米国は経済大国として有名国で、今後も世界経済を牽引していく可能性が高いです。
米国市場に上場している企業は、将来性のある企業や世界的に見ても大規模な企業が多く、長年投資家達から高い人気を得ています。
しかし米国株は外国の株式である為、「米国株の運用におすすめの証券会社が分からない!」と不安になる初心者も居ます。
今回は米国株を取り扱っているおすすめネット証券会社を紹介します。
様々な角度からネット証券を比較し、分かりやすくおすすめポイントを説明するので初心者は必見です。
これから米国株式で投資を始めようと検討している人は、参考にしてください。
【2024年最新】ネット証券おすすめランキング!初心者におすすめの証券会社を徹底比較
- 日本株取引手数料0円!
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米国株におすすめのネット証券を比較
米国株におすすめのネット証券会社を、様々な観点から比較します。
- 手数料サービス
- 米国株の取扱い銘柄数
- 外国株の取扱い
各比較表を見て、どのネット証券が一番自分に最適か判断しましょう。
会社名 | 楽天証券 | SBI証券 | マネックス証券 | DMM株 | サクソバンク証券 |
---|---|---|---|---|---|
米国株の手数料 | 約定代金の0.495% | 約定代金の0.495% | 約定代金の0.495% | 0円 | 約定代金の0.2% |
取扱銘柄数(米国株) | 4,465銘柄 | 4,497銘柄 | 4,595銘柄 | 1,207銘柄 | 12,000銘柄以上 (欧州・中国株含め) |
外国株 | 米国/中国/アセアン | 米国/中国/韓国/ロシア/ベトナム/シンガポール/タイ/マレーシア | 米国/中国 | 米国 | 米国/中国/欧州 |
米国手数料を比較
各ネット証券の米国株取引手数料を比較しました。
証券会社名 | 米国株式手数料 |
---|---|
マネックス証券 | 約定代金の0.495%/最低手数料0円 |
SBI証券 | 約定代金の0.495%/最低手数料0円 |
楽天証券 | 約定代金の0.495%/最低手数料0円 |
DMM株 | 0円 |
サクソバンク証券 | 約定代金の0.2%/最低取引手数料5.0米ドル |
PayPay証券 | 「基準価格」に0.5%を乗じた価格 |
内藤証券 | 約定代金の0.5% |
全体的に米国株式手数料を低めに設定していますが、DMM株が取引手数料を無料で提供しています。
またサクソバンク証券も主要ネット証券より安い手数料を提供しているので、運用コストを重視して選びたいという人におすすめです。
米国株での投資は手数料負けする?取引コストを抑えて買付する方法やおすすめの手法を解説
取扱い銘柄数を比較
各ネット証券の米国株取扱い銘柄数をまとめました。
証券会社名 | 米国株式手数料 |
---|---|
マネックス証券 | 4,595銘柄 |
SBI証券 | 4,497銘柄 |
楽天証券 | 4,465銘柄 |
DMM株 | 1,207銘柄 |
サクソバンク証券 | 12,000銘柄以上(欧州・中国株含め) |
PayPay証券 | 30銘柄 |
内藤証券 | – |
マネックス証券は米国株の取扱いが4,595銘柄と国内ネット証券の中でトップクラスです。
またSBI証券や楽天証券も取扱いが多い為、他のサービス内容も総合的に見て口座開設先を決めましょう。
サクソバンク証券は欧州や中国株を含めて12,000銘柄以上の取扱いがあります。
外国株の取扱いが豊富なので、幅広い投資戦略を考えたい人向けです。
外国株の取扱い数を比較
各ネット証券の外国株の取扱いをまとめました。
証券会社名 | 米国株式手数料 |
---|---|
マネックス証券 | 米国/中国 |
SBI証券 | 米国/中国/韓国/ロシア ベトナム/シンガポール/タイ/マレーシア |
楽天証券 | 米国/中国/アセアン |
DMM株 | 米国 |
サクソバンク証券 | 米国/中国/欧州 |
PayPay証券 | 米国 |
内藤証券 | 米国/中国 |
外国株の取扱いが豊富なネット証券は、SBI証券やサクソバンク証券です。
