不動産投資

大学生が始める不動産投資のステップと注意点

編集者:Money Theory編集部

最近では、学生起業やビジネスを展開するパターンも目立ちます。

大学生の頃から、資産運用を考えて資金調達している方も少なくないでしょう。

そこで今回は、「大学生から始める不動産投資」に注目して解説していきます。

株やFXとは違い、物件の維持費やローンの返済など、多額の費用が発生するのが不動産投資です。

果たして大学生のうちから始められるのかと、疑問に思う方も多いはずです。

この記事では

  • 大学生が不動産投資を始める魅力
  • 資金調達の方法とポイント
  • 大学生が注意すべき不動産投資のリスクと対策

などのポイントに分けて紹介します。

学生のうちから投資リテラシーを身につけ、将来的な資産形成を目指しましょう。

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大学生が不動産投資を始める魅力

大学生が不動産投資を始める魅力は、世間よりも早いうちから資産管理を学べる点にあります。

大学生から不動産投資を行うことは可能です。

ある程度のまとまった資金や融資を受けることができれば、物件を所有することはできます。

不動産投資に参入する方の平均的な年齢は、「40代」です。

一般的な年齢層から20年も早く始められるのは、とても大きなアドバンテージになるでしょう。

しかし、リスク対策の不足・勉強不足など、若さが裏目に出る場合もあります。

経験が浅いうちは、より慎重になる必要があります。

大学生が不動産投資を始める前に知っておくべき基礎知識

現在大学生で不動産投資を考えている方に向けて、最低限知っておいて欲しいポイントがいくつかあります。

  • 不動産投資の種類と特徴
  • 初心者が学ぶべき用語と概念
  • リスク管理の重要性

不動産投資にリスクは付き物です。

リスクを少しでも軽減できるように、参考にしてください。

不動産投資の種類と特徴

不動産投資は、大きく分けて三つの種類に分けられます。

  • 一棟投資…一棟アパートやマンション
  • 区分投資…区分アパートやマンション
  • 戸建て投資…新築戸建てや中古戸建て

一棟物件は、地方の中古でも2000万円ほどに上ります。

その反面、区分や戸建ての中古だと、地方のものだと数百万円からでも始められるでしょう。

資金が不足しがちな大学生は、多少立地や条件が悪くても、中古物件から始めるのをおすすめします。

初心者が学ぶべき用語と概念

大学生だけに限らず、不動産投資で知っておくべき用語を紹介します。

  • インカムゲイン…年間の収益ー融資などの経費=手元に残るお金(インカムゲイン)
  • キャビタルゲイン…不動産の売却益
  • 耐用年数…法定耐用年数(木造22年、鉄骨19〜34年、鉄筋コンクリート47年)
  • 表面利回り…年間の家賃収入を投資額で割ったもの 年間の家賃収入÷投資額×100%
  • 実質利回り…表面利回りに必要経費などを合わせ、より具体的な数値を出したもの

