資産運用

未成年でも資産運用はできる?口座開設方法や株式投資の始め方を解説

編集者:Money Theory編集部

「未成年だけど資産運用ってできる?」「未成年で資産運用を始めるメリットってあるの?」と疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。

未成年者でも、親権者の同意や未成年口座の作成などを行えば簡単に資産運用を開始することができます。

最近では高校の授業で資産運用について取り組まれていたり、未成年だけど資産運用に挑戦したいという方が増えてきています。

そこで今回は、未成年が資産運用を行うメリットや注意点、未成年口座の開設方法を紹介します。

未成年で資産運用に挑戦したい方や、未成年の家族に資産運用を始めてほしいと思われている親権者の方はぜひ参考にしてください。

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未成年でも資産運用を行うことは可能

未成年でも親権者が同意している場合は、株式投資などの資産運用を行うことが可能です。

ただし、未成年者は未成年者専用の口座でなければ取引は行えず、また、一般的な証券口座に比べて取引できる金融商品が少ない傾向にあります。

未成年口座は親権者が口座開設する必要がある

未成年者が証券会社の未成年口座を開設する場合は、親権者が未成年者に替わって口座開設する必要があります。

また、親権者自身が口座開設する証券会社の口座を持っていることが条件となっている場合や、口座開設時の必要書類が多くなるため注意が必要です。

未成年が資産運用を行うメリット

未成年が資産運用を行うメリットは以下の通りです。

未成年が資産運用を行うメリット
  • 若い頃から資産運用に関する知識が高まる
  • 長期運用で複利効果が得られる

若い頃から資産運用に関する知識が高まる

未成年の頃から資産運用を行っていくことで投資知識や資産形成に関する知識が高まります。

もちろん社会人になってからでも資産運用に関する知識は付けることはできますが、社会人になってからだと仕事が忙しくて中々資産運用まで手がつけられない状況になる可能性もあります。

その点、未成年の頃から資産運用を行っていくことで知識が高まるだけでなく、日本や世界の経済知識も自然に付いてきます。

現在は、高校生の家庭科の授業で資産形成に関する授業を行っている学校もあるかと思いますが、実際に自分で資産運用に挑戦することで進学や就職後に役立てることも可能です。

未成年の頃から資産運用を行うことで、社会人になって仕事を始める頃には上手く資産運用ができるようになるでしょう。

長期運用で複利効果が得られる

未成年の頃から資産運用を行うことで長期運用ができ、複利効果が得られる点もメリットです。

未成年者が資産運用を行う目的として、若い頃から老後資金をコツコツ貯めていきたいという目的の方も多いのではないでしょうか。

18歳未満の未成年者は、定年まで40年以上の時間があるためコツコツと資産運用をしていくことが可能です。

「でもお金がないし少額でしか運用できない」と思われている方も多いかもしれませんが、少額でもコツコツと運用していくことで複利効果を得ることができます。
複利効果とは、運用で得た収益や利息を再投資することで利息が利息を生み資産が積み上がっていくものです。

つまり、運用期間の長い未成年の頃から始めることでより大きな複利効果を生み出すことが可能になる点がメリットと言えるでしょう。

未成年が資産運用を行う際の注意点

未成年が資産運用を行う際の注意点は以下の通りです。

未成年が資産運用を行う際の注意点
  • 必ず利益が出るわけではない
  • 親権者が口座開設をする必要がある
  • 学業がおろそかになる可能性がある

必ず利益が出るわけではない

未成年者だけではありませんが、株などの資産運用は必ず利益が出るわけではないため注意が必要です。

そのため、生活の負担にならない金額で小さく資産運用を始めていくことをおすすめします。

そもそも資産運用は、投資と貯蓄がありますが、株などの資産運用は投資にあたるため元本保証がされていません。

そのため、一度に大きな金額で取引を行っていくのではなく、コツコツと少額で始めていくことをおすすめします。

親権者が口座開設をする必要がある

上述しましたが、未成年が資産運用を行う際には、親権者の同意と親権者が未成年者に代わって口座開設する必要があります。

そのため、未成年者だけの判断で資産運用を行えない点に注意が必要です。

また、未成年者の口座開設を行う親権者が口座開設している必要がある点も注意しましょう。

たとえば、楽天証券で未成年口座を開設する際に親権者が楽天証券の口座を持っていなければ未成年口座の開設はできないということになります。

口座開設自体は複雑な手順はないため簡単に行えますが、未成年者だけの判断で資産運用を始めることはできない点に注意しましょう。

学業がおろそかになる可能性がある

株式投資は投資スタイルにもよりますが、市場の動きを長時間見張って取引チャンスを見極める必要があります。

そのため、勉強の合間にも株価やレートが気になって学業に集中できなくなってしまうリスクがあります。

また株式投資にゲーム感覚でハマってしまうと、株価ばかり気にするようになってしまい勉強以外にも部活や遊び、旅行など、他のことに身が入らなくなってしまう可能性もあります。