特にSBI証券は新興国の株式や韓国株式といった、他のネット証券では取り扱っていない株式もあります。
サクソバンク証券は欧州系の株式があるので、欧州地方の株式に興味があるという人におすすめです。
また内藤証券やマネックス証券は中国株に強く手数料を抑えながら運用できるので、中国株を中心に運用したい人は口座開設を検討してみてください。
【2024年最新】中国株投資のおすすめ銘柄ランキング!人気の高配当株や割安株を徹底紹介
米国株におすすめのネット証券ランキング
各ネット証券のサービス内容や特徴を把握した上で、米国株におすすめのネット証券をランキング形式にしました。
- 楽天証券
- SBI証券
- マネックス証券
- DMM株
- サクソバンク証券
それぞれおすすめポイントが異なるので、ご自身の投資方針に一番合致する証券で口座開設しましょう。
おすすめの米国株!高配当株・成長株や米国株投資におすすめの証券会社を紹介
1位:楽天証券
2024/03/08時点の情報です。
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 99円 | 275円 | 535円 |
1日定額制 | 0円 | 0円 | 0円 |
0コース(信用取引込) | 0円 | 0円 | 0円 |
積立NISA | 195銘柄 |
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投資信託 | 2,613本 |
外国株 | 米国株式(4,810銘柄)/中国株式/ASEAN株 |
ポイント投資 | 楽天ポイント |
取引ツール(PC) |
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スマホアプリ |
|
- 買付手数料が無料になっている米国ETFを取り扱っている
- 持ち前の楽天ポイントで投資ができる
- 楽天会員なら簡単に口座開設できる
楽天証券はSBI証券やマネックス証券並の取扱い銘柄数を提供しており、取引ツール「iSPEED」を米国株式の取引で利用できます。
また米国株に関する情報をオウンドメディア「トウシル」で日々配信しており、初心者でも米国株の銘柄選びに困ることがありません。
手数料に応じて楽天ポイントバックもあるので、楽天経済圏の人におすすめです。
【楽天証券】米国株式に関する基本情報 | |
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米国株式手数料 | 約定代金の0.495%/最低手数料0円 |
米国株の取扱い銘柄 | 4,465銘柄 |
NISA口座 | 対応 |
楽天証券の評判・口コミはどう?楽天ポイントで投資できる仕組みや口座開設手順を解説
【おすすめポイント】楽天証券指定の米国株式ETFは買付手数料無料
楽天証券は、米国ETFの買付手数料を2020年1月から無料にしています。
楽天証券が指定している米国ETFのみですが、人気のある「VOO」や「SPY」を買付手数料無料で購入できるのでお得です。
楽天証券が買付手数料を無料にしている米国ETFは下記の通りです。
- VT
- VOO
- VTI
- SPY
- RWR
- GLDM
- AIQ
- FINX
- GNOM
米国ETFをメインに長期運用したい人は必見です。
【おすすめポイント】楽天ポイントを投資に有効活用できる
楽天証券は、各種キャンペーンやサービスを利用することによって楽天ポイントを貯めることができます。
- ハッピープログラム…楽天銀行と提携して効率的に楽天ポイントが貯まる
- ご家族・お友達紹介プログラム…紹介した人も紹介された人も楽天ポイントが貯まる
- 株式取引(超割)…取引手数料の1%をポイントバック
- 楽天キャッシュで投信積立…楽天カードから楽天キャッシュにチャージでポイントバック
- クレジットカード決済で投信積立…楽天カード決済でポイントバック
またお買い物や旅行で貯めた楽天ポイントを投資に活用することができます。
楽天ポイントを貯めている人におすすめの証券会社です。
楽天証券(米国株)の口コミ・評判
取引手数料も安いですし、楽天ポイントを貯めている人に最適なのでは?
