NISAは非課税制度を利用できる口座で、投資初心者から高い人気を得ています。
120万円までの売買を非課税対象にしてくれる為、節税して利益効率を上げられます。
またネット証券によってはNISA口座の手数料を無料にしていたりNISA口座開設キャンペーンをおこなっていたりするので、非課税制度に加えてお得に利用できます。
しかしNISA口座を取り扱っているネット証券が多く「どのネット証券でNISA口座を開設するべき?」「どこのネット証券も同じなの?」とNISA口座選びに対して疑問を持っている人が多いです。
NISA口座は大枠の制度は同じですが、ネット証券によって取扱い商品や手数料設定が異なる為、口座選びに失敗すると利益効率を良くするはずが失敗してしまうケースもあります。
そこで今回は、NISA口座開設におすすめのネット証券会社を紹介します。
各ネット証券のNISA口座のサービス内容を比較したり、おすすめポイントを紹介したりするので必見です。
これからNISA口座を開設しようと思っている人は参考にしてください。
【2021年最新】ネット証券おすすめランキング!初心者におすすめの証券会社を徹底比較
NISAとは
「NISAってお得って知っているけど詳細が分からない」という人の為に、そもそもNISAとはどういうものなのか紹介します。
NISAは年間120万円までの投資金額であれば、最長5年間非課税になる制度です。
証券では通常口座・特定口座を提供しており、株式取引をおこない利益が出ると譲渡益課税や配当税が課税されます。
課税は約20%で、株式投資で得た利益の20%は税金として支払う必要があります。
しかしNISA口座は課税の20%が無く、非課税で利用できる為利益を通常の口座より多く受け取れます。
NISA口座は各ネット証券が提供している為「複数口座を持っていればもっと特になるのでは?」と考える人も居ますが、NISA口座は複数持つことが不可能なので注意しましょう。
国内ではNISA口座と同じ様なサービス「つみたてNISA」もリリースしています。
つみたてNISAは年間40万円の投資金額で最長20年非課税になる為、少額運用予定の人におすすめです。
つみたてNISA(積立NISA)のおすすめ銘柄・ネット証券を紹介!初心者にも分かりやすく徹底比較
NISA口座を利用できるおすすめのネット証券を比較
NISA口座を利用できるおすすめのネット証券を比較しました。
銘柄数や取引手数料を比較しているので、どのネット証券で口座開設しようか迷っている人はチェックしましょう。
証券会社 | 取扱い商品 | IPOの対応 | 売買手数料 | ||
---|---|---|---|---|---|
国内株 | 外国株 | 投資信託 | |||
SBI証券 | ◎ | ◎ | 約2,600本 | ◎ | 無料 |
楽天証券 | ○ | ○ | 約2,600本 | × | 無料 |
マネックス証券 | ○ | ◎ | 約1,200本 | ○ | 無料 |
松井証券 | ○ | × | 約1,500本 | ○ | 無料 |
GMOクリック証券 | ○ | × | 約130本 | ○ | 無料 |
DMM株 | ○ | ○ | × | ー | 無料 |
auカブコム証券 | ○ | × | 約1,300本 | ○ | 無料 |
野村證券 | ○ | × | 約1,000本 | ○ | 約定代金による |
SMBC日興証券 | ○ | × | 約1,000本 | ○ | 約定代金による |
岡三オンライン証券 | ○ | × | 約550本 | ○ | 約定代金による |
SBIネオトレード証券 | ○ | × | 10本 | ○ | 約定代金による |
主要ネット証券はNISA口座の取引手数料を無料にしており、投資信託の種類も豊富です。
NISA口座でIPO株に投資できる証券も多く存在しているので、ご自身の投資方針に合致している口座を選びましょう。
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NISAを始める人におすすめのネット証券ランキング
これからNISAを始める人におすすめのネット証券をランキング形式で紹介します。
- SBI証券
