株式投資を中心に資産運用を行っている方の中には、IPO(新規公開株)銘柄を狙っている投資家もいます。
IPO(新規公開株)は、成長に期待できる企業が発行する株式を上場する段階で購入ができ、将来、爆発的な利益が得られる可能性を持っています。
このIPOに区分される銘柄は、人気が高く、店頭型の証券会社では、多くを大口の優良顧客に配分され、ネット証券では、完全抽選制で配分しています。
今回は、IPO取扱件数・主幹事数・抽選方法の3点を比較して、IPO投資が行いやすいおすすめの証券会社をランキング形式で紹介すると同時に、証券会社の選び方、銘柄の購入手順を紹介します。
【2024年最新】ネット証券おすすめランキング!初心者におすすめの証券会社を徹底比較
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【2024年最新】IPOにおすすめのネット証券ランキング
そもそもIPOとは、「Initial Public Offering」の頭文字をとった略称で、ベンチャーや中小企業が、取引所に上場する段階で発行される新規公開株を指します。
ここからは、IPO取扱件数・主幹事数・抽選方法の3点を比較して、IPO投資が行いやすいおすすめの証券会社をランキング形式で紹介します。
IPO投資に向いている証券会社を、ランキング形式で一覧化すると、以下のようになります。
楽天証券
2024/03/08時点の情報です。
取引手数料 | |||
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取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 99円 | 275円 | 535円 |
1日定額制 | 0円 | 0円 | 0円 |
0コース(信用取引込) | 0円 | 0円 | 0円 |
IPO実績(直近3年) | 2022年:65社 2021年:74社 2020年:12社 |
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取引手数 | 現物取引・超割コース | 5万円まで:55円(税込) 10万円まで:99円(税込) 20万円まで:115円(税込) 50万円まで:275円(税込) 100万円まで:535円(税込) |
いちにち定額コース | 100万円まで:0円 200万円まで:2,200円(税込) 300万円まで:3,300円(税込) 以降100万円増えるごとに1,100円(税込)を追加 |
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取扱商品・サービス | 国内株式 海外株式・ETF 投資信託 |
- 取引毎に楽天ポイントが貯まっていく
- 取引ツールがスマホ・PCともに豊富
- 楽天ポイントで投資が行える
楽天証券は、ここ数年IPO取扱実績が伸びている証券会社です。
2021年では、74件と過去の実績に比べて約3~4倍もの上昇を見せています。
抽選では、銘柄ごとに申し込み上限数を設けた平等抽選を軸に行っているので、取引実績やお預り資産に関係なく、投資家全員にチャンスがあります。
楽天証券のおすすめポイント
楽天証券は、後述するSBI証券に並ぶ人気が高いネット証券の1つで、IPO投資はもちろんのこと、株式や投資信託など様々な投資商品を網羅しています。
中には、他所では取り扱っていない投資商品も取り扱っているので、サブ口座として開設される方もいます。
そんな楽天証券では、銘柄の買い付け毎に楽天ポイントが貯められ、1Pt=1円として銘柄購入に割り当てることができます。
楽天証券の口コミ・評判
ここからは、楽天証券を介してIPO投資を行った方から寄せられた口コミ・評判を紹介します。
【楽天証券IPO情報まとめ】楽天証券のIPO申し込み方法や抽選方式、必要資金を徹底解説
SBI証券
2024/03/08時点の情報です。
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 99円 | 275円 | 535円 |
1日定額制 | 0円 | 0円 | 0円 |
IPO実績(直近3年) | 2022年:89社 2021年:122社 2020年:37社 |
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取引手数料 | 国内株式・現物取引スタンダードプラン | 5万円まで:55円 10万円まで:99円 20万円まで:115円 50万円まで:275円 100万円まで:535円 |
国内株式・アクティブプラン | 100万円まで:0円 200万円まで:1,238円 300万円まで:1,691円 ※以降100万円増加毎に:295円ずつ増加 |
