毎月家計で出てしまう赤字を、ボーナスで補填しているという方もいるかと思います。
しかしボーナスは減る可能性や、年によってはもらえない場合もあり、ボーナス頼りの収支計画は破綻してしまう危険性があります。
ボーナスに頼らない家計にすることで、ボーナスを貯金や自己投資に回すことができるので、将来に備えることもできます。
そこで今回は、家計の赤字を無くす方法からボーナスの使い道まで解説していきます。
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家計が赤字になる原因
まず始めに家計が赤字になる原因を探ることで、赤字を無くしていくことに繋がります。
家計が赤字になる原因は、主に下記が原因となります。
- 固定費が多い
- 無駄遣いが多い
- 収入が少ない
各原因について、下記で詳しく解説していきます。
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固定費が多い
保険料や通信費など、毎月かかる固定費が収入に比べて多い場合は、家計が赤字になりやすくなります。
例えば月収が40万円あっても固定費が35万円あったら、生活費は残りの5万円になります。
こうなると生活費を節約しようと思っても難しく、赤字が続いてしまうので、まずは固定費を見直すことが大切です。
無駄遣いが多い
固定費は少なくても赤字がある場合は、変動費の無駄遣いが多い可能性があります。
変動費とは、食費や日用品などの毎月変わる費用のことです。
外食が多かったり、必要以上に購入している日用品があると出費が多くなるので、気付かないうちに赤字になってしまいます。
毎月何にどれだけお金を使っているか把握して、無駄遣いを減らすようにしましょう。
収入が少ない
収入が少ない場合は、どれだけ節約しても出費に対して収入が足りず、家計が赤字になってしまうことがあります。
その場合は収入を増やすために、スキルや資格を身につけて社内でキャリアアップを目指しましょう。
年功序列で収入が決まる会社の場合はすぐに収入を上げることが難しいので、実力で年収が決まる会社に転職することも1つの手です。
赤字を無くしてボーナスを貯金に回す方法
赤字を無くしてボーナスを貯金に回すには、下記の方法が有効です。
- 収支を把握して赤字をなくす
- ボーナス払いをしない
- 生活費を固定する
- 忙しい中でもできる投資を始める
それぞれの方法について、下記で詳しく解説していきます。
収支を把握して赤字をなくす
赤字を無くすためには、まず毎月の収支を把握することが大切です。
毎月の固定費や変動費を家計簿に書き出して、収支のバランスがどうなっているか知りましょう。
書き出してみると要らないサブスクサービスに入っていることや、無駄遣いしていたことに気付けるので、そうした部分を無くしてお金を浮かせましょう。
ボーナス払いをしない
各種ローンや保険料、大きな買い物などの支払いでボーナス払いを選ぶことができますが、ボーナスがある前提で支出を決めると、ボーナスが減額された時やもらえなかった時にかなりの負担となります。
またボーナスが支給された場合でも、もらってすぐ支払いに使うことになるので、ボーナスを貯金に回すことはできません。
毎月の収入で支払えるものだけを買って、ボーナスは他のことに使うようにしましょう。
生活費を固定する
毎月の支出を分かりやすくするために、固定費だけでなく生活費も毎月金額を固定するというのも1つの手です。
例えば月収が50万円、固定費が20万円、生活費が25万円と決めておけば、毎月確実に5万円は貯金に回すことができます。
生活費を固定しておくことで無駄遣いも減らせるので、収支計画を立てて毎月の生活費を決めましょう。
忙しい中でもできる投資を始める
お金を増やす方法として、投資をするという手があります。
しかし投資というと手間がかかり、仕事が忙しいとできないイメージがある方も多いかと思います。
ですが下記の方法なら、自分の時間をあまり使うことなく利益を出すことができます。
- 投資信託
- つみたてNISA
- ロボアドバイザー
- FX自動売買
- 不動産投資
- 不動産クラウドファンディング
資金が増えることで家計にも余裕ができ、ボーナスで補填する必要がなくなるので、結果的にボーナスを貯金に回すことができます。
投資信託
1つ目は投資家から資金を集め、その資金でプロが資産運用を行う投資信託です。
投資信託は運用をプロに任せることができるので、必要な知識は少なく、手間もかかりません。
1つ投資信託の商品を購入すれば、複数の株や債券に投資できるので、分散投資になりリスクの回避ができます。
また100円から商品が買えるので、多額の投資を行うのは怖いという方でも安心して始められる投資です。
ただし、元本割れする可能性はあるので注意してください。
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つみたてNISA
2つ目は、20年間非課税で投資信託に投資ができる制度のつみたてNISAです。
つみたてNISAは投資信託を年間40万円まで非課税で投資でき、毎月決めた額をコツコツ積み立てていくことになります。
