日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、宅地建物取引士
近年、資産運用が注目され株式投資を始めている人が増加しています。
株式投資は企業の株を購入し購入時より価値が上がった状態で売却すると利益が発生します。
利益の出し方は非常にシンプルですが「どの銘柄に投資するのがベスト?」と初心者は迷ってしまいますよね。
国内株式だけでも3,000銘柄以上存在しているので、その中で株価上昇を見込める銘柄を厳選するのは至難の業です。
そこで今回は、株初心者におすすめの銘柄を紹介します。
配当金や優待内容も詳しく解説するので必見です。
銘柄の選び方や注意点など、株初心者が知っておくべき内容を説明するので、株式投資を始めようとしている人は参考にしてください。
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株初心者におすすめの銘柄の選び方
株初心者が銘柄を選ぶポイントは大きく分けて3つあります。
- 割安株のスクリーニング
- 少額で運用できる銘柄
- 馴染みのある企業を投資対象にする
株初心者は成長見込みのある株を見つけて投資できるスキルを持っている人はごく僅かです。
上記のことから、株初心者はまず自分の知っている企業を元に割安株をみつけて少額運用することをおすすめします。
銘柄選びに失敗すると、元本割れのリスクも発生するので銘柄選びは慎重におこないましょう。
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割安株・成長株を見つける
割安株・成長株は企業の業績に対して過小評価されている状態の株で、今後株価が上昇する見込みがあります。
割安株・成長株の見分け方は、株価収益率(PER)・株価純資産倍率(PBR)・自己資本利益率(ROE)などを見て判断します。
株価収益率は、株価が1株当たり利益の何倍まで買われているかを表します。株式市場の平均値や、同業他社と比べて割安か割高を判断します。株価収益率は、値が低い方が割安だと言えます。
株価純資産倍率は、株価を1株当たり純資産額で割った値となります。財務内容に比べて、株価が割安か割高かを表しています。
株価収益率同様に値が低い方が割安だと言えます。特に株価純資産倍率が1を下回る場合は、企業が存続しているのにも関わらず、株価が企業の解散価値を下回っています。
そのような企業は割安で放置されている可能性が高いと言えます。
自己資本利益率は、借入などの他人資本を省いた自己資本、すなわち株主の投下資本の収益性を表しています。値が高いほど株主の資本をうまく利益に還元できていますので成長性が高いと考えられます。
国内で成功している投資家は、割安株に投資することによって爆益を得ているケースが多く、大きく稼ぐチャンスがあります。
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株価水準の低い企業に注目する
株価水準の低い企業は一般的に、株価推移が1,000以下の銘柄で100口に必要な資金が10万円以下になります。
株価が低く業績が低迷している企業は危険ですが、安定力のある企業に投資すると少額運用でも利益を見込めます。
身近な企業を選ぶ
株初心者は、まず身近な企業に投資することから始めましょう。
身近な企業を選ぶことによって、サービス内容の良し悪しや新しい事業展開がうまく行きそうか、肌感で見定めることができます。
証券アナリストより企業を身近で見ているので、一般人の方が予想を当てるケースもあります。
「どこに投資したら良いの?」と悩んでしまっている人は、まず自分が利用しているサービスの運営会社などに投資してみましょう。
株初心者におすすめの銘柄
株初心者におすすめの銘柄を10個紹介します。
少額運用できる銘柄や、優待利回り・配当利回りの高い銘柄を紹介するので必見です。
「どうしても投資先を決められない」という人は、これから紹介する銘柄を参考に購入を検討してみてください。
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神戸物産(3038)
株価 | 4,160円 (2023/05/23時点) |
---|---|
100口に必要な資金 | 416,000円 |
株主優待 | ○ |
神戸物産は兵庫県に本社がある日本の業務用食品の販売を手がけている企業で、株価が3,000円代となっており、1単元で約40万円必要になります。
神戸物産の株保有は、特に株主優待が魅力的で100株以上の保有でJCBカードを獲得できます。
JCBギフトカードは自分の欲しい物に合わせて利用できるので、株主優待目的におすすめの銘柄です。
また100株保有を3年以上継続するとギフトカードの額面が2,000円アップするので、長期保有で優待をグレードアップさせることも考えておきましょう。
日本ピラー工業(6490)
株価 | 3,950円 (2023/05/23時点) |
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100口に必要な資金 | 395,000円 |