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取扱商品・サービス | 国内株式 外国為替保証金取引(FX) 先物・オプション |
- IPOの取扱が多い
- 一般NISAでIPO投資が始められる
- 手数料が業界最安値水準
SBI証券は、ネット証券会社の中では、業界最多数のIPO取扱件数を保有しています。
当証券会社では、IPO抽選に外れても、「IPOチャレンジポイント」という当選率がアップするポイント制を導入しています。
外れた分だけ次回の当選確率が上昇していくので、SBI証券で口座開設を行った投資家全員にチャンスがあります。
SBI証券のおすすめポイント
SBI証券は、利用者数が業界No.1というだけじゃなく、取り扱い銘柄数や投資商品も豊富です。
前述したようにIPO投資対象の銘柄数はもちろんのこと、国内株式や外国株式、投資信託などで取引できる銘柄数も多く、自分の投資スタイルや資産範囲内で無理のない投資が行えます。
SBI証券の口コミ・評判
ここからは、SBI証券を介してIPO投資を行った方から寄せられた口コミ・評判を紹介します。
SBI証券はIPO投資向き!SBI証券でIPOの申し込み方法・抽選方法・必要資金を徹底解説
松井証券
2024/03/08時点の情報です。
取引手数料 | |||
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取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 0円 | 0円 | 1,100円 |
約定金額ごと(25歳以下) | 無料 | 無料 | 無料 |
1日定額制 | – | – | – |
IPO実績(直近3年) | 2022年:54社 2021年:56社 2020年:18社 |
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取引手数料 | 現物取引 | 50万円まで:0円 100万円まで:1,100円 200万円まで:2,200円 |
取扱商品・サービス | 国内株(現物・信用) 先物・オプション取引 NISA/つみたてNISA |
- 25歳以下は基本手数料が無料
- 数千円単位から取引が始められる
- 充実したサポート体制を敷いている
松井証券が行っているIPO投資は、事前入金及び銘柄購入時にかかる手数料が基本無料です。
資金の用意は、当選後に用意すればいいので、資金に余裕がなくても、投資家全員に当選チャンスがあります。
また売却時にかかる取引額が50万円未満なら、基本0円(手数料)で取引できます。
さらに、NISA口座からもIPO投資の申込が行えます。
松井証券のおすすめポイント
松井証券は、投資に対する豊富な経験・実績とともに高く、まだインターネットが普及していない時代から活動をしている老舗企業です。
長年の活動で積み上げてきた経験と実績を基に、投資初心者に向けた万全なサポート体制を敷いています。
また、買付手数料も安価で、25歳以下の方なら、約定合計額が50万円を超過しても基本手数料無料で取引が行えます。
ローコストで取引を行いたい方におすすめです。
松井証券の口コミ・評判
ここからは、松井証券を介してIPO投資を行った方から寄せられた口コミ・評判を紹介します。
【松井証券IPO情報まとめ】松井証券のIPO申し込み方法や抽選方式、実績や必要資金も徹底解説
マネックス証券
2024/03/08時点の情報です。
取引手数料 | |||
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取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 99円 | 275円 | 535円 |
1日定額制 | 550円 | 550円 | 550円 |
IPO実績(直近3年) | 2022年:61社 2021年:65社 2020年:23社 |
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取引手数料 | 現物取引・取引毎手数料コース | 〜5万円以下:55円 5万円〜10万円以下:99円 10万円〜20万円以下:115円 50万円〜100万円以下:535円 100万円〜150万円以下:640円 |
一日定額手数料コース | 100万円まで:1日何回取引しても550円 100万円超、300万円増えるごとに:2,750円ずつ増加 |
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取扱商品・サービス | NISA iDeCo 新規公開株(IPO) FX |
- 基本手数料が安い
- 基本無料で利用できる取引ツール数が多い