- 楽天証券
- マネックス証券
- 松井証券
- GMOクリック証券
- auカブコム証券
各ネット証券のNISA口座おすすめポイントを初心者でも分かりやすく解説するので必見です。
【2021年最新】投資信託におすすめの証券会社・銘柄ランキング!選び方やメリットを初心者にも分かりやすく解説
【1位】SBI証券

SBI証券のNISA口座に関する基本情報 | |||
---|---|---|---|
取引手数料 | 取扱い商品 | ||
国内株 | 外国株 | 投資信託 | |
無料 | ◎ | ◎ | 約2,600本 |
SBI証券は口座数業界トップのネット証券で、初心者から上級者まで多くの投資家達が利用しています。
SBI証券は取扱い銘柄が多く、他のネット証券が取扱っていないロシア株・韓国株なども提供しています。
NISA口座の取引手数料が無料になっていますが、総合口座での取引手数料も最安値水準で提供しているので、投資初心者に最適の環境が整っています。
また投信・投信積立が原則外付け手数料無料となっている為、中長期の資産運用目的の人にも柔軟に対応しています。
SBI証券の評判・口コミはやばい?口座数NO.1の理由やメリット・デメリットを徹底解説
SBI証券NISAのおすすめポイント
SBI証券のNISA口座がおすすめの理由は下記の通りです。
- 取引手数料が無料
- 様々な外国株に投資できる
- 投資信託の取扱が豊富
- NISA口座でIPO抽選に参加できる
SBI証券はNISA口座での取引手数料が無料で様々な銘柄で投資できる為、幅広い投資戦略を持って利用できます。
NISA口座と相性の良い投資信託を約2,600本提供しており、ノーロードで利用できる点も魅力的です。
またSBI証券はIPO実績が業界トップクラスで、NISA口座からIPOに申し込むことも可能なので、IPO株投資したい人にもおすすめです。
【2位】楽天証券

楽天証券のNISA口座に関する基本情報 | |||
---|---|---|---|
取引手数料 | 取扱い商品 | ||
国内株 | 外国株 | 投資信託 | |
無料 | ○ | ○ | 約2,600本 |
楽天証券は楽天グループが運営している大手ネット証券で、SBI証券レベルの高い人気を誇っています。
楽天証券のNISA口座は、国内株の売買手数料が無料だけでなく海外ETFの買付手数料が無料です。
また外国株のラインナップも豊富で、アセアン株に投資することも出来ます。
楽天ポイントを貯めて効率良く運用することができるので、楽天経済圏の人に最適のネット証券です。
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楽天証券NISAのおすすめポイント
楽天証券のNISA口座がおすすめの理由は下記の通りです。
- アセアン株に投資できる
- 米国ETFの買付手数料が無料
- 楽天ポイントが貰える
- 口座開設から取引まで最短即日で可能
楽天証券のNISA口座は、国内株の取引手数料だけでなく米国ETFの買付手数料が無料になっています。
アセアン株の搭載もある為、外国株をメインにNISA口座を運用したい人にもおすすめです。
楽天証券の強みであるポイントプログラムはNISA口座でも利用可能で、投資信託の残高に応じてポイントが貰えたり楽天市場でショッピングする時にポイントアップすることもできます。
また楽天証券のNISA口座は申込みから取引まで最短即日で行えるので、口座開設から取引までスムーズに進めたいという人は口座開設を検討してみましょう。
【3位】マネックス証券

マネックス証券のNISA口座に関する基本情報 | |||
---|---|---|---|
取引手数料 | 取扱い商品 | ||
国内株 | 外国株 | 投資信託 | |
無料 | ○ | ◎ | 約1,200本 |
マネックス証券は米国株と中国株の取り扱いが豊富のネット証券会社です。
NISA口座では国内株式の取引手数料が無料で、外国ETFの買付手数料が全額キャッシュバックされるサービスを提供しています。
また投資信託の買付手数料がすべてノーロードになっている為、投資信託でじっくり運用したい人もコストを抑えて購入できます。
