近年注目を集めてきた仮想通貨。
最も有名な仮想通貨はビットコインですが、アルトコインも人気を集めています。
しかし、アルトコインは数百もの種類があるので、どの仮想通貨を取引するのがお得かわからないですよね。
この記事では今後の見通しが良いアルトコインを7つ紹介して、併せて取引の仕方のコツも解説します。
イーサリアム(ETH)の今後の見通しは?価格変動の要因と価格予想を徹底分析
アルトコインとは?

アルトコインは、ビットコイン以外の仮想通貨の総称です。
英語で書くと「Alternative Coin」で、代替のコインの意味です。
イーサリアム・リップル・モナコイン・ポルカドットなどの仮想通貨はすべてアルトコインに分類されます。
アルトコインはビットコインに比べると時価総額が低いですが、それぞれ送金速度が早い、アプリを作成できるなど固有の特徴があります。
アルトコインの特徴と見通し
市場に出回っているアルトコインは種類が多いですが、中には今後価格が上がると予想できる、将来性のあるアルトコインもあります。
アルトコインを購入するなら、できるだけ将来性のある仮想通貨を選びましょう。
今後成長がみられるアルトコインの特徴と見通しは次の通りです。
- 様々な分野で注目されている
- 明確なビジョンを持っている
- 開発が進んでいる
- 流動性が高い
上記の特徴を持っているアルトコインは今後の成長次第では、ビットコインを越える仮想通貨になる可能性もあります。
以下にそれぞれの特徴について解説していきます。
様々な分野で注目されている
アルトコインの中には、今後広い分野で利用が想定されるコインもあります。
例えばスマートコントラクト(自動契約機能)、ブロックチェーン機能はすでに様々なサービスと提携されているほど注目を集めています。
中にはアプリをユーザーが自作できる機能が付いているアルトコインもあります。
性能が高く、今後幅広い分野で活用が期待できるアルトコインは将来性が高いです。
明確なビジョンを持っている
今後の開発や利用目的に明確なビジョンを持っている仮想通貨も、将来性が高く見通しが良いです。
アルトコインは非常に多く出回っているため、中にはプロジェクトの内容が曖昧だったり、今後の開発が予定されていないコインもあります。
そのようなコインは将来的に衰退していくため、将来のビジョンを明確にしているアルトコインを選ぶようにしましょう。
また、中にはビジョンを掲げていても技術が乏しく開発を断念してしまうケースもあるので、次に紹介する開発が進んでいるかも重要な指標です。
開発が進んでいる
開発が進んでいることをユーザーに明示しているアルトコインは、開発が上手く進んでいる可能性が高く、今後の成長に期待できます。
アルトコインが開発段階を公表していると、信頼性が高くユーザーの取引量も増えるため、取引価格が上昇する傾向にあります。
反対に開発段階が明示されていないコインは安全性が低く、徐々にユーザーが離れていき取引量は減衰します。
将来性の高いアルトコインを選ぶ際は、開発状況も確認しておきましょう。
流動性が高い
仮想通貨で言う流動性とは、コインを簡単に現金化・他通貨に取引できるかを指します。
アルトコイン自体はかなりの数がありますが、国内仮想通貨取引所では厳選されたコインしか上場していません。
上場しているアルトコイン同士は基本的に流動性が高く、すぐに現金化しやすく、売買もしやすいです。
流動性が低いアルトコインは、ユーザーが少ないために取引する手間がかかっています。
取引しやすいアルトコインは、今後の見通しが立っているのでおすすめです。
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【2022年】おすすめアルトコイン7選の見通し

将来性が高いおすすめのアルトコインは次の7つです。
- イーサリアム
- エンジンコイン
- ポルカドット
- オーエムジー
- メイカー
- アトム
- リップル
それぞれ特徴がありますが、今後成長すると予測されるアルトコインです。
以下に解説していきます。
イーサリアム(ETH)

