株式投資は「生活防衛」のためにはじめている大人が近年急増しています。
投資は資産を増やしていくことが可能で、資産を投資しておくと将来収入面で困った時安心して生活できます。
株式投資が流行っているといっても大人の間だけの話しではなく、小学生から株式投資デビューする人達も増えてきています。
今回は小学生も株式投資できるのか?について詳しく解説していきます。
未成年者が口座を開設する方法や注意すべきポイントを説明するので必見です。
子供に株式投資をデビューさせようか迷っている人や、これから投資をはじめたいと思っている小学生は参考にしてください。
株式投資は小学生からもはじめられる
株式投資はビットコインやFXと違い、未成年者から口座を開設することができます。
未成年口座は一般の証券総合口座と違い、取引できる範囲が狭くなっていたり手続きが異なっていたりします。
小学生が株式投資をはじめる場合必ず親の同意が必要なので、小学生から初めたいと考えている人は親と相談しましょう。
法定代理人の届出が必要なので注意
小学生は未成年なので、法定代理人の届出が必須となります。
更に口座開設する証券会社の口座を開設しておく必要があるので注意しましょう。
手続きの内容は成人が開設できる一般口座とは異なり、必要書類が多くなります。
小学生でも口座開設できる証券会社を紹介
小学生でも口座開設できる証券会社を紹介します。
取引手数料や独自サービスも紹介するので、これから口座開設を考えている人は参考にしてください。
ネット証券の口座開設方法と知っておくべきポイントを徹底解説!おすすめの証券会社ランキングも!
マネックス証券
マネックス証券は一般口座とは別に未成年者用の口座を開設することができます。
未成年者の口座開設は法定代理人の届出が必要で、法定代理人はマネックス証券で一般口座を開設する必要があります。
未成年口座は一般口座と違い信用取引・オプション取引・FX等の取引は不可能ですが、国内株や米国株の取引は可能となっています。
マネックス証券が独自サービスとして展開している「ワン株」も利用できるので、小学生も少額から株式投資を初められます。
マネックス証券の現物取引は、1注文の約低金額が10万円以下であれば110円(税込)となっており通常の証券会社より安く手数料を抑えることができます。
初心者向けのサポートも充実しているので、ワン株に興味のある人や手数料を抑えたい人は口座開設を検討してみてください。
マネックス証券の口コミ・評判まとめ!他社と比較したメリット・デメリット
SBI証券
SBI証券は未成年口座にジュニアNISAというサービスを提供しています。
非課税枠は年80万円となっており、外国株式やIPO銘柄も取引できるので幅広く投資できます。
取引手数料が無料の商品もあるので、取引コストを抑えたい人に最適です。
更にジュニアNISAの利点は家族でNISA口座を活用することによって非課税枠を増やすことができます。
家族三人(母、父、子)でNISA口座での資産運用をする場合、一般口座のみでの運用は合計240万円の非課税枠となりますが、ジュニアNISA口座を開設すると非課税枠が320万円まで枠を増やせます。
SBI証券のジュニアNISAは外国株やIPO銘柄も取り揃えている為、他には無いNISA運用が可能となっています。
ジュニアNISAは国内株式の場合、購入・売却ともに手数料が無料となっているので、小学生からNISA口座で資産運用したいもしくは家族で非課税枠を増やしたい人におすすめです。
SBI証券の口コミ・評判まとめ!他社と比較したメリット・デメリット
松井証券
松井証券は未成年口座を設けており現物取引は勿論、IPO株や投資信託・米ドルMMFなども利用できます。
松井証券には未成年口座開設をするに当たって基準が設けられているので、事前にチェックして申し込むことをおすすめします。
松井証券の未成年口座開設基準
- 本人が日本国内に居住していること(国籍は問いません)
- 金融商品取引法等の関係法令、諸規則、当社取引規程等を遵守いただけること
- 親権者にインターネット利用環境が整っていること
- 親権者が、未成年口座開設にあたり、署名をしていただけること
- 親権者が、未成年口座開設にあたり、各種書面を電子交付することに承諾していただけること
- 親権者が、日本語でコミュニケーション可能なこと
- 本人および親権者の個人情報を正確にご登録いただけること
親権者は松井証券の証券口座を開設していることが条件にあるので、証券口座を持っていない人は未成年口座の開設と共に開設する必要があります。
