株式投資

新興市場のおすすめ銘柄一覧!新興市場銘柄に投資する時の注意点も初心者にも分かりやすく解説

新興市場

国内の株式市場には新興市場と一般市場が存在し、各市場によって特徴が異なります。

株式投資を始めた初心者からすると「新興市場と一般市場は何が違うの?」「儲かるの?」と様々な疑問が出てきますよね。

そこで今回は、新興市場とはどういったものなのか解説していきます。

また新興市場のおすすめ銘柄も一覧で紹介するので「新興市場が気になる!」という人は参考にしてください。

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新興市場とは

新興市場はベンチャー企業が多く上場している証券取引所のことを指します。

新興市場に属している証券取引所は、東証1部や2部と違って上場の条件が緩く、設立して間もない企業や業績が赤字の企業でも上場できる可能性があります。

老舗企業とは違い、新しいスタートアップ企業などが上場しているので、今後の成長見込んで投資すると大きく利益を上げることも可能です。

新興企業が多く上場している市場のこと

東証1部と東証2部の上場条件と新興市場と呼ばれているJASDAQや東証マザーズなどの上場を比較してみましょう。

上場条件 東証1部 東証2部 JASDAQ(グロース) 東証マザーズ
株主数 2,200人 800人 200人 200人
時価総額 250億円 20億円 5億円以上 5億円以上
株式流通数 2万単位以上 4千単位以上 1千単位以上 2千単位以上
流通比率 上場株券等の35%以上 上場株券等の30%以上 上場株券等の10%以上 上場株券等の25%以上

東京証券取引所に属している一般市場と新興市場の上場条件を比較すると、新興市場の方が明らかに条件が緩いことが分かります。

また、JASDAQはグロースとスタンダードが存在し、スタンダートの審査基準はグロースに基づいて企業規模に応じた内部管理体制や信頼性などを判断されます。

新興市場に属する証券取引所

証券取引所がどのようなところか、また新興市場がどのようなものか、ご理解していただけたでしょうか。

では、ここからは具体的な新興市場をそれぞれ徹底解説していきます。

現在の日本の主な新興市場は以下の5つです。

  1. 東京証券取引所「マザーズ(新興企業市場)」
  2. 東京証券取引所「JASDAQ市場」
  3. 名古屋証券取引所「セントレックス(成長企業市場)」
  4. 福岡証券取引所「Q-Board」
  5. 札幌証券取引所「アンビシャス」

それぞれ順番にご説明していきます。

東京証券取引所「マザーズ(新興企業市場)」

マザーズとは、Market of the high-growth and emerging stocksの頭文字をとって「Mothers」 です。

その名の通り「東証一部へのステップアップを視野に入れた成長企業向け」の市場です。

東証のうちの1つの市場です。

上場基準は一部・二部と比べるとかなり緩く、「高い成長可能性」が重視されています。

企業の成長過程の早い段階での資金調達の機会提供を目的としているため、既存の東証市場で要件とされる「利益の額」および「純資産の額または時価総額」について一定の過去の実績は求められていません。

そのため、経営が安定していない企業や経営規模が小さい企業も上場していることが多いです。

東京証券取引所「JASDAQ市場」

JASDAQ市場は、マザーズと同様に東証のうちのひとつの市場です。

マザーズ同様成長企業が集まる新興市場ですが、マザーズと大きく異なる点が2点あります。

1点目は、現在の形になるまでの過程です。

ジャスダックは日本初の成長・新興企業向けの市場ですが、もとは取引所ではなく、証券会社の店頭で売買する「店頭市場」として生まれました。

2004年には店頭売買から取引所へ転換しましたが、大阪証券取引所に吸収合併され「株式会社ジャスダック証券取引所」は解散しました。

その後、2010年に登場したのが新JASDAQです。

新JASDAQとは大阪証券取引所の新興市場であった「ヘラクレス」「NEO」と旧JASDAQ、3つの市場が統合されたものです。

そのため、マザーズより大きな新興市場となりました。今ご説明したように歴史が長いため、ベンチャーではない古参の銘柄が見られるのも特徴として挙げられます。

最終的には、2013年に東証に統合され新JASDAQも東証が運営することとなりました。

2点目は、ジャスダックは2部構成であることです。

2部構成とは以下の2つの市場です。

  1. スタンダード市場…上場に実績がある程度必要で「信頼性、革新性、地域・国際性」がコンセプト
  2. クローズ市場…赤字でも来性重視が重視される、参入しやすい

