大和証券は業界トップクラスの知名度と実績を誇っている総合証券になるのですが、IPO投資にも強い証券会社だとご存じだったでしょうか?
今回は大和証券のIPOにおける抽選申込方法や抽選制度、必要資金について徹底解説していくので、大和証券でIPO投資しようか悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください!
ちなみに、大和証券の口コミ・評判、メリット・デメリットを知りたい方はこちらの記事もぜひ参考にしてください。
https://mane-toku.com/kabu/daiwashoken-review/
IPOとは?IPOの基本を簡単に解説
IPOについて簡単にまとめましたので、IPOの基本を確認したい方はぜひ参考にしてください。
IPO…Initial Public Offeringの略。(新規)株式公開と言われる。上場していない会社が株式市場に上場し、株式市場での売買を可能にすること。上場することで、投資家はこれまで非公開だった株を買うことができ、企業は株を買ってもらうことで事業資金を調達できるようになる
IPOの最大の魅力は、利益が簡単に出ることです。
新規上場する企業は資金がほしいため株が売れ残らないよう、公募価格を安めに設定します。よっぽどのことがない限り初値が公募価格を下回ることはないため、公募価格で購入し初値で売るだけで、利益を得ることができるのです。
知識がなくてもできるので、株初心者でも簡単に利益が出せるとして非常に人気の投資手法となっています。
人気が高い分、IPOを購入するには抽選に申し込んで当選することが必須となります。
当選することは非常に難しいため、当選確率を上げるには証券会社選びが非常に重要となるのです。
【IPO情報】大和証券の魅力や抽選方法は?
では、大和証券のIPO情報について詳しく解説していきます。
https://mane-toku.com/kabu/daiwashoken-review/
大和証券のIPOにおける魅力は下記の3点です。
- 1人1票の完全平等抽選
- チャンス抽選方式がある
- 主幹事を務めることが多い
大和証券では「1人1票の完全平等抽選」を設けているため、大和証券での取引実績がない方でも当選する可能性があります。
さらに、大和証券は長い歴史のある証券会社になっているため取扱数も安定しています。
大和証券のIPOの抽選方法と基本情報
店頭配分 | あり |
---|---|
ネット配分 | 15%~25% |
抽選方式 | 10~15% 完全平等抽選/5~10% チャンス抽選 |
IPO取扱い数 | 43件 |
大和証券の抽選方法は「完全平等抽選」です。
つまり、投資資金が少ない方でも投資資金が豊富な方でも抽選に当選する確率が同じです。株式投資初心者には嬉しい制度ですよね。
ただ、大和証券には当選しなかった方を対象に再度抽選を行う「チャンス抽選」という制度があるのですが、チャンス抽選では取引実績に応じて「チャンス回数」が変わります。
チャンス回数とは、当選チャンスを増減させる数字でチャンス回数が大きくなるほど当選確率が高くなります。
チャンス回数は「プレミアムサービス」のステージによって決められます。
プラチナ | 10回 |
---|---|
ゴールド | 5回 |
シルバー | 3回 |
なし | 1回 |
プレミアムサービスのステージは大和証券に預けている資金によって変わり、5,000万円以上の場合は「プラチナ」、3,000万円以上の場合は「ゴールド」、1,000万円以上の場合は「シルバー」になります。
また、ポイント残高によってもチャンス回数を増やすことができます。
10,000ポイント以上 | 10回 |
---|---|
8,000ポイント以上 | 8回 |
6,000ポイント以上 | 6回 |
4,000ポイント以上 | 4回 |
2,000ポイント以上 | 3回 |
1,000ポイント以上 | 2回 |
1,000ポイント未満 | 1回 |
大和証券では完全平等抽選を行っているため株式投資初心者でも当選する可能性は大いにあるのですが、落選してからのチャンス抽選の場合は取引実績が大きく関わってきます。