一度に大きな利益を出すことができませんがリスクも少ないので、初心者に向いた投資になっています。
ただし、つみたてNISAは選べる金融商品が国の選んだ投資信託となっているので、通常の投資信託と比べて買える銘柄が少ない点に注意してください。
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ロボアドバイザー
3つ目は、AIが提案した投資内容に従って投資を行うロボアドバイザーです。
ロボアドバイザーはアドバイス型と投資一任型の2種類があります。
アドバイス型 | 最適な金融商品をAIが提案し、資産家がアドバイスを参考に金融商品の購入、運用を行う |
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投資一任型 | 金融商品の提案、購入、運用全てをAIが行う |
手間をかけずに投資をしたい方には、投資一任型がおすすめです。
AIが相場に合わせて最適な金融商品の選定から運用まで行ってくれるので、初心者でもロボアドバイザーは使いやすいです。
ただしロボアドバイザーの運用には、1%程度の手数料がかかるので注意してください。
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FX自動売買
4つ目は、自分が決めた売買のルールに従って自動でFX取引を行うFX自動売買です。
事前に売買のルールを決めておいたら自動でFX取引を行ってくれるので、為替レートを常に見ていなくても利益を出すことが可能です。
FX自動売買はシステムが発達しているので、他人が作ったシステムを利用することもでき、知識がない初心者でも簡単に始めることができます。
ただしFX自動売買は臨機応変な対応ができないので、思ったように投資できないこともあるので注意してください。
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不動産投資
5つ目はアパートやマンションを購入して、入居者から家賃収入を得る不動産投資です。
不動産投資は、入居者が見つかれば中長期的に安定した収入が得られ、インフレにも強く、 低リスクの投資になります。
投資用の不動産の購入は多額の費用がかかると思われがちですが、購入にはローンを利用するので、物件の10〜30%ほどの自己資金があれば始められます。
賃貸の運営・管理は管理会社に委託することができるので、不動産投資で得た収入は不労所得となることも魅力です。
ただし経営を始めるまでに時間がかかること、空室リスクや災害リスクがあることに注意してください。
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不動産クラウドファンディング
6つ目は不動産運営業者が投資家から資金を集め、業者が不動産の購入・経営を行う不動産クラウドファンディングです。
不動産の経営で得た収益は投資家へ再分配され、その分配金が投資家の利益となります。
不動産投資と似ていますがより少ない金額から始めることができ、不動産が担保となるので元本割れのリスクも少ないです。
ただし、契約期間中は解約ができず、まとまったお金が必要になってもすぐに換金することはできないので注意してください。
ボーナスの使い道
家計の補填に使わなくなったボーナスは、下記のような使い道があります。
- 将来に向けた貯金
- 住宅ローンの繰上げ返済
- 資格取得などの自己投資
どのように使っていけばいいか、下記で詳しく解説していきます。
将来に向けた貯金
一番有用な使い方として、将来に向けた貯金をすることが挙げられます。
ライフイベントの中で住宅の購入や子どもの教育資金、老後の生活資金は多額の出費になるので、今のうちから貯金をすることが大切です。
特に老後2,000万円問題が取り上げられる現在は、将来を見据えた貯金を行いましょう。
住宅ローンの繰上げ返済
住宅ローンがまだ残っている方は、繰上げ返済を行うという手もあります。
ローンの返済は毎月金利も払いますが、繰上げ返済をした場合は元本のみに充てられるので、本来払うはずだった金利分を浮かせることができます。
ボーナスが出るたびに繰上げ返済をすることで総支払額の節約ができるので、ボーナスのいくらかを繰上げ返済に回せるようにしましょう。
資格取得などの自己投資
今後の収入を増やしていくために、資格取得やスキルアップのための自己投資に使うこともおすすめです。
幅広く使える語学の習得や今の仕事に役立つ資格を取ることで、職場での評価が上がり収入が上がることがあります。
また今後収入を上げるために転職をする時にも資格は役に立つので、将来を見据えた自己投資を行いましょう。
赤字を無くしてボーナスを有用に使おう
家計の赤字は毎月の収支を把握することで無くしていくことができ、ボーナスで赤字を補填する必要もなくなります。
赤字を無くすためには無駄遣いを減らすことや、投資でお金を増やすことが有効なので、まずは家計簿をつけ始めましょう。
補填に使わなくてよくなったボーナスは貯金や自己投資などに使えるので、自分の将来のためにボーナスを使うことができます。