通貨名 | イーサリアム |
---|---|
略称 | ETH |
現在の価格(2022年3月現在) | 408,789円 |
時価総額(2022年3月現在) | 49,112,745,993,694円 |
イーサリアムは、ビットコインに次いで時価総額2位を誇る仮想通貨です。
アルトコインの中でも最も知名度が高く、他のアルトコインの基盤になっています。
イーサリアムはビットコインとは異なり、スマートコントラクトを実装できることが大きな特徴です。
スマートコントラクトとは、さまざまな契約や取引を自動実行できるシステムのことで、ある特定の行動をすれば自動で取引されることを指します。
簡単に言えば自動販売機のようなシステムで、お金を入れて商品を選ぶと商品が出てくるように、自動で取引が実行されます。
スマートコントラクト機能のおかげで、ゲームの開発からNFTの発行まで自動で行えます。
イーサリアムは現在利用者が多くなりすぎているスケーラビリティ問題に直面していますが、開発が進んで解決すればビットコインに並ぶ可能性もあります。
エンジンコイン(ENJ)

通貨名 | エンジンコイン |
---|---|
略称 | ENJ |
現在の価格(2022年3月現在) | 224.32円 |
時価総額(2022年3月現在) | 195,656,816,338円 |
エンジンコインは「エンジンプラットフォーム」というゲームで使用できる通貨で、世界中で2,000万人以上の人がゲームを利用しています。
エンジンプラットフォームではNFTの発行が可能で、ゲームのキャラやアイテムなどの作成や販売ができるため、ゲームをしながら稼ぐこともできます。
マイクロソフトなど大手企業も出資しているため信頼度も高く、ゲーム好きであれば遊びながら投資できるので非常におすすめです。
2021年1月にコインチェックへ上場、3月にGMOコインに上場したことで、4月には377円まで価格が高騰しました。
現在は価格が落ち着いていますが、今後別の仮想通貨取引所に上場した場合は再び価格の上昇が期待できます。
ポルカドット

通貨名 | ポルカドット |
---|---|
略称 | DOT |
現在の価格(2022年3月現在) | 2,813.41円 |
時価総額(2022年3月現在) | 2,783,815,928,026円 |
ポルカドットは、異なるブロックチェーン同士を接続して同期させることが可能なアルトコインです。
例えばイーサリアム上のブロックチェーン上で開発したものを、ビットコインのブロックチェーン上で使用できるため、その性能に非常に注目を集めています。
異なるブロックチェーンは互換性がないので利用できないのが常識だったため、有用性があり今後幅広く利用されることが予測されます。
またポルカドットは並列型のブロックチェーンのためトランザクション処理が速いため、ビットコインやイーサリアムに比べて送金処理も速いです。
オーエムジー(OMG)

通貨名 | オーエムジー |
---|---|
略称 | OMG |
現在の価格(2022年3月現在) | 685.33 |
時価総額(2022年3月現在) | 96,114,778,345 |
OMGはイーサリアムを基盤として開発されているアルトコインで、低コストで高速のサービスを提供しています。
イーサリアムに比べて処理速度が速く、約400倍ものスピードで処理されます。
イーサリアムのスケーラビリティ問題を解決することを目指しており、イーサリアムにはない特徴が多く人気があります。
2021年4月にコインチェックに上場したときは、機能性の高さから価格が約30%高騰しました。
三井住友銀行などの日本企業からも資金支援を受けており、ユーザーからの信頼度も高いです。
メイカー(MKR)

通貨名 | メイカー |
---|---|
略称 | MKR |
現在の価格(2022年3月現在) | 257,602.11円 |
時価総額(2022年3月現在) | 251,855,559,478円 |
メイカーは、ステーブルコインのDAIの発行を行うプラットフォームの総称です。
ステーブルコインとは、米ドルと同じ水準で価格が変動するコインのことで、実際に1DAI = 1米ドルを目標価格として設定しています。
イーサリアムなどの他のアルトコインを担保にDAIの発行ができるので、メイカーとDAIは他コインの決済手段として使われることが多いです。
アルトコイン同士の互換性がある上に実際の米ドルと連動しているため、非常に利用しやすいコインとして注目を集めています。
メイカーはゲーム関連やDeFiといった様々なプロジェクトやサービスで導入されています。
今後活用幅が広がりやすいので見通しもよく、さらに日本の取引所に上場していけば価格が上昇することが期待されます。
アトム(ATOM)