単純に上場の条件の厳しさで言えば

東証一部>東証二部>ジャスダック(スタンダード市場)>マザーズ≧ジャスダック(グロース市場)

となっています。

例えば、上場条件では

  • 東証一部直接上場…株主数2,200人以上、時価総額250億円以上
  • 東証二部…株主数は800人以上、時価総額は20億円以上
  • マザーズ…株主数200人以上、時価総額は10億円以上

となっています。

ジャスダックでは株主数200人以上、時価総額の基準は設けられていません。

しかし、基準の項目や、求められる企業像は市場によって違います。そのため、一概にジャスダックが上場しやすいとも言い切れないのです。

名古屋証券取引所「セントレックス(成長企業市場)」

セントレックスは、名古屋証券所の新興市場です。

セントレックスは、高い成長の可能性があると認められる企業を対象として、資金調達等の経営課題を早期に解決し企業の一層の飛躍を促す市場として開設された市場です。

名証の一般市場において上場条件として定められている「流通株式数」、「流通株式比率」、「純資産の額」および「利益の額または時価総額」について一定の実績は求められていません。

そのため、成長途中の新興企業も参入しやすい市場です。

福岡証券取引所「Q-Board」

Q-Boardは、福岡証券取引所の新興市場です。

Q-Boardは、新しい技術やユニークな発想によって今後の成長の可能性があると認められた九州周辺に本社を有する企業に対して、資金調達の場を提供することを目的とした市場です。

福証市場で一定の要件が必要とされる「利益の額」について一定の過去の実績は求められていないため、新興企業も比較的参入しやすいと言えるでしょう。

札幌証券取引所「アンビシャス」

アンビシャス市場は、札幌証券取引所の新興市場です。

アンビシャス市場は新ビジネスに挑戦する成長企業あるいは従来型の企業の経営上の工夫から、成長が期待される企業に対して、円滑にかつ機動的に資金調達を行うことのできる場を提供するとともに、投資家に新たな投資機会を提供することを目的とした市場です。

札証市場で一定の要件が必要とされる「上場株式数」や「株式の分布状況における少数特定者持株比率」について一定の過去の実績は求められていません。

新興市場のおすすめ銘柄一覧

新興市場のおすすめ銘柄一覧は下記の通りです。

  • INCLUSIVE(7078)
  • アンジェス(4563)
  • QDレーザ(6613)

各銘柄の特徴や、株価推移・業績などを紹介するので気になる人は購入を検討してみてください。

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INCLUSIVE(7078)

INCLUSIVE(7078)
株価 ¥901
年間変動幅 ¥286.67 – ¥2,576.00
配当利回り

INCLUSIVEはテレビ局や出版社などの目DMMFX PLUSぇイア企業に対して、Webやスマートフォンのユーザーに向けたデジタルメディアネットサービスの企画や運用を支援している企業です。

他にもDXコンサルティングや広告運用・プロモーション/PRなども展開しており、年々売上高は上昇しています。

2021年の初旬に株価が急上昇し、一時期2,500まで値上がりしていましたが現在は1,000以下まで低迷しています。

INCLUSIVEは実業家で有名の堀江貴文氏に第三割当増資で18万株を割り当てると発表しており、これが急上昇の原因でした。

INCLUSIVEの業績は下記の通りです。

INCLUSIVの業績
売上高 営業利益 経常利益 純利益
2019/03 1,669.00 308 307 154
2020/03 1,504.00 266.00 258.00 167.00
2021/03 1,376.00 31 42 22

※単位:(百万円)

2021年の業績発表では、2019年に比べて大きく純利益が下回った状況になっています。

アンジェス(4563)