特に取引ツールが充実していて、テクニカル分析もしっかり出来ると思います。
2位:SBI証券
2024/03/08時点の情報です。
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 99円 | 275円 | 535円 |
1日定額制 | 0円 | 0円 | 0円 |
積立NISA | 208銘柄 |
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投資信託 | 2,683本 |
外国株 |
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ポイント投資 |
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取引ツール(PC) |
|
スマホアプリ |
|
- 業界トップクラスの口座開設者数を誇る
- 投資商品の多くを網羅している
- 取扱い米国株銘柄数が豊富
SBI証券は口座数がトップクラスの大手ネット証券で、米国株の取扱い銘柄数も4,495と最多水準です。
SBI証券は米国株式だけでなく外国株の取扱いが豊富で、外国株式をメインに投資したい人に最適です。
ポイント投資も可能で、少額運用向けサービスも揃っていることからメイン口座を持つ予定の初心者にもおすすめです。
【SBI証券】米国株式に関する基本情報 | |
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米国株式手数料 | 約定代金の0.495%/最低手数料0円 |
米国株の取扱い銘柄 | 4,497銘柄 |
NISA口座 | 対応 |
SBI証券の評判・口コミはやばい?口座数NO.1の理由やメリット・デメリットを徹底解説
【おすすめポイント】外国株の取扱いが豊富
SBI証券は他のネット証券では取り扱っていないロシア株や韓国株の取扱いがあります。
外国株式が豊富で国内株式も取り扱っている為、SBI証券を口座開設すると柔軟に様々な投資戦略に対応できます。
アプリや情報ツールなども充実しており、チャート分析やアナリストのレポートを読むことができるので、米国株をメイン口座で積極的に取引していく人は口座開設を検討しましょう。
【おすすめポイント】Tポイント・dポイント・Pontaポイントで投資できる
SBI証券は”Tポイント・dポイント・Pontaポイント”で国内株式の購入が可能です。
また三井住友カードで、投信積立の買付金額をクレジットカード決済で支払うと最大2.0%のポイントを貯めることができます。
投資信託の保有によって投信マイレージが貯まるサービスもあるので、様々なポイントを有効活用したい人におすすめです。
SBI証券(米国株)の口コミ・評判
3位:マネックス証券
2024/03/08時点の情報です。
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 99円 | 275円 | 535円 |
1日定額制 | 550円 | 550円 | 550円 |
積立NISA | 167本 |
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投資信託 | 1,520本 |
外国株 | 米国株式(5,000本以上) 中国株式 |
ポイント投資 | マネックスポイント |
取引ツール(PC) |
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スマホアプリ |
|
- NISA口座で米国株の買い付けが可能
- 情報ツールが充実している
- 買い付け毎に貯まるポイントで投資ができる
マネックス証券は米国株式の取扱いが4,500銘柄超えのネット証券で、米国株式手数料も最安水準です。
取扱い銘柄が豊富な点も魅力的なメリットですが、米国企業の業績やスクリーニングツール等が充実しており、情報収集不足に陥ることがありません。
またマネックス証券は米国株専用のアプリを搭載しており、NISA口座にも対応しているので初心者でも手軽に利用することができます。
【マネックス証券】米国株式に関する基本情報 | |
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米国株式手数料 | 約定代金の0.495%/最低手数料0円 |
米国株の取扱い銘柄 | 4,595銘柄 |
NISA口座 | 対応 |
マネックス証券の評判・口コミはどう?米国株投資におすすめの理由や口座開設手順も解説
【おすすめポイント】米国株の取扱いが4,500銘柄超
マネックス証券が米国株式投資におすすめのポイントは【米国株式の取扱いが豊富】という所です。
米国株の銘柄がトップクラスで、情報ツールも充実している為、米国株式をメインで運用したい人にとって最適の環境が整っています。