- 外国株の取扱数が豊富
マネックス証券では、楽天証券同様、IPO取扱実績が過去3年間で上昇している証券会社です。
マネックス証券では、取引実績やお預り資産に関係なく、投資家全員がIPO投資を行える取り組みとして、1口座につき1票の完全平等抽選で当落を出しています。
また、IPO当選後の購入時にかかる手数料は基本無料です。
マネックス証券のおすすめポイント
マネックス証券は、前述した3社に並ぶ大手ネット証券会社の1つで、外国株の取扱件数がどこよりも秀でています。
その強みを活かすため、マネックス証券では、円から米ドルに両替を行う際に発生する手数料を無料する独自サービスを実施しています。
またマネックス証券では、単元未満株の買い付けができる「ワン株」というミニ株サービスを提供しており、少額から株式投資を始めてみたい方におすすめです。
マネックス証券の口コミ・評判
ここからは、マネックス証券を介してIPO投資を行った方から寄せられた口コミ・評判を紹介します。
【マネックス証券IPOルールまとめ】必要資金や入金のタイミング、抽選方式や申し込み方法を徹底解説
auカブコム証券
2024/03/08時点の情報です。
取引手数料 | |||
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取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 99円 | 275円 | 535円 |
1日定額制 | 0円 | 0円 | 0円 |
IPO実績(直近3年) | 2022年:23社 2021年:42社 2020年:9社 |
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取引手数料 | 現物株式 | 約定代金10万円以下:99円 約定代金20万円以下:115円 約定代金50万円以下:275円 |
取扱商品・サービス | NISA 投資信託 FX |
- 独自の割引サービスを展開
- プチ株積立の買付手数料が無料
- Pontaポイントで投資できる
auカブコム証券は、三菱UFJフィナンシャルグループに所属するネット証券会社です。
MUFGの三菱UFJモルガン・スタンレー証券が取り扱っているIPO銘柄は、auカブコム証券から申し込みが行え、年間20社以上の銘柄を用意しています。
当落方法には、取引実績やお預り資産で優遇する措置を設けず、投資家全員にチャンスがあります。
また、銘柄の申込や購入手続きは、ネット上で完結するため、初めてでも気軽に申し込めます。
auカブコム証券のおすすめポイント
auカブコム証券は、少額から取引が始められる銘柄を多数用意しているため、1日の約定合計額が10万円未満なら、99円で取引が行えます。
また取引毎にPontaポイントが貯まっていき、貯まったポイントは、普段の買い物に使用したり、投資に回すことも可能です。
auカブコム証券の口コミ・評判
ここからは、auカブコムを介してIPO投資を行った方から寄せられた口コミ・評判を紹介します。
【auカブコム証券(旧ドットコム証券)のIPOルール】資金や抽選方式、入金のタイミングを徹底解説
GMOクリック証券
2024/03/08時点の情報です。
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 90円 | 260円 | 460円 |
1日定額制 | 0円 | 0円 | 0円 |
IPO実績(直近3年) | 2020年:0社 2021年:1社 2020年:1社 |
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取引手数料 | 現物取引・1約定ごとプラン | 〜10万円:90円 〜20万円:100円 〜50万円:260円 〜100万円:460円 |
現物取引・1日定額プラン | 〜20万円:0円 〜30万円:0円 〜50万円:0円 〜100万円:0円 |
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取扱商品・サービス | 国内株式(現物取引・信用取引・ETF・REIT) NISA FX |
- 取引手数料が安価
- 売買手数料がキャッシュバックする株主優待がある
- 所定のネット銀行口座と提携を組めば預金金利が上昇する
GMOクリック証券は、ローコストで銘柄の取引が行える証券会社です。
IPOの取り扱い件数は、少ないもののIPO目的での口座開設者があまりいないというアドバンテージを有しています。
抽選制度では、1人1票の完全平等抽選を採用しているため、他の証券会社で申し込むよりも当選確率が高いです。
GMOクリック証券のおすすめポイント
GMOフィナンシャルホールディングスの子会社に当たるGMOクリック証券は、FX取引量業界NO.1に輝いたことがあるネット証券です。
