株主優待

1万円以下で購入できる株主優待10選!1株から買える銘柄と証券会社を徹底紹介

編集者:Money Theory編集部
1万円以下で購入できる株主優待10選! 1株から買える銘柄と証券会社を徹底紹介

株主優待は、企業の株式を一定以上保有することで企業からギフトカードなどの報酬を受け取ることができる権利です。

中には豪華客船の割引券など、非常に魅力的な株主優待もあります。

株主優待は基本的に100株以上持っている株主を対象にしているので、少額では受け取ることができません。

ですが、中には1株から購入できて株主優待が貰える銘柄もあります。

この記事では1万円以下で購入できる株主優待10銘柄の紹介と、1株から購入できるおすすめの証券会社を紹介します。

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株主優待は1万円以下でももらえる?

株主優待は1万円以下でももらえる?

基本的に株主優待をもらうには、1単元(100株)を購入する必要があります。

1株の株価が数百円、数千円でも、株主優待をもらうには数万円、数十万円とお金がかかることがほとんどです。

ですが、中には株主優待を1万円以下でも購入できる企業もあります。

株主優待を1株でも保有してもらっている株主すべてと決めている企業があるからです。

1株からの購入でよければ、数百円~数千円で足りるので、株式を1万円以下で購入することは可能です。

株主優待を受けとるには権利確定日に株を保有しておく

株主優待を受け取るためには、権利確定日に企業が定める株式数を保有しておく必要があります。

権利確定日は企業ごとに異なりますが、大体3月末か9月末に設定している企業が多いです。

権利確定日には株主一人一人がどれだけの株式を保有しているか確認するので、権利確定日に既定の株数を持っていると株主優待を受けることができます。

実際には権利確定日の2~3日前に株式を購入していなければ反映されないので、もし後数株買えば株主優待を受けられるという場合は、早めに行動すると良いでしょう。

1株1万円以下でもらえるおすすめ株主優待

1株1万円以下でもらえるおすすめ株主優待を紹介していきます。

1万円以下で株主優待が貰える会社はそれほど多くありません。

株主優待が欲しい人は、以下の中から選ぶと良いでしょう。

  • NEW ART HOLDINGS
  • ニッケ
  • 東光高岳
  • SBIホールディングス
  • テルモ
  • 三菱マテリアル
  • 京セラ
  • 富士電機
  • 上新電機
  • パソナグループ

株主優待の内容、株価、権利確定日と会社の特徴を紹介するので、気に入った銘柄があればぜひ購入してみましょう。

NEW ART HOLDINGS(7638)

NEW ART HOLDINGS
株主優待内容
  1. 「銀座ダイヤモンドシライシ」「エクセルコ ダイヤモンド」の国内全店舗で使えるジュエリー商品の割引(15%・20%)カード贈呈
  2. ニューアート・ラ・パルレが運営するエステティックサロン「ラ・パルレ」エステサービス契約者向け株主特典
  3. ニューアート・クレイジー直営店およびオンラインショップにて、オリジナル・ゴルフ用品購入時利用できる割引(20%)カード
  4. 軽井沢ニューアートミュージアム無料観覧券
株価 1200円(2022年3月7日終値)
権利確定日 毎年3月末・9月末

NEW ART HOLDINGSは株主優待がかなり手厚い会社です。

主にブライダルジュエリー事業、全身美容(エステ)事業、アート事業を行っている会社で、スポーツ事業も新規事業として立ち上げようとしているところです。

株主優待はエステサービス以外何度でも利用できるので、かなりお得な割引制度になっています。

株主優待の期間は翌年の権利確定日までで、毎年更新されるので使い勝手は良いでしょう。

ジュエリー用品やゴルフ用品に興味がある人はおすすめです。

ニッケ(3201)

ニッケ
株主優待内容 株主優待カタログによる特別価格販売+ QUO カード 1,000 円分
株価 841円(2022年3月7日終値)
権利確定日 毎年5月末

ニッケはウールの総合メーカーとして1896年から長く続いている会社です。

株主優待の内容はカタログによる特別価格販売とQUOカード1000円分と、非常にお得な株主優待になっています。

保有株数が1000株、3000株と上がっていけばカタログの価格からさらに3000円引き、5000円引きと割引が付きます。

カタログとQUOカードは1株から受けとることができるので、ぜひ活用してみると良いでしょう。

ただし、ニッケの株主優待を受け取ることができるのは、1年以上株式を保有し続けている株主に限ります。

東光高岳(6617)

東光高岳
株主優待内容 福島県産品「特撰カタログ」掲載価格に消費税を加えた税込価格から1000円割引
株価 1353円(2022年3月7日終値)
権利確定日 3月末

東光高岳は発電所・変電所などの電力インフラの上流から、公共施設・商業施設・工場・オフィス・一般家庭などの下流までを担っている会社です。

電気系統に関して幅広い仕事を担っています。

株主優待の内容は日本橋ふくしま館が取り扱う福島県産品「特撰カタログ」に乗っている商品を割引で購入できます。

500株以上保有している場合は2000円割引になります。

6月の株主総会後に発送されるので、到着は7月あたりになると考えられます。

SBIホールディングス(8473)