さらに株式市場は平日の日中に取引が行われるため、リアルタイムで株取引を追おうとすると、学校の授業に集中できなくなってしまうことも考えられます。

未成年者の資産運用の始め方・口座開設方法

未成年者の資産運用の始め方は以下の通りです。

未成年者の資産運用の始め方
  • 親権者の口座開設
  • 未成年口座の開設
  • 資金を入金して取引開始

親権者の口座開設

未成年口座の開設は親権者の口座が開設されていることが条件となっている場合が多いため事前に確認しておきましょう。

なお、口座開設時に本人確認書類の提出がありますが、本人確認はスマホで行う方法と郵送で行う方法があります。

スマホで本人確認を行うことで、手間がかからず最短で口座開設が完了します。本人確認書類も基本的にはどの証券会社も同じです。

本人確認書類
  • マイナンバーカード
  • 運転免許証
  • 運転経歴証明書
  • パスポート
  • 住民基本台帳カード(顔写真付き)
  • 各種健康保険証
  • 各種年金手帳
  • 住民票の写しまたは住民票記載事項証明書
  • 印鑑登録証明書
  • 在留カード
  • 特別永住者証明書

未成年口座の開設

基本的にどの証券会社でも未成年口座の開設は同じ手順となっています。

未成年口座開設の申し込み方法は以下の通りです。

  1. 親権者の同意
  2. 本人確認などの必要書類の提出
  3. パスワード等の受け取り

なお、本人確認書類などの必要書類は未成年者と親権者が同居しているか否かで異なります。

未成年者と同居の場合

未成年者と親権者の住所が同一の住民票(マイナンバー記載住民票)

未成年者と別居の場合

未成年者の住民票(マイナンバー記載住民票)+戸籍謄本または戸籍全部事項証明書+親権者の本人確認書類

なお、本人確認書類として利用できる書類は親権者の口座開設時に利用できる書類と同様です。

資金を入金して取引開始

口座開設が完了したら、資金を入金すれば取引が開始できます。

入金方法は証券会社によって異なりますが、インターネット入金や提携金融機関からの即時入金は、振り込み手数料が無料で入金後にすぐ反映される場合が多いためおすすめです。

入金方法
  • インターネット入金
  • 提携金融機関からの即時入金
  • 銀行振り込み

未成年が資産運用を行う際におすすめのネット証券

未成年が資産運用を行う際におすすめのネット証券は以下の通りです。

未成年が資産運用を行う際におすすめのネット証券
  • 楽天証券
  • SBI証券
  • マネックス証券

楽天証券

楽天証券
総合★★★★★ 4.5
NISA
積立NISA
IPO
米国株
取引手数料
取引金額 10万円 50万円 100万円
約定金額ごと 99円 275円 535円
1日定額制 0円 0円 0円
0コース(信用取引込) 0円 0円 0円

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積立NISA 195銘柄
投資信託 2,613本
外国株 米国株式(4,810銘柄)/中国株式/ASEAN株
ポイント投資 楽天ポイント
取引ツール(PC)
  • マーケットスピード2
  • マーケットスピード
  • マーケットスピード for Mac
  • マーケットスピード II RSS
  • マーケットスピードFX
  • 楽天MT4
スマホアプリ
  • iSPEED
  • iSPEED for iPad
  • iSPEED FX
  • iSPEED 先物

楽天証券がおすすめの理由

楽天証券がおすすめの理由
  • 楽天ポイントが貯まりやすく、使いやすい
  •  少額から取引可能

楽天証券を利用していると得られるメリットは、楽天ポイントが貯まりやすく、使いやすい点です。

楽天証券では貯めた楽天ポイントを利用して投資信託の積み立てをすることが可能です。

投資信託を普段しなくても楽天で買い物をしていて楽天ポイントが知らない間に貯まっているという人も多いのではないでしょうか。

楽天証券ではショッピング等で貯まった楽天ポイントを投資に利用できるため気軽に資産運用が行えます。

また投資信託の場合、100円から利用できるので未成年の方でも気軽に投資ができるのではないでしょうか。

低コストで資産運用したいという学生や未成年者は、月々100円で積み立てをしつつ溜まっていった楽天ポイントを更に投資に回すことで効率良く資産運用ができます。

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SBI証券

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積立NISA
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取引手数料
取引金額 10万円 50万円 100万円
約定金額ごと 99円 275円 535円
1日定額制 0円 0円 0円