株主優待 | ○ |
日本ピラー工業は、液体漏れを止める独自の制御技術を活用した「メカニカルシール・パッキング・ガスケット」などの各種製品を開発している企業です。
半導体向けの高性能な製品を開発していることから、半導体不足の今割安株として注目されています。
業績面では、23年3月期第2四半期の経常利益は前年同期に比べ35.9%増加しています。これは通期計画に対して約62%達成しています。今後の業績上方修正も期待できそうです。
また、第2四半期時点での負債合計が13,530(百万)円に対して、保有する現金及び預金が22,553(百万)円ありますので実質無借金会社です。安全性も高いと言えるでしょう。
株価収益率は7倍台であり、プライム市場の平均である14.7倍(22年10月)より低いですのでこちらも割安といえるでしょう。
配当も前期同期比9円増となっており、長期保有しながら高い利回りを狙って行くこともできます。
ノーリツ(5943)
株価 | 1,785円 (2023/05/23時点) |
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100口に必要な資金 | 178,500円 |
株主優待 | × |
ノーリツは歴史ある給湯器の製造販売大手企業です。
コロナ禍によって住宅関連のリフォーム需要が増えている現在、事業環境は好調です。懸念材料であった上海ロックダウンによる生産の低減も22年12月期第3四半期にはおおむね回復し販売が大幅に拡大しています。
株価収益率は14倍台とプライム市場の平均とほぼ同じですが、株価純資産倍率はおよそ0.6倍であり1倍を大きく下回っています。財務内容に比べて割安で放置されている可能性が高いです。
配当は年間50円の予想を据え置いてはいますが、それでも予想配当利回りは、およそ3.3%とプライム市場予想平均配当利回りの2.49%より高い水準です。
サプライチェーンの再構築や付加価値の高い商品の拡販と企業努力も見られますので、今後の業績次第では増配を行う可能性も期待できます。
配当目的の長期投資におすすめの銘柄で、今後も事業展開が好調に進む可能性が高いのではないでしょうか。業績をチェックしながら良いタイミングで購入を検討してみてください。
ネツレン(5976)
株価 | 903円 (2023/05/123時点) |
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100口に必要な資金 | 90,300円 |
株主優待 | ○ |
ネツレンはIH技術に強みを持っている金属熱処理加工メーカーです。
業績を見ると、自動車業界向けの部品販売・熱処理加工などの受注が回復し、23年3月期中間決算の売上高は27,859(百万)円と前年同期に比べ14.2%増加しています。
経常利益は2,030(百万)円で前年同期に比べ5%ほど減少していますが、これは電力高などのコスト増を価格に転換するにはタイムラグが発生する為です。
しかし、事前の会社予想は1900(百万)円であったことをふまえると上方修正をしていますので、価格転換が上手く進んでいるのではないでしょうか。
下期は27,859(百万)円を超える32,100(百万)円の売上を目標としています。より価格転換が進めば可能な数字だと思います。
配当は年間30円を予定しています。配当利回りが既に4%を超えている高配当株ですが、株価純資産倍率は0.4倍となっています。
また、23年3月期中間決算時点における負債合計が13,783(百万)円に対して、保有する現金及び預金が18,333(百万)円ありますので実質無借金会社です。
今後の株価上昇を大いに期待できる銘柄ではないでしょうか。
小野建(7414)
株価 | 1,524円 (2023/05/23時点) |
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100口に必要な資金 | 152,400円 |
株主優待 | × |
小野建は鉄鋼商品や建設資材を取り扱っており、九州を地盤に展開している独立系鉄鋼商社です。
コロナ禍によって原材料価格が高騰し鋼材市況が上昇している中、小野建は在庫出荷分を中心に大きく利益を伸ばしています。
22年3月期は経常利益、純利益共に前年期に比べ80%近い増収増益を達成しています。23年3月期も好調を維持しており、通期経常利益予想を従来の9,070(百万)円から9,500(百万)円に上方修正しています。それに伴い今期の年間配当も、従来計画の80円から83円に増額修正をしました。
予想年間配当利回りも5%を超えている為、高配当株としておすすめの銘柄です。
また株価純資産倍率も0.4倍台と割安な数値になっており、株価の上昇が期待できます。
東レ(3402)
株価 | 754.9円 (2023/05/23時点) |
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100口に必要な資金 | 75,490円 |
株主優待 | × |
東レは衣料用・産業用の各種繊維や機能化成品・炭素・繊維複合磯合・環境・ライフサイエンスなどの分野で先端技術・高付加価値製品などを創出している企業です。
