近年国内の報道番組で億以上稼いでいる投資家達が取り上げられています。
しかし実際に投資家がどのようなことをしているか分からない人も多いです。
今回は「投資家って実際になにして儲けているの?」と疑問に思っている人に、投資家とはどのようなことをしているのか詳しく解説していきます。
投資家の種類からなり方まで、初心者でも分かりやすく説明するので必見です。
「投資を始めたいけどおお金持っていないから出来ない……。」と諦めている人は特に見ておくべき内容なので、参考にしてください。
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投資家とは
投資家とは金融商品の売買益や配当金で生計を立てる職業の事です。
投資は将来価値の上がりそうなものを買って、価値があがったあとに売って利益を得ることを指します。
一般的に投資というと株式投資を思い浮かべますが、他の金融商品もあります。
為替はもちろん、先物取引なども投資先の1つです。
近年ポケモンカードの値段が上昇していますが、ポケモンカードを安い時に購入して高い時に売ることも投資です。
上記の様に投資は様々な方法があり、投資家は種類豊富な投資方法の1つを実践して利益を上げています。
また投資家はお金持ちのイメージがありますが、投資家と呼ばれている人たちの資産は様々で少額運用している人達も居ます。
投資家には分析能力が必要
投資は将来価値の上がるものを想定して購入するので、様々な分析が必要です。
株式投資の場合、将来的に株価が上昇する企業を見定めなければなりません。
他の投資も基本的な部分は同じで、先見の目が重要になってきます。
投資家と言うと「ラクしてお金を稼いでいる」と見られがちですが、お金を稼げるようになるには高度な投資スキルと分析しなければならないので、日々の努力が必要です。
高年収じゃなくても投資家になれる
「投資家はお金持ちがやっているのでは?」と疑問を持っている人も居ますよね。
日本証券業協会が2020年に実施した個人投資家の年収をまとめました。
定年退職している人たちを含めている調査なので、年収300万円以下の数が多めになっていますが、それでも年収500万円以下の人たちが過半数を占めているのでお金持ちでなくても投資家になれることが分かります。
投資家で大金を稼いだ人はごく僅かですが、投資家になること自体はお金が無くても目指せる存在なので「資産10万円から始めたい」という人も投資家になれます。
投資家とトレーダーの違い
「トレーダーも投資する人ではないの?」と疑問を持つ人もいますよね。
確かにトレーダーも価値の上昇するものを見込んで購入し、上昇した後に売却して利益を得ます。
しかし投資家とトレーダーは別物です。
投資先や分析方法など、投資するといっても工程が全く異なるので間違え無いようにしましょう。
投資先が違う
投資家とトレーダーは投資先に違いがあります。
共通した金融商品を取り扱うこともありますが、全体的に見ると投資家とトレーダーの取扱い金融商品は大きく異なります。
- 株式投資
- 不動産
- 債券
- ETF・・・など
- FX
- 仮想通貨
- 株式投資
- CFD
投資家はじっくり時間を掛けて利益を出していく商品が多く、トレーダーは短期的なレートの情報で利益を出していく商品が多いです。
投資家が絶対FXをしない、トレーダーは不動産に手を出さないという訳ではありませんが、大体の投資家・トレーダーが上記の様に分かれています。
投資する期間が違う
投資家の投資期間は中長期であることが多く、短期的な保有で利益を得ることは殆どありません。
逆にトレーダーは1日完結型の取引を何回も繰り返して利益を得ていき、短期間で結果を出します。
基本的にトレーダーはチャートの動きを見つつ分析しますが、投資家は長いスパンで投資するため、企業の業績などを重視して分析します。
取引する期間が異なると狙うチャンスも異なるので、戦法が全く別物になります。
上記のように投資家とトレーダーは大枠で捉えると同じ意味合いですが、詳細をみていくと全く違う意味合いということが分かります。
個人投資家・機関投資家・海外投資家の違い
投資家には大きく分けて、個人投資家・機関投資家・海外投資家の3種類があります。
それぞれ投資をしている人を指しますが特徴が異なるので把握していきましょう。
個人投資家
個人投資家は名前の通り、個人で投資をしている人です。
例えば一般人が資産を増やすために投資を始めたら個人投資家になります。
個人投資家の投資スタイルは様々で、副業目的や専業でやっている人も居ます。
近年、非課税制度NISAのサービスがスタートしたため少額から運用しやすくなりました。
