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シンボル(XYM)とは?新たなブロックチェーンプラットフォームの特徴・用途・市場動向を解説

編集者:Money Theory編集部
シンボル(XYM)とは?新たなブロックチェーンプラットフォームの特徴・用途・市場動向を解説

シンボル(Symbol)は、企業とブロックチェーンを結び新たな価値を生み出すことを支援するブロックチェーンのプラットフォームです。

このブロックチェーン上で利用されるのが「XYM」です。

ネム(XEM)をベースに開発することで、企業や公的機関をはじめとする「エンタープライズ」へのニーズを高めることを目的としています。

また、シンボル保有者は、ブロックチェーンが正常に機能するための「エコシステム」の維持へ貢献ができます。

本記事では、シンボル(XYM)の概要や将来性、購入できる取引所などを紹介します。シンボル(XYM)の特徴を掴んで、取引を始めてみましょう。

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シンボル(XYM)の概要と背景

シンボル(XYM)

シンボル(XYM)の概要や開発背景について解説します。

  • シンボル(XYM)とは?
  • シンボルの創設背景
  • 開発チームとそのビジョン

開発に至った経緯や意図を知り、シンボルへの理解を深めましょう。

シンボル(XYM)とは?

シンボル(XYM)

シンボル(XYM)の概要を紹介します。

ティッカーシンボル XYM
NEMからのローンチ開始時期 2021年3月
時価総額 約235億
価格 4.07円
発行上限 約89億9999万枚

※2023年5月時点

シンボル(Symbol)は、現在「XEM」の流通しているNIS1ブロックチェーン(NEM)とは、別のブロックチェーンとして機能する「大型アップデート版」です。

セキュリティ面・処理能力の大幅向上が期待されます。

このブロックチェーン上で利用されるのが、仮想通貨「シンボル(XYM)」です。

このことからシンボル(Symbol)は、次世代ブロックチェーンと呼ばれるNEMのハイブリッド型ブロックチェーンとして知られています。

シンボルの創設背景

シンボル(Symbol)は、NEM Group Ltd.が開発・運営する別のブロックチェーン「NEM」から2021年3月にローンチされた大型アップデート版です。

NEMの最新型としてリリースされた「Symbol(シンボル)」は、リリース時XEM一枚につき、XYM一枚がエアドロップされています。

NEMとシンボル(Symbol)の最大の違いは、開発目的です。NEM(New Economy Movement)は、国や政府に縛られない非中央集権型の経済を目指すプロジェクトで、エンジニア向けの実験環境として開発されました。