(年間の家賃収入ー経費)÷投資額×100%

不動産投資は、継続的な学びが必要です。投資を行いながらも、勉強する姿勢が成功への近道です。

リスク管理の重要性

大学生の不動産投資は、より慎重に行動する必要があります。

特に、空室リスクです。

資金不足に陥りやすいので、入居者がいない場合は、少しでも早く入居を獲得する必要があります。

また、空室時の収入もないため、ローン延滞の可能性もあるでしょう。

リスクに向き合えるように、自己資金は少しでも多く準備しましょう。

資金調達の方法とポイント

大学生の方は、不動産の購入と運営にかかる資金調達について考えなければいけません。

  • 親戚や友人からの借り入れ
  • 銀行ローンや信用組合の利用
  • クラウドファンディングの利用
  • 副業やバイトで資金を貯める

物件の購入には、最低でも数百万円かかる場合が多いです。

金利などで苦労しないように、お金を借りる際は返済計画を立ててから実行しましょう。

親族や友人からの借入れ

親戚や友人から借りる際は、借り入れに関する契約書を発行しておきましょう。

何も交わさないで個人間の借り入れを行なった場合、トラブルの原因になりかねません。

信用問題に発展するので、知人から借りる際は、延滞などは絶対に避けましょう。

銀行ローンや信用組合の利用

大学生が銀行ローンや信用組合から融資を受ける場合、社会人よりも確実に不利になります。

銀行ローンなどは、安定した収入があり返済に滞りがない方が審査に合格します。

しかし、資産を持たないアルバイトの大学生は、審査を合格する可能性も極めて低いです。

そのため、全額自己負担で補うか銀行が納得する事業計画を提案する必要があるでしょう。

クラウドファンディングの活用

不動産投資型のクラウドファンディングとは、投資家から資金面の援助を受け、その資金を元手に物件の購入・運営を行うシステムです。

クラウドファンディングを活用することによって、生まれるメリットを紹介します。

  • 不動産管理の手間や費用を抑えられる
  • 少額から始められる
  • 利回りも高めにキープでき、安全性も高い

現物の不動産投資では、実際に物件を購入する必要があります。

購入後のリフォームや管理、入居者の入退去手続きなど、手間もかかるでしょう。

反面、クラウドファンディング型は、運営会社によってその全てを担ってくれます。

クラウドファンディングサービスによっては、一万円からスタートできるものもあります。

資金不足になりがちな大学生にとって、ぜひ利用を検討して欲しいサービスです。

副業やバイトで資金を貯める

副業やバイトなど、自己資金を十分貯めてから投資を始める方法もあります。

学業と両立しながらバイトや副業をこなし、自己資金を貯めるのは簡単ではありません。

しかし、稼いで投資という経験を若いうちから経験することは、社会に出てからも武器になります。

夜勤帯でのバイトや塾講師など、高単価を狙える仕事がおすすめです。

大学生が注意すべき不動産投資のリスクと対策

経験不足な大学生投資家ほど、リスクへの備えを徹底しましょう。

  • 自分に合ったスタイルの選択
  • 物件の選び方と立地条件の重要性
  • キャッシュフローの分析と予測

特に、自分の投資スタイルを定めていなければ、間違った選択をする可能性もあります。

資金面や将来性を考慮し、円滑に投資を進められます。

自分に合った投資スタイルの選択

大学生投資家に合った投資のスタイルは、中古戸建て・中古ワンルームに絞って投資しましょう。

中古戸建てか中古ワンルームであれば、相場よりも安価で手に入りやすく、利回りも十分な割合で貸すことができます。

価格の目安は、地方であれば300万円以下でも十分手に入ります。

リフォームの知識や、自分で修繕する根気のある投資家なら、100万円台の物件に巡り会えるかもしれません。

もし自己資金が不足している場合は、上記のクラウドファンディングなどを活用しましょう。

物件の選び方と立地条件の重要性

物件選びや立地条件の選択ミスは、空室リスクにつながりかねません。

都会であれば、駅からのアクセスや学校の近くの物件であれば、入居者獲得も比較的に簡単です。

人口減少の少ない地方でも、同様のことがいえます。

しかし、田舎の人口減少が目立つ地域の駅近くは、駅自体の需要が少ないため入居者獲得も難しい場合があります。

将来的な開発や、人口回復の兆しがない場合は、なるべく入居が見込める地域に購入しましょう。

キャッシュフローの分析と予測

家賃の相場や利回りなどから、キャッシュフローがどれくらい生まれるかの予測は必須です。

キャッシュフローとは、お金の流れを意味し、支出・収入・手残りの流れを指します。

家賃設定を低くし、入居付けができても、ローンの返済などで赤字になれば意味がありません。

また、空室になった場合、ローンの返済などで手元の資金から捻出することも考えられます。

キャッシュフローの分析は、万が一のリスクに備える意味でもとても重要です。

大学生が不動産投資の知識を身につける方法

大学生が不動産投資の知識を身につけるには、自分から積極的に行動することが前提です。

では、どのような方法で知識をつければ良いのでしょうか?

  • 不動産投資に関する書籍やセミナーの活用
  • 経験者や専門家との交流
  • SNSやインターネットでの情報収集

書籍を読み込むのが好きな人もいれば、自分の足を動かすのが好きな人もいます。

好きなスタイルに合わせた勉強方法を選んでくださいね。

不動産投資に関する書籍やセミナーの活用

不動産投資に関する書籍は、Amazonや楽天の評価からレビューの高いものを選びましょう。

不動産投資は、一棟物件を目的とするか、中古戸建てなどを目的にするかで読むべき書籍が違います。

特に、中古戸建ての書籍には、自己資金の貯め方やDIYのノウハウなどの情報まであります。

初心者の取っ掛かりとして、中古戸建て投資の書籍がおすすめです。

また、セミナーの情報はSNSで探しましょう。

SNSには、ノウハウや持っている情報を積極的に発信している投資家も多いです。

情報発信に力を入れている投資家は、セミナー開催も行なっているケースがあります。

セミナーでは、交流会も開かれるので、直接気になることを質問できるチャンスかもしれません。

経験者や専門家との交流

経験者や専門家との交流をしたい方は、不動産会社の営業マンに直接聞いてみるのがおすすめです。

不動産会社は、会社にきた物件情報を、懇意にしている投資家へ話すことがあります。

営業マンと仲の良い投資家もいるので、紹介してもらえるチャンスが生まれるでしょう。

また、中古戸建てなどの場合は、DIYを自分でするケースも多いです。

DIYの手伝いも申し出ることで、投資のの知識や人脈も広がるのでおすすめです。

不動産投資の知識を身につければ大学生からでも始められる

  • 若さを武器にして行動できるため、大学生で不動産投資を始めるのはメリットも多い
  • 自己資金の準備やローンの審査など社会人よりも不利な場面もある
  • 事前のリスク対策や先輩投資家への相談など積極的な行動が大切

大学生から不動産投資を始めるのは、一般よりも早くから資産形成を始められるので大変おすすめです。

しかし、経験不足や知識がないなど、若さが不利に働く場面もあります。

不利な状況になっても、自分から積極的に動くことで、大学生でも十分成功できるでしょう。

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