取扱い銘柄が豊富ということは、米国株式の投資で様々な戦略を練ることができます。
また取引ツールも高性能で使いやすいものが揃っている為、初心者から上級者まで充実して利用できます。
【おすすめポイント】マネックスポイントでお得に運用できる
マネックスポイントは投資信託の保有やマネックスカードの利用で貯めることができるポイントです。
マネックスポイントは他社ポイントサービスと交換することが可能で、投資信託の買付に利用したりdポイント・amazonギフト券・Pontaポイントに交換したりすることができます。
- dポイント
- amazonギフト券
- Tポイント
- Pontaポイント
- nanaco
- waonポイント
- ANA
- JAL
また、日本赤十字に寄付することもできるので、ポイントを有効活用してお得に運用できます。
マネックス証券(米国株)の口コミ・評判
4位:DMM株
2024/03/08時点の情報です。
取引手数料 | |||
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取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 88円 | 198円 | 374円 |
1日定額制 | ー | ー | ー |
積立NISA | あり |
---|---|
投資信託 | ― |
外国株 | 米国株式(2011銘柄) |
ポイント投資 | DMM 株ポイント |
取引ツール(PC) |
|
スマホアプリ | スマホアプリ DMM株 |
- 口座開設を行ったその日のうちから取引が始められる
- 米国株式の取引手数料を無料
- 信用取引の担保にすることもできる
DMM株は米国株式の取引手数料を無料にしているネット証券です。
米国株の取扱い数が1,207と少なめですが、運用コストを最大限に抑えて取引出来ます。
またDMM株は米国株を担保に信用取引が可能で、投資の幅を広げることも可能です。
長期保有の資産を持つ予定の人は、短期投資に活用することも視野に入れて運用することをおすすめします。
【DMM株】米国株式に関する基本情報 | |
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米国株式手数料 | 約定代金の0.495%/最低手数料0円 |
米国株の取扱い銘柄 | 1,207銘柄 |
NISA口座 | ー |
DMM株の評判・口コミはどう?米国株式手数料の評価やメリット・デメリットを詳しく解説
【おすすめポイント】米国株の手数料が無料
DMM株のおすすめポイントは、米国株の取引手数料が無料という所です。
大手ネット証券でも取引手数料を無料にしているところは無く、DMM株が業界最安値の取引手数料を提示しています。
DMMグループは信頼性の高い企業でもあり、主要ネット証券で無いものの安心して運用できるので、コスパ良く米国株を運用したい人は口座開設を検討してみてください。
【おすすめポイント】1つの取引ツールで国内株・米国株の取引が可能
DMM株が提供しているPC取引ツール「DMM株 STANDARD」や「DMM株 Pro+」などは、国内株と外国株の売買取引に対応しているので、取引毎にアプリを切り替える手間が省けます。
さらに、スマホアプリでは、シンプルな操作性でスムーズな取引が行える「かんたんモード」と、PCで使用する取引ツールと同レベルの取引が行える「ノーマルモード」の2つを搭載しています。
自身のレベルに合ったモードで、スムーズな取引が行えるのは、大きなメリットといえます。
DMM株(米国株)の口コミ・評判
5位:サクソバンク証券
2024/03/08時点の情報です。
メジャー通貨スプレッド・スワップポイント | ||
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通貨ペア | スプレッド | スワップポイント |
米ドル円 | 0.2銭 | 168 |
ユーロ円 | 0.5銭 | 123 |
【サクソバンク証券】米国株式に関する基本情報 | |
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米国株式手数料 | 約定代金の0.2%/最低取引手数料5.0米ドル |
米国株の取扱い銘柄 | -(中国・欧州含めて12,000銘柄以上) |
NISA口座 | ー |
- 取引手数料が業界最安値
- ETFを含め取扱い外国株が豊富
- 1口座で株式・FX・DFDの管理ができる
サクソバンク証券は外資系の証券会社で、株式投資以外も充実しています。
米国・中国・欧州株を取り扱っており、12,000銘柄以上提供しているので、外国株式を幅広く運用できます。
マーケット情報が英語表記になっている為、情報収集向きではありませんが、米国株の取引手数料が安く取引ツールも充実しているのでおすすめです。