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マネックス証券NISAのおすすめポイント
マネックス証券のNISA口座がおすすめな理由は下記の通りです。
- 米国株・中国株の取扱いが豊富
- 外国株・外国ETFの買付手数料が実質無料
- 投資信託でマネックスポイントを貯められる
マネックス証券のNISA口座は米国株・中国株あわせて6,000銘柄超の取引が可能で、外国株式を積極的に利用したい人におすすめです。
また、国内株だけでなく外国株や外国ETFの買付手数料がキャッシュバックされるので、実質買付手数料が無料です。
外国株式をメインに運用する人におすすめの環境が整っています。
マネックス証券のNSIA口座で投信を保有すると年率0.8%(対象ファンドのみ)のマネックスポイントが付与されるのも魅力的なポイントです。
【4位】松井証券

松井証券のNISA口座に関する基本情報 | |||
---|---|---|---|
取引手数料 | 取扱い商品 | ||
国内株 | 外国株 | 投資信託 | |
無料 | ○ | × | 約1,500本 |
松井証券は老舗証券として有名で、長年の実績とノウハウを持っているネット証券です。
松井証券のNISA口座は国内株式の取引手数料が無料で、投資信託もノーロードで購入できます。
また銘柄スクリーニングに強い「QUICK情報」を提供しており、初心者を強力サポートしてくれます。
近年は、ロボアドバイザー「投信工房」の無料提供なども積極的におこなっており、投資家にとって嬉しいサービスを継続的に提示してくれています。
松井証券の評判・口コミはどう?サービス内容や取引手数料の評価を徹底調査
松井証券NISAのおすすめポイント
松井証券のNISA口座がおすすめの理由は下記の通りです。
- 情報ツールが豊富
- 専門のオペレーターに無料相談できる
- 老舗証券会社だから信頼度が高い
松井証券のNISA口座は、松井証券の強み「種類豊富な情報ツール」を取引手数料を抑えながら運用できる点が魅力的です。
また2020年12月に株の取引相談窓口を開設し、専門のオペレーターが投資関連のアドバイスをしてくれます。
利用料無料で利用できる上に事前予約も可能な為、初心者にとって最適の環境が整っています。
松井証券のNISA口座は外国株の取扱いがありませんが、初心者向けのサポートやサービスが充実しているので、サポートを受けながら運用したい人におすすめです。
【5位】GMOクリック証券

GMOクリック証券のNISA口座に関する基本情報 | |||
---|---|---|---|
取引手数料 | 取扱い商品 | ||
国内株 | 外国株 | 投資信託 | |
無料 | ○ | × | 約130本 |
GMOクリック証券は金融商品を豊富に取り扱っているネット証券です。
NISA口座では国内株の取引手数料が無料で、投資信託もノーロードで購入できます。
また投資信託は報酬の低い投信が豊富に揃っている為、運用コストを抑えながら取引できます。
100円から積立が可能なサービスもあるので、少額運用からはじめたい人にもおすすめできるネット証券です。
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GMOクリック証券NISAのおすすめポイント
GMOクリク証券のNISA口座がおすすめの理由は下記の通りです。
- 金融商品が豊富
- 100円から積立できる
- 国内株の取引手数料が無料
GMOクリック証券はNISA口座対象外ではありますが、株式以外の金融商品も高い人気を得ています。
特にFXやCFDは業界トップクラスの実績を持っており、株式投資以外も積極的に運用したい人におすすめです。
投資信託の種類が約130本と少なめですが、運用コストをできる限り抑えて運用できる商品を揃えているので、利益効率の良い商品を選べます。
【6位】auカブコム証券

auカブコム証券のNISA口座に関する基本情報 | |||
---|---|---|---|
取引手数料 | 取扱い商品 | ||
国内株 | 外国株 | 投資信託 | |
無料 | ○ | × | 約1,300本 |
