株価上昇に大きな期待ができる米国株は、今注目の投資先です。
しかし取引時間が日本と違ったり、何を選んで購入すればいいのかわかりにくいことなどから、初心者にとってはハードルが高いと感じることも多いでしょう。
しかし、米国株選びはポイントさえ押さえればイメージほど難しいことはありません。
日本株と同じような感覚で銘柄を選び取引することが可能です。
そこでこの記事では、米国株の選び方やおすすめ銘柄を紹介するとともに、米国株取引の注意点などについてわかりやすく解説していきます。
米国株投資に興味がある方はぜひ目を通してみてください。
【2024年】米国株におすすめのネット証券ランキング!外国株の手数料・取扱銘柄数を徹底比較
米国株の特徴
米国株式の市場は、世界で最も大きい市場です。
米国株は、世界最大の経済大国であるアメリカ企業への投資ができるため、経済成長の恩恵を受けながら安定した利益を狙うことができます。
米国株式市場は、アメリカ国内にある証券取引所で取引されています。
グローバル企業も多い
米国に本社を置く企業であっても、世界各国に事業を展開することで、海外での売上や利益の大半を占めるグローバル企業もありま少なくありません。
例としてApple、P&G、コカ・コーラなど、身近に感じられる商品やサービスを提供してグローバルに活躍しているブランド企業は多いです。
中には新興国にも進出するなど、世界経済の成長ポテンシャルを取り込むことができるのが米国株のメリットの一つです。
米国株の選び方
米国株の投資は日本人にとっても魅力的な選択肢ですが、何から手をつけていいか分からないという方も多いでしょう。
そこでここからは、米国株を選ぶ際のポイントを紹介します。
- 人気銘柄から選ぶ
- 時価総額の高い銘柄から選ぶ
- テクニカル分析をして選ぶ
- ファンダメンタルズ指標を確認して選ぶ
人気銘柄から選ぶ
人気のある銘柄、例えばGAFAM(Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft)などは、多くの投資家が注目しているだけに、その企業自体が安定している可能性が高いです。
しかし高い人気にはそれだけの理由があり、多くの場合株価も高めです。
そのためリスクは低いものの、配当が少ない場合もあります。
時価総額の高い銘柄から選ぶ
時価総額が高い銘柄なら、その企業は社会的にも経済的にも影響力があると評価されます。
時価総額が高い企業は一般的に経営が安定しているとされるため、初心者にとっても安心感があります。
ただし時価総額だけで銘柄を選ぶのにはリスクもあり、複数の要素から総合的に判断する必要があります。
テクニカル分析をして選ぶ
テクニカル分析とは、過去の株価データや取引量などを用いて未来の株価を予測する分析方法です。
移動平均線、MACD、RSIなどの指標を使い、株価の上昇や下降を予測します。
ある程度の知識と経験が必要ですが、分析方法の中では比較的初心者も取り入れやすいものとなっています。
ファンダメンタル分析を確認して選ぶ
PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)などのファンダメンタル分析を用いて企業の健全性を評価する方法もあります。
例えば、PERが10倍以下ならば一般的には割安とされ、投資のチャンスと言えます。
ただし、ファンダメンタル分析は比較的上級者向けの分析法です。
特に初心者は、まずテクニカル分析を活用しつつ、少しずつファンダメンタル分析を取り入れられるようになると良いでしょう。
株式投資のファンダメンタル分析とは?やり方やおすすめツールを紹介
米国株の選び方で迷ったらmoomoo
米国株の選び方の基礎はわかっても、米国株の情報収集の術が分からなかったり、なかなか自分なりに見つけていくのが難しいと感じている方も多いと思います。
国内株なら日本語で企業情報を見つけることができますが、米国株の情報となると、探すことすら初心者にはハードルが高いです。
また米国企業の情報は日本企業に比べて少ないうえに情報の伝達が遅れてしまうケースもあります。
そこでここからは、米国株の情報収集に最適のアプリを紹介します。
無料で利用できるアプリなので気になった方は試しにダウンロードしてみてください。
【2024年】株取引におすすめの取引ツールを紹介!各証券ツールの特徴や使用上の注意点も解説
moomoo証券アプリの基本情報
2024/04/24時点の情報です。
アプリ概要 | |||
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無料のリアルタイムデータ | |||
空売りデータで分析可能 | |||
プロの株価予想を見られる |
moomoo証券は世界で2000万人以上の利用者数を誇るネット証券で、2022年10月に日本で金融情報サービスをリリースしました。
moomoo証券のアプリは、日本株だけでなく米国株や中国A株・香港株などのリアルタイム株価を閲覧することが可能で、他のアプリにはあまりない先物リアルタイム価格も閲覧することができます。