サクソバンク証券の評判・口コミはどう?ETF・米国株サービスの評価や取引手数料も解説
【おすすめポイント】取引手数料が最安水準
サクソバンク証券の米国株式取引手数料は、主要ネット証券より安い水準で提供しています。
また他の外国株式の手数料も安く、外国株式をメインに運用したい人は利益効率を高められます。
FX取引などのサービスも充実しているので、手広く積極的に投資したいという人は口座開設を検討してみてください。
【おすすめポイント】1口座で取り扱い投資商品の管理が可能
サクソバンク証券で口座開設を行った場合、外国株はもちろんのこと、他商品に当たるFXやCFDなど、取り扱っているすべての投資商品を1つ口座上で一括管理、売買取引が行えます。
他所でもFXやCFDなどの投資商品を取り扱っていますが、その多くが別途口座開設を行わなければならなかったり、取引画面を別で設ける必要があります。
また、取引ツールも都度切り替えるなど、数多の投資商品を活用している方にとっては手間に感じる部分でもあります。
しかし、サクソバンク証券では、1口座上ですべての投資商品の管理ができるうえ、管理画面も別途設ける手間がないので、スムーズな取引が行えます。
サクソバンク証券(米国株)の口コミ・評判
米国株におすすめのネット証券を選ぶポイント
日本の証券会社でも多くの会社が米国株を取り扱っていますので、どの証券会社で取引を行うのか選択する必要が出てきます。
米国株投資の証券会社を選択する時には以下4つのポイントに注目しましょう。
- 取引銘柄数は豊富か
- 取引手数料は安いか
- 注文方法は自分に合っているか
- 特定口座に対応可能か
それぞれ詳しくご説明していきます。
取引銘柄数は豊富か
日本株と同様に、米国株は証券会社によって取り扱っている銘柄が異なってきますので、取引銘柄数が多いのか事前に確認する必要があります。
すでに、投資したい米国株がある場合は、その銘柄を取り扱っている証券会社で口座開設を行えばいいですが、口座開設してから投資する銘柄を決めようと考えている方ですと、より取引銘柄数は大切になってきます。
もちろん、取引している銘柄が多ければ多いほど、幅広い選択肢から投資先を選ぶことが出来ます。さらに、選択肢を増やすために複数の証券会社で口座開設することもおすすめです。
少し面倒かもしれませんが、選択肢を増やすためには1番の方法です。
しかし、日本でも有名な「Amazon」「Google」などといった銘柄は、基本的にどの証券会社でも取引していますので、安心してください。
取引手数料は安いか
株式投資を行ううえで「取引手数料」は必ずかかってきます。
米国株の取引手数料は、日本株の取引手数料よりも高いです。
取引手数料が増えれば増えるほど、投資での利益は少なくなるため、よりお得な証券会社を選択する必要があります。
さらに、日本円から米ドルに両替をする際にも手数料がかかってきます。
購入するときも売却する時も、為替手数料がかかりますので少しでも安い証券会社を選びましょう。
注文方法は自分に合っているか
アメリカと日本では時差があるため、米国株は日本時間の夜に値が動くことになります。
そのため、少しでも注文方法が豊富な証券会社が良いです。
夜中に取引画面を確認することが出来ない方は、より多い注文方法があった方が良いでしょう。
そして、あなたに合った注文方法を取り扱っている証券会社を選択することが大切です。
いくら注文方法が豊富だからといって、あなたが求めている注文方法がなければ意味がありません。種類も大切ですが、自分に合っているのかも確認してください。
特定口座に対応可能か
源泉徴収ありの特定口座に対応しているか確認することが大切で、源泉徴収ありの特定口座に対応していない証券会社ですと、自分で確定申告をしなければいけません。
上記でもご紹介しましたが、米国株の確定申告の場合は自分で履歴を計算して日本円に換算しなければいけませんので、面倒な手続きが増えてしまいます。
日本株ではなく、米国株に対して源泉徴収ありの特定口座に対応しているかを確認してください。
米国株式投資初心者におすすめの個別銘柄3選
ここでは、米国株式投資を始められる方におすすめの個別銘柄を3つ紹介します。
- アップル(AAPL)
- マイクロソフト(MSFT)
- アマゾン・ドット・コム
アップル(AAPL)
銘柄名称 | アップル (AAPL) |
---|---|
株価($) | 151.07$ |
時価総額(兆米ドル) | 2.403 |
業種 | IT・通信 |
市場 | NASDAQ |
※2022年11月25日現在
Appleは、米国が誇るテクノロジー系多国籍企業で、主にデジタルデバイスやソフトウェア、オンラインサービスの開発から販売を手掛けている巨大企業です。
現在の時価総額は、約2,403兆ドルにも及ぶ成長を遂げ、今後も大きな成長が見込めます。
その理由として考えられるのが、電気自動車への参入、そして「Apple Arcade」や「Apple Pay」などの既存コンテンツのさらなる革新的サービスの展開が行われているためです。
