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株式投資の稼ぎ方は3通り!初心者でも株式投資で稼げる方法を教えます

編集者:Money Theory編集部
株 稼ぎ方

「株式投資って具体的にどんな稼ぎ方があるの?」と疑問に思っている方、実は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、具体的な株式投資の稼ぎ方、また効率的に稼ぐ方法やポイントをご紹介していきます!

株式投資で稼ぎたい方必見です。

株式投資の稼ぎ方は3通りある

そもそも株式投資には、3通りの稼ぎ方があります。

具体的には以下の3つです。

  1. 値上がり益
  2. 配当益
  3. 株主優待

それぞれ詳しくご説明していきます。

1.値上がり益

株式投資で稼ぎ方1つ目は、値上がり益で稼ぐことです。

簡単に言えば「安く買った株を高く売る」ことで、差額が利益となる方法です。

この方法が最も稼げる方法で、投資家の多くはこの「値上がり益」を目的に株を売買しています。

2.配当益

株式投資で稼ぎ方2つ目は、配当で稼ぐ方法です。

株主には、会社が得た利益の1部が還元されます。

これを「配当」と言います。

配当…株主に対し、会社の利益の一部を還元すること

先程ご紹介した値上がり益が、保有している株の10%や50%と大きな利益を狙えるのに対し、配当は2,3%程度です。

少ないと思われるかもしれませんが、値上がり益は値下がりしてしまえば利益どころか損失につながってしまいます。

一方で配当は、会社の利益が大きく膨らめば増え、業績が悪くなれば減りはしますが、損失にはなりません。

つまり、配当は着実に利益を得られる方法と言えるのです。

ただ、すべての銘柄で配当があるとは限りません。

会社の業績が悪くなりすぎると、配当がなくなってしまうケースもあるため注意が必要です。

3.株主優待

株式投資で稼ぎ方3つ目は、「株主優待」で稼ぐ方法です。

株主優待とは具体的にどのようなものか皆さんご存知ですか?

株主優待…株主に対し、会社の利益を還元する制度。食事券や映画の鑑賞券、割引券や自社の製品など、企業によって種類は様々

先程配当は保有している株の2.3%程度の利益だとお伝えしましたが、配当に株主優待を加えた実質配当利回りが5%を超える銘柄も珍しくありません。

とてもお得ですよね。

「値上がり益・配当益・株主優待」効率的に稼ぐ方法は?

株式投資には「値上がり益・配当益・株主優待」の3つの稼ぎ方あるとおわかりいただけたのではないでしょうか。

では、ここからはそれぞれどんなことに気をつければ効率よく稼げるのか、ご紹介していきます。

1.値上がり益で効率よく稼ぐ方法

では、値上がり益で効率よく稼ぐにはどうしたらよいのでしょうか。

値上がり益とは、株式を「安く買って高く売る」ことで発生する差額分の利益です。

つまり、値上がり益を得るには「良い銘柄を安く買う」ことが非常に大切になってきます。

そこでここでは、

  • 良い銘柄の見つけ方
  • 株を安く買う方法

の2点をご紹介していきます。

では、良い銘柄を見つけるにはどうしたらよいのでしょうか。

ここからは、銘柄の見つけ方を5段階に分けてご紹介していきます。

①着眼:身近な商品やお店に目を向ける

まずは身近なところから探しましょう。

よく利用するお店や気になるお店、気になる新商品や気になるサービスなど、自分の生活の身近にあるもので探してみてください。

良いなと思うものがあったら、それに関連する会社を調べましょう。

どの会社がどの製品やサービスを提供しているのかを確認してください。

②情報収集:会社の概要を理解する

身近なところで気になる会社(銘柄)があったら、会社の数字を見てください。

具体的に以下の4点は必ずチェックするようにしてください。

  1. 会社の規模(売上高、従業員数、店舗数)
  2. 儲かっている会社なのか(利益額)
  3. 効率的に儲けているのか(売上高に対して利益が何%あるのか、株主資本に対して何%の利益が上がっているか)
  4. 借金は多くないか(借入額)

では、これらの情報はどのように調べればよいのでしょうか?

初心者の方におすすめなのは、東洋経済新報社の会社四季報や日本経済新聞社の会社情報です。最初は財務の数値に加え、解説文も詳しく読むようにしてください。

もし、気になっていた会社が儲かっていない、借り入れが多い場合は、他の会社を探すことをおすすめします。ちなみに会社四季報は1年に4回発売されます。

③予想:株価が何倍になるか

株式投資成功のカギを握るのがこの作業です。

良いなと思った会社のサービスや商品が普及したら、会社全体の売り上げや利益はどれほど上がるのか、大体でいいので予想してみてください。

例えば、画期的な新サービスや新商品を展開している会社であったら、5年後に利益が2倍・3倍になることも十分予想できます。

利益が上がる可能性が予想できる会社を見つけられたら、次の段階に進みましょう。

④最終確認:株価をチェック

利益が上がる予想ができる会社を見つけたら、その会社の株価をチェックしてください。

まず、株価と最小取引単位(たとえば100株か1,000株か)を見て、最低投資金額を確認します。

次に、株価が割高か割安かを見る指標を確認してください。

ここでは、初心者がチェックすべき2つの指標をご紹介します。

  1. PER…1株あたり、純利益の何倍買われているかを表す指標。PERの数値が低いほど、利益に対して株価が割安と判断できる。
  2. EPS…1株あたりどれくらい利益をあげているのかを示す指標。EPSの数値が大きいほど利益を上げていると判断できる。過去のEPSと比較して数値が上昇していれば株価は上がりやすい。