また初心者に嬉しい機関投資家動向の情報も提供されており、有名投資家がどんな銘柄を買っているのか知ることができます。
他にも空売りデータを分析する機能や証券アナリストの分析なども豊富に提供されている為、初心者から上級者まで満足して利用できます。
moomoo証券の口コミ・評判はどう?メリット・デメリットや手数料も解説
米国株の取引におすすめの証券会社
米国株の特徴やメリット・デメリットを紹介していきましたが、これから米国株を購入できるおすすめ証券会社を紹介します。
米国株投資に合った証券会社が分からずに投資を始められずにいる方はぜひ目を通してみてください。
【2024年最新】ネット証券おすすめランキング!初心者におすすめの証券会社を徹底比較
- マネックス証券
- moomoo証券
- 楽天証券
- SBI証券
マネックス証券
取引手数料 | |||
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取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 99円 | 275円 | 535円 |
1日定額制 | 550円 | 550円 | 550円 |
マネックス証券は米国株の取り扱い銘柄が豊富で、注文方法の種類も多く搭載しています。
- 個別銘柄
- ETF
- ETN
- ADR
約3600銘柄以上を提供しているので、豊富なライナップから銘柄を厳選する事ができます。
外国株に力を入れているネット証券なので、国内株式以外にも興味がある人におすすめです。
また米国株の手数料サービスがシンプルで安く、取引コストを効率的に抑えられます。
特定口座にも対応しているので、投資家が自ら確定申告を申請する必要がないのも嬉しいポイント。
注文指定や逆指値の注文も可能となっているので、デイトレードする際に毎回リアルタイムで注文する必要もありません。
マネックス証券の評判・口コミはどう?米国株投資におすすめの理由や口座開設手順も解説
moomoo証券
2024/04/24時点の情報です。
米国株取引手数料 | |||
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約定代金×0.088% 最低0米ドル~上限22米ドル(税込み) |
moomoo証券ではこれまで国内での取引ができませんでしたが、2023年9月から米国株の国内取引が可能になりました。
業界初、米国株を24期間取引できて、急な株価変動にも即座に対応できます。
取引手数料は業界最安水準(※1)の0.088%(税込)で、ネット証券各社が提供する0.495%(税込)と比べると約6分の1となっています。
※1 主要ネット証券 ( 口座数上位 5 社:SBI 証券、au カブコム証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券 ) で比較。 (2023年10月1日時点 )
約7,000の豊富な銘柄を取り扱っていて、中には国内でmoomoo証券でしか取引できない銘柄もあります。
米国株取引をするなら、候補としては外せない証券口座ですのでチェックしておきましょう。
また、moomoo証券では、2023年12月6日から2024年2月29日まで「米国株取引サービス強化記念キャンペーンを実施しています。
今までmoomoo証券で証券口座の開設をしたことがない方はもちろん、既にmoomoo証券で証券口座の開設を行っている方にもお得なキャンペーンです。
米国株の取引でのキャンペーンですが、非常にお得なのでしっかり目を通していきましょう。
キャンペーン期間および対象者は以下になります。
期間 | 2023年12月6日(水)~2024年2月29日(木) |
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キャンペーン対象者 | 特典1:2023年12月6日(水)以降に初めて証券口座に入金、かつ入金条件を満たした方 特典2:2023年12月6日(水)以降に初めて証券口座を開設した方 |
まず、特典1から紹介します。
特典1では、人気米国株最大10万円が抽選で当たるキャンペーンです。
口座への入金金額と、30日間の日時平均資産残高に応じて抽選権が付与されます。
特典内容と付与条件は以下になります。
特典内容 | i:1万円以上30万円未満を入金し、かつ30日間の日時平均資産残高(円貨/外貨預金・株式含む)が1万円以上を維持したお客様に抽選券1枚贈呈 ii:30万円以上を入金し、かつ、30日間の日次平均資産残高(円貨/外貨預金・株式含む)が30万円以上を維持したお客様に抽選券3枚を進呈 |
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付与条件 |
・キャンペーン期間中キャンペーン期間中入金条件を満たしたお客様は累計入金金額に応じて、相応回数の抽選に参加可能 |