マイクロソフト(MSFT)
銘柄名称 | マイクロソフト(MSFT) |
---|---|
株価($) | 247.58$ |
時価総額(十億米ドル) | 1.846兆 |
業種 | IT・通信 |
市場 | NASDAQ |
※2022年11月25日現在
知る人ぞ知るマイクロソフトは、米国ワシントンに本社を構えているソフトウェア開発企業です。
パソコンに搭載されているOSの「Windows」シリーズを主力事業とし、officeなど、数多のソフトウェア製品を開発、販売しています。
マイクロソフトでは、現在クラウド事業に力を入れており、さらなるサービスの向上はもちろんのこと、長期的なリターンが期待できます。
またofficeシリーズなど、世界的シェアを誇るサービスの売り上げも好調なため、赤字転落が起きる可能性は低いでしょう。
アマゾン・ドット・コム (AMZN)
銘柄名称 | アマゾン・ドット・コム (AMZN) |
---|---|
株価($) | 94.13$ |
時価総額(十億米ドル) | 960.282 |
業種 | サービス |
市場 | NASDAQ |
※2022年11月25日現在
Amazonは、米国シアトルに本社を置く多国籍テクノロジー企業です。
世界最大級のECサイトとして知名度が高いAmazonでは、ネットショッピングのみならず、クラウドコンピューティングサービス「AWS」の提供や、人工知能開発など、数多の事業を展開しています。
Amazonが展開している事業の中で主力となっている部分は、EC事業の割合が高く、次点でAWS、Amazon Primeなどのサブスクリプション事業の3つの売り上げが好調の兆しにあります。
中でも、クラウドコンピューティングサービス「AWS」は、マイクロソフトのAzure、Google Cloudを抑え首位に立つシェア数を有しています。
ただし、現在は2020年の時みたいな大きな伸びはなく、人件費やエネルギー価格高騰によるインフレによる株価の調整局面に入っています。
米国株に投資するメリット
「米国株投資が良いって言われるけど魅力は何?」と疑問に思う投資初心者もいますよね。
そこでこれから、米国株に投資するメリットを紹介します。
- 少額投資できる
- 株価上昇が期待できる
- 配当回数が多い
メリットを理解した上で投資プランを立てると成功率が上がるので必見です。
「米国投資を始めたい!」という人は参考にしてください。
おすすめの米国株!高配当株・成長株や米国株投資におすすめの証券会社を紹介
少額投資できる
米国株は1株単位で投資することができます。
国内の日本株式は、通常1単元で投資する必要があり100株単位で取引されています。
近年日本株式を1株単位で取引できるネット証券も増加しましたが、まだ主流にはなっていません。
なので日本株で株価の高い有名企業に投資するのはハードルが高く、特に初心者は手を出しにくいと感じる人が多いです。
しかし米国株は1株単位で購入できるので、投資初心者でも株価の高い有名企業の銘柄に投資できます。
株価上昇が期待できる
米国株は世界的に有名な企業が多くあります。
米国株の時価総額は世界全体の約45%を占めており、今後も市場は大きく成長していく期待があります。
世界の時価総額ランキングでも米国企業が殆どランクインしている状態なので、不安定な新興国株での投資よりリスクを抑えられるメリットもあります。
配当回数が多い
日本の企業の配当は年2回が主流ですが、米国企業は年4回配当を出している所が多いです。
配当金の配布が日本企業より多いので、長期保有での運用も期待できます。
インカムゲイン狙いの投資を検討している人にとって大きな魅力です。
米国株に投資するデメリット
米国株投資は魅力的なメリットもありますが、デメリットも存在します。
- 為替変動のリスク
- 手数料が高め
- 二重課税での外国税控除の手続きが面倒
米国株は、日本株にはないリスクを持っているので投資する前に把握しておきましょう。
為替変動のリスク
米国株は、為替変動によって損失が発生する可能性があります。
例えば1ドル100円のときに株価100ドルの米国株を100株購入したとします。
日本円で換算すると、100万円投資したことになります。
その後、株価が110ドルになったとすると110万円の価値になり10万円の利益になります。
しかし為替変動が起きて1ドル90円になってしまうと、利確しても99万円になってしまうので1万円の損失になります。
上記の様に為替差損が生じてしまうので、為替変動のリスクも考慮して購入する必要があります。
手数料が高い
日本株に比べて米国株は手数料が高めに設定されています。
米国株は一般的に取引手数料が約定×0.495(税込)で為替手数料が片道25銭発生します。
一方で日本株は1日100万円以下の約定であれば手数料が無料になったり為替手数料が発生しなかったりするので、手数料を出来るだけ低く抑えられます。