東レの業績は2020年のコロナショックによって低迷していましたが、22年3月期第1四半期決算の事業利益では、前年同期比で約1.8倍の361億円と発表されました。
繊維・機能化成品や環境・エンジニアリングなどの収益が大きく改善され、停滞している部門もありますが好調に転じている部門も多く存在します。
2019年から株価推移をみると、2020年の397円を底に下値を切り上げてきていること、上値抵抗線を2021年に突破していることから上昇トレンドの示唆がでている状態です。
証券アナリストも買いと評価している人が多く、10万円以下で投資したい人におすすめの銘柄です。
アスカネット(2438)
株価 | 916円 (2023/05/23時点) |
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100口に必要な資金 | 91,600円 |
株主優待 | ○ |
アスカネットは写真館や個人向けにオンデマンド印刷で写真集を政策する会社で、遺影用写真撮影の大手です。
2020年のコロナショックによって上昇トレンドに乗ろうとしていた株価は下落し、2021年は低迷していました。2022年に入り、空中ディスプレイ技術の材料をきっかけに株価は大幅に上昇しましたが、現在は値動きが乏しい展開が続いています。
空中ディスプレイの技術が収益に結びついてくれば、株価のさらなる上昇も期待できるかもしれません。
またアスカネットは株主優待を実施しており、100株以上株を購入した人には1,000円の利用券を贈呈しています。
新たな最新技術によって成長を期待できる銘柄で優待目的の人もおすすめです。
アウトソーシング(2427)
株価 | 1,278円 (2023/05/23時点) |
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100口に必要な資金 | 127,800円 |
株主優待 | ○ |
アウトソーシングは人材派遣の企業で、人材派遣ニーズの変化に応じた経営と事業展開で成長を遂げています。
日本は景気後退局面であり、人材派遣のニーズが鈍化していますが、ITや建設業・サービス業において依然として強いニーズがあります。
特にアウトソーシングは人手不足が深刻な工場製造ラインへの派遣が主力です。主な派遣先にトヨタグループがあることも強みとなっています。
22年12月期第3四半期決算では、当初の予想には届かなかったものの売上収益で20.2%の増収、営業利益でも7.4%の増益を達成しています。
当初の予想に届かなかった理由としては、サプライチェーン混乱による生産調整が長引いたことが挙げられます。生産が本格化されれば、順調に利益を伸ばしていくことが予想できます。
アスクル(2678)
株価 | 1,860円 (2023/04/18時点) |
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100口に必要な資金 | 186,000円 |
株主優待 | ○ |
アスクルはオフィス関連要因配達の先駆者で、ECサイト「LOHACO」を展開している企業です。
アスクルは100株から優待を受けられる株主優待を実施しており、LOHACOの割引券2,000円分を年2回受け取ることができます。
LOHACOは、日常的に使用する商品が充実していますので、使い勝手の良い株主優待といえるでしょう。
またアスクルはZHD(YAHOO、LINE、ZOZOを傘下に持つ持ち株会社)の傘下に入っているので安定した経営基盤と収益性が期待できます。気軽に優待を手に入れてみたいという初心者におすすめの銘柄です。
オリックス(8591)
株価 | 2,392円 (2023/04/18時点) |
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100口に必要な資金 | 239,200円 |
株主優待 | ○ |
オリックスは金融事業からホテル事業まで手広く展開している企業で、認知度の高い会社です。
22年3月期中間決算の当期純利益は1467億円で前年同期比に比べ56.3%の増益となっています。これは、通期予想利益に対して58.7%の達成となっています。
年間78円の配当や500億円の自社株買いも予定されており、株主への還元もしっかりと行っています。
株価収益率は10倍台、株価純資産倍率は0.7倍台、配当利回りはおよそ4%と、どの指標も割安な水準になっています。
オリックスの業績は今後も増収・増益が続く可能性が高いと考えます。
株主優待はオリックスグループが提供する各種サービスが割引で利用できる株主カードとふるさとの名産を楽しめるカタログとなっています。
トヨタ自動車(7203)
株価 | 1,857円 (2023/04/18時点) |
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100口に必要な資金 | 185,700円 |
株主優待 | × |
トヨタ自動車は、日本を代表する世界的自動車メーカー。