特典2は、米国株式の取引手数料を一定期間無料にするキャンペーンです。
この特典は、moomoo証券で初めて口座を開設した方が対象となっています。
詳しい特典内容と付与条件は以下になります。
特典内容 | 米国株式の取引手数料2ヶ月間無料 |
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付与条件 | キャンペーン期間中に初めて当社の証券口座を開設したお客様には、追加操作不要で米国株式の取引手数料2ヶ月間無料が適用 |
その他このキャンペーンにおける注意事項は以下になります。
キャンペーン参加に際して非常に大事なものも記載されているので、しっかり目を通していきましょう。
その他の注意事項 | ・本キャンペーンはエントリー不要です。 ・口座開設のお手続きは最短翌営業日となります。 ・当社が不適切と判断した場合、キャンペーンの対象外となる場合があります。 ・本キャンペーンの特典を1度受けた方は再度受け取ることはできません。 ・日次平均資産条件達成後、約2営業日以内にアプリ内にて通知いたします。 ・米国株式の取引手数料2ヶ月間無料特典の場合、取引手数料は発生しませんが、別途現地精算費用が手数料コースによってかかる場合があり ます。 ・為替取引の為替レートは外部業者から提供されたものを利用します。この為替レートにはスプレッドが含まれており、お客様の取引コストに なります。別途当社で為替手数料等は徴収しておりません。 ・当選した米国株は一般口座へ入庫いたします。 ・当選した米国株は、個人のお客様の場合、雑所得(またはその他の所得)として総合課税の対象となる場合があります。詳しくは税理士、または税務署等にお問合せください。 ・本ページ掲載のキャンペーン実施期間以降も、継続してキャンペーンを実施する場合があります。 ・今後も継続して同様のキャンペーン(特典内容や条件が異なる場合を含む)を開催する予定です。 ・本キャンペーンの内容は、予告なく変更、中止または延長(一部条件変更を含む)となる場合がございますので予めご了承ください。 ・条件を満たした後、特典が付与されないなどの場合にはお手数ですがカスタマーサービスまでお問い合わせください。 |
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非常にお得なキャンペーンなので、この機会に米国株取引をmoomoo証券で行ってみてください。
moomoo証券の口コミ・評判はどう?メリット・デメリットや手数料も解説
楽天証券
取引手数料 | |||
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取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 99円 | 275円 | 535円 |
1日定額制 | 0円 | 0円 | 0円 |
0コース(信用取引込) | 0円 | 0円 | 0円 |
- 個別銘柄
- ETF
- ENT
- ADR
楽天証券は2951銘柄の米国株を扱っていて、豊富な種類から購入する株を選べます。
また楽天証券は支払った手数料の1%が楽天スーパーポイントとして還元されます。
楽天ユーザーであればポイントを効率よく貯められるのでおすすめです。
楽天証券のサービスは全体的に初心者でも簡単に運用できるものが多く、ポイントを使った投資も可能なので、楽天経済圏の人は口座開設を検討してみてください。
楽天証券の口コミ・評判まとめ!他社と比較したメリット・デメリット
SBI証券
取引手数料 | |||
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取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 99円 | 275円 | 535円 |
1日定額制 | 0円 | 0円 | 0円 |
- 個別銘柄
- ETF
- ETN
- ADR
720万以上(SBIネオトレード・SBIネオモバイル含め)の口座数を誇る、口座開設数トップクラスのネット証券。
SBI証券は国内最大の大手ネット証券会社で、約3040銘柄の米国株で投資することができます。
取引手数料もアクティブプランだと合計約定金額100万円以下まで無料なのが嬉しいポイント。
大手ネット証券というブランド力もあるので初心者にもおすすめ。
また、米国株はもちろんそれ以外の外国株も提供しています。
米国株以外の外国株にも興味がある人はSBI証券を候補にしてみましょう。
SBI証券の評判・口コミはやばい?口座数NO.1の理由やメリット・デメリットを徹底解説
米国株のおすすめ人気銘柄
米国株のおすすめ人気銘柄を厳選して紹介します。
下記の企業はそれぞれが有する独自の技術やビジネスモデルによって、将来性が高いと評価されています。
- GAFAM
- エヌビディア
- テスラ
GAFAM