GMOクリック証券では、取り扱っている投資商品ごとに設けられた取引手数料がお得という点です。
初心者人気が高い現物取引やワンランク上の取引に当たる信用取引を用いた取引で発生する手数料が安いのはもちろんのこと、業界No.1に輝いたFXの取引手数料は基本無料で始められます。
ローコストで資産運用を始めたい方におすすめです。
GMOクリック証券の口コミ・評判
ここからは、GMOクリック証券を介してIPO投資を行った方から寄せられた口コミ・評判を紹介します。
【GMOクリック証券IPOルールまとめ】入金のタイミングや必要資金、過去の取り扱い実績も徹底解説
SMBC日興証券
2024/03/08時点の情報です。
取引手数料 | |||
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取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
ダイレクトコース | 137円 | 440円 | 880円 |
総合コース | 1.265% (最低5,500円) | 1.265% (最低5,500円) | 1.265% (最低5,500円) |
IPO実績(直近3年) | 2022年:47社 2021年:81社 2020年:22社 |
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取引手数料 | 国内株式・ ダイレクトコース |
〜10万円:137円 ~50万円:440円 〜100万円:880円 |
取扱商品・サービス | 国内上場株式 ETF REIT |
- 100円から取引が始められる
- dポイントが貯められるうえ、投資に使用できる
- 使い勝手が良い取引ツールを多数用意している
SMBC日興証券は、IPOの主幹事実績が高く、引受幹事数も含めると、70%を超える幹事数を誇る証券会社です。
SMBC日興証券では、ダイレクトコース限定で「IPO優遇特典」を設け、同率抽選で落選した場合、預かり資産残高などによるステージ別判定で当選確率が最大25倍まで膨れ上がります。
SMBC証券のおすすめポイント
SMBC日興証券は、創業100年以上にも及ぶ老舗企業にして、経験・実績ともに高い証券会社です。
取り扱っている銘柄の購入は、ネット取引だけじゃなく、店頭取引も行えるので専門員と相談しながら、買い付けが行えます。
SMBC日興証券では、銘柄の買い付け毎にdポイントが貯まっていきます。
貯まったポイントは、買い物で使用できたり、1Pt=1円でポイント投資が行えます。
SMBC日興証券の口コミ・評判
ここからは、SMBC証券を介してIPO投資を行った方から寄せられた口コミ・評判を紹介します。
【SMBC日興証券のIPOルール】資金や抽選方法、入金のタイミングを徹底解説
野村證券
2024/03/08時点の情報です。
取引手数料 | |||
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取引金額 | 30万円 | 50万円 | 100万円 |
オンラインサービス | 524円 | 524円 | 1,048円 |
店舗取引 | 3,575円 | 3,575円 | 6,094円 |
IPO実績(直近3年) | 2022年:39社 2021年:64社 2020年:17社 |
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取引手数料 | 国内株式・ 現物取引 |
〜10万円:152円 〜50万円:524円 ~100万円:1,048円 |
取扱商品・サービス | 国内株式 FX 保険・年金保険 |
- ネット取引・対面取引ができる
- 定期的に投資セミナーを開催している
- IPO取引では前受金が不要
野村證券は、国内IPOの引受実績において、高いマーケットシェアを有する大手証券会社です。
オンラインによるIPO投資の銘柄抽選では、保有資産額や実績を問わない完全抽選制を導入しています。
さらに、前受金を不要としているため、口座に資金がなくても抽選会に参加できます。
野村證券のおすすめポイント
野村證券では、他所同様、お手持ちのPCやスマホから取引が行えるだけじゃなく、店頭窓口で専門員と相談しながら取引が行えます。
自分の裁量では判断ができない時、専門家の意見を参考に取引していきたい方におすすめです。
また定期的に、投資セミナーを開催しています。
現在は現地開催ではなく、オンラインでの開催が主流になっていますので、自宅に居ながら気軽に参加できます。
野村證券の口コミ・評判
ここからは、野村証券を介してIPO投資を行った方から寄せられた口コミ・評判を紹介します。
ただ、当選確率はオンラインでやった方がお得な感じがします。
