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CFD取引と信用取引の違いは?レバレッジやコストなど5つの違いから徹底比較

編集者:Money Theory編集部
CFD取引と信用取引の違いは? 5つの違いから徹底比較

CFD取引は株式や金などにレバレッジをかけて投資できるので、投資でもっと稼ぎたい人に注目されています。

レバレッジがかけられて似た取引として比較されやすいのが、信用取引です。

しかし、CFD取引と信用取引は取引の仕組みやレバレッジの倍率など細かい部分が異なっています。

この記事ではCFD取引と信用取引の違いを5つのポイントから分析し、投資初心者にはどちらがおすすめか紹介していきます。

CFD取引と先物取引の違いは?レバレッジ・手数料から徹底比較

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CFD取引とは?

CFDとは?

CFDとは「Contract for Difference」の頭文字をとったもので、差金決済取引のことを言います。

「差金決済取引」を簡単に言えば、差額だけのやり取りが発生する取引です。

CFD取引は現物での受け渡しを行わずに、売買によって出た金額の差で決済します。

現物取引がないという面を見れば、FXもCFD取引と言えます。

具体的な投資銘柄としては、株価指数(日本225、米国ダウ30)や商品(金、原油)、個別株式など、幅広い資産に投資することができます。

CFD取引ではレバレッジという、借り入れを利用して自己資金以上の金額を投資することが出来ます。

本来持っている以上の金額で投資すればリターンも大きくなるので、積極的な投資家には非常にありがたい投資方法です。

信用取引とは?

信用取引とは、証券会社からお金や売買に必要な株式を借りて行う取引です。

借りたお金や株式は、一定の期限内に返却する必要があり、一定期間が過ぎると取引できなくなります。

信用取引では現金や株式等を担保として証券会社に預けて、担保の約3.3倍までの株式の取引がレバレッジとしてできるようになります。

少額で多大な金額を投資するための方法なので、CFD取引に似ていると言われます。

CFD取引におすすめの証券会社と銘柄は?株価指数、個別株式、商品ごとに徹底紹介

CFD取引と信用取引の違い

CFD取引と信用取引の違い

CFD取引と信用取引はレバレッジをかければ少額で大きなリターンを得ることが出来る面で似ています。

しかし、次の点で細かい違いがあります。

CFD取引 信用取引
レバレッジ 5倍~20倍 3.3倍
運用コスト スプレッド 取引手数料+金利
取引期限 なし 6か月
取引銘柄
  • 個別株式
  • 株価指数
  • 商品
東証上場株式のうち証券取引所選定銘柄
取引時間 平日24時間 平日9:00~15:00

