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株主優待の転売は違法?株主優待を高く売るポイントと注意点を徹底解説

編集者:Money Theory編集部
株主優待 転売

株主優待は、持っている銘柄によって食べ物や金券など、バリエーション豊かなものをもらえるので、投資生活がより楽しくなりますよね。

ただ、株式投資を「稼ぐ」こと1点に注力して行っている方は、株主優待もお金に換えたいと思われているのではないでしょうか。

しかし、実際法律的に株主優待を転売するのはアリなのか、疑問に思われる方もいらっしゃるかと思います。

そこで今回は、株主優待の転売はアリなのか、高く売るコツはあるのか、詳しくご説明していきます!

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株主優待を転売するのは違法?

では、そもそも株主優待を転売するには違法なのか、詳しく解説していきます。

株主優待の譲渡は原則禁止だが違法ではない

結論から申し上げますと、株主優待の譲渡は違法ではありません。

しかし、原則株主優待の譲渡は禁止されています。

株主優待券を見ると、ほとんどの企業の株主優待に「有償譲渡は禁止する」と書かれているからです。

「有償譲渡は禁止する」とは、株主優待を転売したり譲るのではなく自分で使用するようにという意味です。

つまり、株主優待は原則自分で使用するのが好ましいのです。

ただ、先ほども申し上げたように、株主優待の転売行為は違法ではありません。

「有償譲渡は禁止する」とは、あくまでも株主優待券の発行企業からのお願いなので、法的な拘束力はありません。

そのため、本当のことを言えば株主優待は自分で使用した方がいいですが、株主優待の転売自体は決して違法ではなく実際に株主優待を転売している人も多くいますので、安心してください。

株主優待の転売に古物商許可証は不要

転売は違法ではないと分かったところで、次に疑問なのが「株主優待の転売には古物商許可証が必要なのか」という点ですね。

通常、金券・ものに限らず中古品の転売を行うには古物商許可が必要です。

そのため、古本屋やリサイクルショップといった中古品の転売ビジネスでは、必ず古物商許可を取得しています。

しかし、個人的に所有している株主優待券を転売するだけだったら古物商許可は必要ありません。

古物商許可が必要となるのは、営利目的かつ反復継続して転売するときだけなので、株主優待は特に資格などなくても大丈夫です。

株主優待を転売する方法

株主優待を転売するには違法ではないとわかったところで、具体的に株主優待を転売してお金に換えるにはどうしたら良いかお伝えします。

主に以下の2通りの方法があります。

  1. ネットサイトで株主優待を売買する
  2. 金券ショップで株主優待を売買する

それぞれ詳しくご説明していきます。

フリマサイトで株主優待を売買する

株主優待をお金に換える方法1つ目は、ネットサイトで株主優待を売買する方法です。

ネットサイトと一口に言っても様々な媒体がありますが、主にオークションとフリマサイトがよく利用されています。

オークションでもフリマサイトでも自分で価格を決めて株主優待券を出品できるので、うまくいけば高い値段で買いとってもらうことが可能です。

ただ、出品したからと言って必ずしも買い取ってもらえるわけではないので、値段設定をする際には、塩梅を調整することが大切になるでしょう。

また、あくまでも個人間の取引となるので、梱包や発送作業、さらには相手とのやり取りも自分で行う必要があります。

ちなみに、ネットサイトでおすすめなのは、人気が高い「ヤフオク」です。ヤフオクは、ユーザーも出品数も多いため、売れやすい傾向にあります。買うこともできるので、自分がほしい優待品があったら買う側で利用するのも手です。

金券ショップで株主優待を売買する

株主優待をお金に換える方法2つ目は、金券ショップで株主優待を売買することです。

駅前や駅なかにある金券ショップであれば、どんな種類の株主優待券でも基本的に買い取ってもらえます。

ただ、やはり買い取ってもらいやすいものともらいにくいものがあります。

図書カードやビール券など全国共通かつ無期限のものは買い取ってもらいやすいですが、有効期限があるものや店舗の数が限られているものは、買い取ってもらえたとしても安値になってしまう可能性があります。

ただ、やはり効期限が長いほど高値になる傾向がありますし、反対に期限ギリギリだと安値になるため、使わないと分かっていれば早めに売ることをおすすめします。

金券ショップで転売するおすすめのケースとしては、有効期限は近いが自分で使用する予定がないもの、他の手段で転売できなかったものを売りたい場合です。

株主優待の転売で儲けるポイント

株主優待をお金に換える方法はわかったと思います。そこでここからは、さらにお金を稼ぐために、株主優待の転売で儲ける3つのポイントをご紹介します!

