GMOクリック証券は、GMOインターネットグループの証券会社で、CFD取引サービスが投資家から高評価を集めます。
シェアの高さや手数料、商品数の多さなどが人気の理由ですが、他の証券会社と比較して特にどこが優れているのかわかりづらいのも事実。
そこで本記事では、GMOクリック証券のCFD取引に関する口コミや評判、メリット・デメリットを解説して、なぜ高評価を集めるのかを紹介します。
GMOクリック証券の評判・口コミはどう?株式・FXの手数料評価や初心者におすすめの理由も解説
GMOクリック証券のCFD取引の概要
GMOクリック証券の提供するCFD取引について、詳しくみていきましょう。
- CFD取引とは
- GMOクリック証券のCFD取引サービス
- 取引できる商品ラインナップ
CFD取引とは
CFD取引(差金決済取引)は、「為替・株式・株価指数・原油・金」など、さまざまな資産が投資対象の金融商品です。
「FX」もCFDに分類され、為替を対象にしたCFDがFXと呼ばれます。
担保として証拠金を預けることで、レバレッジを効かせて取引ができるため、取引する金額を少額に抑えて、大きな利益を狙うことが可能です。
GMOクリック証券の主要なCFD銘柄
GMOクリック証券で取引できるCFD取引の銘柄を紹介します。
- 日本225
- WTI原油
- 米国30
- 金スポット
「日本225」は、東証上場銘柄のうち、代表的な225銘柄をもとに計算された株価指数で、日本株式市場の動きを把握する代表的な指数です。
「WTI原油」は、エネルギー資源である原油の価格指標で、アメリカに上場しているWTI原油先物に連動するように作成されています。
「米国30」は、アメリカのNY証券取引所とNASDAQに上場している、さまざまな業種を代表する30社の株価から算出された株価指数です。
「金スポット」は、外国為替証拠金取引などと同様、ポジションが自動的に翌営業日に繰り越される限日取引です。
そのほかのCFD取引銘柄ラインナップ
上述の銘柄ラインナップに加えて、幅広い銘柄ラインナップを紹介します。
株価指数 |
|
---|---|
商品 |
|
ETF・ETN・REIT |
|
米国株・中国株 |
|
ETF・ETNに加えて、有名な世界的企業の外国株なども投資対象で、上海やドイツの指数先物を原資産とした銘柄も含まれます。
GMOクリック証券のCFD取引の評判
GMOクリック証券のCFD取引に関するユーザーの評判を紹介します。
商品の幅広さが魅力!
全ての銘柄に対して手数料が無料!
スマホアプリが使いやすい!
日本円のまま取引できるので手間がかからない
デモ取引で使いやすさを実感して利用を決めました
GMOクリック証券のCFD取引のメリット
GMOクリック証券でCFD取引を検討している方に向けて、メリットを紹介します。
- 手数料の低さ
- ユーザーフレンドリーな取引ツール
- 充実したサポート体制
- CFD取引のデモ取引が利用可能
手数料の低さ
GMOクリック証券のCFD取引は、取引ごとにかかる手数料が全て無料です。
CFD取引では、買値と売値の差異によって生じるスプレッドが発生し、スプレッドが広いほど負担も大きくなります。
しかし、GMOクリック証券は、スプレッドの幅も業界最狭水準のため、低コストに運用したい方に優しいサービス内容です。
ユーザーフレンドリーな取引ツール
GMOクリック証券のCFD取引では、高機能かつ操作性抜群な取引ツールを利用できます。
PCに対応しているのは、インストール型取引ツールの「はっちゅう君CFD」で、新規・決済・同一銘柄の全決済などがワンクリックで完結するスピード注文が可能です。
また、高機能チャートツールのプラチナチャートも人気の理由で、CFD銘柄と通貨ペアのチャートを並べて表示できたりと、機能性の高さも評判を集めます。
スマホで取引したい方は、「GMOクリック CFD」を利用することで、12種類のテクニカル指標表示や、11種類のラインをチャートに描画できたりと操作性も抜群です。
充実したサポート体制
ユーザーから不満が生まれないよう、GMOクリック証券ではサポート体制も充実させています。
ネット証券のサポートセンターは、チャットのみで対応するネット証券も多いですが、CFD取引で不明な点がある方は、月曜〜金曜の7:00〜22:00まで電話対応しています。
さらに、GMOクリック証券は、信託保全の対象額以上を日証金信託銀行へ信託しているため、企業経営で不振になった場合も資産を保守する環境が整っている点が安心です。
CFD取引のデモ取引が利用可能
GMOクリック証券のCFD取引は、各取引ツールを通じて、CFD取引のデモ取引を利用できます。
本番と条件を合わせて体験できるため、取引ツールの操作に慣れたい方や、初心者が始める前の準備にも適しています。
10万円〜1000万円の仮想マネーで始めて、取引レートは実際の市場レートが表示されるため、本番の空気感を体験したい方はお試しください。
GMOクリック証券のCFD取引のデメリット
次に、GMOクリック証券のCFD取引のデメリットを紹介します。
- 元本保証がない
- 追証のリスク
元本保証がない
CFD取引は、株取引と同様に、元本保証されたサービスではありません。
レバレッジをかけて大きなリターンを狙えますが、その分損失が大きくなる点は注意しましょう。