通貨名 | アトム |
---|---|
略称 | ATOM |
現在の価格(2022年3月現在) | 3,766.88円 |
時価総額(2022年3月現在) | 1,078,969,773,525円 |
アトムはCosmosというブロックチェーン上で取引される仮想通貨で、2021年7月に初めて国内取引所GMOコインに上場されました。
Cosmosは「インターネット・オブ・ブロックチェーン」というプロジェクトをビジョンとして掲げており、誰でも簡単にブロックチェーンの開発や利用ができることを目標にしています。
アトムは互換性のないブロックチェーンを使うことが出来るので、今後は様々な場面で利用できる可能性が高いです。
またブロックチェーンをつなぐことでスケーラビリティ問題にも対応可能で、処理落ちする事が少ないです。
リップル (XRP)

通貨名 | リップル |
---|---|
略称 | XRP |
現在の価格(2022年3月現在) | 107.12円 |
時価総額(2022年3月現在) | 5,155,066,010,585円 |
リップルは時価総額6位の仮想通貨で、リップル社が管理しています。
2017年に価格が高騰したことで話題になりましたが、現在も比較的高い水準で価格変動しています。
リップルは他の仮想通貨とは違い、リップル社が発行・管理しているため、法定通貨のような中央集権通貨の側面が強いです。
もともと送金・決済システムとして開発されいたリップルはリップル社のサーバーのみで管理されているので、送金速度が速く手数料も安いため人気があります。
そのため、海外送金の際にブリッジ通貨としてもよく利用されており、利便性の高い通貨となっています。
海外に送金する際の橋渡し通貨の役割を持ち、今後も成長が見込まれます。
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アルトコイン売買のコツ
見通しのいいアルトコインと言っても、アルトコインは性質上価格変動が少ないため、上手く売買しなければ利益を出せません。
アルトコインを売買する際のコツは次の通りです。
- 大量に保有して短期間で利益を出す
- できる限り低レートで購入してリスクを減らす
- 少額で購入して価格上昇を待つ
売買方法としては短期間で細かく利益を上げるか、長期間保有して地道に利益を上げるかのどちらかになります。
以下にそれぞれの方法を解説するので、自分に合った方法を取りましょう。
大量に保有して短期間で利益を出す
アルトコインはビットコインに比べて低レートで販売されているので、購入時の価格は非常に安くなります。
また値動きも少ないため、大きく利益を出すためには購入量を増やし、一度に大量保有する必要があります。
大量にコインを保有しておけば、多少の値動きでも利益を出すことが出来ます。
目標金額に達した時点ですぐに利益を確定させることで、短期間で確実に利益を出すことが可能です。
ただし、購入タイミングを間違えると損失も大きくなってしまうので、注意しましょう。
できる限り低レートで購入する
アルトコインを購入する際は、できるだけ低レートの時に購入しましょう。
レートが高い状態だと価格が下がりやすく、損切りすることになります。
できる限りレートが低い状態で購入することで、本来のレートに戻っただけで利益を出すことが出来ます。
仮想通貨は暴落しそうな状況でもコインに関するいいニュースがあった時や新たな国内取引所に上場下場合は価格が上昇することが多いです。
そのためできるだけ低レートの時に購入すると利益を出しやすいでしょう。
少額だけ購入して価格上昇を待つ
アルトコインは少額で購入して、今後の価格上昇を気長に待つ方法もあります。
アルトコインは価格が変動しづらいため、大きく利益を出すには多少の辛抱が必要ですが、少額からでも大きな利益を出すことが出来ます。
例えばイーサリアムは日本国内の取引所に上場した際、価格が10倍以上に跳ね上がったため、購入したコインのいいニュースがあれば価格が大きく上昇することは期待できます。
ただし少額投資であれば利益を出すまでに時間がかかる上に、そのまま価格が上昇しないこともあるので、購入するアルトコインの選定は必須です。
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アルトコインを購入するなら今後の見通しを予測してコインを選ぼう
ビットコイン以外の仮想通貨の総称であるアルトコインは現在数百を超える通貨が出ていますが、固有の特徴を持った将来性が高いアルトコインがあります。
ビットコインよりも処理速度が早い、仮想通貨の変換が可能、NFTを作成できるなどそれぞれ特徴があり、ビジョンが明確なコインは今後成長する可能性が高いです。
価格変動が少ないアルトコインですが、将来性の高いコインであれば価格が急騰する可能性も高いので、購入する際は今回の記事で紹介したコインを選ぶと良いでしょう。