SBIホールディングス
株主優待内容 SBIアラプロモ株式会社が販売する健康補助食品(サプリメント)や化粧品などを、通常価格から50%割引の優待価格で購入できる割引購入申込券を1枚贈呈
株価 2853円(2022年3月7日終値)
権利確定日 毎年3月末

SBIホールディングスはSBI証券などの金融サービス事業を主に、アセットマネジメント事業やバイオ・ヘルスケア&メディカルインフォマティクス事業を行っています。

かなり広く事業を拡大している大規模な会社ですが、株主全員が株主優待を受け取ることができます。

50%割引で対象の商品を購入できるので、商品を確認してから株式を購入すると良いでしょう。

また100株以上持っている場合は対象の商品を無料でもらうか仮想通貨をもらうか選ぶことができます。

テルモ(4543)

テルモ
株主優待内容
  1. 自社製品(電子血圧計・電子体温計・栄養補助食品等)の優待価格販売(3月・9月)
  2. 自社オリジナルカレンダー(3月)
  3. 自社施設見学会(抽選)(9月)
株価 4860円(2022年3月7日終値)
権利確定日 3月末・9月末

テルモは100年の歴史を持つ、日本発の医療機器メーカーです。世界160か国に展開しています。

株主優待は時期ごとにもらえるので、テルモ製品なら毎年2つもらえることになります。

株保有数に関わらず株主全員に同じ株主優待が配られるので、低価格で購入できる銘柄としてはかなりありがたいでしょう。

三菱マテリアル(5711)

三菱マテリアル
株主優待内容
  1. 三菱の金「マイ・ゴールドパートナー」優待。金・プラチナは購入時、売却時に1gあたり5円優待・銀は1㎏あたり100円優待
  2. 金地金現物の購入・売却時に1gあたり5円優待
  3. グループ会社運営の観光坑道の無料観覧
株価 2278円(2022年3月7日終値)
権利確定日 3月末・9月末

三菱マテリアルは、総合素材メーカーとして世の中に必要な製品を作り出しています。

権利確定日は3月と9月の二回に分けられており、それぞれのタイミングで株式を保有している全員に株式優待が貰えます。

1株でも買っておけば株主優待が貰えるので、株主優待を期待している人におすすめです。

京セラ(6971)

京セラ
株主優待内容 自社およびグループ会社指定製品・サービスの優待価格販売
株価 6171円(2022年3月7日終値)
権利確定日 3月末・9月末

京セラ株式会社は1959年に設立され、230のグループ会社をもつ電気機器メーカーです。

合計7つの事業を展開しており、今後も成長をしていくことが予想されます。

毎年3月末·9月末の株主名簿に記載された全株主に、6月下旬、12月上旬に新たな内容のカタログ「株主様通信販売のご案内」を送ってもらえます。

株主優待価格で商品を買えるので非常におすすめです。

富士電機(6504)

富士電機
株主優待内容 自社オリジナルカレンダー(応募者全員)
株価 5400円(2022年3月7日終値)
権利確定日 毎年6月末

富士電機は大型電気機器を主力製品とする日本の重電機メーカーです。

同業他社に日立製作所、東芝、三菱電機などがあり、業界第4位の業績になっています。

富士電機の株主優待は毎年6月に権利確定して、応募者全員にオリジナルカレンダーを送付してくれます。

上新電機(8173)

上新電機
株主優待内容 株主ご優待券(200円券)25 枚(5000円分)
株価 2012円(2022年3月7日終値)
権利確定日 3月末・9月末

上新電機は家電量販店を展開している会社です。

1株でも持っていると5000円分の優待券が貰えるので、非常におすすめです。

100株以上持っている場合はさらに3月に追加で優待券が貰えるようになります。

ただし、1株以上保有で株主優待がもらえるのは9月末日に保有していた株主だけなので注しましょう。

パソナグループ(2168)

パソナグループ
株主優待内容
  1. 淡路島飲食施設30%OFF Coupon
  2. 淡路島アトラクション50%OFF Coupon
株価 2254円(2022年3月7日終値)
権利確定日 5月末

パソナグループは人材サービス会社で、派遣や紹介、再就職支援、福利厚生代行などのサービスを行っています。

グループ会社も多く、かなり広く事業展開しています。

1株以上保有している株主に対しては淡路島の飲食施設とアトラクションのクーポンをもらえます。

旅行先に選べるので、かなりおすすめです。

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1株から株式を購入できる証券会社は?

