託等 | |
ロールオーバー | 不可 | 可 | |
払出期間 | なし |
簡単に言えば、積立NISAのほうがより長期の資産運用に向いている制度であるということです。そのため、積立NISAのほうがリスクも低く、株式投資の知識がなくても始めやすい制度であると言えるでしょう。
積立NISAはどんな人におすすめ?
積立NISAとNISAの違いはご理解していただけたでしょうか。
しかし、「違いは分かったけど結局積立NISAはどんな人におすすめなの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
主に以下の3パターンの人におすすめです。
- 長期運用を見据え、積立でコツコツ資産形成したい方
- 年間投資額が40万円未満の方(月33,000円が目安)
- 運用方法に迷っている、株式投資の知識が浅い初心者の方
つまり、積立NISAは「株を初めてやる人」「株の知識がない人」が簡単に株式投資を始められるとてもおすすめの制度なのです。
貯金をするより利回りもよいため、年齢・性別・社会的地位を問わず始めることをおすすめします!
フィデリティ証券積立NISAのポイントと取扱い商品
積立NISAは、株式投資初心者の方でも簡単に取り組むことができるリスクが低い投資だとお分かりいただけたのではないでしょうか。
では、ここからはフィデリティ証券積立NISAのポイントと取扱い商品について、分かりやすく解説していきます。
フィデリティ証券積立NISAの基本情報のポイント
では、フィデリティ証券の積立NISAの商品本数や手数料など基本情報についてご紹介します。
商品本数 | 38本 |
---|---|
最低積立金額 | 1000円 |
積立頻度 | 毎月 |
銀行引き落とし対応 | 全国の銀行に対応可 |
そもそも積立NISAの取り扱い商品は、金融庁が低リスクであると判断した150本程度です。
全体数である150本に対しフィデリティ証券は38本と少なく感じられるかもしれませんが、選択肢が少ないということはその分選びやすいので、積立NISAを初めて行う方には嬉しいですね。
また、最低積立金額は1000円となっています。
積立NISAの毎月の上限は33000円が相場ですが、1000円単位で投資できるのは資金が十分にない方でも気軽に始められるのではないでしょうか。
フィデリティ証券積立NISAの取り扱い商品
フィデリティ証券積立NISAの商品数は38本だとお伝えしましたが、具体的にどのような商品があるのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
そこでここからは、フィデリティ証券積立NISA商品をご紹介していきます。
ぜひ参考にしてくださいね!
ここでは、積立NISA初心者の方が最も多く購入するであろう主な国内株式をピックアップしてご紹介していきます。
ぜひ参考にしてください。
国内株式
運用スタイル | 商品名/企業名 |
---|---|
アクティブ | ひふみプラス/レオス・キャピタルワークス |
パッシブ | eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)/三菱UFJ国際投信 |
パッシブ | eMAXIS Slim国内株式(日経平均)/三菱UFJ国際投信 |
パッシブ | ニッセイTOPIXオープン/ニッセイアセットマネジメント |
パッシブ | ニッセイJPX日経400インデックスファンド/ニッセイアセットマネジメント |
パッシブ | ニッセイTOPIXインデックスF/ニッセイアセットマネジメント |
パッシブ | eMAXIS 日経225インデックス/三菱UFJ国際投信 |
パッシブ | SMT JPX日経インデックス400・オープン/三井住友トラスト・アセットマネジメント |
パッシブ | SMT 日経225インデックス400・オープン/三井住友トラスト・アセットマネジメント |
パッシブ | SMT TOPIXインデックス・オープン/三井住友トラスト・アセットマネジメント |
これ以外にも、「全世界株式」や「先進国株式」など、様々な種類の商品が豊富にそろっています。
ぜひ「これだ!」と思う商品を見つけて投資してみましょう!
フィデリティ証券積立NISAの口座開設方法を解説
では、ここからはフィデリティ証券積立NISAの口座開設方法を分かりやすく解説していきます。
詳しく解説!フィデリティ証券積立NISAの口座開設方法
さっそくフィデリティ証券証券積立NISAの口座開設方法を解説していきますので、ぜひ参考にして口座開設をしてみてください!
ここでは5段階に分けてご説明していきます。
まず前提として、NISA専用の口座を開設する前に総合口座を開設してください。
①積立NISA口座開設書類を請求する
積立NISAを始めるには、NISA専用の口座を開設する必要があります。
そのため、NISA専用口座を開設するために必要な書類をフィデリティ証券に請求しましょう。
②必要書類を提出する
届いた書類に必要事項を記入し、本人確認書類・マイナンバー確認書類を併せて郵送で提出してください。
総合口座開設時にすでにマイナンバーを提出している場合は、マイナンバー確認書類は不要です。
③税務署での審査
この段階は、読んでいただいている皆さんは直接関係ありません。
フィデリティ証券が皆さんの提出書類を元に、税務署に積立NISA口座の開設申請を行います。
他の金融機関で重複口座がなければ、確認書類が交付されます。
クレジットカードなどとの審査とは異なり、よっぽどのことがない限り税務署の審査に通らないという事態はないので、安心してください。
④積立NISAの口座開設完了
税務署の審査が通ったら、積立NISAの口座開設完了です。
⑤積立買い付け方法の指定
所定の書類で、積立買い付け方法や買い付け銘柄を指定して、積立NISAの利用を開始することができます。
フィデリティ証券で積立NISAを始めよう
いかがでしたでしょうか。
フィデリティ証券の積立NISAは、毎月1000円から積立可能、そして38種類の豊富な銘柄がそろっていることから、株初心者の方も非常に始めやすくなっています。
ぜひこの記事を参考にしてフィデリティ証券で株式投資を始めてみましょう。