ミニ株

単元未満株のデメリットとメリットは?少額投資する時の注意点を解説

編集者:Money Theory編集部
単元未満株のデメリットを紹介

単元未満株は単元株の1/100価格から取引可能で、株価の高い銘柄でも1株から投資できます。

少額投資できることから投資初心者から高い人気を得ており、近年多くのネット証券会社が独自のサービスを提供しています。

1万円以下から始められる投資なので、初心者でも手軽にはじめられる点が大きなメリットとなっていますが、デメリットも存在します。

今回は、単元未満株のデメリットを初心者でもわかりやすく解説します。

デメリットを上手くカバーして単元未満株を有効利用する方法も紹介するので、これから単元未満株で取引しようとしている人は参考にしてください。

少額投資は意味がないって本当?稼げない理由や少額向きの投資手法を徹底解説

単元未満株の5つのデメリット

デメリット

単元未満株は大きく分けて5つのデメリットが存在します。

少額で運用できるメリットがある一方、デメリットは主に「儲からない」に直結する内容となっています。

少額投資は投資する金額を少なく抑える為、利益も比例して少なくなってしまいます。

利益が少なくなっても継続して取引していれば大きく儲けられますが、証券会社が提示している手数料が高いと「手数料負け」してしまったり、注文方法が制限されて投資手法が限られてしまったりして損失してしまう問題があります。

単元未満株を効率良く運用する為にもデメリットをしっかり把握しておきましょう。

手数料負けしやすい

単元未満株のサービスは各ネット証券会社が独自サービスで提供しており、手数料価格もバラバラです。

どのネット証券会社も安めに設定している傾向がありますが、通常取引と比べると手数料負けしやすい可能性が高く、単元未満株で投資すると「勝ちにくい」という印象を与えている1つの原因になっています。

近年単元未満株のサービスは増えて来ているので、取引手数料の見直しは常にされており、良い方向に進化しています。

今後、取引手数料が更に改善されて単元未満株でもしっかり稼げる制度ができる可能性があるので期待しましょう。

人気証券会社の手数料を徹底比較!証券会社選びのポイントとおすすめランキングもご紹介

取引方法が限られている

単元未満株は予約注文等の注文方法が制限されており、成行注文のみ可能としている証券会社が殆どです。

成行注文のみとなっているので、売買タイミングを考える時はチャートをリアルタイムに開いて判断する必要があります。

日中働いている人やデイトレをしている人にとって不利になる状況なので、取引手法を単元未満株に適したものに変えて挑戦しましょう。

成行とは?指値とは何が違う?株式投資の注文方法をわかりやすく解説

取り扱い銘柄が少ない

1株は単元株と比べて取り扱い銘柄が少なく、マイナー銘柄で投資することができません

有名企業の銘柄は搭載されていますが株価の変動が鈍く、1株単位でも高い株価になっているので値上がり率で利益を狙っている人にはおすすめできない場合もあります。

株価変動が激しく、大穴銘柄を狙っている人にとって単元未満株は不向きです。

大きく稼げない

単元未満株は少額投資なので、損失を抑えられますが利益も少なくなります

1ヶ月の投資でしっかり稼いでいくスタイルで投資プランを立てられないので、株式投資で生活していくことを念頭にいれている人にはおすすめできません。

一方でコツコツ利益を積み重ねて数年後・数十年後の利益を見越している人は大きく稼げないデメリットを解消できます。

投資スタイルによって単元未満株は合う、合わないがはっきりしているので、自分がどのタイプか投資する前に把握しておくことが重要です。

挫折しやすい

単元未満株は1万円以下からでも気軽にはじめられる投資なので、損失ダメージが少なく飽きてきた人が挫折してしまう傾向にあります。

大きく稼げず、損失もすくない投資方法なので投資成績にメリハリがなくなります。

ある程度の緊張感をもたないと継続できないという人は、単元未満株で投資する際、挫折しないルールを作っておくことをおすすめします。

単元未満株のデメリットをカバーする方法

単元未満株のデメリットを紹介しましたが、デメリットを上手くカバーしてしっかり運用していく方法があります。

デメリットはどの投資方法にも存在するので、デメリットを抑えてメリット部分を有効活用していく方法を見出しましょう。

これから紹介していくカバー方法は、初心者でも簡単に実践できる内容なので、単元未満株で稼げないと感じている人は気軽にできるものからはじめてみてください

手数料の安い証券会社で口座開設する

手数料の高い証券会社で単元未満株投資をすると、取引手数料で利益をほとんど持っていかれます。

少額投資は利益を小さく積み重ねていく所が良いので、取引コストを抑えて利益をしっかり取れる証券会社を選びましょう

近年取引手数料の見直しがされているので、証券会社の提示している手数料金額と利用している人たちの口コミをみて手数料の安い証券会社で口座開設してください。

注文方法が限られていても利益を出せる長期投資スタイルを取り入れる

注文方法が制限されていても、長期投資スタイルであれば問題ありません

保有期間がながければ長いほど利益幅は大きくなる為、デイトレのように取引タイミングにナーバスにならなくても利益を狙えます。

少額投資は利益が通常取引に比べて少なくなってしまいますが、長期保有すると利益も大きくなってくるので長期投資は単元未満株に最適の投資方法です。

株式投資の長期保有で失敗しない銘柄の選び方や保有し続けるメリット・デメリットを解説

有名企業に投資する

銘柄が制限されている状況は、初心者にとって逆にメリットになる場合もあります。

中級者~上級者は取引したい銘柄をピックアップする能力を持っていますが、初心者の場合選べる銘柄が多数存在していても、どれがベストの銘柄かピックアップできない可能性があります。

投資初心者は、自分も知っている企業に投資することをおすすめします。

有名企業は倒産の可能性が限りなく低く、安定して運用していけます。

市場の変動を正確に読むことはできませんが、ある程度リスクヘッジした状態で運用できるのでおすすめです

コツコツ利益を積み重ねていく

単元未満株は利益が少ないと言われていますが、積み重ねていくといずれ大きな利益に変わります。

投資期間は長くなりますが、コツコツ利益を積み重ねていくと単元株の取引ができるレベルにまで資産を成長させられます

飽きやすい人は自動積立てで長期運用する

長期間同じことをやるのに飽きてしまう人は、銀行から自動で引き落としして積立ててくれるサービスを利用しましょう

単元未満株を自動的に運用してくれるサービスは、自分で取引内容を細かく決めて運用する必要がないので飽きやすい人に最適です。

自分でトレードしてみたいと気持ちが変わった場合、サービス内容を変更して手動で運用をすすめていけば良いだけなので、飽き性の人におすすめです。

単元未満株はデメリットをカバーして利用すると初心者でもしっかり稼げる

利益がでる仕組み

単元未満株はメリットも多くありますが、デメリットも当然存在します。

重要なのは、デメリットを上手くカバーしてメリットを最大限に活かす行動をしているかどうかです。

単元未満株で問題視されている部分をカバーできる投資方法や資産運用方法を考えて、資産目標を達成しましょう。

ミニ株のおすすめ銘柄BEST10と優良銘柄の探し方

RELATED POST