これに対しシンボルは、企業や公的機関などのエンタープライズのニーズに特化したブロックチェーンです。明確にNEMとの差別化が図られています。

お互いに異なる性質を持つことで、Symbolが普及してからもNEMは利用されています。

今後の、NEMをSymbolのサブチェーンにする取り組みにも注目です。

開発チームとそのビジョン

シンボル(Symbol)は、企業・公的機関などのニーズに合わせたブロックチェーンとして開発されました。

元々ネム(NEM)は、開発者のサンドボックスの役割として開発されたプラットフォームプロジェクトです。

シンボルでは、企業・公的機関へマッチすることで、セキュリティ面・処理能力を向上させています。

他のブロックチェーンとの相互運用も視野に入れているため、今後多くのプロジェクトへ利用されるでしょう。

シンボル(XYM)の特徴

シンボル(XYM)の特徴について掘り下げていきましょう。

  • ハイブリッド型ブロックチェーン
  • セキュリティ面
  • トランザクションの処理速度
  • 取引手数料

専門性が高い分野ですが、それぞれおさえておきましょう。

ハイブリッド型ブロックチェーン

Symbolは、パブリックチェーンとプライベートチェーンを掛け合わせた「ハイブリッド型ブロックチェーン」です。

パブリックチェーンは、誰でもネットワークに参加できる公共性の高いブロックチェーンを指します。

管理者不在のため、誰でも情報を確認でき公平な取引ができます。しかし、不特定多数のノードが取引の検証、承認に関わるのが難点です。

取引の処理スピードや手数料では、プライベートチェーンに劣ります。

プライベートチェーンは、中央集権的な管理者が必要なため、ネットワークへの参加者が限定的になります。

取引の検証、承認に関わるノードが少ないため、高速・低コストの運用が可能です。

しかし、管理者依存のブロックチェーンのため、「カウンターパーティー」のリスクが伴います。

Symbolは、上記二つを組み合わせた「ハイブリッド型ブロックチェーン」です。

相互の互換性を支援することができる点が評判を集めます。

セキュリティ面

シンボル(XYM)は、マルチシグを標準のセキュリティとして導入している点でも注目されています。

マルチシグは、仮想通貨の取引や送金を行う際、複数回の署名を必要とするシステムです。セキュリティ面のレベルを格段に上昇させることができます。

多くの取引所でも、マルチシグが採用されていることからも、その性能の高さが伺えます。

シンボルには、標準で導入されているため、セキュリティでも安心の仮想通貨といえるでしょう。

トランザクションの処理速度

シンボル(XYM)の特徴として、トランザクションの処理速度も挙げられます。

Symbolは、NEMからローンチされた大型のアップデート版です。取引の処理速度も大幅に改善されています。

そのスケーラビリティやセキュリティの高さは、2022年カタールW杯のホテル建設にもXYMが採用されるほどです。

取引手数料

仮想通貨取引において、価格変動のリスクがあることからも、甚大なコストが発生する場合があります。

取引手数料は、ブロックチェーンと切り離せないコストです。

しかし、プライベートサーバーを利用した場合、これらのトランザクション料金が不要です。

ユーザーは、コストが発生せずにトランザクションを完了させることができます。

そのため、パブリックチェーンに移動した場合だけ料金を支払うことになります。

その後ユーザーは、「XYMをSymbolに保存する」、「委任を通じてより多くのXYMを獲得する」といった選択が可能です。

シンボル(XYM)の市場動向

シンボル(XYM)の市場での動向をみていきましょう。

  • 価格推移と市場キャップ
  • DeFi市場への参入

価格や動向を把握して、シンボルの運用を図りましょう。

価格推移と市場キャップ

XYMは、上場直後大きく高騰の動きを見せました。しかし、すぐに急落しローンチ直後の価格を下回ります。

その後、2021年10月〜11月にかけて少し回復の動きを見せますが、高騰時と比較すると下落気味です。現在でも、大きな動きは見られず価格推移は横ばいといえるでしょう。

DeFi市場への参入

シンボル(XYM)の今後の傾向として、DeFi市場への参入が予測されます。

シンボル(XYM)がブロックチェーン開発団体として有名な「Fantome Foundation」とのパートナーシップを締結していることに注目が集まっています。

しかし現在、詳細な情報は確認できていません。

シンボル(XYM)がDeFi市場へ本格参入した場合、大きな需要拡大が期待されます。価格もプラスに変動する可能性があるでしょう。

シンボル(XYM)を購入できる仮想通貨取引所を紹介

シンボルコインの購入ができる取引所を紹介します。

  • コインチェック
  • GMOコイン
  • bitFlyer

それぞれの取引所の特徴を把握し、シンボルコインでの取引を始めましょう。

仮想通貨レンディングとは?メリット・デメリットやレンディングができるおすすめ取引所を紹介

コインチェック

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取引手数料 販売所の手数料:無料・スプレッドあり(0.1〜5.0%)
主要サービス コインチェックつみたて
コインチェックIEO
コインチェックでんき
コインチェックガス
コインチェックNFT(β版)
貸暗号資産サービス