GAFAMとは、Google(現在はAlphabet)、Amazon、Meta(旧Facebook)、Apple、そしてMicrosoftを指す業界用語です。
これらの企業は、米国だけでなく世界的な市場でも高い人気があります。
特に2020年のコロナ禍以降は株価が上昇傾向です。
特にGoogle、Apple、Microsoftは、2021年、市場予想を大きく上回る業績を出しているため投資対象としては安定しています。
それに対し、MetaとAmazonは若干下落が見られましたが、それぞれが有する巨大なプラットフォームと顧客基盤により、長期投資での回復が期待できます。
エヌビディア
エヌビディアは、主にグラフィックス処理ユニット(GPU)の開発で知られる米国のテクノロジー企業です。
近年ではゲーム用途はもちろん、AI計算、データセンター運用といった多岐に渡る分野での利用が拡大しています。
最近の四半期報告では過去最高の売上と純利益を記録しています。
また、メタバースに必要な技術を提供するプラットフォーム「オムニバース」もスタートしており、今後の事業展開も注目されています。
テスラ
テスラは電動車(EV)メーカーで、業績好調なことで知られています。
2021年には納車台数が前年と比較して87%も増え、売上や純利益も大幅に上昇しています。
2022年には年間納車台数がさらに増えると予想されているため、株価も注目されます。
加えて、テスラは自動運転技術やロボタクシーといった未来の移動手段に対する期待も高く、長期的な成長が見込まれます。
米国株の選び方での注意点
米国株への投資が日本でも一般的になりつつありますが、米国株取引初心者の方には、いくつか注意しなければならないポイントがあります。
以下では、特に気をつけるべき3つのポイントについて説明します。
- 二重課税に注意
- 株価や為替変動に注意
- 決算書は必ずチェック
二重課税に注意
米国株からの配当には二重課税の問題があります。
具体的には、米国での源泉徴収税が10%、加えて日本でも20.315%の税金が課せられます。
この二重課税を軽減するためには、確定申告時に「外国税額控除」の手続きが必要です。
この控除を活用することで、実質的な税負担を軽減できます。
株価や為替変動に注意
為替変動が米国株のリターンに大きな影響を及ぼす場合があります。
例えば円高が進行すると、ドル建ての資産価値が円換算で減少します。
このリスクをヘッジする手段としては、為替レートに敏感な情報を常にチェックすること、または為替ヘッジを活用する方法などが考えられます。
為替変動の影響を把握し、投資戦略に反映させることが重要です。
初心者におすすめの資産運用とは?リスクを抑えて安全に利用できる資産運用方法を紹介
決算書は必ずチェック
投資先企業の決算書は、その企業の健全性を確認するために不可欠です。
特に注目するべきは、ROE(自己資本利益率)といった指標です。
ROEが高いということは、その企業が自己資本を効率よく利用して利益を上げていると評価できます。
また、自己資本比率や有利子負債比率などの財務指標も併せて確認するとよいでしょう。
米国株の選び方に関するよくある質問
米国株の選び方に関するよくある質問と回答を紹介します。
米国株の特徴を把握して取引に活かしましょう。
- 米国株は何株から買える?
- 米国株でおすすめの銘柄は?
- 円安でアメリカ株を買うとどうなる?
米国株は何株から買える?
日本の上場会社の株は100株単位を基本としていますが、米国の上場会社の株は原則1株から購入できます。
多くの銘柄は数万円から十数万円程度で購入できるでしょう。
「コカ・コーラ」「AT&T」「インテル」などの人気銘柄は、タイミングにもよりますが、一万円以下で買いやすいです。
ただし、別途、取引手数料と為替のスプレッド(円貨決済の場合)等がかかる点には注意が必要です。
米国株でおすすめの銘柄は?
米国株のおすすめ人気銘柄としては下記が挙げられます。
- GAFAM
- エヌビディア
- テスラ
GAFAMとは、Google(現在はAlphabet)、Amazon、Meta(旧Facebook)、Apple、そしてMicrosoftを指す業界用語です。
上記の企業はそれぞれが有する独自の技術やビジネスモデルによって、将来性が高いと評価されています。
円安でアメリカ株を買うとどうなる?
円安で米国株を買うと、為替差損により損失が出る可能性があります。
株価が上がっても為替差損によりマイナスになるリスクがあるため、円安の時に米国株を購入する場合は注意しましょう。
初心者の米国株取引には有名銘柄がおすすめ
米国株を初心者が選ぶ際は、人気銘柄や時価総額に注目して選んでいくと失敗せずに済む確率が高くなります。
GAFAMなどの有名銘柄を中心に購入するか、個別銘柄の購入に抵抗がある場合は投資信託も検討してみましょう。
株価上昇に大きな期待ができる米国株は、今注目の投資先です。
米国株選びのポイントを押さえて、米国株取引をスタートさせましょう。
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