OMG(オーエムジー)は、イーサリアムをベースに開発された仮想通貨です。
安全性が高いことから、国内でも複数の仮想通貨取引所で取り扱われています。
イーサリアムをベースに、「低コスト・高速処理・安全性」を追求し、OMG ネットワークの運用に使用されます。
特に、複数のトランザクションをまとめて処理できる独自のネットワークは、高評価を得ました。
本記事では、OMGの概要やメリット・デメリットから、OMGについて解説していきます。
将来性やリスクを把握し、OMGでの投資を有利に進めましょう。
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OMG(オーエムジー)ネットワークとOMG(オーエムジー)仮想通貨の概要
OMGの概要や、用途について解説していきます。
- OMG(オーエムジー)ネットワークの基本情報
- OMG(オーエムジー)仮想通貨の特徴
- OMG(オーエムジー)トークンの用途
OMGの開発された経緯などについて、みていきましょう。
OMG(オーエムジー)ネットワークの基本情報
OMGネットワーク(Network)とは、その名の通りOMGを使用するネットワークです。
OMGネットワークは、従来のスケーラビリティ問題を解決することを目標にしています。
解決策として、独自のブロックチェーン技術で開発された「More Viable Plasma(More VP)」と呼ばれるブロックチェーンを導入しました。
「More VP」導入により、低価格・高速で送金が可能になり、高評価を得ています。
また、セキュリティ面でも、イーサリアムと同程度の安全性を保っています。
「Minimal Viable Plasma(MVP)」と呼ばれるプラズマチェーンの採用するなど、さまざまな工夫の施されたネットワークです。
OMG(オーエムジー)仮想通貨の概要
OMGの特徴について解説します。
通貨記号 | OMG |
提唱者 | OMG Network Pte .Ltd. |
発行上限 | 1億4千枚 |
承認方式 | PoS |
ハッシュアルゴリズム | Keccak-256 |
OMGは、元々「アンバンクト」と呼ばれる金融サービスを利用できない環境のユーザーが、手軽に利用できる金融サービスを目標に開発が始まりました。
手軽にするためには、取引のコストを下げる必要があります。
そこで、「More VP」により、複数のトランザクションをまとめて処理することで、低コストで運用可能にしています。
OMG(オーエムジー)トークンの用途
OMGトークンは、「資産として保有」または「取引所での売買」として利用できます。
後述で紹介しますが、OMGネットワークはサービスを停止しています。
移行先は、「BOBAネットワーク」です。BOBAネットワークには「BOBA」という基軸通貨があるため、OMGの役割はありません。
現在の用途は、「資産として所有」「DMM Bitcoinなどの取引所で売買」に絞られます。
OMG(オーエムジー)仮想通貨の将来性
OMG(オーエムジー)の将来性について解説します。
- OMGネットワークのサービス終了
- BOBAネットワークの将来性
- OMG(オーエムジー)の価格変動の可能性
取引所比較も紹介するので、参考にしてください。
OMG(オーエムジー)ネットワークのサービス終了と将来性
現在、OMGネットワークは、サービスを停止しています。
イーサリアムのセカンドレイヤーとして構築されたOMGネットワークですが、現在は事実上サービスが終了し、2021年より「BOBAネットワーク」へサービスを移行しています。
仮想通貨のOMGも、「資産として保有」または「取引所での売買」以外の用途がありません。
BOBAネットワークでのOMG利用はできないため、今後需要が高まる可能性は低いでしょう。
OMG(オーエムジー)とBOBA(ボバ)の関係
BOBAは、OMGの保有を条件にエアドロップされた仮想通貨です。
通貨記号 | BOBA |
提唱者 | BOBA Network |
発行上限 | 5億枚 |
承認方式 | PoS |
ハッシュアルゴリズム | Keccak-256 |
BOBAネットワーク(BOBA)は、イーサリアムで問題となった「スケーラビリティ問題」などを解決するために計画されました。
実用的なセカンドレイヤーを提供するプロジェクトです。その中で、BOBAは、ガバナンスやステーキングに利用できます。
OMGはOMGネットワークで使用できた「旧通貨」、BOBAはBOBAネットワークで使用できる「新通貨」という位置付けです。
また、OMGネットワークの正式終了は発表されていません。
公式サイトはBOBAネットワークへの誘導、及び全てのサービス停止となっていることから、事実上のサービス終了と認識されています。
OMG(オーエムジー)の価格変動の可能性
OMGは、市場に上場したままのため、仮想通貨市場全体の動きに合わせた価格変動の可能性が考えられます。
OMGネットワークは停止しているため、話題性が上がることはありません。
2021年末頃から、仮想通貨市場全体が停滞気味ですが、市場の活性化とともにGMOの値上がりの可能性もあるでしょう。
しかし、変動幅に関しては、イーサリアムなどと比較すると少ないと予測されます。
OMG(オーエムジー)に投資できる仮想通貨取引所を紹介
OMGに投資したいと考えている方に向けて、対象の仮想通貨取引所を紹介します。
- DMM Bitcoin
基本情報や特徴について掘り下げます。
【モナコイン(MONA)入門】日本発の暗号通貨の特徴と取引方法を徹底解説
DMM Bitcoin
DMM Bitcoinのサービス概要 | ||
---|---|---|
銘柄数 | 26種類 | |
入金手数料 | 無料 | |
出金手数料 | 無料 |
DMM Bitcoinの基本情報やサービスを紹介します。
取引の種類 | 現物取引(販売所・BitMatch注文) レバレッジ取引(販売所・BitMatch注文) |
---|---|