アンジェス(4563)
株価 ¥532.00
年間変動幅 ¥517.00 – ¥1,680.00
配当利回り

アンジェス株式会社は、遺伝子医薬開発を行っている国内バイオ製薬企業で、1999年に設立されました。

同じセクターの会社と増収率を比較すると、アンジェス株式会社は減収しており現在は株価も低迷しています。

アンジェス株式会社の業績は下記の通りです。

アンジェスの業績
売上高 営業利益 経常利益 純利益
2017/12 365.00 -3,288 -3,307 -3,764
2018/12 610.00 -3,065 -3,096 -2,996
2019/12 326.00 -3,270 -3,293 -3,750
2020/12 39.00 -5,599 -6,618 -4,209

※単位:(百万円)

アンジェス株式会社は業績を見ると、年々売上高・営業利益・経常利益・純利益が下がっている傾向にあります。

しかし、アンジェスは従業員数30人台の会社にも関わらず、新型コロナワクチンの開発競争で健闘した実績をもっています。

今後もアグレッシブな動きと共に小規模な会社でも成長していける期待があります。

QDレーザ(6613)

UQレーザー
株価 ¥920.00
年間変動幅 ¥770.00 – ¥2,070.00
配当利回り

UQレーザーは量子ドットレーザ技術の事業化を目指す先駆者として2006年に富士通研究所のスピンオフベンチャーとしてスタートした企業です。

通信・産業・医療・民生用の広い分野で新しい半導体レーザソリューションを展開しています。

UQレーザーの業績は下記の通りです。

QDレーザ(6613)の業績
売上高 営業利益 経常利益 純利益
2019/03 960 -976 -996 -1,040
2020/03 756 -1,207 -1,225 -1,240
2021/03 895 -654 -707 -879

UQレーザーは経常利益・純利益共にマイナスになっている企業ですが、目標株価からすると割安の状態になっており、アナリストによっては強気の買い姿勢を予想している人も居ます。

理論株価PBR基準をみても割安の状態になっているので、割安株として投資する手段もあります。

新興市場に投資する時の注意点

新興市場の株式は、大きな利益を得るチャンスがありますが、運用方法を間違えると取り返しのつかないことになる可能性があります。

  • 元本割れのリスク
  • 分散投資の意識
  • 撤退タイミング

これから上記の注意するポイントを詳しく解説していくので、大きなミスをしてしまわない為にもチェックしておきましょう。

元本割れのリスクに注意

一般市場にも言えることですが、新興市場での投資も元本割れのリスクがあります。

更に一般市場よりボラティリティの高い銘柄が多いので、リスクが大きくなります。

急落してしまう可能性もあるので、利確タイミングと損切りタイミングは事前に決めて運用することをおすすめします。

分散投資を意識しよう

新興市場での投資は、上手く行けば大きな収益を得られますが、新興市場のみ投資しているとリスクが高くなってしまいます。

業績が安定している大手企業の株式なども投資しながら、分散投資を意識しましょう。

分散投資をすると、新興市場全体が下がってしまっていても一般市場での株式で損失を補うことができます。

業績悪化が著しい場合は撤退を考えよう

ベンチャー企業が10年以上存続する可能性は約3~5割と言われており、ほとんどの企業が倒産してしまうか買収されてしまう現状があります。

業績悪化が続き、投資のリスクが高まってしまっている場合は撤退を考えましょう。

業績がマイナスでも会社が持ち直して急成長するケースもあるので、撤退する時は様々な企業情報を収集して分析しましょう。

新興市場のおすすめ銘柄をチェックして投資してみよう

新興市場は東証1部や2部と違い、新しい企業が多いです。

新しい企業での事業が成功すると、株価が数十倍~数百倍上昇することもあるので、大きな利益を勝ち取る可能性もあります。

リスクもありますが近年新興市場の指数が上昇していることもあり、まだまだ期待を持てる状況にあります。

今後新興市場で運用してみようと考えている人は、投資プランを明確に立ててから始めましょう。

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