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IVV(iシェアーズ・コアS&P500 ETF)とは?特徴や株価の動向・今後の見通しまで徹底解説

編集者:Money Theory編集部
IVV(iシェアーズ・コアS&P500 ETF)とは?特徴や株価の動向・今後の見通しまで徹底解説

近年資産運用への関心が急速に高まており、株取引も運用法の一つとして注目されています。

中でも、世界の経済を牽引する米国株への投資は人気があり、米国株投資を始める方は増えてきています。

しかし日本株とは勝手が違う部分もあり、興味はあるけれど銘柄選びや情報収集で躓いてしまう人も多いです。

そこでこの記事では、米国株取引におすすめの銘柄であるIVV(iShares Core S&P 500 ETF)という上場投資信託(ETF)について解説します。

IVVの特徴や株価の推移、今後の見通しまでわかりやすく解説していますので、米国株のETFへ投資してみたいという方はぜひ目を通してみてください。

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IVVとは?

IVV、またはiシェアーズ・コアS&P500 ETFは、ブラックロック社のiSharesファンドシリーズの一つで、米国の代表的な株式指数であるS&P500に連動するパフォーマンスを目指しています。

このETFは、米国株市場の大型株を中心に構成された500銘柄を含んでおり、多様な業種の企業を網羅しています。

IVVは、低コストで利用できる上場投資信託(ETF)としても知られています。

特に注目すべきはその経費率の低さで、通常、投資信託では取引手数料が約1%かかることが多いですが、IVVの場合わずか0.03%です。

IVVを利用することで投資コストを大幅に削減することができるので、資産を効率的に運用することができます。

またIVVは指数連動型ETFであり、S&P500指数のパフォーマンスを可能な限り正確に反映することを目指しています。

そのため、個別の銘柄選定や市場タイミングに左右されず、指数の動きに基づいた安定したリターンを期待できます。

コストを抑えながらも、米国株市場全体の動きに連動する投資を行いたい投資家にとって、IVVは魅力的な選択肢と言えます。

IVVの基本情報

IVVの基本的な情報は下記の通りです。

銘柄名 IVV(iShares Core S&P 500 ETF)
運用会社 ブラックロック(BlackRock)
基準価格 474.68米ドル
資産総額 3.97億米ドル
直近配当利回り 1.64%
経費率 0.03%
上場する証券所 ニューヨーク証券取引所(NYSE)アーカ市場

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IVVの特徴

IVVの代表的な特徴には下記のようなものがあります。

IVVの特徴
  • 運用コストが安い
  • 純資産額が多い
  • リスク分散しやすい

運用コストが安い

IVV(iシェアーズ・コアS&P500 ETF)は、非常に低い運用コストが大きな特徴です。

このETFの経費率はわずか0.03%と極めて低く、これにより長期的に資産を成長させながらコストを最小限に抑えることが可能になります。

低コストであることは、特に長期投資において重要であり、長期投資であるほどその効果はより明確に現れます。

純資産額が多い

IVVの純資産額は約4000億米ドルに上り、これは同じS&P500指数をベンチマークとする他のETFと比較しても特に大きい数字です。

例えば同じくS&P500に連動する形で運営しているVOOと比較すると、1.5倍程度高い数字となっています。

純資産額が大きいということは、流動性が高く、大規模な取引においても価格の安定性を保てるという利点があります。

また、経費率を低く抑えることが可能となるため、より効率的な運用がしやすくなります。

リスク分散しやすい

IVVはS&P500指数に連動しており、アメリカの代表的な500銘柄で構成されています。

500銘柄にわたる豊富な銘柄への投資は、個別銘柄に集中した投資よりもリスクを大幅に低減できると期待されていて、市場全体の動きに基づく安定したリターンを期待できます。

