現在、中国はアメリカに次ぐ経済大国であると同時に、ITやハイテク産業、オンラインマーケットなど、各事業分野で成長をし続けています。
ついては、経済成長が今後とも期待できる中国株は、米国株に次いで高利益獲得のチャンスがあるものと思う投資家もいます。
しかし、中国株を取り扱っている証券会社は、指折り数える程度しかなく、取り扱っていても、ネット証券ごとに保有する銘柄件数が異なります。
そこで今回は、経済成長が良好な中国株に投資ができるおすすめのネット証券を紹介すると同時に、中国株に投資するメリット、ネット証券を選ぶ際のコツを解説します。
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中国株投資が始められるおすすめのネット証券
ここでは、銘柄数、手数料、個別株以外の銘柄取扱いの有無を比較して、中国株を取り扱っているおすすめのネット証券を5社紹介します。
楽天証券
2024/03/08時点の情報です。
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 99円 | 275円 | 535円 |
1日定額制 | 0円 | 0円 | 0円 |
0コース(信用取引込) | 0円 | 0円 | 0円 |
積立NISA | 195銘柄 |
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投資信託 | 2,613本 |
外国株 | 米国株式(4,810銘柄)/中国株式/ASEAN株 |
ポイント投資 | 楽天ポイント |
取引ツール(PC) |
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スマホアプリ |
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楽天証券では、約1,600近い中国株を取り扱っており、香港証券取引所に限らず、上海A株市場に上場している中国株の購入もできます。
取引手数料は、約定代金の0.275%と、後述するネット証券の中でも安価な位置にいます。
また中国株は、日本円で買い付けられるので、祝日でも取引が行えます。
楽天証券のおすすめポイント
楽天証券のおすすめするポイントをまとめると、以下の点が挙げられます。
- 日本円で高に有ができる
- 楽天ポイントが貯まって株式の購入にも使える
- 香港取引所上場ETFの購入も可能
楽天証券のおすすめポイントは、銘柄を購入する度に楽天ポイントが得られるポイントシステムを導入しています。
そのシステムが、中国株でも利用でき、中国株を購入する度に購入額に応じて楽天ポイントが還元されます。
また貯まったポイントで中国株を購入することもできるので、初めて中国株を購入する際は、ポイントを利用して、値動きを確認してから本格的に中国株投資を始めてもいいでしょう。
楽天証券の評判・口コミはどう?楽天ポイントで投資できる仕組みや口座開設手順を解説
SBI証券
2024/03/08時点の情報です。
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 99円 | 275円 | 535円 |
1日定額制 | 0円 | 0円 | 0円 |
積立NISA | 208銘柄 |
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投資信託 | 2,683本 |
外国株 |
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ポイント投資 |
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取引ツール(PC) |
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スマホアプリ |
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SBI証券は、外国株の取り扱い数がネット証券界隈随一です。
中国株以外にも、米国株やタイ株、マレーシア株など、9カ国に投資が行えます。
中国株では、香港証券取引所をメインボードに、香港取引所上場ETFや中国REITに投資できます。
取引手数料は、約定代金の0.26%となっています。
SBI証券<のおすすめポイント
SBI証券のおすすめするポイントをまとめると、以下の点が挙げられます。
- 外国株取引数が豊富
- 中国ETF・中国REITにも投資ができる
- IPO投資の実績数も業界随一
SBI証券は外国株のみならず、国内株の取扱数にも力を入れており、中でも、IPO投資の取引実績が高いことで有名です。
2021年度のIPO取扱実績は117銘柄と、その年に新規上場を果たした全120社のうち約97.5%もの関与率を出しています。
またIPO投資は、NISA口座でも取引が行えます。
SBI証券の評判・口コミはやばい?口座数NO.1の理由やメリット・デメリットを徹底解説
マネックス証券
2024/03/08時点の情報です。
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 99円 | 275円 | 535円 |
1日定額制 | 550円 | 550円 | 550円 |
積立NISA | 167本 |
---|---|
投資信託 | 1,520本 |
外国株 | 米国株式(5,000本以上) 中国株式 |
ポイント投資 | マネックスポイント |
取引ツール(PC) |
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スマホアプリ |
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マネックス証券は、米国株と中国株の2カ国の外国株を取り扱っており、合計7,000以上もの外国株を取り扱っています。
前述した楽天証券やSBI証券よりも、取り扱っている銘柄数が豊富で、中国株のみで、約2,600もの銘柄を取り扱っています。
取扱い銘柄では、香港取引所上場銘柄をメインに、香港取引所上場ETFの購入もできます。
取引手数料も約定代金の0.25%と中国株を取り扱っているネット証券の中では、最安値です。
マネックス証券のおすすめポイント
マネックス証券のおすすめするポイントをまとめると、以下の点が挙げられます。
- 2,600以上もの銘柄を取り扱っている
- 取引手数料が最安値
- NISA口座で中国株が購入できる
マネックス証券では、中国株がNISA口座を介して購入できます。
購入するとき、約定代金の0.25%の手数料が発生しますが、「買付時の国内取引手数料 全額キャッシュバック恒久化」という制度が設けられているので、実質0円で取引ができます。
