IPO株は、証券取引所に上場する株式で、上場前に購入することができます。
上場する前にかった価格と、初値の差額で利益を得やすい株になっているので、初心者でも簡単に利益をだすことができます。
今回はIPO株の投資方法やメリット・デメリット解説します。
IPO株で投資をはじめたいけど、詳しくしらないという人は必見です。
IPO投資におすすめの証券会社も紹介しているので参考にしてください。
IPO投資は初心者でも簡単にできる
IPO株は普通の株式投資と違い、抽選が行われます。
抽選に当選して株を購入すると、高確率で上場した後の初値売却で利益をだすことができます。
IPO株は普通の株式銘柄と違い未公開株となっているので、通常の株式銘柄のように購入することができません。
抽選に当選する必要がありますが、株を購入するだけで利益を出せる確率が高い為、投資家から高い人気を得ています。
IPO投資の3つのメリット
IPO株で投資するメリットを紹介します。
IPO株で投資するメリット
- 利益を出せる確率が高い
- 当たれば大きな利益を期待できる
- 初心者でも簡単にはじめられる
IPO株は、通常の株式と違い難しい分析を駆使して投資する必要がないので初心者でも簡単に始められます。
利益を出す確率も高いので、
初値売却で利益をだすことができる
2015年~2020年のIPO株を購入したケースで、初値売却で利益を出すことができた確率は8割を超えています。
2015年~2020年のIPO株案件 | |||
---|---|---|---|
年代 | 新規上場案件 | 初値が公開株価を上回った案件 | 初値が公開株を下回った案件 |
2020年 | 91件 | 69件 | 22件 |
2019年 | 86件 | 76件 | 9件 |
2018年 | 90件 | 80件 | 10件 |
2017年 | 90件 | 82件 | 8件 |
2016年 | 83件 | 67件 | 15件 |
2015年 | 92件 | 82件 | 8件 |
2020年では91件中69件初値が公開株を上回っており、初心者でもIPO株を購入できれば利益をだせることがわかります。
ただし、初値が公開価格を下回るケースもあるので損失リスクも考えておく必要があります。
IPO株の初値売却で大きい利益を狙える
IPO株の初値売却は、利益率の大きい銘柄もあります。
大きく利益を狙えるIPO株を購入した場合、抽選に当選しただけで資金を増やすことができます。
2020年のIPO株で初値が大きく騰落した銘柄は以下の通りです。
2020年のIPO株で初値が大きく騰落した銘柄 | ||
---|---|---|
IPO銘柄 | 公開前の価格 | 初値 |
ENECHANGE(4169) | 600円 | 2400円 |
ビートレンド(4020) | 2800円 | 10010円 |
MIT HD(4016) | 610円 | 3590円 |
2020年のIPO株では400%以上の騰落率をだしている銘柄もありました。
100株購入している場合約30万円の利益になっているで、大きく上回れば購入するだけで利益を得られます。
IPO投資は始め方が簡単
IPO投資の始め方は簡単で、IPO株抽選に応募して当選すれば投資することができます。
当選率が低いのが難点ですが、深く情報収集して分析する必要がないので初心者でも手軽にはじめることができます。
IPO投資の3つのデメリット
IPO投資はメリットが複数ありますが、デメリットも存在します。
IPO投資のデメリット
- 当選率が低い
- 資金がある程度必要
IPO投資は抽選に当選しなければ投資できないので、当選率を上げるために応募数を増やす必要があります。
応募数を増やすと必然的に資金が多くかかるので、少額でIPO投資するには難しいのが現状です。
IPO株の抽選に当たりにくい
IPO投資は、基本的に証券会社の抽選を受けて当たる必要があります。
IPO株は基本的に主幹事・幹事の証券会社に分配され、投資家は分配された株を抽選購入します。
各証券会社によって分配方法は異なりますが、証券会社を良く利用している人に分配する裁量分配をしている場合初心者がIPO株を取得できる可能性は低くなります。
平等に抽選分配をしている証券会社でも、倍率が基本的に高いので、当選しにくいのが最大のデメリットです。
当選確率を上げる為にまとまった資金が必要
IPO株の購入に必要な資金は、証券会社によってことなりますが、公開前の価格によっては資金を100万円程用意する必要があります。
当選確率を上げる為に、複数の証券会社で応募すると2倍の資金を欠けて抽選する必要があります。
上記のようにIPO投資をするにはまとまった資金が必要となるため、少額資金で投資をはじめるには厳しい環境となっています。
しかし近年1株単位で申し込みできるIPO株サービスもでてきているので、少額投資死体人は検討してみるのも1つの手段です。
IPO投資に最適な証券会社の選び方
IPO投資に最適な証券会社の選び方は、IPO株銘柄の取り扱いの多さと、主幹事になる割合の多さがポイントとなります。
IPO株の銘柄が豊富だと、抽選申し込みする機会が増えるので当選率もあがります。
IPO株の銘柄選びも大切ですが、当選しやすい証券会社を選ぶことは1番大切なので把握しておきましょう。
IPO株の取り扱いが多い証券会社
IPO株を取り扱っていない証券会社も国内には存在します。
IPO投資をしたい人は、IPO株の主幹事証券会社・幹事証券会社を厳選して口座開設することをおすすめします。
IPO株の分配は主幹事証券会社に8割程分配され、幹事証券会社に残りの株を分配します。
上記のことから、IPO株で投資をはじめるには主幹事証券会社・幹事証券会社での口座開設が必須となります。
IPO株の分配で主幹事にことが多い証券会社
IPO株が分配される割合は主幹事証券会社のほうが多く、幹事証券会社は少なくなっています。
主幹事証券会社での抽選は、分配されている株も多いので比較的当選する確率が高くなります。
幹事証券会社でも、幹事になる回数が多い証券会社はIPO株の当選率が高くなるのでおすすめです。
裁量分配でなく平等抽選を実施している証券会社
裁量分配は、証券会社側が分配する投資家を決める制度で、個人で申し込むことができません。
裁量分配をおこなっている証券会社は、抽選分配もありますが割合が少ないのでおすすめできません。
特にネット証券は、完全平等抽選をおこなっていることが多いので初心者におすすめです。
IPO投資は初心者でも簡単にはじめられるからおすすめ
IPO投資は、初心者でも簡単に利益を上げられる投資方法です。
抽選に当選する必要があり、当選率が低いことが難点ですが、だれでも利益を得られるチャンスがあるのでおすすめです。
ただし、大きい利益を狙えるものの損失リスクも当然あります。
元本割れになってしまうと、苦労して手に入れたIPO株で損失が発生してしまうので注意しましょう。