大和証券でIPO抽選に当選したい場合は「チャンス回数」を増やすことをおすすめします。
大和証券の取り扱い実績
2019年 | 43 |
---|---|
2018年 | 33 |
2017年 | 43 |
2016年 | 37 |
2015年 | 43 |
大和証券の取扱実績は常に40近くあり、証券会社のなかでもトップクラスです。
歴史のある証券会社になっているため、取扱数も安定しています。
大和証券の手数料一覧
IPOを取引する場合でも手数料はかかります。
大和証券は総合証券になるため店頭での取引も可能なのですが、今回は利用頻度の高いインターネット取引の手数料について解説していきます。
「ダイワ・コンサルティングコース」
大和証券の「コンサルティングコース」は、専任の担当者からアドバイスや投資に関する情報を提供して貰いながらじっくり取引をするコースです。
手数料はダイレクトコールよりも高いです。手数料プランは下記の通りです。
「店舗での取引」
最低手数料 | 2,750円 |
---|---|
100万円まで | 1.26500% |
500万円まで | 0.96800%+2,970円 |
1000万円まで | 0.71500%+15,620円 |
3000万円まで | 0.57750%+29,370円 |
5000万円まで | 0.33000%+103,620円 |
1億円まで | 268,620円 |
5億円まで | 298,320円 |
10億円まで | +33,000円 |
その後5億円ごとに |
「インターネットでの取引」
最低手数料 | 2,090円 |
---|---|
100万円まで | 0.94820% |
500万円まで | 0.72600%+2,222円 |
1000万円まで | 0.53570%+11,737円 |
3000万円まで | 0.43230%+22,077円 |
5000万円まで | 0.24750%+77,517円 |
1億円まで | 201,267円 |
5億円まで | 230,967円 |
10億円まで | 263,967円 |
その後5億円ごとに | +33,000円 |
「ダイワ・ダイレクトコース」
大和証券の「ダイレクトコース」は、自分で投資に関する情報などを収集して、自分のペースで取引をするコースです。
「コールセンターでの取引」
最低手数料 | 1925円 |
---|---|
100万円まで | 0.88550% |
500万円まで | 0.67760%+2,079円 |
1000万円まで | 0.50050%+10,934円 |
3000万円まで | 0.40370%+20,614円 |
5000万円まで | 0.23100%+72,424円 |
1億円まで | 187,924円 |
5億円まで | 217,624円 |
10億円まで | 250,624円 |
その後5億円ごとに | +33,000円 |
「インターネットでの取引」
最低手数料 | 1100円 |
---|---|
100万円まで | 0.37950% |
500万円まで | 0.29040%+891円 |
1000万円まで | 0.21450%+4,686円 |
3000万円まで | 0.17270%+8,866円 |
5000万円まで | 0.09900%+30,976円 |
1億円まで | 80,476円 |
5億円まで | 110,176円 |
10億円まで | 143,176円 |
その後5億円ごとに | +33,000円 |
大和証券はネット証券ではないため「SBI証券」や「楽天証券」に比べると手数料は高くなりますが、IPO投資に限ればそれほど手数料を気にする必要はないでしょう。
手数料よりも当選しやすさを重視して証券会社を選ぶことが大切です。
大和証券IPOの申し込み方法と必要資金
大和証券でのIPO抽選方法や魅力はご理解していただけたのではないでしょうか。
ここからは、大和証券におけるIPOの申し込み方法と必要資金について解説していきます。
大和証券のIPO申し込みに必要な資金は?