では、株価は一株利益の何倍が適正なのかと言いますと、15~20倍前後が市場平均並みだと考えてください。

⑤投資判断

最後にその企業の銘柄が将来どこまで上がるかを予想して、投資をするか判断しましょう。

ここで覚えてほしいのがPERです。

PER…1株に対して純資産がどのくらいあるかを表す指標。BPSの数値が大きいほど健全な経営をしている。

例えば、現在の株価が続くと仮定して、将来のPERはどうなるかを予想します。

(将来のPER)=(株価)÷(将来の一株利益)

将来の一株利益が現在の2倍になり、株価が現在と変わらなければ、将来PERは現在のPERの半分になりますね。

では次に、現在のPERが20倍と市場平均並みとしましょう。しかし3年後に利益が現在の2倍になる可能性があるなら、将来のPERは株価が変わらなければ10倍になります。

これは市場平均である15~20倍より低いので、業績の伸びにあわせて株価は上昇していくと予想できるのです。

見つけた銘柄を安く買う方法

良い銘柄を見つけたら、どのように買えば安く買うことができるのでしょうか。

もちろん、株式市場の相場から今後の株価を予測することは非常に大切です。

しかし、株価の予測は非常に難しく予測が外れてしまうことは決して珍しいことではありません。

そこでここでは、誰でもできる株式の注文方法について、ご紹介していきます。

大切なのは「安く買う」こと

値上がり益で稼ぐために最も重要なのは、「安く買う」ことです。

どれだけいい銘柄でも株価が高いときに買っては意味がありません。

ここで重要となってくるのが「買い注文」です。

買い注文には以下の2通りがあります。

  • 指値注文…「株価がいくらになったら買う」と指定して注文する
  • 成行注文…「いくらでもいいから買いたい」と注文する。かなり高い確率で買える反面、思わぬ高値で取引が成立してしまう場合もあるため注意が必要

値上がり益で稼ぐには「安く買って高く売る」ことが何よりも大切です。

そのため、確実に自分が指定した値段で買える指値注文が一般的ですし、初心者の方におすすめです。

しかし、指値注文の場合、売り注文に対し買い注文が多い場合は、取引が成立しないことがあるため注意してください。

2.配当益で効率よく稼ぐ方法

配当益で効率よく稼ぐために大切なことは、配当がどのくらいもらえるのかを必ずチェックすることです。

企業によっては配当を配っていないところもありますし、配当の金額が低いところももちろんあります。

そのため、配当で効率よく稼ぐには、配当がいくらもらえるのかをチェックしてから銘柄を購入するのが大切になるのです。

では、具体的にどのようにチェックしていけばよいのか、ご紹介していきます。

配当利回りをチェックする

では、投資したい企業の配当金がいくらなのか、どのように判断したらよいのでしょうか。

答えは、「配当利回り」をチェックすることです。

配当利回り…購入した株価に対し、1年間でどれだけの配当を受けることができるかを示す数値

つまり、配当利回りが分かれば大体いくら程度の配当金を手に入れることができるのか分かるのです。

では、具体的に配当利回りはどのように求めることができるのかご説明します。

配当利回り(%)=1株当たりの配当金÷現在の株価

例えば、以下のような2つの企業の株があったとします。

会社名 A社 B社
1株あたりの株価 1000円 500円
1株あたりの配当金 10円 10円

上記のどちらがお得に感じますか?