一定の条件を満たすと利益から税金が引かれる事無く運用できるので初心者にもおすすめです。
機関投資家
機関投資家は法人で投資をしている投資家達のことを指します。
個人投資家が法人設立をして機関投資家になることもありますが、殆どのケースが下記のような会社になります。
- 生命保険会社
- 投資信託会社
- ヘッジファンド
投資信託は個人投資家達から資金を募り、まとまった資金を株式や債券で運用して利益を投資家達に還元する会社です。
つまり、投資家自体が投資戦略を立てなくても機関投資家に資金を預けているだけで運用できる状態になります。
機関投資家の資産基は個人投資家になりますが、個人投資家達から集めた資金を運用するのは投資信託会社の機関投資家になります。
ヘッジファンド
ヘッジファンドは機関投資家と似ている存在ですが、ヘッジファンドは資金集めの対象人数が少なくなります。
また、ヘッジファンドはマーケットがどう動いたとしても全体にリターンを出すこと追求するのでリスクは高くなります。
機関投資家に比べてリスクが高くなりますが、リターンも比例して大きくなるので、個人投資家が分散投資で運用する人もいます。
海外投資家
海外投資家は、海外在住の人が日本の株式市場で売買している個人・機関投資家のことを指します。
2020年の株式売買代金(東証1部)をみると約7割が海外投資家で占めており、海外投資家の動きが日本の株式市場に大きな影響を与えることが分かります。
経済ニュースでも海外投資家達の動向を取り上げるのは上記の事柄深く関係しています。
世界的に知られる有名人投資家
投資家の意味合いや投資家の種類を説明した上で、世界的に有名な投資家も把握しておきましょう。
世界的な有名な投資家は「世界三大投資家」と呼ばれており、思考・手法などを参考にしている個人投資家が多いです。
- ウォーレン・バフェット
- ジョージ・ソロス
- ジム・ロジャーズ
ウォーレン・バフェット
ウォーレン・バフェット氏は、投資家じゃない人でも聞いたことがあるレベルの有名人です。
投資界隈では投資の神様と呼ばれており、現在はバークシャー・ハサウェイ社の会長をしています。
ウォーレン・バフェットの投資成績は50年間で年間平均リターンが約20%と驚異的な結果を残しており、彼が行なっていたバリュー投資手法は現代でも多くの投資家が活用しています。
ウォーレン・バフェットの投資戦略は初心者でも分かりやすいものが多く、投資家を参考にしたいと思っている株初心者は、まずウォーレン・バフェットの書籍を読んでみましょう。
ジョージ・ソロス
ジョージ・ソロス氏はグローバルマクロ手法を中心に、デイ規模なヘッジファンド運用で莫大な財産を築いた有名な投資家です。
世界3大投資家の1人ジム・ロジャーズ氏とともにクォンタム・ファンドを運用開始し、10年間で40倍以上に価格上昇した実績を持っています。
ジョージ・ソロス氏は株式投資でも有名ですが、為替市場で伝説を残したことでも有名です。
1992年、当時割高とされていた英ポンドに異論を唱え、100億ドル以上の大掛かりなポンド売りを仕掛けポンドが大暴落しました。
英国中央銀行は利上げやポンドの買い支えを行なっていましたが、ポンド下げを止めることはできず最終的に英国はERMを脱退し変動相場制に移行しました。
これによってジョージ・ソロスは「イングランド銀行を負かした男」として更に世界的に有名になりました。
現在はファンドの運用から引退しており、慈善活動などを行なっています。
ジム・ロジャーズ
ジム・ロジャーズ氏は、ジョージ・ソロス氏と設立したファンドで驚異的なリターンを出した伝説の投資家です。
現在はヘッジファンド運用から引退していますが、現代の投資家でも語り継がれているレベルで有名です。
ジム・ロジャーズ氏は新興国の株式市場の動向に詳しく、投資家達から投資判断を注目されています。
また個人投資家向けの来日講演をおこなっており、伝説の投資家からスキルを学ぶチャンスもあります。
投資家になる方法
投資家になる方法はいくつかのステップを踏んでいきます。
投資家になること自体は簡単ですが、一般人が思い描く「稼げる投資家」になるには投資するだけではなれないので、日々勉強することを心がけましょう。
- 投資目的・目標を決める
- 投資金額や投資先を決める
- 証券口座を開設する
- 運用しながら勉強する
投資目的・目標を決める
まず投資を始める上で、投資に対する目的・目標を立てる必要があります。
投資目的・目標の無い状態で投資を始めても、着地点がイマイチ分からず途中で挫折してしまいます。
現実的にありえないと思う目標でも良いので、投資を始める時に1つ決めて起きましょう。