松井証券の手数料は売買回数に関係無く、1日の約定代金合計金額が50万円以下の場合無料となっています。
少額取引する人にとって最適の取引環境となっているのでおすすめです。
松井証券の口コミ・評判まとめ!他社と比較したメリット・デメリット
小学生から株式投資をはじめるメリット
小学生から株式投をはじめるといっても親からすると損失リスクが不安になる人が多数存在します。
株式投資はお金を儲けるだけでなく経済状況・お金の使い方を小さいうちに学ぶことができるので多くのメリット要素があります。
これから不安要素を解消する為に、小学生から株式投資をはじめるメリットを紹介します。
子供に初めさせたいけどしっかりやれるか不安という人は参考にしてください。
経済について勉強できる
株式投資は単純に資産を増やすだけでなく、資産を増やす戦略を立てる必要があります。
取引での戦略は企業情報を分析したり経済状況を把握したりするので、日本だけでなく世界の経済情勢を学ぶことができます。
小学校では学べないリアルな経済の動きを学ぶことができるので、知識の幅も広がります。
将来の為にお金を貯蓄できる
株式投資は資産を運用してお金を儲ける仕組みになっているので、経済の勉強だけでなく実際に資産を増やすことができます。
しかし投資なので「元本割れ」してしまうリスクも存在します。
資産を減らしてしまうリスクはどの投資でもあるので、ある程度リスクとリターンのバランスを取って運用していく必要があります。
小学生からはじめられる未成年口座は、1株からスタートできるサービスを提供している証券会社があります。
利益が少なくなってしまいますが、損失リスクも同時に抑えられるので、小学生に運用させるのが不安という人は1株単位の取引をおすすめします。
小学生におすすめ!株式投資の勉強方法
小学生が株式投資をはじめる際、無知の状態で取引をはじめることも可能ですが、ある程度知識を付けて始めた方が資産運用を成功させられます。
基礎知識の身につけ方や取引する手順を学ぶと、自然と子供の投資能力が成長していきます。
これから子供に株式投資に関する勉強をさせようと思っている人は参考にしてください。
株式投資の基礎知識を本から学ぶ
株式投資の基礎知識はネットから学ぶより本から学ぶ方法をおすすめします。
ネットでも株式投資に関する記事があがっていますが、本の方が信頼できます。
本は出版社がしっかり編集して出している教材なので、わかりやすく書かれていますし本の順番どおり読めば株式投資に関する基礎知識を網羅できます。
本は何度もページをめくってよみかえせるので、株式投資に関する基礎知識を学ぶ際は本で勉強しましょう。
株の勉強は意味がない?意味がある勉強をする方法を徹底解説します
身近にある企業の株から購入してみる
投資をはじめるフェーズに移行した時に、まずは子供の知っている企業の株から購入してみましょう。
しらない企業の株を購入しても、自分との関連が薄く実感が沸かない場合もあります。
自分の知っている会社だと、商品の善し悪しも理解出来ていますしある程度の予想も可能なので初心者におすすめです。
小学生が利用している商品をクローズアップして企業を絞って購入を検討してください。
小学生が株式投資をはじめる時に注意すべきポイント
株式投資を小学生からはじめるとメリットが多く存在しますが、注意点もいくつかあります。
投資は資産を失うリスクがある為、細心の注意を払って運用する必要があります。
小学生であっても大人と同じ様にリスク管理が必要なので、小学生が株式投資をはじめる場合、両親がしっかりバックアップできるような体制を整えておきましょう。
興味を持っていない状態でやらせない
小学生から株式投資をはじめることは多くのメリットを持ち合わせていますが、小学生本人が興味を持っていない状態ではじめるのは危険です。
お金の本質や投資の楽しさを知らない状態ではじめると、親が子供に強要した状況になり子供は真剣に考えなくなります。
興味を持っていない状態でも、株式投資に関する話で興味を持たせることもできるので、株式投資をはじめる際は子供が自ら「やってみたい」と思っている状態ではじめましょう。
株式投資は小学生から口座開設可能!まずは株式投資のゲームからはじめよう
日本の証券会社の口座は未成年口座があり、小学生から開設することができます。
取引できる幅が一般口座と比べて少ないものの、国内株式やIPO株を投資することができるので充実した運用が可能です。
小学生の頃からリアルな経済に触れられるので、将来的にもメリットが多く存在します。
子供に株式投資の口座を開設したいと思っている人は、子供に株式投資に関する基礎知識を教えながら楽しく資産運用してみてください。