1株あたりの配当金が同じなら、株価が安く投資額が低くなるB社ですよね。

これが配当利回りです。

それぞれの配当金を求めると以下のようになります。

  • A社 1株あたりの配当金10円÷株価1000円=配当利回り1%
  • B社 1株あたりの配当金10円÷株価500円=配当利回り2%

つまり、配当利回りが高ければ高いほどもらえる配当金は高くなりお得であるということです。

ちなみに、日本の平均配当利回りは約2%なので、投資したい企業の配当金利回りを見る際には2%を基準に高いか低いかを判断するとよいでしょう。

中には配当利回り6%という企業もあるため、ぜひチェックしてみてください。

3.株主優待で効率よく稼ぐ方法

株主優待は、割引券や自社製品がもらえるため、投資生活を豊かにしてくれます。

株主優待は、利回りよりも何がほしいかを基準に決めたほうが楽しくなるしおすすめです。

ただ、株主優待を受け取るにあたって1点注意してほしいことがあるので、ご説明します。

株主優待を受け取るには条件がある

株主優待で稼ぐには、株主優待を受け取るには条件があることを覚えておきましょう。

それは、権利確定日に株主でいることです。

では、権利確定日とはなんでしょうか。

権利確定日…企業の決算日。詳細な日時は企業によって様々。権利確定日に株主でいることで、配当金と株主優待を手に入れることができる

ここまで読んでいただいた方のなかには「じゃあ権利確定日に株を買えばいいのか」と思われた方もいらっしゃるでしょう。

しかし、権利確定日に株を買っても配当金を受け取ることができません

なぜなら、株主として株主名簿に名前が登録されるには、権利確定日の3営業日前までに株を買わなければならないためです。

この権利確定日の3営業日前の日のことを権利付き最終日といい、権利付き最終日の翌日を権利落ち日と言います。

  • 権利付き最終日…権利確定日の3営業日前。この日に株主でいることで、権利確定日に株主名簿に名前が記載される。つまり、配当金と株主優待を受け取るためには、権利付き最終日に株主でいることが必須
  • 権利落ち日…権利付き最終日の翌日。この日に株主になっても配当金や株主優待を受け取ることはできない

たくさんの言葉がでてきて分かりにくいと思うので、例として下の表にまとめました。

ぜひご覧ください。

2月1日 4営業日前
2月2日 3営業日前 権利付き最終日 この日に株主であれば配当を受け取れる
2月3日 2営業日前 権利落ち日 この日に株主になっても配当は受け取れない
2月4日 1営業日前
2月5日 権利確定日
2月6日

つまり、権利付き最終日に買って権利落ち日に売れば、株を1日しか保有してなくても株主優待がもらえるのです。

とてもお得なのですが、もちろん他の投資家も同じように考えています

そのため、権利付き最終日に向けて株価が上がり、権利落ち日に株価が下がることは頻繁に起きています。

もし株主優待目当てで株を買うなら、権利付き最終日の数週間前までに買っておくのがおすすめです。

無事に株主優待をもらう権利を得たら、確定日から2ヶ月くらいで税引きされた金額の配当金を受け取れます

株式投資で稼ぐための3つのポイント

では、最後に株式投資で稼ぐための3つのポイントをご紹介します。

今からご紹介するポイントを押さえるだけで、株式投資で失敗する可能性はかなり減らすことができますよ

①余剰資金で投資を始める

株式投資で失敗しないために必ず押さえるポイント1つ目は、余剰資金で投資を始めることです。

失敗する人の特徴に共通することは、「冷静な判断ができない」ことです。

人は余裕がなくなると冷静な判断ができず感情的になってしまいます。

では余裕を持たせるためにはどうしたら良いのでしょうか?

答えは、余剰資金で投資を始めることです。

株式投資で失敗する人は、生活費から資金を捻出していることが多いです。

生活費から資金を捻出してしまうと、万が一損失してしまった場合に生活が苦しくなってしまいます。このような状態で冷静な判断ができる人はいません。

「もし0円になっても生活が変わらず精神的ストレスもない」金額で始めるようにしましょう。

②分散投資をする

株式投資で失敗しないために必ず押さえるポイント2つ目は、分散投資をすることです。

分散投資とは、保有する銘柄を複数に分けることです。

資産分散の重要性を表した言葉に「卵は一つのかごに盛るな」という言葉があります。卵を一つのかごに盛った場合、転んでしまうと全部の卵が割れてしまうからです。

株式投資も同様です。

分散投資をすることで、もし一つの銘柄が暴落してしまっても、すべての資産を失うことは避けられるのです。

例えば、100万円の資産を投資する場合、

① A銘柄:100万円
② A銘柄:40万円、B銘柄:30万円、C銘柄:30万円

では、②の方が資産分散できているため、株価値下がりのリスクを抑えることができるのです。

③準備を万端にする

株式投資で失敗しないために必ず押さえるポイント3つ目は、準備を万端にすることです。

株式投資はノリやカンで成功できるほど簡単ではありません。

株式投資を始める前に、株式投資の基本や証券会社や銘柄の選び方をしっかり理解しておく必要があります。

「株がなんなのかイマイチわからない…」という方はこちらの記事を読めば、株の基本は完璧に理解できます。ぜひ参考にしてください。

https://mane-toku.com/kabu/kabushikitoshi-syosinnsya/

株式投資は効率的な稼ぎ方をすれば成功者になれる

いかがでしたでしょうか。

株式投資は確かに稼ぐのは難しいです。

しかし、株式投資は今回ご紹介したポイントを押えて、効率的な稼ぎ方をすれば必ず成功者になることはできます。

株式投資は「損をしないこと」を第一に考えて冷静に行動することが非常に大切です。

ぜひ今回ご紹介した効率的な稼ぎ方で成功者を目指しましょう!

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