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投資金額や投資先を決める
投資目的・目標が決まると、目標に対して必要な投資金額や適している投資先を分析します。
月利・年利で求める数字によってはトレーダーとして活動した方が良い人も居ます。
投資金額を決める際は、かならず余剰資金内の範囲で判断しましょう。
投資に利用する資金に生活費が含まれると、私生活に悪影響を及ぼす可能性があるので注意してください。
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証券口座を開設する
投資の目標と戦略立てが完了したら、証券口座を開設します。
現在は大手ネット証券会社での口座開設が主流で、取引手数料も安く利益効率を上げながら運用できるのでおすすめです。
また、各ネット証券会社によって特徴が異なるため、サービス内容を見比べて投資目的と相性のよい証券会社を見つけましょう。
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運用しながら勉強する
証券口座を開設すると、投資することができるので投資家になれます。
しかし投資目的を達成するには、闇雲に投資しても意味がありません。
毎日投資に関するニュースを見たり経済に関する知識を身に着けたりして行きましょう。
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投資家に向いている人の特徴
投資家に向いている人の特徴をいかにまとめました。
- 信頼できる情報を見極められる
- 忍耐力がある
- 決断力がある
- 資金的余裕がある
信頼できる情報を見極められる
投資をするうえでは株価の値動き、国内・世界経済の動向、企業情報など様々な情報を集め分析する力が必要です。
しかし、収集したすべての情報が正確とは限りません。
特にインターネットの情報サイトには誤った情報が掲載されていたり、情報に偏りがあることも多いです。
何もかもを鵜呑みにせず、さまざまな情報の中から正しい情報を選ぶ力は投資家にとって重要なな要素です。
新聞やテレビ、ラジオなど、時にはネット以外のが遺体も活用し、情報を裏付けるエビデンスを拾う努力も必要です。
情報に対するアンテナと、信頼できる情報を見極める意識が投資家には欠かせません。
忍耐力がある
投資はすぐに結果が出るものばかりではありません。
目の前のわずかな価格の変動に惑わされず、チャンスを待つ忍耐力が求められます。
将来の大きな利益のためにも、長期的な視点を持って状況を俯瞰する力が必要です。
また、投資が失敗したことで投げ出してしまうような気が短い方も要注意です。
失敗の理由を分析し、利益を獲得するための有益な経験に変えていくことが、投資家の考え方であると言えます。
決断力がある
投資で利益を得るためには、チャンスを見逃さずここぞという時に売買の決断をする思い切りも大切です。
例として、株式投資なら安く買って高く売るのが基本ですが、株価はは常に上下を繰り返します。
迷ったり状況を確認したりしているわずかな間でも状況は大きく変化するため、あまり優柔不断だとタイミングを見失ってしまうこともあります。
ただ、思い切りが良ければいいと言いうわけではありません。
決断に必要な情報収集を怠らず、常にアンテナを立てておくことで、いつでも決断できる準備を整えることが重要です。
資金的余裕がある
大前提として、投資は余剰資金を使って行いましょう。
余裕資金とは、貯蓄から非常時に必要とされてる資金の文を引いて、そのうえで余ったお余力の資金のことです。
万が一全額無くなったとしても、ライフプランに変更が生じたり今後の生活に支障が出たりすることの無い資金ということですね。
余剰資金が無い状態で投資をしてしまうと、万が一失敗した時に取り返しのつかないことになってしまいます。
人によっては生活資金を取り戻そうとなけなしの資金を再度投資に充ててさらなる損失を生む悪循環に陥ることもあります。
また、余裕のない状態では冷静な判断ができず、大きな利益を狙うあまり合理的でないリスクの高い選択をしてしまう可能性も高まります。
投資はタイミングもたしかに重要ですが、そのためには資金的、そして心的余裕も欠かせないものだということを忘れないようにしましょう。
初心者も投資家になれる
投資家は、将来価値の上がるものに投資する人たちのことで、お金持ちだけがなれるものではありません。
少額運用している人も個人投資家に含まれるので「投資家に興味がある」という人は気軽に副業気分で始めてみましょう。