証拠金以上のリスクを抱える可能性があるため、レバレッジ倍率の設定は、慎重に行う必要があります。
追証のリスク
CFD取引では、一定の維持率を下回った場合に、追加証拠金を入金しなければいけません。
仮に、GMOクリック証券のCFD取引中に、証拠金維持率が30%以下になった場合、売買の決済日までに維持率を30%以上に戻す必要があります。
レバレッジ倍率が商品によって異なるため、証拠金に余裕を持たせて、追加証拠金の心配をなくすことが大切です。
GMOクリック証券のCFD取引と他社の比較
GMOクリック証券のCFD取引内容を、他社と比較して紹介します。
- 手数料の比較
- スプレッド水準の比較
- 最低取引手数料の比較
手数料・スプレッドの比較
GMOクリック証券と同様、CFD取引に定評があるIG証券と、手数料を比較してみましょう。
株価指数や商品などのCFD取引は、どちらの証券会社も取引手数料が無料で利用でき、GMOクリック証券の株式CFD手数料は発生しませんが、IG証券では下記の手数料がかかります。
- IG証券の株式CFD取引手数料
国名 | 片道の取引手数料 | 最低手数料 |
日本 | 0.055% | 110円 |
米国 | 2.2セント/1株 | 16.5米ドル |
英国(IOB株式) | 0.165% | 16.5米ドル |
英国(LSE) | 0.11% | 11ポンド |
フランス | 0.11% | 11ユーロ |
※2023年8月時点
取引手数料の面では、株式CFDでのコストもかからない、GMOクリック証券のCFD取引がおすすめです。
CFD取引におすすめの証券会社と銘柄は?株価指数、個別株式、商品ごとに徹底紹介
スプレッド水準の比較
CFD取引のスプレッド水準を、「GMOクリック証券・IG証券・楽天証券・サクソバンク証券・GMO外貨」で比較しました。
日本225 | 米国30 | WTI原油 | 金 | |
GMOクリック証券 | 4.0 | 4.0 | 3.0 | 0.4 |
IG証券 | 7.0 | 4.8 | 3.8 | 0.3 |
楽天証券 | 5.0 | 5.0 | 8.0 | 0.4 |
サクソバンク証券 | 5.0 | 2.5 | 5.0 | 0.3 |
GMO外貨 | 6.0 | 5.0 | 3.0 | 0.4 |
※2023年8月時点
上記表からもわかるように、GMOクリック証券は、業界でも屈指の最狭水準スプレッドを記録しています。
いずれの会社も変動制のスプレッドを採用しているため、日時によって変動する可能性はありますが、比較的安定している点も魅力です。
※GMO外貨の原則固定スプレッドの適用対象外期間は下記の通り。
- 対象期間:2023年12月25日(月)〜2024年1月8日(月)(ニューヨーククローズ 1月9日(火)7:00)
- 対象銘柄:全銘柄
最低取引数料の比較
GMOクリック証券とIG証券のCFD取引における、最低取引数量を比較してみましょう。
GMOクリック証券 | IG証券 | |
日本225 | 10単位 | 10単位 |
米国30 | 0.1単位 | 0.1単位 |
WTI原油 | 10単位 | 10単位 |
金 | 1単位 | 0.1単位 |
天然ガス | 100単位 | 500単位 |
※2023年8月時点
最低取引数量の面では、両社とも遜色ない内容で扱っています。
「金」を積極的に取引したい方はIG証券、「天然ガス」を積極的に取引したい方はGMOクリック証券にて、CFD取引を検討してください。
CFD取引の注意点
初心者の方がCFD取引を行う場合は、以下の点に注意して取引を進めましょう。
- 長期投資には向かない
- レバレッジをかけすぎない
- CFD取引に関する情報が少ないため継続的な学習が必要
長期投資には向かない
CFD取引は、管理費用の高さから、長期投資には向かないといわれています。
CFD取引では、ポジションを翌日に持ち越した場合に、オーバーナイト金利(GMOクリック証券は価格調整額)が発生します。
その他にも、細かい手数料や追証が発生するリスクもあるため、短期投資になりがちなCFD取引は自由度が低いといえるでしょう。
レバレッジをかけすぎない
追証やロスカットをなるべく抑えるためにも、レバレッジのかけすぎには注意が必要です。
特に、初心者の方は、「3倍」程度のレバレッジを意識することで、リスクを抑えてリターンを狙えます。
高レバレッジは思わぬ損失を生む可能性が高いため、まずは堅実に利益を狙いましょう。
CFD取引に関する情報が少ないため継続的な学習が必要
CFD取引は、2005年に日本ではじまった取引のため、株式やFXのように情報が充実していません。
書籍やネット上での情報も十分ではなく、能動的に動くことが大切です。
リスク・リターンを見極めて、実践しながら運用方法を積極的に学習しましょう。
初心者でも使いやすいGMOクリック証券でCFD取引をはじめよう!
GMOクリック証券で始めるCFD取引について、ラインナップ銘柄やメリット・デメリットを紹介しました。
GMOクリック証券は、取引手数料の手軽さや取引ツールの使いやすさから、ユーザーにも高評価を得ています。
まずは3倍程度のレバレッジを意識して、無理のない範囲でCFD取引を始めてみましょう。