社名 | 一般社団法人 資産形成支援協会 |
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住所 | 〒104-0041 東京都中央区新富1-14-1 いちご八丁堀ビル4F |
電話番号 | 03-3537-9800 |
設立 | 2018年2月21日 |
一般社団法人 資産形成支援協会は、顧客本位のIFAを育成することで国民の資産形成を担うことを目的とした団体です。
現在では保険代理店やIFAの会員募集をおこないながら、セミナーなどを通して人材育成をおこなっています。
また、投信NAVIという投資信託データベースを通して、最適なアドバイスの提案を可能にしています。
今回は、資産形成支援協会の取り組みやコロナ禍の状況、今後の見通しについてお話を伺いました。
(以下、インタビュー内容)
資産形成支援協会の概要
―資産形成支援協会とはどんな組織なのでしょうか?
主に顧客本位のIFAを育成することで、国民の資産形成をサポートすることを目的とした協会です。
資産形成に関する相談・アドバイスは銀行・証券会社などが取り組むのが一般的ですが、長期的な資産形成のアドバイス能力を持った人材が育つには、継続的な経験と知識が必要です。
しかし、既存の銀行などは定期的な人事異動による配置換えがあるため、お客様の資産形成に対して長期的に取り組み続けるのが難しい側面もあります。
ただ、IFAという立場からなら中長期的な資産形成の提案ができます。そこで、我々はIFAの育成啓蒙活動というところに力を入れています。
加えて、投信販売支援システム「投信NAVI」の活用を通して、長期的にゴールベースアプローチの実施を重視しています。
投信NAVIは損益分析機能やトータルリターン分析、モデルと現状のポートフォリオ比較などが簡単にできるシステムです。
当協会の会員であるIFAに相談をすることで、本当の意味で資産形成の相談が完了する…となることを目指して活動をしています。
資産形成支援協会の設立背景
―投資形成支援協会はどのような背景から設立されたのでしょうか?
現在の協会理事長(樋口 三千人氏)は、大和証券投資信託委託株式会社の代表取締役社長
、社団法人投資信託協会の会長などを歴任している人です。
彼が証券会社時代にやりたかったとこととして、お客様に正しくリスクを説明し、納得して運用を初めていただく目的で、今の投信NAVIのシステムの開発や普及があります。
元来の目的としては、この投信NAVIを広めることがありました。
ただ、投信NAVIというシステムがあっても、人事異動等で長期に向き合うことが難しい状況が銀行・証券会社にある以上、それを有効活用するのは難しい側面もあります。
そこでIFAやFPの存在に目を向け、啓発や投信NAVIの普及を通して国民の長期的な資産形成をサポートするという方向性を現在は目指しています。
資産形成支援協会の会員について
―資産形成支援協会の会員は現役のIFAが主ですが、どのようにして会員数を拡大していますか?
会員が発信した口コミなどを受けて、自発的に問い合わせてくるケースが多いです。
他には、協会が主催するセミナーを通して入会する例も少なくありません。
セミナーの告知は全国の保険代理店にDMを送って集客をしています。
セミナーはコロナ禍ということもあり、最近では100%ZOOMでの実施となっています。
入会のメリット
―資産形成支援協会に入会するメリットは、具体的にどのようなものがありますか?
IFA・FPとして成長できるというのが提供できる最大のメリットです。
投信NAVIを使って説明することでお客様の投信に対する疑問や不安を解消することができ、大きな信頼を得ることができる、豊富な経験を持つ先輩IFAのノウハウを研修や動画で学ぶことにより能力の一段の向上が図れます。
結果として、長期的な資産形成のアドバイスを“しっかり”できるようになるというのはやはり大きいです。
正しい資産形成について教わる機会はどんな人にも提供されている訳ではありませんが、それが出来るようになる場として当協会があります。
アドバイス能力が高まれば保険が売れて利益を上げられるようになりますし、相談の幅も広がります。
何より、お客様に喜んでいただくことへの満足感・やりがいが増えていきます。逆に言うと、そこに意味を感じてくださるIFA・FPは優秀な人が多いですね。
一般に向けた取り組み内容
―協会から一般層に向けて直接おこなっている取り組みはありますか?
現状は個人投資家向けにセミナーやイベントの実施はおこなっていません。ただ、会員のFP・IFAに対しては顧客に対してどんなアプローチが有効なのかを随時伝えています。
いずれは会員のFPなどを個人投資家に対して紹介するような試みをすることも考えてはいます。
ただ、登録によって顧客と直接繋がれるとなると、利益重視で実績の伴わないFPなどが登録してくるリスクもあります。
FP・IFAの場合、セミナー講師などを歴任していて知名度・露出度の高い人が必ずしも優秀とはいえない実情があります。
資産形成支援協会は志が高く、優秀な人材を集めたいという思いがあるので、そことのバランスも考えていく必要があります。
コロナ禍での資産形成支援協会の活動
―コロナ禍で協会の活動に不便な点はありませんでしたか?
コロナ禍でセミナーをリモート対応に切り替えたことで、地方と都市部との情報格差がなくなったのではないかと感じます。
金融商品仲介業者や資産運用のセミナー・コンサルティングは東京に集中していて、地方の人はなかなか受けられないということが以前はありました。
そこが、コロナ禍によって地方からも相談することが容易になった事は大きいですね。
合わせて、将来への不安が増えたこと、資産運用に関する情報収集の時間が増えたこともあり、資産形成・運用に興味を持つ人は確実に増えています。
今後の見通しについて
―最後に資産形成支援協会の今後の目標・見通しを聞かせてください。
当協会は主に保険代理店の方たちが資産運用の相談を受けるようになるお手伝いをするために出来た組織ではあるので、それが大きな規模で実施できるように会員数を増やして、規模を拡大していけたらと考えています。
それとは別に、理事長の樋口は投信NAVIとは別に、長期資産形成に役立つファンド組成に向けた取り組みをおこなっています。
未確定ではありますが、こちらも商品化して広めていければと考えています。
(インタビューは以上です。)