auカブコム証券はPontaポイントを利用して投資できるネット証券で、投資信託なども100円から購入できます。
auカブコム証券のNISA口座は国内株の取引手数料が無料で、ETF(100銘柄)の売買手数料も無料にしています。
また一般口座・特定口座の現物株式取引手数料が最大5%割引になるNISA割も行っているので、NISA口座と併用して一般口座・特定口座を開設する予定の人は利用を検討してみてください。
auカブコム証券NISAのおすすめポイント
auカブコム証券のNISA口座をおすすめする理由
- Pontaポイントを投資に活用できる
- NISA割サービスの提供
- 100円から積立投資できる
auカブコム証券のNISA口座は、Pontaポイントを使ったポイント投資が可能です。
ポイントを利用した投資は利用する資金を抑えたり、実質無料で運用できたりするのでリスクを抑えながら取引できます。
またauカブコム証券は少額運用に強いネット証券会社なので、NISA口座で少額運用したい人におすすめです。
ネット証券でNISA口座を選ぶ時に見るべきポイント
NISAで証券会社を選択する場合は、注目しておきたいポイントが3つあります。
- 取扱商品数が多いか
- 最低積み立て金額は無理のない金額か
- ポイント還元率はよいか
以上3つのポイントを意識して証券会社を選択すると良いでしょう!
3つのポイントをより詳しくご紹介します。
取扱商品数が多いか
日本には、約6,000本の投資信託があると言われていますが、そのうちNISAが適応されるのは約170本になっております。
そのため、証券会社によって取扱本数は違ってきて、100本以上を取り扱っている証券会社もあれば、10本以下の取扱本数の証券会社もあります。
もちろん多くの場合、取扱本数が多い証券会社の方が良いですよね。
取扱本数が多ければ多いほど、あなたの希望している商品を選択することが出来ますので、NISAで証券会社を選択する場合は「取扱本数」がポイントの1つになります。
最低積み立て金額は無理のない金額か
2つ目のポイントが「最低積み立て金額」です。
積み立て金額とは、毎月決まった金額を積み立てていくことで、その金額は投資家自身が決められるのではなく証券会社によって異なります。
もちろん、上限は投資家自身で決めることが出来ますが、最低金額は証券会社によって異なりますので、無理のない金額か確認して証券会社を選択しましょう!
最低積み立て金額は、100円〜数万円までありますので、株初心者の場合は最低積み立て金額が「100円」の証券会社を選択することをお勧めします。
ポイント還元率はよいか
実は、投資信託の保有残高に応じて証券会社のポイントが付与されるサービスがあります。
ネット証券の中では主流になり始めているサービスで、証券会社によって付与されるポイントもポイント還元率も変わってきます。
同じ金額を投資しても、ポイントが付与されるのなら還元率が高い証券会社が良いですよね。
上記2つのポイントも大切になってきますが、ポイント還元率も判断基準の1つにしましょう!来ます。
上記でもご紹介したように、NISAに適応している商品を多く取り扱っている証券会社になりますので、満足のいく資産運用が可能になります。
NISAにおすすめのネット証券で口座開設しよう
今回紹介したネット証券は、それぞれNISA口座を開設するメリットが存在します。
投資家によってメリットを最大限に活かすことができるので、どの口座が一番活用できるかを基準にして選びましょう。
またNISA口座は年間120万円の投資金額で最長5年の非課税制度を提示していますが、年間100万円以上の利益が出ないという人はつみたてNISAの方がよりお得になります。
つみたてNISA口座とNISA口座は併用不可能になっているので、少額運用を長期間続けたいという人はつみたてNISA口座を優先して開設しましょう。
NISA口座は非課税制度を使って利益効率を上げられる魅力的な口座です。
投資初心者におすすめの口座なので、少しでも興味がある人は気軽に申し込んでみましょう。
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