具体的には以下の3点です。

  1. 売りたい株主優待の相場を知る
  2. 使用期限に余裕がある株主優待を転売する
  3. 換金率が高い株主優待を転売する

それぞれ詳しくご説明していきます。

売りたい株主優待の相場を調べる

ポイント1つ目は、売りたい株主優待の相場を知ることです。

株主優待を高く売るには、「どの株主優待が売れているのか、また売れるとしてらいくら程度で買い取ってもらえるのか」という相場を調べましょう。

調べる具体的な方法は、アクセスチケットやチケットオンラインをはじめとする金券ショップのWebサイトで見る方法と、実際に金券ショップにいくら程度で売れるか持って行く方法です。

基本的には、金券ショップよりwebサイトの方が相場が高いです。

ただ、webサイトの場合は送料などの手数料もかかるので、すべてを含めてどちらがお得になるか見極める必要があります。

高く売るには、何を売るかだけでなく「どこで売るか」が大切なのです。

使用期限に余裕がある株主優待を転売する

ポイント2つ目は、使用期限に余裕がある株主優待を転売することです。

具体的には、最低でも使用期限が切れる3か月前までに売るとよいでしょう。

多くの株主優待券には期限があり、使用期限が近づくと一気に価格が安くなってしまうからです。

そのため、自分で使用することはない株主優待は、手元に届いたらすぐに転売することをおすすめします。

金券ショップだとその場で換金できますが、オークションやフリマサイトに出品する場合は売れないまま有効期限が近づいてくるという事態が起こらないように気を付けましょう。

換金率が高い株主優待を転売する

ポイント3つ目は、換金率が高い株主優待を転売することです。

「換金率が高い」とは、現金化するときの率が高いということで、株主優待に関しては高く売れるものを指します。

例えば、投資を行っていて似たような株主優待が集まることもよくあります。その場合、より換金率が高いものを売りに出すのです。

例えば、同じ金券でも企業のロゴやキャラクターが入った企業のオリジナルだと買い取り価格が下がります。

そのため、転売を考えていて種類が選べる場合には市販のデザインのものを選んだ方がよりお得なのです。

株主優待を転売するときの注意点

株主優待の転売では、やり方次第でさらにお得になるとわかっていただけたのではないでしょうか。ただ、やはり気を付けてほしいこともあるので、ここからは特にありがちな2つの注意点をご紹介します。

本人しか利用できない株主優待もある

株主優待を転売するときに気を付けてほしいこと1つ目は、本人しか利用できない株主優待があることです。

株主優待を転売する際には、事前に使用条件をしっかり確認するようにしましょう。

金券ショップでは、持ち込んだ時点で確認をされ買い取り不可となりますが、もっと気をつけるべきはネットサイトです。

よく確認しないまま、本人しか利用できない株主優待を売って売れてしまった場合、クレームや返品になり、余計にお金がかかります。

本人しか利用できない株主優待券として、映画館の優待券があります。TOHOシネマズの株主優待券は、優待券と株主カードをセットで提示する必要があり、本人と証明しなければ利用できないのです。

事前にしっかり確認してから転売することが大切です。

株主優待の転売が禁止のサイトもある

株主優待を転売するときに気を付けてほしいこと2つ目は、株主優待の転売が禁止のサイトがあることです。

以下は大手フリマサイトアプリ「メルカリ」についての質問です。

転売

見ていただければわかるように、メルカリは株主優待券の取り扱いを禁止しています。

そのため、もしメルカリで株主優待を転売すると出品取り消し・アカウントの停止などをさせられるリスクがあります。

株主優待券をオークションサイトやフリマサイトで転売する場合には、出品する前にそのサイトが株主優待券の転売を禁止していないか、必ず事前にチェックするようにしましょう。

株主優待の転売は違法ではないがトラブルに注意

いかがでしたでしょうか。

株主優待の転売も、株式投資と同様に相場や転売する場所をしっかりリサーチして最もお得になる方法を見つけることが大切です。

せっかくの株主優待を活かすも殺すも自分です。

まずは情報収集をして、お得に株主優待の転売を行いましょう!

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