新型コロナウィルスの影響以降、「投資」が大きな注目を浴びています。
従来は、「投資は大損してお金がなくなる」といったネガティブなイメージもありましたが、そういった固定概念が塗り替えられつつあります。
近年金融商品を提供している証券会社は、投資初心者でも手軽に始められるサービスをリリースしており、先進国の中でも投資比率が低い日本国内において、投資を始める人が増加しています。
そして「株式投資」は投資の中でも代表的な投資方法です。多くの投資初心者が株式投資で運用を始めています。
しかし株式投資を始めるといっても「どこで始めるの?」「どうやって株を買うの?」と不明点が多く、困ってしまいますよね。
今回は、株式投資の初心者向けに株式投資の始め方を分かりやすく解説します。
株式投資を始める前に必要な知識から株の買い方まで、詳しく説明するので必見です。
「これから株式投資を始める!」という人は参考にしてください。
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株式投資とは
株式投資は、株式会社が発行する株式を売買して利益を得る投資です。
株式会社への投資は、出資をすることで、「企業のオーナー」のような存在になれます。
株を買う、つまり株式会社に資金を出した人を「株主」と呼び、その株主に対して投資の証明書として付与されるのが「株式」です。
基本的に投資家が購入できる株式は、証券取引所に上場している株式で、証券取引所を通して売買できます。
株とは
そもそも株がどのようなものなのか、皆さんご存知でしょうか。
株は、正式には株式と言います。
株式…株式会社が投資家から資金を集めたときに資金と引き換えに発行する証書
会社が新たな事業を始めるためには大きな資金が必要になります。
しかし、会社が独自で調達することは難しいです。
そこで、投資家から資金を集め、出資してくれた人に渡す証明書として株式が発行されるようになりました。
また、会社が発行した株を購入した投資家は「株主」と言われます。
株主…会社のオーナーのことで、たとえ1株でも買えばその会社のオーナーになれる
1株から買える銘柄!1株1,000円以下で買えるおすすめ銘柄や購入時の注意点を解説
株初心者必見!株式投資の基礎知識・仕組み
株初心者の入門編ということで、株式投資の基礎知識をまとめました。
- 株式投資で利益が出る仕組み
- 株式投資で発生する損失
- 株の売買は証券取引所で行われる
これから1つ1つ詳しく解説していくので、しっかり見ていきましょう。
株式投資で利益が出る仕組み
株式がどのようなものかはご理解していただけたのではないでしょうか。
では、具体的に株式投資ではどのように利益を出すことができるのかご説明していきます。
株式投資の儲け方は大きく3つの方法があります。
順番にご説明していきます。
値上がり益
1つ目は、値上がり益です。
買った株が値上がりしたときに売ればその値上がり分が儲けとなります。
いわゆる「安く買って高く売る」ことで利益を得るのです。
この「値上がり益」が最も稼げる方法で、多くの投資家は「値上がり益」を目的に株を売り買いします。
配当益
2つ目は、配当益です。
会社が得た利益の一部が株主に還元され、これを配当と言います。
配当…会社が稼いだ利益の中から、株主が直接受け取れる分け前のこと。配当は年に1回か2回行われる
1つ目にご紹介した値上がり益が、持っている株の10%、50%といった大きな利益が狙えるのに対し、配当は2~3%と小さいです。
しかし、大損してしまうリスクがある値上がり益に比べ、配当は比較的着実に利益を得られる方法と言えるでしょう。
株主優待
3つ目は、株主優待です。
株主優待は、簡単に言ってしまえば会社から株主へのプレゼントです。
例えば、レストランチェーンなら食事券、食品メーカーなら自社製品、映画会社なら鑑賞券といった、その会社と関わりのあるものが贈られる場合もあります。
会社によっては、配当に株主優待を加えた実質配当利回りが5%を超える銘柄もあり、かなりお得です。
株式投資で発生する損失
株式投資は、株価が上昇したり配当金で利益を得ますが逆に損失してしまうパターンもあります。
- 株価の値下がり
- 配当金の減配
株価は上昇すると利益を得られますが、株価が購入時より下がってしまうと元本割れのリスクがあります。
また会社の決算状況によっては、配当金を減配することもあり、期待する利益を得られないケースもあります。
上記のように、株式投資は利益だけでなく、損失が生じる場合もあるので、運用にはリスクを考慮した戦略を立てましょう。
損切りとは?株式投資で失敗しないための基本【初心者向け用語解説】
株の売買は証券取引所で行われる
「じゃあ実際に株式はどこで売り買いできるの?」と疑問に思いますよね。
結論から申し上げますと、株は金融庁に登録された証券会社を通して売買します。
株を買いたい人は証券会社に「買い注文」を出します。
その注文は市場である証券取引所に出され、そこで取引が行われます。売る場合も同様です。
ちなみに証券取引所とは何かご説明します。
証券取引所…大勢の投資家たちが株を売買するところ。「株を買いたい人」「株を売りたい人」が集まって市場を形成する
テレビ等で「プライム・スタンダード・グロース~」と言っているのをよく耳にすると思いますが、まさにこの証券取引所のことです。
初心者が抑えておきたい株を買うタイミング
株取引では、とにもかくにも購入と売却のタイミングが重要です。