米国株で投資を始めたい人は、口座開設するネット証券の手数料をしっかり確認しておく必要があります。
二重課税での外国税控除の手続きが面倒
米国株で発生した配当金は、米国で10%の源泉徴収が発生し日本でも約20%の源泉徴収が発生するので二重課税になります。
二重課税は外国税額控除を申請すれば税額控除することができますが、確定申告の手続きをする必要があるので面倒と感じる人が多いです。
確定申告を怠ると二重課税でコストが更に高くなってしまうので注意が必要です。
米国株・外国株に関する質問
一般社団法人 くらしの資産設計支援機構を設立。
CFP® 1級ファイナンシャル・プランニング技能士 社会福祉士
キャリアコンサルタントとして、大学などの教育機関、行政機関、
企業等で講師を務める。
数多く、コンサルティングも行っている。
米国株と日本株は、取引時間が異なります。
- 日本株の取引時間…9:00~11:30/12:30~15:00
- 米国株の取引時間…冬時間 23:30~6:00
夏時間 22:30~5:00
時差がありますので、米国株は日本の深夜時間に取引されます。
米国株は1株単位での取引が可能です。日本株は1単元での取引なので100株からの取引になります。
日本株の配当は年1~2回ですが、米国株は年4回、四半期に1回としている企業も多くなっています。
米国では毎年連続で配当を増やしている「連続増配」企業が日本と比べて多いのも特徴です。
つみたてNISA口座では、米国株を購入することは出来ませんが、米国株に投資する一定の投資信託を購入することで、間接的に米国株に投資することができます。
つみたてNISAの投資可能商品は、長期・積立・分散投資に適した一定の投資信託となっています。
金融庁は以下のように規定しています。
NISA(20歳以上) | ジュニアNISA | ||
---|---|---|---|
一般NISA | つみたてNISA | ||
制度開始 | 2014年1月 | 2018年1月 | 2016年4月 |
非課税期間 | 5年間 | 20年間 | 5年間 ※2023年末で終了 |
年間非課税枠 | 120万円 | 40万円 | 80万円 |
投資可能商品 | 個別株・ETF 公募株式投信・REITなど |
長期・積立・分散ができる投資信託・ETF | 個別株・ETF 公募株式投信・REITなど |
買付方法 | 通常買付・積立買付 | 積立投資のみ ※累積投資契約に準ずる買付 |
通常買付・積立買付 |
払い出し制限 | なし | なし | 18歳まで払い出し不可 ※やむを得ない事情に限り可能 |
備考 |
|
2023年末で廃止 |
出典:NISAとは 金融庁
米国株に分散投資するつみたてNISAの投資可能商品であれば、つみたてNISAの非課税メリットを活かした米国株への投資が行えます。
なお、NISA口座では米国株の購入は可能です。
楽天証券・SBI証券などが対応していますので、興味がある方は口座開設を検討してみてはいかがでしょうか。
米国株に投資するリスクには以下のようなものがあります。
- 価格変動リスク
- 為替変動リスク
- 情報不足リスク
米国株は日本株同様、株価下落による価格変動リスクがあります。
日本株にはない為替変動リスクもあります。為替手数料も発生します。
日本では、米国株に関する情報は日本株の情報に比べると入手しづらく、タイミングも遅れがちになる、というリスクも無視できません。
また、米国市場には日本市場にはある値幅制限(ストップ高・ストップ安)がなく、一日の値動きが大きくなるなど、制度の違いにも注意が必要です。
この30年あまり、米国の平均株価の伸びは日本を上回っていましたが、様々なリスクはあり、結果として元本割れする可能性もあることは忘れてはいけないポイントです。
米国株におすすめのネット証券で取引を始めよう!
米国株におすすめのネット証券は、他のサービスも充実しているのでメイン口座向きです。
どの証券もおすすめポイントが異なり、魅力的なメリットがあるので、ご自身の投資方針に一番合う証券で口座開設しましょう。
また証券口座を複数開設することも可能なので、メイン口座とサブ口座を使い分けていいとこ取りで運用を始めてみるのも一つの手段です。
証券口座は複数持つと便利!おすすめの使い分け方法やメリット・デメリットを解説
ファイナンシャル・プランナーとしてFP事務所を開業。
ライフ・リタイアメントプランニング等のコンサルティング業務に携わる傍ら、
講師として大学・専門学校等において、ファイナンシャルプランニング・日商簿記及びMOSなどの講座を担当している。
また、日本FP協会大阪支部幹事就任後、催事の企画運営にも携わり、
高等学校でのパーソナルファイナンス教育や進路指導ガイダンスなど精力的に活動を行っている。
行政機関での講演や相談業務も多数受諾。地方自治体での生活改善相談業務等はその企画段階から運営に携わっている。