それぞれの特徴が異なるので、以下に解説していきます。

レバレッジ

CFD取引 信用取引
レバレッジ 株価指数 10倍
個別株式 5倍
商品 20倍
3.3倍

レバレッジとは簡単に言えば、手元資金以上に投資する手段です。

信用取引では一律3.3倍と決められているのに対して、CFD取引では5~20倍のレバレッジがかけられます。

投資する銘柄によって倍率は異なりますが、同じ株式に100万円投資するとしたら、CFD取引では20万円、信用取引では33万円程度の資金が必要になります。

できるだけ少ない資金で投資するには、CFD取引の方が優れています。

ただし、レバレッジは損失が出た場合もかけた分だけ支払わないといけないので、レバレッジがたくさんかけられるのはリスクが高いともいえます。

CFD取引は信用取引よりもハイリスクハイリターンでの投資になります。

コスト

CFD取引 信用取引
コスト 主にスプレッドのみ 取引手数料+金利

CFD取引と信用取引ではどちらも運用コストがかかりますが、総合的に判断するとCFD取引の方がコストは安いです。

CFD取引にかかるスプレッドは投資銘柄ごとに変わりますが、例えば日経225のスプレッドは100円/枚と低額です。

一方信用取引では金利が70円/日かかるので、半年保有したとしたら12600円程度かかります。

数日で取引すれば信用取引も安く済みますが、長期的に取引しようとする場合はCFD取引の方がコスト面ではお得です。

取引期限

CFD取引 信用取引
取引期限 なし 6か月

CFD取引では基本的に取引期限は決められていませんが、信用取引では最大半年と決められています。

信用取引では期限が来ると損失が出ていても強制的に決済されるので、資金活用の自由度が狭くなると言えます。

長期的に保有して取引タイミングを見極めたい人はCFD取引が向いていると言えます。

CFD取引でもSBI証券では最大18か月と決められているように例外もありますが、信用取引よりは長期間保有できます。

取引銘柄

CFD取引 信用取引
取引銘柄 株価指数・個別株式・商品など 東証上場銘柄かつ証券会社が定めた銘柄のみ

CFD取引が世界中の金融商品に投資できるのに対し、信用取引は日本の決められた上場企業にしか投資できません。

IG証券のCFD取引では、17000以上の銘柄に投資できるので投資の幅が広いことが分かりますね。

ただし、CFD投資は日本の個別株式には投資できません。

そのため日本の個別株式に投資することを決めている人は信用取引、それ以外の人はCFD取引を選ぶと良いでしょう。

取引時間

CFD取引 信用取引
取引時間 平日24時間 平日9:00~15:00

デイトレードをする場合は、取引時間も重要です。

信用取引は平日の日中しか取引できませんが、CFD取引は24時間取引できます。

サラリーマンなど会社で働いている人は家に帰ってから投資を行うはずなので、CFD取引の方が利用しやすいです。

デイトレードではなく長期的な運用で利用する場合はそれほど気にする必要はないでしょう。

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CFD取引と信用取引はどちらがおすすめ?

CFD取引と信用取引はそれぞれ特徴がありますが、投資初心者には信用取引、投資経験者には信用取引がおすすめです。

総合的に見るとCFD取引が一見有利に見えますが、レバレッジが大きいのはハイリスクハイリターンの投資方法になります。

自分で損切ラインを設定しておかなければ、取り返しのつかないほど損失が出る可能性があります。

信用取引は最大3.3倍と低めに設定されているので、損失が出たときにもそれほど大きくなりづらいです。

しかし、投資銘柄が多く手数料も安いのはCFD取引なので、資金に余裕があり海外銘柄への投資経験も豊富な場合にはCFD取引を利用した方がお得です。

それぞれの特徴を見て、自分で利用するならどちらがいいか分析してから始めるようにしましょう。

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CFD取引のおすすめ証券会社

CFD取引は信用取引に比べて実施している証券会社が少ないです。

そのため証券会社も絞りやすいですが、特におすすめの証券会社は次の2つです。

  • IG証券
  • GMOクリック証券

以下にそれぞれ解説していきます。

IG証券

IG証券
銘柄数 17000種類以上
レバレッジ
  • 株式CFD:5倍
  • 株価指数CFD:10倍
  • 商品CFD:20倍
手数料
  • 株式CFD(日本株):最低110円
  • 株式CFD(米国株):最低16.50ドル
  • 株価指数CFD:無料
  • 商品CFD:無料
取引期間 銘柄ごとに異なる

IG証券は世界中で24万人が利用している、CFD取引トップクラスの証券会社です。

何と言っても、17000種類もの銘柄数が魅力です。

日本を拠点にしている他のCFD取引ができる証券会社は100程度の銘柄数なので、色んな銘柄から選びたい場合はIG証券がおすすめです。

また、ノックアウトオプションという最大損失額を設定できるシステムを利用できるため、少額取引で利益を出せる可能性もあります。

ほかにもスプレッドが業界最低水準に設定されているので、資金効率が非常に良いメリットもあります。

GMOクリック証券

GMOクリック証券
銘柄数 130種類以上
レバレッジ
  • 株価指数CFD 10倍
  • 商品CFD 20倍
  • 株式CFD 5倍
手数料 無料
取引期間 なし

GMOクリック証券は、CFD取引の国内シェア率80%と非常に人気のある証券会社です。

GMOクリック証券のメリットは手数料が完全に無料な点です。

スプレッドも他の証券会社より安いので、利益がだしやすくなっています。

またGMOクリック証券ではCFDの他にも株式や投資信託、債権の購入できます。

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CFD取引はハイリスクハイリターンだがメリットも多いため投資経験者におすすめ

CFD投資はレバレッジが高く設定されている分、信用取引よりもハイリスクハイリターンの投資になります。

手数料も信用取引より安く、銘柄数も多いので投資経験者にはCFD投資がおすすめです。

投資をする場合は、今回紹介した証券会社を利用すると良いでしょう。