収益構造の大半は自動車事業なので、トヨタ自動車株の上下要因として、自動車市場の動向が大きく関わってきます。
国際自動車工業会によると、2021年の世界の自動車販売台数は8,268万台で前年比5.0%増、生産台数は8,014万台で3.1%増でした。
さらに東南アジアやインドでも販売数を大きく拡大しています。
販売数の増加とともに業績も堅調に推移しており、初心者にもおすすめの銘柄となっています。
ENEOSホールディングス(5020)
株価 | 473.2円 (2023/04/18時点) |
---|---|
100口に必要な資金 | 47,320円 |
株主優待 | × |
ENEOSは、1888年創立の日本を代表する石油会社。
売上面ではエネルギー事業がメインですが、営業利益面を見ると金属事業や石油・天然ガス開発も優秀な数字を残しています。
エネルギー事業以外も、なんと約35%を占めていますよ。
また、原油需要は依然とプラス予想されています。
近年原油市場では価格が下落しているものの、中国のゼロコロナ政策緩和・米国の戦略石油備蓄の買い戻しといった要因が下支えになると予想されています。
100口に必要な資金も比較的抑えられるので、少額から投資したい人にもおすすめです。
タカラトミー(7867)
株価 | 1,695円 (2023/04/18時点) |
---|---|
100口に必要な資金 | 169,500円 |
株主優待 | ○ |
タカラトミーの株価収益率は17倍程度。
日本株の平均と同程度の水準で、指標としては株価は適正価格と言えるでしょう。
配当利回りは平均より高い水準です。
タカラトミーは定番商品を多く保有していていることもあって、おもちゃの需要は今後も大きくは廃れないとされるので、初心者にもおすすめ。
また株主優待として限定品のおもちゃが特典となっているので、タカラトミーファンや子育て世代にもおすすめです。
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株初心者におすすめのネット証券
「株を始めるけど、おすすめの株を買うのに向いてる証券会社はどれなの?」
「初心者でも簡単に口座開設ってできるの?」
と感じる方が多いと思います。
そこで今回、株初心者が開設するのにおすすめのネット証券会社をご紹介します。
自分に合った証券会社を見つけて、投資の世界に飛び込みましょう。
楽天証券
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 99円 | 275円 | 535円 |
1日定額制 | 0円 | 0円 | 0円 |
0コース(信用取引込) | 0円 | 0円 | 0円 |
楽天証券は、株初心者にとってかなり使いやすいネット証券です。
シンプルで使いやすい取引ツールが提供されており、初めての投資でも迷うことなく注文ができます。
豊富な投資情報や解説コンテンツも充実しており、株式や投資信託について基礎知識を習得することができます。
さらに、投資教育プログラムやウェビナーなども開催され、初心者向けの講座が用意されているのも魅力です。
手数料もリーズナブルで、初期の負担を軽減します。
また、安定した運営と信頼性の高さも魅力で、初心者の方にとって使いやすく、学びながら成長できる環境を提供しています。
株式投資を始めるなら、楽天証券はおすすめです。
楽天証券の評判・口コミはどう?楽天ポイントで投資できる仕組口座開みや解説設手順を解説
楽天証券の口コミ
SBI証券
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 99円 | 275円 | 535円 |
1日定額制 | 0円 | 0円 | 0円 |
SBI証券は、株初心者におすすめのネット証券です。
使いやすい取引ツールが提供されており、初めての投資でも簡単に注文ができます。
また、株式や投資信託に関する豊富な情報や解説コンテンツが充実しており、基礎知識を習得するのに役立ちます。
投資教育プログラムやオンラインセミナーも開催されており、初心者向けの講座が豊富に用意されています。
手数料もリーズナブルで、初期の負担を軽減できる上に、安定した運営と高い信頼性も魅力で、初心者の方でも安心してできます。
SBI証券は、初心者の方にとって使いやすく、学びながら成長できる環境を提供しているので、株式投資を始めるなら、SBI証券はおすすめです。
SBI証券の評判・口コミはやばい?口座数NO.1の理由やメリット・デメリットを徹底解説
SBI証券の口コミ
松井証券
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 0円 | 0円 | 1,100円 |
1日定額制 | – | – | – |
松井証券は、株初心者でもお手軽に始められるネット証券です。
使いやすい取引ツールが提供されており、豊富な投資情報や解説コンテンツが充実しており、株式や投資信託に関する基礎知識を身につけることもできます。
楽天証券やSBI証券と同様に投資教育プログラムやセミナーもあります。
手数料もかなり安く、初期の負担を軽減することができます。