【野村証券IPOルールまとめ】野村証券のIPOは当たらない?必要資金や入金方法から当選する方法まで徹底解説
岡三オンライン
2024/03/08時点の情報です。
取引手数料 | |||
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取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 108円 | 385円 | 660円 |
1日定額制 | 0円 | 0円 | 0円 |
IPO実績(直近3年) | 2022年:37社 2021年:47社 2020年:15社 |
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取引手数料 | 現物取引・ワンショット | ~10万円:108円 ~20万円:220円 ~50万円:385円 ~100万円:660円 |
現物取引・定額プラン | 200万円の場合:上限1,430円 300万円の場合:上限1,980円 500万円の場合:上限3,080円 |
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取扱商品・サービス | 現物株式 ETF・ETN・REIT 単元未満株式 |
- IPOの抽選会に前受金なしで応募できる
- 取引ツールが充実
- 基本手数料が安価
岡三オンライン証券が取り扱っているIPO投資は、申込時の事前入金を不要としているので、資金が少ない方でも気軽に申し込みができます。
抽選の当落は、投資家全員が平等に行渡るように、1人1単位配分を原則にしています。
また、銘柄購入時にかかる手数料も基本無料です。
ランニングコストを抑えながら、IPO投資を行いたい方におすすめです。
岡三オンラインのおすすめポイント
岡三オンラインでは、国内株式のみならず、FXやCFDなど、投資家が求めている各投資商品の大半を網羅しており、幅広い投資戦略を提供しています。
提供しているサービス1つ1つに、はじめての方向けの説明サイトを設けているので、口座開設前の前知識が得られます。
また国内株式の手数料は、どこよりも安価で、定額プランの場合、1日の約定合計額が100万円以下なら基本無料で取引ができます。
岡三オンラインの口コミ・評判
ここからは、岡三オンラインを介してIPO投資を行った方から寄せられた口コミ・評判を紹介します。
【岡三オンライン証券IPOルールまとめ】資金や抽選方法、入金のタイミングを徹底解説
大和証券
2024/03/08時点の情報です。
取引手数料 | |||
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取引金額 | 最低手数料 | 50万円 | 100万円 |
ダイワ・コンサルティングコース(ネット) | 2,750円 | 6,325円 | 12,650円 |
ダイワ・ダイレクトコース(ネット) | 1,100円 | 1,897円 | 3,795円 |
IPO実績(直近3年) | 2022年:42社 2021年:49社 2020年:22社 |
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取引手数料 | 国内株式・現物取引、ダイワ・コンサルティングコース | 最低手数料:2,750円(ネット2,090円) 50万円の場合:6,325円(ネット4,741円) 100万円の場合:12,650円(ネット9,482円) |
取扱商品・サービス | 国内株式(信用取引・IPO・PO・ETF・ETN・REIT・るいとう) FX 先物・オプション |
- 提供している情報の質がいい
- IPO投資の抽選の当選が狙いやすい
- 担当者に相談しながら銘柄購入が可能
大和証券は、国内にある5大証券会社の1つに当たり、IPOの主幹事数から銘柄の取扱件数も豊富です。
IPO銘柄の抽選申し込みは、オンライントレード上から行え、資産額や実績を問わないで当落を出しています。
また申込数に制限がなく、同一資金で複数の銘柄に申込が行えます。
大和証券のおすすめポイント
大和証券は、創業100年以上の歴史を持つ老舗企業の1つにして、経営の中で積み上げてきた経験と実績を糧に口座開設をした全投資家を全面バックアップに力を入れています。
大和証券でも、対面取引を取り入れているので、自分の裁量では判断しにくい銘柄を購入したいときに相談しながら、銘柄購入が行えます。
また、投資初心者から中級者を対象にした投資セミナーを定期的に開催しています。
独学では限界がある部分を基本無料で学び得る絶好の機会があるとして、高い人気を得ています。
大和証券の口コミ・評判
ここからは、大和証券を介してIPO投資を行った方から寄せられた口コミ・評判を紹介します。