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積立NISA 208銘柄
投資信託 2,683本
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  • 米国株式(約5,600銘柄)
  • 中国株式
  • ロシア株式株
  • 韓国株式
  • ASEAN株
ポイント投資
  • Tポイント
  • Pontaポイント
  • dポイント
  • Vポイント
取引ツール(PC)
  • HYPER SBI 2(国内株式版)
  • HYPER SBI
  • SBI CFDトレーダー
スマホアプリ
  • SBI証券 株アプリ
  • SBI証券 米国株アプリ
  • かんたん積立 アプリ
  • HYPER FXアプリ
  • HYPER 先物/オプションアプリ
  • HYPER CFDアプリ

SBI証券がおすすめの理由

SBI証券がおすすめの理由
  • 少額から取引可能
  • 手数料が安い

SBI証券は、100円から投資をすることができる点がおすすめです。

投資を始めようにも、未成年の方はまとまったお金が無く始められない人もいるのではないでしょうか。その点、SBI証券では約2,700本の投資信託が1銘柄100円からとなっています。

そのため他の証券会社ではなかなか始められてない投資も、SBI証券でなら始めることができます。

また、SBI証券は手数料プランが2つありますが、アクティブプランを選べば10万円以下の取引に手数料がかからないため、格安で投資が始められます。

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マネックス証券

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総合★★★★★ 3.5
NISA
積立NISA
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米国株
取引手数料
取引金額 10万円 50万円 100万円
約定金額ごと 99円 275円 535円
1日定額制 550円 550円 550円

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投資信託 1,276本
外国株 米国株式
中国株式
ポイント投資 マネックスポイント
取引ツール(PC)
  • マネックストレーダー
  • 銘柄スカウター
  • マルチボード500
  • フル板情報ツール
  • チャートフォリオ
  • マーケットボード
  • マーケットライダープレミアム
  • SNS型投資アプリ「ferci」ブラウザ版
スマホアプリ
  • 銘柄スカウター
  • マーケットボード
  • マネックストレーダー株式スマートフォン
  • マネックストレーダー先物
  • トレードステーション米国株
  • マネックストレーダーFX
  • マネックス証券アプリ など

マネックス証券がおすすめの理由

マネックス証券がおすすめの理由
  • 少額から取引可能
  • 外国株が豊富

マネックス証券の投資信託とワン株(単元未満株)では100円または、1株から投資を始めることができます。

未成年の方で資金があまり用意できないという方におすすめです。

未成年の方で資金があまり用意できないという方や、いきなり大きな資金で運用するには不安があるという方も多いと思いますが100円から投資ができるため気軽に資産運用が行えます。

また、マネックス証券は外国株式が豊富な点も魅力的で、特に米国株・中国株は合わせて6,000銘柄以上の取り扱いがあります。

外国株に挑戦したい方にもおすすめです。

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未成年者の資産運用に関するよくある質問

未成年者の資産運用に関するよくある質問と回答を紹介します。

未成年者の資産運用に関するよくある質問
  • 未成年でも資産運用はできる?
  • 未成年口座は誰が取引を行うの?
  • 未成年口座は何歳から作れる?
  • 未成年者が海外在住の場合でも口座開設できる?

未成年でも資産運用はできる?

未成年でも親権者の同意があれば、株式投資などの資産運用をすることができます。

ただし、未成年者は未成年者専用の口座でなければ取引ができません。

未成年者専用口座は、一般的な証券口座に比べて取引できる金融商品が少ない傾向にあります。

また、未成年口座を開設する際は親権者が未成年者に替わって口座開設する必要があります。

注意点として、親権者自身が口座開設する証券会社の口座を持っていることが条件となっていることがあります。

また口座開設時の必要書類が一般口座の場合より多くなるため注意が必要です。

未成年口座は誰が取引を行うの?

証券会社によっても異なりますが、基本的には親権者の方が取引可能となっている場合が多いです。

ただ、年齢制限はありますが、未成年者でも取引できる場合もあるため事前に確認しておきましょう。

未成年口座は何歳から作れる?

最低0歳〜口座開設可能となっている証券会社は多数ありますが、口座を開設したい証券会社で事前に調べておきましょう。

未成年者が海外在住の場合でも口座開設できる?

口座開設を行う未成年者の方が海外在住の場合、親権者の方が国内在住でも口座解説は不可となっています。

未成年者は少額でコツコツ資産運用していこう

未成年の場合、定年まで最低でも40年以上はあるため、少額からコツコツと運用していくことが重要になります。

少額でもしっかり運用期間が確保できるため複利効果が発揮でき、定年になる頃や社会人になってお金が必要になった場合に元より資産が増えていることが期待できます。

もちろん元本が保証されていない金融商品も多いため、リスクがないわけではありませんが、長期的に見れば資産が増えていくことが期待できるため、損失が出てしまっても焦らず対処していきましょう。