さらに、安定した運営と高い信頼性も魅力で、初心者の方にとって安心して、運用できます。
松井証券は、初心者の方にとって使いやすく、学びながら成長できる環境を提供しており、株式投資を始めるなら、松井証券はおすすめです。
松井証券の評判・口コミはどう?サービス内容や取引手数料の評価を徹底調査
松井証券の口コミ
株初心者が個別銘柄に投資する時の注意点
株初心者が個別銘柄に投資する時の注意点は、大きく分けて3つあります。
- ファンダメンタルズ分析/企業分析が必要
- 分散投資でリスクヘッジ
- インカムゲイン目的でも株価の変動は要チェック
個別銘柄への投資は、投資方法を誤ると大損失を引き起こします。
失敗して後悔しないためにも、注意点を把握して慎重に運用を始めましょう。
【2024年最新】おすすめ株主優待人気ランキング!食品がもらえる優待や女性におすすめの優待など厳選
業績を必ずチェックする
個別銘柄を投資する際は、企業の業績を必ずチェックしておきましょう。
業績発表は、中間決算・本決算・四半期決算と年4回の発表があります。
企業の業績は株価変動に直結することが多く、長年業績が低迷している企業に投資すると最悪の場合倒産して資産を失うケースがありますので注意が必要です。
また、業績が良かったからといって、その銘柄に飛びつくことも注意が必要です。
好業績をすでに株価が織り込んでいることがあります。しっかりと業績と株価を分析する必要があります。
株価の低い銘柄は少額運用できるので、株初心者に需要があります。
しかし、業績が低迷し株価が下落している銘柄を購入しても、株価上昇を期待できる可能性は低いです。
株価の上昇を見込める割安株を見つけて投資しましょう。
分散投資を心がける
個別銘柄の投資では、1つの銘柄に資産をすべて投入するとリスクが高まります。
株式投資で資産運用する時は、購入する株を複数決めて分散投資しましょう。
業種別に投資したり国内・外国株に投資したりすると、1つの投資先がマイナスになっても他で補うことができます。
分散投資は他ジャンルの投資を組み合わせ運用する方法もあるので、株式投資以外にも興味がある人は先物・FXなどの投資も検討してみましょう。
【2024年最新】ネット証券おすすめランキング!初心者におすすめの証券会社を徹底比較
配当金・優待目的でも株価変動は把握する
株式投資は大きく分けて2通りの利益取得方法があります。
1つは株価上昇によって得られるキャピタルゲインで、もう1つは配当金・株主優待によって得られるインカムゲインです。
多くの投資家はキャピタルゲインで利益を得ていきますが、インカムゲイン目的で投資する人もいます。
インカムゲインは株価の変動関係なく受け取れる利益なので、一見株価の変動を把握する必要が無いように見えますが、株価変動も重要なので必ずチェックしましょう。
インカムゲインで収益を得ても、株を売却する際に株価変動によって損失を受けると結果マイナスになってしまうケースもあるので注意が必要です。
株初心者の投資に関するよくある質問
株初心者の投資に関するよくある質問と回答を紹介します。
- 株初心者におすすめの銘柄は何ですか?
- 株初心者の銘柄選びのコツは?
- 初心者がリスクを抑えて投資するには?
株初心者におすすめの銘柄は何ですか?
1例ですが、当サイトで初心者におすすめの銘柄には下記があります。
- ノーリツ
- アスクル
- オリックス
等を紹介しています。
コロナ禍にあっても比較的業績好調で、株価もポジティブな動きを見せている銘柄です。
株主優待の有無や100株当たりの購入額もチェックしつつ、候補に一つにしてみてください。
株初心者の銘柄選びのコツは?
株初心者が銘柄選びで注目しておきたいポイントは下記の通りです。
- 割安株・成長株を見つける
- 少額で運用できる銘柄をチェックする
- 馴染みのある企業を候補にする
実戦感覚のない初心者の場合は、上記を起点に予算と安定感を重視した銘柄選びをしましょう。
初心者がリスクを抑えて投資するには?
初心者の方は当然ですが投資の実戦経験がなく、知識もそこまで深くないことが多いです。
よくわからないまま初めて大きな損が出てしまわないよう、はじめは少額からスタートしましょう。
最初から利益を狙うことはせず、練習のつもりで実践感覚を養っていくのがおすすめです。
実際にツールを使った体験や値動きと利益の関係等、知識と感覚がかみ合ってきたと感じたら、生活に影響しない範囲で資金を増やしていくのも良いでしょう。
株初心者には少額から投資できる銘柄がおすすめ
株初心者はまず、取引の経験を積むために少額投資から始めましょう。
通常株式投資は100株単位で投資しますが、ネット証券などでは1株から投資が可能です。
ワンコインで投資を始められるサービスもあるのでおすすめです。
少額投資は損失リスクを抑えられるので、株初心者が取引に失敗してもやり直せます。
少額で運用するので利益率も比例して落ちますが、投資スキルを向上できるので検討してみてください。
緻密な財務分析を基にしたアナリストレポートは高い評価を得る。
退職後は個人投資家として株式・FX・オプション取引を中心に売買を行う。
現在は不動産会社の経営も行っており、金融商品のみならず不動産投資にも精通している。