【大和証券のIPOルール】資金や抽選方法、入金のタイミングを徹底解説
IPO投資を始める証券会社の選び方
前節で、取扱件数・主幹事数・抽選方法の3点を徹底比較したおすすめランキングを紹介してきました。
一度当選して銘柄の購入を行えば、将来、高い利益が期待できる銘柄も多いため、多くの投資家が申し込みを行います。
始めるなら、当選確率が高いところを狙うのがいいですが、どの証券会社も投資家全員にチャンスが行き渡る取り組みを設けているため、当選確率はほぼ横ばいです。
証券会社選びで遵守するなら、以下の3点を主軸にして口座開設を行うのがベストです。
- 銘柄の取扱件数・主幹事数
- 入金のタイミング
- 抽選方法・ネット配分
銘柄の取扱件数
1つ目は、証券会社が年間で取り扱っているIPO銘柄件数の実績です。
件数が多いところほど、申込回数が増え、当選する可能性も上昇します。
銘柄件数を見るときは、幹事数に目を通しましょう。
銘柄は、主幹事、幹事の数に応じて、証券会社へのIPO配分数が変動します。
当然ながら、配分数が大きいところほど、当選確率が高いです。
証券会社 | 幹事数 | 主幹事数 | 合計 |
---|---|---|---|
SBI証券 | 76 | 13 | 89 |
楽天証券 | 65 | 0 | 65 |
松井証券 | 43 | 0 | 43 |
SMBC日興証券 | 27 | 11 | 38 |
マネックス証券 | 34 | 0 | 34 |
入金のタイミング
2つ目は、入金のタイミングです。
証券会社によって、資金を入金するタイミングは異なります。
例えば、IPO銘柄の抽選申し込み時に前金として抽選資金を求めてくる会社があれば、資金がなくても抽選に参加できる会社があります。
仮に、銘柄抽選時に前金を求められ、資金が不足すれば、抽選会に参加することができません。
さらに、IPOに必要な資金の最低ラインは1銘柄当たり、数万~数十万単位の資金が必要となり、申込件数に応じて資金額が膨れ上がります。
もし資金の用意が難しい時は、資金不要で申し込みができるところを選ぶのがおすすめです。
また、当選することを仮定して、事前に資金の入金を済ませておくのが最適でしょう。
証券会社 | 前受金 | 入金のタイミング |
---|---|---|
SMBC日興証券 | 必要 | BB(ブックビルディング)参加時 |
マネックス証券 | 必要 | BB(ブックビルディング)参加前 |
SBI証券 | 必要 | 抽選日 |
岡三オンライン証券 | 不要 | 購入期間前 |
野村證券 | 不要 | 購入申込手続き完了直後 |
抽選方法・ネット配分
IPO銘柄は、将来的に高い利益が得られるとして、投資家から注目されています。
そのため、購入するには、証券会社が実施している抽選会に参加する必要があります。
抽選会の方法も、証券会社によって異なります。
例えば、完全抽選制を導入している会社では、投資家の実績や資産力によって当選確率が変動します。
逆に、平等抽選制を導入しているところでは、実績や資産力を問わず、当落を出しています。
実績がないうちからIPO投資に興じるなら、平等抽選制を取り入れているところで口座開設を行うのがおすすめです。
証券会社 | 抽選方法 | 抽選方式 |
---|---|---|
SBI証券 | 平等抽選 60% ポイント抽選 30% その他 10% |
1単元1票 |
SMBC日興証券 | 平等抽選 10% ステージ別抽選5% 店頭配分 85% |
1人1票 |
野村証券 | 平等抽選 100%オンライン抽選に限る | 1人1票 |
マネックス証券 | 平等抽選 | 1人1票 |
IPOの購入手順
※監修はここから↓
ここではインターネットによるIPO購入手順を紹介します。
- 証券会社の口座開設
- 銘柄情報の確認と申し込み判断
- ブックビルディングへの申し込みと入金
- 当選後の購入意思表示
証券会社の口座開設
IPOを購入する前に「ブックビルディング」への申し込みが必要です。
ブックビルディングとは、IPOを引き受ける証券会社が仮の発行価格(仮条件)を投資家に提示し、投資家の需要を調査するプロセスのことです。このプロセスを経て発行価格が決定されます。
銘柄によってブックビルディングを受け付ける証券会社が異なります。当選の確率を高めるため、IPO取扱実績が多い証券会社の数社に口座を開設しましょう。
- IPOは銘柄ごとに取り扱う証券会社が異なります。
- 証券会社のウェブサイトに掲載されているIPO取扱実績(最近の取扱件数)を比較し、口座を開く数社を選びます。
- 口座開設の案内に従い、「特定口座」の開設を申し込みます。
- 「NISA口座(または、つみたてNISA口座)」をまだ持っていない場合、「NISA口座」の併設も1社だけ申し込めます。
銘柄情報の確認と申し込み判断