紹介した会社は1株以上保有していると株主優待をもらえますが、実は1単元(100株)ごとにしか株式を購入できない証券会社が多いです。

そのため、できるだけ安く購入したい人は証券会社を選ぶ必要があります。

1株ごとに購入できるおすすめの証券会社は、次の3つです。

  • LINE証券
  • SBIネオモバイル証券
  • 日興フロッギー

以下にそれぞれ解説していきます。

LINE証券

LINE証券

LINE証券には「いちかぶ」という1株から買えるシステムがあります。

1000銘柄の中から選べるので、初心者から経験者まで非常におすすめです。

いちかぶでは不定期で株の「タイムセール」が行われ、指定の銘柄が3%〜7%引きで購入できます。

仮に値動きがなかったとしたら、タイムセールで株を買って、翌日に売るだけでその3%〜7%分の利益が出るので非常にお得な制度です。

LINEポイントを使って投資できたり、取引時間外に取引できたりと使いやすいシステムになっています。

SBIネオモバイル証券

SBIネオモバイル証券

SBIネオモバイルも、1株から購入できるネット証券です。

利用料は月額220円(税込)と決まっていて、投資に利用できるTポイントが200ポイントもらえます。

月額50万円までであれば売買手数料がかからず手数料だけで済みます。

新しく上場する株も「ひとかぶIPO」を利用することで、1株から購入できます。

IPO株は株主優待を配ることが少ないですが、購入後売れば利益を出しやすい商品なので株主優待とは別の投資としておすすめです。

日興フロッギー

日興フロッギー

SMBC日興証券が手がける日興フロッギーは「もっと投資や経済のことを知りたい」という方におすすめのネット証券で、1株から購入できます。

サイトにある記事を読むことで、自然と知識が身につくようになっています。

記事に出てくる会社のリンクをたどると、その銘柄の購入画面に移動し、その場で株を買うことができるので初心者でも株を買いやすいです。

購入時の手数料も無料なので、気軽に投資をスタートできるメリットもあります。

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1万円以下で購入できる株主優待の受け取り方

株主優待を受け取るためには、次の手順を踏みましょう。

  • 証券口座を開設する。
  • 『権利付き最終日』までに必要な株数を購入する
  • 株主優待が送られてくるのを待つ

株主を購入するまえの段階から解説していきます。

証券口座を開設する

株主優待を受けるために株を買おうとした場合、まずは証券会社等の口座を開設する必要があります。

口座開設はネット上から無料で行える会社がほとんどなので、先ほど紹介した会社から選ぶと良いでしょう。

株主優待を受けとる目的であれば、手数料もかからず作れるので作業が楽なネット証券がおすすめです。

『権利付き最終日』までに必要な株数を購入する

単に株を保有していても株主優待がもらえるわけではなく、各企業の定めた期限までに株を買っておく必要があります。

株主優待をもらうなら、権利確定日の2営業日前である「権利付最終日」までに株を買いましょう。

土日は含めないのできちんと2営業日前、できるだけ早めに購入しておきましょう。

株主優待が送られてくるのを待つ

株主優待の商品やチケットなどは、権利確定後に自宅へ送られてきます。

権利確定後から大体は2〜3ヶ月後になる場合が多いので、3月末が権利確定日なら6月あたりに届きます。

株主優待はいつ届くのか質問する人も多いですが、気長に到着する日を待ちましょう。

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1万円以下の株を購入して株主優待をもらう際の注意点

株主優待をもらう際の注意点

株主優待を受け取る目的で株を購入する人もいると思いますが、次の点に注意しましょう。

  • 投資先として魅力的か確認
  • 損切りも考慮しつつ保有する
  • 必要株式数や保有年数を確認する

株主優待目的で購入してもよいですが、買う際にはほかの点を注意する必要があります。

以下にそれぞれ解説していきます。

投資先として魅力的か確認

株主優待を主目的にしている場合でも、投資先として魅力があるか確認しておきましょう。

株式投資とは、本来将来性や社会性のある事業などを行っている企業に投資して成長を応援するものです。

「株主優待だけを目当てに株式投資する」のは、本来の目的と異なっています。

優待内容は大切な判断基準の一つですが、質の悪い企業に投資してしないように注意が必要です。

株主優待の話題性や豪華さだけで決断しないようにしましょう。

損切りも考慮しつつ保有する

株主優待をメインに購入すると、「株主優待が魅力的だから買ったのに、株価が暴落して損失が出た」なんてことがあり得ます。

株主優待しか確認していないと、株価が暴落して優待制度も廃止になることがあります。

優待狙いで投資をしている方でも、一定以下の株価に落ち込んだ場合はできるだけ早く売ることを考えましょう。

必要株式数や保有年数を確認する

先ほども軽く紹介していますが、株主優待を受け取る条件が設定されているケースがあります。

豪華な特典をもらうために投資しても、実は100株以上でしかもらえない、なんてこともあります。

例えば優待内容が商品券の企業に投資した場合、株式数によってもらえる額が異なることがあります。

突然株主優待の情報が変わる可能性もあるので、購入前に確認しておきましょう。

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1万円以下で購入できる株主優待もある

株主優待は通常100株以上持っている人が貰えるものですが、中には1万円以下で購入できる銘柄もあります。

内容やいくらで買えるか確認して、自分で銘柄を選んで購入すると良いでしょう。

購入する際には、注意点に気を付けて銘柄を選ぶようにしましょう!

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