株式投資

分散投資とは?株式投資のリスクを減らす「分散投資」を解説

分散投資とは

1.「分散投資」を簡単に解説

分散投資…あえて一つのものに集中させず異なる性質のものに分散して投資すること

2.「分散投資」を詳しく解説

分散投資とは?リスク管理の基本が分散投資

では、分散投資とはどのようなものか、詳しくご説明していきます。

突然ですが、皆さん株式投資で最も大切なことは何かわかりますか?

多くの株式投資初心者の方が「儲けること」であると思うのではないでしょうか。

しかし、実は株式投資で最も大切なことは「損をしないこと」なのです。

後程詳しくご説明しますが、株式投資には様々なリスクが付きまといます。

リスクは完全になくすことはできませんが、やり方次第で低減させることはできるのです。

そのリスク管理の基本が今回ご説明する「分散投資」です。

分散投資とは、その名の通り資産を様々な形で分散させることで、株式投資で起こりうるリスクを低減させる方法です。

例えば、100万円の資産を投資する場合、

① A銘柄:100万円
② A銘柄:40万円、B銘柄:30万円、C銘柄:30万円

では、②の方が資産分散できているため、株価が値下がりした際のリスクが低減されますよね。

一極集中投資はリターンが大きくなる可能性は高まりますが、その分失敗したときのリスクも大きくなることを絶対に忘れてはいけないのです。

株式投資の格言「卵は一つのかごに盛るな」

ここで、株式投資の格言である「卵は一つのかごに盛るな」という言葉をご紹介します!

この言葉は株式投資を行っている方なら必ず一度は目にする言葉です。

意味をご説明します。

全部の卵を一つのかごに入れた場合、そのかごをひっくり返してしまったら卵は全部割れてしまいます。

株も同様で、1つの銘柄に資金をつぎ込んでしまうと、万が一その銘柄が暴落したら大きな損失を被ってしまいます。

そこで、いくつかのかご、つまり銘柄にわけて入れておくことで、リスクを分散することができるのです。

分散投資のすすめということですね。

株式投資をする際には、必ず頭の片隅に置いておいてください。

株式投資には3つのリスクがつきまとう

先程から「リスク」という言葉が何度も登場していますが、「結局株式投で起こるリスクって何?」と思われている方も多いことでしょう。

リスクの内容をしっかり理解していなければ、正しい分散投資もできません。

そこで、ここからは株式投資で確実につきまとう3つのリスクをご紹介していきます。

株式投資における主なリスクは以下の3つです。

  1. 株価値下がりリスク
  2. 企業の倒産リスク
  3. 株式の流動性リスク

それぞれ順番に詳しくご説明していきます。

①株価値下がりリスク

株式投資で起こり得るリスク1つ目は、株価値下がりリスクです。

株価値下がりリスクとは、買った株が値下がりしてしまい、買い値より低い金額でしか売れなくなってしまうことです。

いわゆる「元本割れ」という状態です。

株式投資のリスクのなかで最も代表的なもので、投資家が一番対策をとるべきリスクです。

この値下がりリスクが、株が怖いというイメージを持たれてしまう大きな要因です。

たとえば、100万円で購入した株が株価暴落にともない70万円の価値になってしまった場合、30万円も損をしてしまうことになります。

株は、通貨と違い額面の価値が変動します。1万円の通貨には常に1万円の価値がありますが、1万円分の株は、10万にも1000円にもなる可能性があるということです。

株には普遍的な価値はないことを理解した上で投資することが大切だということですね。

②企業の倒産リスク

株式投資で起こり得るリスク2つ目は、企業の倒産リスクです。

保有している株を発行している会社の業績が悪化すると、株価は下がります。

さらに、会社が倒産してしまった場合、株価は下がるどころか価値がなくなってしまいます。

何十万、何百万で買ったものがただの紙切れになってしまうのです。

株には常に価値が0円になってしまう可能性があることをしっかり理解しておくことが大切です。

また、このような企業の倒産リスクを防ぐには、今回ご紹介する分散投資ももちろん有効です。

しかし、それ以前の株式を購入する段階で、短信決済などで倒産シグナルがないか確かめることが最も有効であると言えるでしょう。

③株式の流動性リスク

株式投資で起こり得るリスク3つ目は、株式の流動性リスクです。

流動性とは、株式の売買のしやすさのことを言います。

株式売買は売り注文と買い注文の需要と供給が一致することで初めて成立します。

ある銘柄を売りたい人が多くいても、買いたい人がいなければ売買が成り立ちません。この状態を流動性が低いと言います。

流動性が低い銘柄だと、売りたい値段よりも低い値段でしか売ることができません。これでは儲けることは難しいですよね。

流動性が高い銘柄を選んだ方が無難だということです。

  • 流動性が高い…人気があり売買が盛ん
  • 流動性が低い…任意がなく株を売るのが困難

ちなみに、流動性リスクには主に2つのパターンがあります。

1つめは、銘柄に人気がない場合です。

基本的に人気がなく流動性が低い銘柄も多く存在しています。そのような銘柄は、自分が売りたいと思ったときに他の投資家が安い値を提示して買いの意思を示している場合が多いです。その場合、提示された金額で売らなければなりません。