IPO抽選に申し込むときは「何円準備すればいいんだろう?」と悩むと思いますが、申し込みをするIPO株によって資金は異なるため、明確に「〇〇円」とお伝えはできません。
ただし、一般的にIPO抽選の申し込みには5万円〜30万円が必要とされています。
高額なものでも50万円以下の金額で購入することができるため、30万円程度の資金があると希望するIPO株に申し込むことができるでしょう。
大和証券ではIPO抽選に申し込むときに資金が必要になるため、抽選に申し込んだ時点で「資金拘束」されます。
もし資金を準備できていない場合は抽選に申し込んでも抽選に参加できませんので注意してください。
「資金拘束されると別の取引を辞めないといけない」という方の場合は資金拘束なしの証券会社で申し込むようにしましょう。
大和証券IPOの申し込み方法
大和証券IPOの申し込み方法は下記の3ステップで完了します。
①「抽選参加申込」を選択
まずは大和証券にログインしてホーム画面の左上にある「新規公開/公募売出」」をクリックしてください。
クリックすると「抽選参加申込」ボタンが少し下に出てくるのでクリックします。
申し込みをする前に規定などを理解しているかどうかの確認画面が出てくるので、内容を確認して「はい」をクリックしてください。
②銘柄の選択
「はい」をクリックすると、申し込みたい銘柄にチェックを入れます。
銘柄にチェックを入れると左下にある「確認へ」をクリックしてください。
③暗証番号を入力する
「確認へ」をクリックすると、電子交付についての内容が画面に表示されるので確認をして「承諾する」をクリックしてください。
最後に申し込み内容が表示されるので問題なければ「暗証番号」を入力して「誓約のうえ申込む」をクリックします。
以上でIPOの申し込みは完了しますが、抽選参加の申込時には資金を用意しておく必要があるため、銘柄を事前に決めておき必要になる資金を用意しておくようにしましょう。
資金を準備できていない場合は抽選に申し込んでも抽選に参加できませんので注意してください。
初心者必見!IPO抽選の当選確率を上げる方法
上記でもお伝えしているようにIPO株は簡単に利益を出すことができる投資手法なのですが、その分人気があるため当選する確率は低いです。
ただし、IPO抽選の当選確率を上げる方法はあります。
①資金を多く用意する
IPOの当選確率を上げる方法1つ目は、資金を多く用意することです。
IPO株に抽選するには資金はいりませんが、もしIPO株に当選したら当選分の株を買う資金は必要となります。
過去の統計から、約50万円もあれば大抵のIPO銘柄は購入できると考えることができます。
同時に複数IPO抽選がある場合もあるため、資金は多ければ多いほど抽選に参加でき、当選確率を上げることができのです。
②複数の証券会社で口座を開設して応募する
IPOの当選方法を上げる方法2つ目は、複数の証券会社で口座を開設することです。
IPO株は証券会社によって取り扱っている銘柄が異なるからです。
そのため、できるだけ多くのIPO株に当選するには、できるだけ多くの証券口座を開設するのが最も良い方法です。
のちほどIPO株に適した証券会社をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
③主幹事の証券会社から応募する
IPOの当選方法を上げる方法3つ目は、主幹事の証券会社の口座から応募することです。
先程、資金は多ければ多いほどいいとお伝えしましたが、実際そこまでの資金はなかなか用意できないですよね。
そこで、効率よく当選確率を上げる方法が、主幹事の証券会社からIPOに抽選することです。
主幹事の証券会社を見つけるには Yahoo!ファイナンスの新規上場銘柄一覧「引受証券」を確認してみてください。
IPOを取り扱う証券会社と割当比率が表示されるので、この割当比率が他より高い証券会社が、そのIPOの主幹事証券会社ということです。
IPOで売り出される株数は、各証券会社によって異なるのですが、最も多くIPO株を売り出しているのが主幹事なため、そこからIPO抽選には参加すれば当選数が多い分、当選確率を上げることができるのです。
大和証券でIPO投資を始めよう
いかがだったでしょうか?
大和証券は1人1票の完全平等抽選制を設けていて取扱実績も多いため、IPOの当選確率だけを考えるとおすすめできる証券会社になっています。
ただし、IPO抽選に参加するためには資金を準備する必要があるので、多くの資金を準備できない方は資金拘束がない証券会社で申し込むようにしましょう。
とにかくIPO株に当選したい方には、大和証券がおすすめです。