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投資初心者にオススメの投資とは?種類とオススメの制度もご紹介

編集者:Money Theory編集部

「資産を増やす目的で投資がしたい」、「投資に興味があるけどどんな種類があるの?」と思われている方も多いのではないでしょうか。

投資には様々な種類があり迷ってしまいます。

今回は代表的な投資の方法を紹介するとともに、投資と同時に始めておきたい制度や成功するポイントも紹介します。

投資を検討されている方はぜひ参考にしてくださいね。

代表的な投資の種類

投資

初心者にオススメの投資は以下の9つです。

  • 投資信託
  • 外貨預金
  • 国債
  • 株式投資
  • ETF(上場投資信託)
  • REIT(不動産投資信託)
  • 不動産投資
  • 仮想通貨
  • ポイント投資

投資信託

投資信託とは投資家から集めた資金をまとめて投資運用会社が株式や債権などに分散投資を行い、そこで得た利益を投資家に分配する金融商品です。

投資信託のメリットは少ない資金で投資できる点とプロに運用を任せられる点です。

また、一般的に株式投資を行う場合、ある程度のまとまった資金が必要になります。ただ投資信託は少ない資金で挑戦できるだけでなく積み立ても可能なため初心者の方でも始めやすい投資です。

外貨預金

外貨預金とは「円」ではなく「ドル」などの外国通貨で預金を行うことです。

外国通貨は「円」に比べて金利が高い傾向にあり、その分、利息も多くなります。

運用後「円」に替える時の為替レートが預けた時よりも円安になっていれば為替差益が発生します。その逆で円高になっていれば為替差益が発生し、円建ての金額は預けた時点より減ることもあります。

個人向け国債

国債とは、予算の資金を集める目的などで国が発行する債券のことをいいます。

国債投資は、国債を購入して保有している期間は利子を得ることができます。また予算が満潮になると額面金額が戻ってくるため、低リスクの投資商品といえます。

国債は個人向け国債と新窓販国債があり、個人は個人向け国債しか買うことはできません。

株式投資

株式投資は、株式会社が発行する株式を売買することでその会社が利益を得た場合に株主に還元する投資手法のことです。

株式は証券取引所で売買される「上場株式」と未上場の会社の「非上場株式」の2種類があり、株式投資では証券所を通した「上場株式」で売買します。

投資家は株式を購入することでその企業の株主になります。株主になると持っている株式の割合に応じて株主総会などで会社の経営について意見が言えるようになります。

ETF(上場投資信託)

ETFは日経平均株価などの指数に連動するように運用されている投資信託の一種です。

ETFは複数の銘柄で構成されており投資対象が複数の銘柄になっており、投資信託と同様で分散投資が可能です。

投資信託との大きな違いは、投資対象が上場しているか非上場かで、ETFは上場してる企業が投資対象になります。

REIT(不動産投資信託)

REITは、投資家から集めたお金を不動産に投資することで、賃貸収入や売却益で得た利益を投資家に還元する投資方法です。

不動産投資は物件を購入して所有するためある程度の資金が必要になります。

しかしREITは1単位10万円ほどの銘柄もあるため、不動産投資と比べて少額で投資をすることが可能です。

不動産投資

不動産投資は、家賃収入や不動産売却時の売却益を狙う投資方法です。

不動産投資は専門的な知識が必要で難しそうと感じる方も多いかもしれませんが、しっかり理解すれば難しい投資ではありません。

ある程度の資金が必要ですが、上手く投資をすれば、不労所得や継続的な家賃収入を得られるためオススメの投資方法の1つです。

仮想通貨投資

仮想通貨投資はビットコインなど仮想通貨に投資をする投資方法です。

仮想通貨は電子データのみでやり取りされる通貨で、国家による強制通用力を持たない通貨のことです。仮想通貨は主にインターネット上で取引され、デジタル通貨とも呼ばれています。