2つめは、銘柄の流動性が一時的に低くなる場合です。

例えば、ある会社の業績が悪化したというニュースが流れたとします。その次の日にその銘柄に売りが殺到した場合、売買が成立しないのに株価だけが下がっていく現象が生じます。

株式取引において流動性はとても重要なものなのです。

具体的に何を分散投資するのか

株式投資におけるリスクはどのようなものかご理解していただけたのではないでしょうか。

では、このような株式投資で起こり得るリスクを避けるためには、何を分散投資すればよいのでしょうか?

今回は、資産ではなく株式投資に絞ってお伝えしていきます。

株式投資において分散するものは、主に「時間」と「資産」の2つです。

どういうことか、具体的にご説明していきます。

投資するタイミングを分散する「時間分散」

一つの銘柄を1回で買うのではなく、複数回にわけて買う方法があります。

時間分散です。

株価は常に一定ではありません。毎秒ごとに上げ下げを繰り返しています。

つまり株価が急に値下がりする「値下がりリスク」が常に潜んでいるのです。

そこで、複数回に分けて株を買うことで、株価の値下がりシルクを軽減します。

この投資手法を「ドル・コスト平均法」といいます。

ドル・コスト平均法…株式投資などの際に、定期的に一定金額分を買っていく方法。一定金額分を買うことにより、高値のときは少ししか買わず、安値のときに多く買うことができる

例えば、4か月間で1200円→1000円→1450円→700円と値動きをした銘柄を毎月1万円ずつ買ったとします。

各月に買える株は10株・12株・8株・20株で、1株あたり円で買ったことになりますよね。

このドル・コスト平均法を使うと、何がメリットになるのでしょうか。

答えは、株価が高い時にたくさんの株を買うことがなくなることです。

例えば、今回の例でいえば、株価が1450円で手持ち資金の多くを使ってしまうことはありませんよね。

特に初心者の方はどのタイミングでどれだけの株を買えばいいか分からない方が大半ではないでしょうか。

ドル・コスト平均法で投資すれば、大きな損失のリスクを回避することができるでしょう。

ちなみに、このドル・コスト平均法が最も効果を発揮するのは横ばいトレンドのときです。

株を、株価上昇時には少なく下落時に多く買うことで、平均単価を下げつつトレンドの転換を待つことができるからです。

複数の銘柄に投資する「資産分散」

まず、大前提として株式投資に使うお金は余裕資金で行いましょう

間違っても生活費から出してはいけません。

分散投資の考え方として、「資産三分割」という考え方があります。

全財産を「現金や預金」「不動産」「株などの有価証券」として三分の一に分けること、つまりバランスよく資産運用をするということです。

例えば、全財産を株式投資すべてにつぎ込んだ場合、うまくいけば大きな利益となりますが失敗したら全財産を失うことにもなりかねません。

必ずバランスよく資産を分散して、株式投資は余裕資金で行うようにしましょう。

また、この分散投資の発想は実際に株を買うときも持つようにしてください。

自身の資金をすべて失わないためにも、複数の銘柄を買うことでリスクの分散を行いましょう

なぜなら、1つの銘柄に集中して投資した場合、その銘柄で失敗したら全滅してしまうからです。

では、どのような組み合わせで分散投資すればいいのでしょうか。

以下に例を挙げたので参考にしてください。

  • 同業種ではなく他業種に分ける
  • 円高に強い内需関連株・円安に強い輸出関連株といった逆の動きをしがちな銘柄を買う
  • 業績が安定している優良株・成長が期待できる新興市場株に分けて買う

このように、どちらかの株価が下がってしまっても、もう片方で損失をカバーできるような組合せにするとよいでしょう。

「分散投資」のポイント

  • 「分散投資」とは、資産を分散して投資することでリスクを軽減する方法
  • 株式投資には、「株価値下がりリスク」「企業の倒産リスク」「株式の流動性リスク」の3つのリスクがある
  • 分散投資は「時間分散」と「資産分散」の考え方がある

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