また香港政府への印紙税や取引所税などの各種手数料は、すべてマネックス証券側が負担してくれます。
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中国株に投資するメリット
前節で、中国株を取り扱っているネット証券を紹介しました。
冒頭でも説明したように、中国経済は米国経済に次いで右肩上がりで上昇し続けており、将来的期待が高まっています。
それを踏まえたうえで、中国株に投資するメリットを3つ紹介します。
経済成長に期待できる
中国は、現在GDP世界2位の経済大国にまで成長し、日本のGDPの約5~6倍以上もの差をつけています。
GDP世界第1位の米国に迫る勢いで成長を続けている中国は、昨今のコロナショックで各国が経済的苦戦を強いられる中、主要国で唯一、GDPの伸び率がプラスになった国です。
この要因から、今後の伸びしろに期待ができる外国株として注目されています。
値動きが大きい
中国株の値動きは、日本株に比べて、日々の値動きが激しいため、短期間で高利益獲得のチャンスが得られます。
しかし、大きなリターンが得られるということは、それに比例した損失を被る可能性があるということになります。
よって、中国株に投資をする際は、リスク管理と資金管理に注力して投資をする必要があります。
高配当の銘柄が多い
前述した内容と絡めて、中国株の中には配当金が高い銘柄が存在するので、配当金目当てで長期保有するのも1つの戦略です。
中国株投資を始めるネット証券を選ぶコツ
外国株式を取り扱っているネット証券の多くは、米国株を中心にしており、中国株などの複数の国にある企業が発行する株式の購入ができるところは、そう多くありません。
ここでは、中国株投資を始めるネット証券を選ぶ際のポイントを3つ紹介します。
- 取引ができる市場・銘柄
- 個別株以外の金融商品を扱っていること
- 取引手数料
取引ができる市場・銘柄
1つ目は、取引できる市場と銘柄の確認です。
中国株は主に、上海証券取引所、深セン証券取引所、香港証券取引所の3ヵ所で取り扱われています。
そこから、A株、B株、H株、レッドチップ、その他香港株の計5種類の株式に分けられます。
5種類の株式は、3ヵ所の取引所ごとに異なります。
取引所 | 取扱い株式 |
---|---|
上海証券取引所 | A株、B株 |
深セン証券取引所 | A株、B株 |
香港証券取引所 | H株、レッドチップ、その他香港株 |
日本のネット証券は、前述した中国の3ヵ所の取引所のうちのいずれかを取り扱っており、その中で取り扱っている株式の購入しかできません。
よって、中国株を選ぶ時は、口座開設を検討しているネット証券がどの取引所を取り扱っているのかを確認してから申し込みを行いましょう。
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個別株以外の金融商品を扱っていること
中国株に投資をするなら、個別株以外の金融商品、ETFやCFD、ADFなどの金融商品も1つの選択肢として確認しましょう。
個別株に集中投資するよりも、ETFやCFDなどの金融商品を購入して損失リスクの軽減を図った分散投資を行っていくのが適切です。
取引手数料
3つ目は、取引手数料です。
中国株の取引手数料は、ネット証券によって、幅があります。
無論、手数料が安ければ安いほど、手元に残る利益が多くなります。
効率的な資産運用を考えているなら、取引手数料が冴えられるところを選ぶのが最適です。
以下は、冒頭で紹介したネット証券3社の手数料一覧です。
ネット証券 | 取引手数料(取引当たり) |
---|---|
楽天証券 |
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SBI証券 |
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マネックス証券 |
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中国株投資を始める前に知っておくこと
ここまで、中国株投資を始めるメリットや取引を始めるネット証券の選び方を解説してきました。
中国は米国に次いで、経済成長が良好です。
しかし、外国株に位置付く以上、以下の3つのリスク・デメリットを容認しておかねば、大損する可能性もあります。
- 外為リスクの存在
- 国政の影響で値動きが変わる
- 企業情報が得にくい
ここからは、中国株投資を始めるときに気を付けることを3つ紹介します。
外為リスクの存在
中国株に限らず、米国株などの外国株には、その国の為替変動の影響が懸念されます。
特に中国は、先進国ではなく、新興国に位置付き、その国はインフレが起きやすく、通貨価値が下落することがあります。
株価で利益が出ても、外為が下落していれば、損失を生む可能性があるため、都度、為替の確認をしなければなりません。
国政の影響で値動きが変わる
中国は、共産党による一党独裁国家であり、日本や米国などの民主主義国家とは、異なる政策方針と政治経済のプロセスを歩んでいます。
国政次第では、民間企業が政府に介入してくることもざらです。
日本の株価が国政で変動するように、中国株の株価も、国政の影響で変動するので、情報収集が欠かせません。
企業情報が得にくい
3つ目は、企業情報の収集がしにくいことです。
例えば、日本企業の場合、株式を発行している企業の公式サイトや決算報告書、企業の公式SNSアカウントなどで情報が得られます。
加えて、日本語で記入されているので、収集自体容易に行えます。
しかし、中国企業の情報を集めるとなれば、現地の言葉を翻訳しなければならなかったり、政府が公表しているデータに信憑性があるのか分からないなど、真偽の判断がしにくい側面を持っています。
よって、中国株に関する情報を得るときは、表面上の情報のみを信じず、市場全体のデータを参照しながら情報を集めていきましょう。
経済成長に期待ができる中国株に投資して資産を増やしていこう
ここまで中国株に投資ができるおすすめのネット証券を5社紹介すると同時に、中国株に投資するメリット、ネット証券を選ぶ際のコツを解説してきました。
中国は、世界GDP1位の米国に次ぐ経済大国へと成長し、今後の成長次第では、米国を抜いてGDP第1位になるのではないかと予想されています。
そんな中国株の値動きは、国内株式の値動きよりも激しく、短期間で高利益獲得のチャンスが得られると、同時に、損失を生む可能性があります。
また利益を生んでも、インフレによる通貨価格の下落で損する可能性もあります。
中国株に投資する際は、国政情報と外替の情報を得つつ、投資する株式を発行する企業の情報を集めながら投資を行いましょう。