仮想通貨は株式投資と異なり、24時間365日いつでも取引可能なためライフスタイルに合わせた投資を行えます。

ポイント投資

ポイント投資とは、普段の買い物やサービス利用によって貯まったポイントを利用して投資を行う投資方法です。

ポイント投資は現金を必要としないため、比較的リスクも少なく初心者でも始めやすい投資といえます。

投資の2つの収益タイプ

投資の利益の種類は「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」の2種類があります。

インカムゲイン

株式や債券などの資産を保有しているときに得られる収益をインカムゲインといいます。

例えば、投資信託は分配金、株式なら配当金、不動産は家賃収入がインカムゲインにあたります。

インカムゲインはこれらの資産を保有し続けている間は継続的な収入になります。

キャピタルゲイン

株式や不動産など保有している資産を売却することで得られる収益をキャピタルゲインをいいます。

例えば1000万円で購入した不動産を1200万円に値上がりした時に売却すると差額がキャピタルゲインにあたります。

キャピタルゲインははインカムゲインに比べて利益が大きくなる可能性がある一方で、損失も大きくなる場合もあります。これをキャピタルロスといいます。

投資を始める初心者にオススメの制度

資産運用を始める時は、税制優遇制度を活用してお得に投資を行いましょう。

代表的な税制優遇制度は、「NISA」「つみたてNISA」「iDeCo」があります。

これらの制度を使うことで投資で得た運用益が非課税になります。

これらの制度は取り扱いがある金融機関から申し込むことができます。

NISA、つみたてNISA

株式投資などで利益が出た場合20.315%の税金がかかりますが、NISAやつみたてNISAを利用することで一定期間、運用益が非課税になります。

NISA つみたてNISA
年間非課税投資投資額 120万円 40万円
非課税期間 5年(最大10年) 20年
ロールオーバー あり なし
投資先 投資信託、株など 投資信託など

iDeCo

iDeCoとは、老後の資産形成を目的とされた私的年金制度のことです。iDeCoは掛金が全額控除になったり、利益が非課税になったりと節税効果が期待できます。

職種など個人の属性によって掛金が変わります。

限度額
第一被保険者 自営業者 月6.8万円
第二被保険者 企業年金なし 月2.3万円
企業型確定拠出年金のみ 月2万円
上記2つに当てはまらない会社員 月1.2万円
公務員 月1.2万円
第三者被保険者 専業主婦 月2.3万円

初心者が投資に失敗する原因

投資知識が足りていない

当たり前ですが投資知識が足りていないと投資に失敗する可能性は非常に高くなります。

投資は少し勉強したからといって簡単に知識が身に付くものではありませんし、日々新しい考え方も出てきます。

投資で安定的に利益を上げていくためには、常に新しい知識を入れていく必要があります。

もちろん全く失敗してはいけないというわけではありません。失敗から知識が身に付き、次の投資に活かすことができます。

ただ勉強をしていたら防ぐことができた失敗をしてしまっては、どれだけ資金が合っても足りません。

そのためしっかり勉強をしてから投資を行いましょう。

目的を決めていない

投資をする上で目的を決めることはとても重要です。

目的がなければハイリスクな投資を行ってしまったり、失敗した場合にすぐに諦めてしまい、結果的に損失を出してしまいます。

また、投資をする目的は老後資金や教育資金など個人によって様々ですが、目的によって適切な投資方法も変わってきます。

そのため、投資をする目的を明確にして適切な投資を選ぶことで失敗を避けていきましょう。

投資に成功するポイントは分散投資

分散投資は投資をする商品を、地域、商品、時間の3つに分けて投資をする投資方法です。

投資する資産を分散させることで、何か1つの商品の価格が下がっても他の2つでカバーができるためリスクを分散させることが可能です。

地域分散

地域分散は複数の国や地域に投資をする投資方法です。

例えばアメリカ、ヨーロッパ、日本など分散することが可能です。

国や地域を1つに絞っていた場合、その国や地域で紛争が起こった場合や経済が傾いた場合に大きな損失になってしまいます。

また、「円」だけで投資をしている人は「ドル」でも資産を持つとさらに分散できるためリスクを低減することができます。

商品分散

商品分散はいくつかの商品に分散して投資をすることです。異なる値動きをする商品を組み合わせることでリスクを分散させます。

時間分散

時間分散は複数回に分けて投資をする投資方法です。

投資で利益を得るためには、適切な投資先を選ぶだけでなく、タイミングも重要です。

代表的な時間分散投資に積立投資があります。積立投資は購入のタイミングを変動させて投資をしていきます。

例えば安い時には多く買い、高い時には小額になるため商品の平均価格を抑えることが可能です。

これを、「ドルコスト平均法」と呼ばれており、代表的な投資方法です。

自分に合った投資方法を見つけよう

今回紹介した投資方法以外にも様々な投資があり、それぞれにメリットデメリットが存在します。

全ての人にオススメの投資方法は無いため、目的や投資できる資金などを考慮した上で自分にあった投資を行いましょう。