株式投資

配当とは?【株式投資初心者向け用語解説】

配当とは

1.「配当」を簡単に解説

配当…会社が稼いだ利益の中から、株主が直接受け取れる分け前のこと

2.「配当」を詳しく解説

「配当」とは?

では、より詳しく「配当」について解説していきます。

配当は、冒頭でお伝えしたように、会社の利益から株主が直接受け取ることができる分け前のことです。

では、そもそも株主とは何か皆さんご存知ですか?

株主…企業の株を持っている人のこと。株主は会社のオーナー

つまり、株を買う=その企業のオーナーになることができるため、会社が利益を上げれば持っている株に応じて分け前を受け取ることができるのです。

また、配当金は会社の利益が大きくなれば増え、業績が悪くなれば減りはするものの、比較的着実に利益を得られる方法です。

ただし、1点注意しておくべきことあります。

それは、すべての企業が配当を出すわけではないことです。

例えば、業績が悪い企業は利益に余裕がないため、配当金を出すことはありません。

また、ベンチャー企業はたとえ利益が出ても新規事業の資金に回すことが多いため、配当金を出さないところが多いです。

配当金を受け取りたいなら、投資する企業が利益の上がる事業をしているのか、また配当を実施しているのかを事前に確認するようにしましょう。

「配当」はいくらもらえる?

では、「配当」は具体的にいくら程度もらうことができるのでしょうか。

結論から申し上げますと、配当金の金額は企業によって異なります。

では、投資したい企業の配当金がいくらなのか、どのように判断したらよいのでしょうか。

答えは、「配当利回り」をチェックすることです。

配当利回り…購入した株価に対し、1年間でどれだけの配当を受けることができるかを示す数値

つまり、配当利回りが分かれば大体いくら程度の配当金を手に入れることができるのか分かるのです。

では、具体的に配当利回りはどのように求めることができるのかご説明します。

配当利回り(%)=1株当たりの配当金÷現在の株価

例えば、以下のような2つの企業の株があったとします。

会社名 A社 B社
1株あたりの株価 1000円 500円
1株あたりの配当金 10円 10円

上記のどちらがお得に感じますか?

1株あたりの配当金が同じなら、株価が安く投資額が低くなるB社ですよね。

これが配当利回りです。

それぞれの配当金を求めると以下のようになります。

  • A社 1株あたりの配当金10円÷株価1000円=配当利回り1%
  • B社 1株あたりの配当金10円÷株価500円=配当利回り2%

つまり、配当利回りが高ければ高いほどもらえる配当金は高くなりお得であるということです。

ちなみに、日本の平均配当利回りは約2%なので、投資したい企業の配当金利回りを見る際には2%を基準に高いか低いかを判断するとよいでしょう。

中には配当利回り6%という企業もあるため、ぜひチェックしてみてください。

「配当」を手に入れるための条件

配当金がいくらもらえるかはお分かりいただけたのではないではないでしょうか。

しかし、配当金を受け取るにはいくつか条件があることをご存知ですか?

せっかく配当利回りが高い企業を見つけて投資しても、「条件を知らなくて配当金を受け取れなかった」となってはせっかくの資金や手間がもったいないです。

ここでは、配当金を受け取るための条件をご紹介していきます。

配当金を受け取るには権利確定日に株主でいることが必須

配当金を受け取るための条件は、権利確定日に株主でいることです。

では、権利確定日とはなんでしょうか。

権利確定日…企業の決算日。詳細な日時は企業によって様々。権利確定日に株主でいることで、配当金と株主優待を手に入れることができる

ここまで読んでいただいた方のなかには「じゃあ権利確定日に株を買えばいいのか」と思われた方もいらっしゃるでしょう。

しかし、権利確定日に株を買っても配当金を受け取ることができません

なぜなら、株主として株主名簿に名前が登録されるには、権利確定日の3営業日前までに株を買わなければならないためです。

この権利確定日の3営業日前の日のことを権利付き最終日といい、権利付き最終日の翌日を権利落ち日と言います。

  • 権利付き最終日…権利確定日の3営業日前。この日に株主でいることで、権利確定日に株主名簿に名前が記載される。つまり、配当金と株主優待を受け取るためには、権利付き最終日に株主でいることが必須
  • 権利落ち日…権利付き最終日の翌日。この日に株主になっても配当金や株主優待を受け取ることはできない

たくさんの言葉がでてきて分かりにくいと思うので、例として下の表にまとめました。

ぜひご覧ください。

2月1日 4営業日前
2月2日 3営業日前 権利付き最終日 この日に株主であれば配当を受け取れる
2月3日 2営業日前 権利落ち日 この日に株主になっても配当は受け取れない
2月4日 1営業日前
2月5日 権利確定日
2月6日

つまり、権利付き最終日に買って権利落ち日に売れば、株を1日しか保有してなくても配当金がもらえるのです。

「超お得じゃん!」と思われるかもしれませんが、他の投資家も同じように考えています(笑)

そのため、権利付き最終日に向けて株価が上がり、権利落ち日に株価が下がることは頻繁に起きています。

もし配当金目当てで株を買うなら、権利付き最終日の数週間前までに買っておくのがおすすめです。

無事に配当をもらう権利を得たら、確定日から2ヶ月くらいで税引きされた金額の配当金を受け取れます。

3.「配当」のポイント

では、最後に「配当」のポイントをまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

  • 配当とは、会社が稼いだ利益から株主が直接受け取れる分け前のこと
  • 配当金がいくらもらえるかは、配当金利回りでわかる(平均2%で、高いほどお得)
  • 配当金を受け取るには権利確定日に株主でいることが必須
  • 権利確定日に株主でいるには、3営業日前の権利付き最終日に株主でいる必要がある

いかがでしたでしょうか。

配当は不安定な株式投資のなかで最も安定した利益です。

ぜひ効果的に活用することで、利益を増やしていきましょう。

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