コインチェックは、マネックスグループ傘下の仮想通貨取引所です。

過去にハッキング事件が発生しましたが、現在はマネックスグループの金融ノウハウを活かして、レベルの高いセキュリティを誇ります。

また、XYMの送金手数料は、1.0XYM発生するので、注意が必要です。

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取引の種類 現物取引
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取扱仮想通貨 21種類
(BTC、XRP、ETH、SHIB、PLT、FLR、ZPG、MATIC、MKR、XYM、LINK、DOT、XTZ、XLM、XEM、BAT、ETC、LTC、BCH、MONA、LSK)
販売所取引手数料 無料(別途スプレッドが発生)
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bitFlyerは、国内でもビットコインの取引量が多い取引所として評判です。口座開設も登録から取引まで、最短10分程度で完結します。

100円から取引を始められるため、仮想通貨取引に慣れていない方でも安心して始められるでしょう。

また、レバレッジ取引も可能で、2倍までのレバレッジをかけることができます。

証拠金を下回ると追従が必要となります。追加資金が発生するため、初心者が行う際は注意しましょう。

シンボル(XYM)の将来性と展望

シンボル(XYM)の将来性や展望を解説します。

  • NFT市場への参入
  • 新たなパートナーシップと利用事例
  • 新たな仮想通貨取引所への上場

さまざまな視点から、シンボルの将来性を予測します。

NFTマーケットプレイスへの参入

DeFi市場への参入の他にも、NFTマーケットプレイスへ採用されています。

2021年6月に開設された「NEMBER ART」では、シンボル(XYM)を活用してNFTの購入が可能になりました。

しかし、openseaなどと比較すると、まだ認知度が高いとはいえません。

今後、NFT市場が拡大を続ければ、シンボルの認知度向上とマーケットプレイスの発展も期待できるでしょう。

新たなパートナーシップと利用事例

Symbolのブロックチェーンでは、複数の企業やプロジェクトで導入実績があり、今後の需要拡大が期待されます。

  • コロンビア政府の実証実験
  • 土木インフラの管理
  • ウィスキーのデジタルファンドトークン

前述ですが、2022年のカタールW杯でも、ホテル建設の技術としてシンボルのブロックチェーンが採用されています。

新たな仮想通貨取引所への上場

コインチェックやBitFlyerの他にも、新たな取引所へ上場することが期待できます。

仮想通貨は、有名な取引所へ上場すれば取引量の増加によって、更なる価格上昇の可能性があります。

上場の際は、最新の情報をチェックしてタイミングを逃さないようにしましょう。

シンボルへの投資のメリット・デメリット

シンボルへの投資で得られるメリット・デメリットを解説します。

  • 投資のメリット
  • 投資のデメリット

では、みていきましょう。

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投資のメリット

XYMでは、ハーベストで通貨を獲得できます。

Symbolの開発者は、POS+というコンサンセスメカニズムに基づいたSymbolネットワークを使用しています。

これにより、ブロックチェーンの概念を新しいレベルに引き上げました。

POS+では、ノードの電力をXYMステーキングとリンクしています。

このプロセスを「ハーベスト」と呼び、トランザクションの検証や記録、新しいブロックの作成がなされます。

より多くのXYMを保有しているノードオペレーターは、収穫量も多く、新しいブロックを作成する可能性が高くなるため、多くの報酬が得られます。

投資のデメリット

XYMへの投資に限らず、仮想通貨への投資は非常に不安定な投資です。

他の資産への投資よりもリスクが大きい場面があり、XYMがポートフォリオに適しているかは、目標や状況によって異なります。

投資対象にするためにも、事前の調査や価格動向を確認しておきましょう。

シンボル(XYM)の特徴を把握して運用を始めよう

シンボル(XYM)は、仮想通貨XEMのセキュリティ面などを大型アップデートしたブロックチェーンプロジェクトです。

市場の拡大が予測されるNFTやDeFIにも参入しているため、値上がりも十分期待できるでしょう。

複数の取引所で取り扱いがあるため、自分の投資スタイルに合わせて運用を始めましょう。

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