特に、個別銘柄の選択や市場タイミングに悩む投資家にとってはメリットの多い選択肢です。

IVVの価格推移と動向

IVVの価格推移と動向について見ていきましょう。

2024年時点の価格推移

IVV トレーディングビュー5年

※TradingView

2024年1月時点のIVVの株価推移からは、コロナの影響からはほぼ回復している状況であると読み取れます。

2020年のコロナパンデミックによる経済の大幅な停滞後、アメリカの中央銀行であるFRBが実施した金融緩和策により、経済は急速に回復しました。

これにより、S&P500指数に含まれる企業の株価も大きく伸びています。

しかし、金融緩和策の縮小や金利上昇の懸念から、株価には一時的な下落も見られました。

それでも、FRBがインフレを一時的なものと捉えているとの発表があるたびに株価は回復し、全体としては右肩上がりの傾向にあります。

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IVVの価格動向の分析

IVV トレーディングビュー

※TradingView

IVVの価格動向としては、2000年以降の約23年の期間において、特に過去10年は右肩上がりのトレンドが続いています。

2017年頃からは特にS&P500に採用されているハイテク企業の業績が好調となり、株価の大幅な上昇が見られました。

その後も、コロナウイルスの影響で一時的な下落はありましたが、FRBによる大規模な金融緩和により、株価はすぐに回復しています。

IVVの価格は2003年の最安値と比較すると2024年1月年時点で5倍以上成長しており、長期投資の重要性が浮き彫りになっています。

IVVの今後の見通し

IVVの今後の見通しについても解説します。

IVVの今後の見通し
  • コロナの感染状況は引き続き注視する
  • テクノロジー業界の注目度が高まっている
  • 中小小型株に勢いがある

コロナの感染状況は引き続き注視する

2020年のコロナウイルスの感染拡大によって世界経済が大きな打撃を受けたことは、IVVにも大きなな影響を与えました。

現在は社会や経済もほとんど回復したように感じられますが、コロナウイルスの感染状況は今も不安定で、新たな変異株の出現や再拡大のリスクが常に存在します。

この不確実性はIVVの価格動向にも影響を及ぼし得るため、今後も継続的にその動向を注視する必要があります。

ワクチン普及や治療法の進歩が経済回復に寄与する可能性もあるため、これらの要因もIVVの将来のパフォーマンスに影響を与えるでしょう。

テクノロジー業界の注目度が高まっている

テクノロジー業界は、コロナウイルスによるリモートワークの普及やデジタル変革の加速により、大きな成長を遂げています。

S&P500に採用されているハイテク企業の業績は特に好調で、株価の上昇を牽引しています。

テクノロジー業界の盛り上がりは、IVVにとっても明るい材料となっています。

長期的に見れば、イノベーションを推進するテクノロジー業界への投資は、IVVの成長を支える重要な要素となる可能性が高いです。

中小小型株に勢いがある

近年、AIやIoTなどの先端技術に関連する中小小型株が活発化していて、革新的なサービスや製品を提供することで市場に新たな動きをもたらしています。

IVVは大型株に重点を置いていますが、中小小型株のパフォーマンスの向上も間接的にIVVの成長に寄与する可能性があります。

ただし、中小小型株は市場変動によって受ける影響が大きいため、投資リスクは大型株より高まります。

一方で、新興企業が成功を収め大手企業に買収されるケースや、S&P500指数に採用される事例も増えています。

これにより、中小小型株がIVVのポートフォリオに間接的な影響を与え、結果的にIVVのパフォーマンス向上に寄与する可能性があると考えます。

IVVへの投資におすすめの証券会社

IVV(iシェアーズ・コア S&P 500 ETF)への投資におすすめの証券会社を厳選して紹介します。

IVVへの投資におすすめの証券会社
  • moomoo証券
  • SBI証券

海外ETFにオススメのネット証券4選!買い方や注意点も解説

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どれも非常に大切なので、しっかり目を通していきましょう。

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IVVに関するよくある質問

IVVに関するよくある質問と回答を紹介します。

IVVに関するよくある質問
  • IVVにはいくらから投資できる?
  • IVVに投資するなら現物取引とCFD取引どちらがおすすめ?
  • IVVへの投資で利益が出たら税金はどうなる?

IVVにはいくらから投資できる?

IVVへの投資額はETFの基準価格に応じて異なりますが、2024年1月4日時点での基準価額は約474.68米ドルで、約68,000円から取引可能です。

米国株は1株単位で購入できrるため、初心者でも比較的手軽に投資できます。

CFD取引を利用する場合、証拠金取引を通じて少ない資金からでも投資を始められます。

IVVに投資するなら現物取引とCFD取引どちらがおすすめ?

IVVに投資する際の取引方法として現物取引とCFD取引がありますが、どちらが適しているかは個人の投資目的やリスク許容度によって判断します。

現物取引は資金の範囲内でのみ投資が可能なので、損失リスクを限定できますが、レバレッジを使用できず投資効率が低いです。

一方、CFD取引ではレバレッジを利用でき、少ない資金で大きな取引が可能ですが、逆に大きな損失を被るリスクもあります。

またCFD取引では「売り」からも取引できるため、株価が下落している場合でも利益を目指せるメリットがあります。

IVVへの投資で利益が出たら税金はどうなる?

IVVへの投資による利益には税金が課せられます。

売却益や配当益は申告分離課税の対象となり、税率は20.315%です。

配当益の場合、日本での課税前にアメリカで10%が源泉徴収されます。

ただしNISA口座を利用すると、売却益や配当益は国内では非課税になります。

IVVとはS&P500指数への連動を目指す米国ETF

IVV(iシェアーズ・コアS&P500 ETF)とは、S&P500指数への連動を目指す米国ETFの事です。

過去約23年間のデータを見ると株価が右肩上がりで成長していることから、IVVは長期的にみると成長が見込めるETFです。

新型コロナウイルスの流行動向、テクノロジー業界の成長、そして中小小型株のパフォーマンスに注目し、値動き予想を立てながら柔軟に運用していきましょう。

株式投資のファンダメンタル分析とは?やり方やおすすめツールを紹介