口座を開いた証券会社のウェブサイトで、IPOの銘柄情報(各種の日程、発行価格の仮条件など)と目論見書、さらには発行企業のウェブサイトを閲覧し、ブックビルディングに申し込むかどうかを判断します。
ブックビルディングへの申し込みと入金
ブックビルディング期間内に証券会社のウェブサイトで申し込みます。
申し込む内容(購入希望株数×購入希望価格)に応じた預り金残高が必要な証券会社の場合、不足額があれば入金します。
なお、同じ銘柄でも、ブックビルディングに申し込んだ後、自動的に抽選に進むパターンと、ブックビルディングに申し込んだ後、あらためて購入を申し込んだうえで抽選に進むパターンなど、証券会社によって具体的な手続きが異なる点に注意が必要です。
当選後の購入意思表示
証券会社のウェブサイトまたはメールで当選を確認したら、決定された発行価格と自分に割り当てられた購入可能株数を確認し、購入を引き続き希望する場合、購入意思を表示して(購入を申し込んで)購入手順は完了です。
ただし、抽選の前に購入を申し込ませるパターンの多くでは当選後の辞退ができません。
また、補欠当選や繰り上げ抽選の仕組みなども証券会社によって異なりますので注意が必要です。
※監修はここまで↑
IPO投資で気を付けること
前節でIPO投資の始め方から購入までの手順を紹介してきました。
運よく銘柄の購入ができれば、企業成長に期待しながら株価の上昇を待つばかりですが、IPO投資を行う上で気を付けておくことが3つあります。
- 落選する可能性もある
- 値動きが読みにくい
- 注文が完了するまで引き出しができない
落選する可能性もある
原則、IPO投資で購入する銘柄は、抽選の当落結果によって購入可否が決定するため、当然ながら、購入できないケースもあります。
抽選方法は、証券会社によって異なります。
前述でも紹介したように、投資家の実績と資産力で当選確率が変動したり、基準なく単純な運で決まるなど、様々な方法が用いられています。
立て続けに落選する場合は、SBI証券の「IPOチャレンジポイント」のような、当選確率が上昇する取り組みを設けているところで申し込むのがいいでしょう。
IPO株が当たらないのはなぜ?当選確率を上げる6つのポイント
値動きが読みにくい
IPO銘柄の値動きは、通常購入できる株式の値動きとは異なり、読みにくい側面をもっています。
購入できても、銘柄そのものに魅力が感じられないモノであれば、株価の上昇は見込めず、下落する一方にある可能性もあります。
注文が完了するまで引き出しができない
IPO銘柄の抽選申し込みを行って、当落結果が出るまでの間と、当選して銘柄を購入する、または落選して購入できない状態になるまで、資金の引き出しは行えません。
どうしても資金を引き出したいというときは、IPOの抽選に申し込みを行わないか、購入せず、出金手続きに踏み切るのがいいでしょう。
IPO投資に関する質問
ここでは、IPO投資を行う前に知っておきたい質問を3つ紹介します。
もし口座開設を行った証券会社がNISAを取り扱っていれば、NISA口座を介してIPO銘柄の株価保有ができます。
もしNISA口座を利用してIPO投資を行うなら、値上がり益が非課税になる一般NISAを利用するのがおすすめです。
なので、公募価格×100株分の資金を用意しておくのが妥当です。
しかし、入金タイミングが公募価格の決定前のモノである場合、購入資金額の計算はできないうえ、当落結果には1週間以上の日数を要します。
ある程度の余裕を持つためにも、30~50万円ほどの資金を口座内に用意しておくのが最適です。
株式投資型クラウドファンディングサービスで、株式を購入すれば、将来的にその企業が上場、またはM&Aが実行されれば、大きな利益が投資家に入ります。
自分に合った証券会社でIPO投資を始めよう
ここまで、IPO取扱件数・主幹事数・抽選方法の3点を比較して、IPO投資が行いやすいおすすめの証券会社をランキング形式で紹介すると同時に、証券会社の選び方、銘柄の購入手順を紹介してきました。
IPO銘柄は、通常購入できる銘柄に比べて、利益獲得率が高いという特徴から高い人気を有している銘柄です。
人気故、抽選での販売になるので、なかなか購入できない投資家が大勢います。
しかし、証券会社側でも投資家全員にチャンスが行渡るような抽選制度を設けています。
当選して購入ができればラッキーなものですが、値動きが読みにくく、銘柄に魅力がなければ暴落するなどのデメリットもあります。
IPO投資を行うときは、メリットばかりに目を向けず、リスクともいえるデメリットにも目を向けてから、抽選に参加しましょう。
リタイアメントプランニング、老後資金形成、会社や国の制度を利用した家計の改善などを得意分野として活動中の独立系FP。東証一部上場企業の企業年金基金において事務長として7年間の実務経験あり。ウェブサイト「あなたの家計は 100歳まで もちますか?」運営中。