取扱仮想通貨 | 27種類 (BTC、ETH、XRP、NIDT、MATIC、LINK、MKR、AVAX、CHZ、TRX、ZPG、LTC、XLM、ETC、BCH、BAT、ENJ、OMG、MONA、FLR、ADA、DOT、XTZ、XEM、QUTM、XYM、IOST) |
最小取引手数料(OMG取引の場合) | 現物取引(販売所):1.0OMG 現物取引(BitMatch注文):100OMG レバレッジ取引(販売所):10OMG レバレッジ取引(BitMatch注文):1,000OMG |
取引手数料(OMG取引の場合) | 現物取引(販売所):無料・スプレッドあり 現物取引(BitMatch注文):1.0OMGあたり4円 レバレッジ取引(販売所):無料・スプレッドあり レバレッジ取引(BitMatch注文):100OMGあたり350円 |
主要サービス | スマートフォン版取引システム pc版取引システム |
DMM Bitcoinは、レバレッジ取引対応の銘柄数が日本一を誇る仮想通貨取引所です。
サポート体制も万全で、土日祝日に限らず365日お問い合わせができます。
また、「口座維持手数料」や「口座開設手数料」など、さまざまなコストが無料で利用可能です。
資産の保全に関しても万全で、「コールドウォレット管理」や「二段階認証」によるセキュリティ体制をとっています。
以上の点でも、初心者でも安心して始められる取引所です。
DMM Bitcoinの評判・口コミを紹介!特徴・使い勝手や手数料も徹底解説
OMG(オーエムジー)仮想通貨への投資のメリット
OMGに投資するメリットを紹介します。
- 低コストかつ高速な取引
- スマホだけで取引完結
- 強固なセキュリティ
では、みていきましょう。
低コストかつ高速な取引
OMGでは、「MoreVP」により、低コストかつ高速な取引ができます。
イーサリアムの技術を応用したOMGでは、イーサリアムの抱えていた「スケーラビリティ問題」を解決しています。
「MoreVP」が開発されて、OMG独自のネットワーク技術として利用されています。
「MoreVP」は、ブロックチェーン本体ではなくサイドチェーンを使用して、複数のトランザクションを一つのトランザクションとして処理可能です。
この技術は、「OMGの高速処理と遅延の軽減によるコスト削減」を実現しました。
今後、さらに決済手段として注目される技術です。
スマホだけで決済可能
元々OMGは、東南アジアに多いと推測される銀行口座を所持できない「アンバンクト」のユーザーへ、デジタル決済手段として提供する目的で開発が進みました。
そのため、PCを介さずにスマホだけで決済が完結するように開発されています。
スマホだけで完結する利便性は、ユーザーからも高評価を得ています。
強固なセキュリティ
OMGは、イーサリアムのセカンドレイヤーとして開発されたため、強固なセキュリティ体制を誇っています。
プラズマチェーンである「MVP」により、OMGのセキュリティ体制は信頼性の高いものになりました。
今後は、「DeFi」などにも活用される未来が考えられます。
OMG(オーエムジー)仮想通貨への投資のデメリット
つづいて、OMGのデメリットについて解説します。
- イーサリアムと関連性が高い
- 決済プラットフォームとしての普及
デメリットを把握した上で、OMGへの投資を検討しましょう。
イーサリアムと関連性が高い
イーサリアムに致命的な脆弱性が発見された場合、OMGにも多大なダメージが及ぶ可能性があります。
OMGは、イーサリアムを基軸に開発された仮想通貨です。
そのため、イーサリアムが暴落したらOMGも暴落するリスクを秘めています。
OMGに限らず、イーサリアムを基軸にしている仮想通貨は複数あります。
万が一、ネガティブな要因が起きた際のアプローチも想定しておきましょう。
決済プラットフォームとしての普及
「アンバンクト」のユーザーへ決済手段としての普及が浸透したOMGですが、OMGはさらに規模拡大を図っています。
今後の規模拡大には、OMGを利用していない層へOMGの利便性をいかに届けるかが課題になります。
決済手段として、まだまだ認知度が高いとはいえません。
決済企業などと連携し、新たなお金として拡大していく必要があります。
OMG(オーエムジー)仮想通貨投資の注意点と戦略
OMG取引をする際の注意点と戦略を紹介します。
- リスク管理
- 情報収集と分析
仮想通貨取引には、リスク管理や分析が重要です。ポイントをおさえておきましょう。
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リスク管理
仮想通貨取引のリスク管理として、リスクに強い「ポートフォリオ」を作成する手段があります。
長期投資と短期投資を組み合わせて、安定的な収益を福利効果を狙いつつ、短期的なハイリターンを狙うのもおすすめです。
短期・長期のどちらかで損失が生じても、片方で収益の補完ができます。
また、一つの通貨へ集中して投資するのではなく、複数の通貨に分散させて投資する「アセットアロケーション」も有効です。
下落時のリスク軽減にもなるため、活用をおすすめします。
情報収集と分析
今後、OMGがどこまで上昇するかを予測することは、不可能です。
しかし、情報収集によりある程度分析することはできます。
仮想通貨取引は、以下のような要因で激しく変動します。
- 米ドル政策
- 政府規制
- 技術の進歩
- 市場センチメント
- プロジェクトの生態的発展
OMGに限らず、仮想通貨全体の値動きを把握することは難しいですが、情報をすばやくキャッチして取引を進めましょう。
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市場動向を分析しながらOMG(オーエムジー)を購入しよう
OMGは、イーサリアムのセカンドレイヤーとして開発された仮想通貨です。
「MoreVP」「MVP」の導入により、「低コスト・高速処理・安全性」が保障された仮想通貨となりました。
しかし、OMGネットワークのサービス停止など、将来性での懸念は拭い切れません。
OMGで上手に取引するためには、市場全体を吟味して取引を進めることが大切です。
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