そこで、初心者が意識すべき3つの株の買い時について解説します。
どんなタイミングで売買すればいいのかわからない株式投資初心者の方はぜひ目を通してみてください。
- 株価が割安になった時
- 株価が上昇を続けている時
- 株価が急騰した時
株価が割安になった時
流通量が極端に少ない株を除けば、ほとんどの株は上下しながら株価が推移する傾向にあります。
目をつけている銘柄が割安で推移していると感じたら、購入の良いタイミングと言えます。
ただし、なぜその銘柄が割安なのか、その背景をしっかり理解することも大切です。
一過性のニュースや、業界全体の動向など、さまざまな要因が影響していることも。
おすすめとしては、権利確定日が過ぎたタイミングの株主優待銘柄や、最近業績が回復傾向だがまだ株価に織り込まれていない株等が狙い目です。
コロナショックによって株式投資で儲けた人・失敗した人の違いや今後儲ける為の考え方を解説
株価が上昇を続けている時
一度上昇傾向に乗った株は、なにか理由があって勢いに乗った株であることが多く、その後もさらに上昇を続ける傾向にあります。
そのため、既に上昇を始めている銘柄を狙うのも1つの手です。
しかし、その上昇が持続するかどうかを見極めるのは難しく、終息のサインを感じ取ったら早めの売却を心掛けましょう。
途中で手放しても、堅実に利益を確保する姿勢が大切です。
株価が急騰した時
急激な上昇を見せる株はチャンスでもありますが、一方でリスクも潜んでいます。
急騰した銘柄に飛び乗る場合、その上昇の理由や背景をよく理解することが重要です。
一時的な上昇であれば、急速に価格が下落するリスクもあるため、利益を確保したら早めに手を引くことをおすすめします。
初心者にはやや難易度が高いため、ある程度経験を積んでから検討すると良いでしょう。
株の購入タイミングは慎重な分析と、冷静な判断が求められます。
各銘柄の動きを日々チェックし、最適なタイミングを逃さないようにしましょう。
初心者が抑えておきたい株を売るタイミング
初心者が抑えておきたい株を売るタイミングについてもまとめました。
初心者は特に、買い時よりも売り時を判断するのが難しいという方が多いです。
牡蠣を参考に売り時の目安を把握しつつ、自分のトレードスタイルを見つけていきましょう。
- 決めておいた利益目標を超えたら売る
- 損失の許容範囲を超えたら売る
- 決算期を過ぎたら売る
決めておいた利益目標を超えたら売る
株式投資においては、売買の戦略を明確にしておくことが成功の鍵となります。
利益目標を設定することで、自分自身のすべき行動が判断しやすくなります。
例えば、購入時に「10%の利益が出たら売る」という具体的な数字を設定しておくと、その目標を達成した際に迷わず行動できます。
売らずにさらなる利益を狙うことももちろん可能ですが、同時に売り時を逃して獲得するはずだった利益を逃して強い舞う可能性もあることを忘れてはいけません。
特に初心者の場合、まずはリスクよりも確実な利益を優先し罪化避けていくことが大切。
具体的な利益目標を決定しておけば、感情の揺さぶりを受けることなく、誘惑に負けず冷静な判断を下しやすくなります。
損失の許容範囲を超えたら売る
損失の許容囲を明確に決めることは、資産の大きな損失を防ぐためにも重要です。
これを「損切りライン」と言います。
「損切りライン」を設定しておくことで、損失が拡大する前に早めのアクションを取りやすくなります。
例として、「購入価格の10%下落したら売る」といった具体的なラインを引いておくと、投資時のリスクを明確に認識することができます。
損失を確定させる決済は勇気がいりますが、投資はリスクとリターンのバランスであり、早めのリスクカットが成功の鍵となります。
決算期を過ぎたら売る
企業の決算発表は株価に大きな影響を及ぼす要因の一つです。
良好な業績報告があると、多くの投資家の関心が高まり、株価の上昇が期待されます。
一方、予想を下回る業績が発表されると株価の下落リスクが高まることも。
決算発表後の動きに注目し、良好な業績を背景に株価が上昇している場合は、売却のチャンスと捉え、アクションを起こすのも一つの方法です。
投資の世界では、タイミングが非常に重要。
これらの基本的なポイントを押さえ投資戦略を練ることで、利益を最大化し、リスクを最小化することを目指しましょう。
株式投資の始め方
相続、カンボジアの学校支援をきっかけにお金の勉強を始め、保険乗合代理店へ転職をしFPとしての経験を積む。
現在は独立系ファイナンシャルプランナーとして、エンディングノートを中心とした終活セッションや、家計相談などおかねに関する個人セッションと執筆を中心に活動している。
株式投資には、以下の5つのステップがあります。
- 証券会社を選ぶ
- 口座を開設する
- 購入する株式を選択
- 株を購入し、保有
- 利益が出たタイミングで売却
株式投資を始めるのは、それほど高いハードルではありません。
①証券会社を選ぶ
まずは、自分にとって使い勝手のよい証券会社を選びましょう。
各証券会社には、それぞれ様々な特色やメリット・デメリットがあります。
手数料や情報提供サービス、取り扱う金融商品も証券会社によって異なります。
投資する商品と投資スタイルを決めると比較的選びやすいでしょう。
投資スタイルは、「長期保有前提の投資スタイルなのか」「短期で利益を上げるデイトレードスタイルなのか」「国内の個別銘柄だけでなく、投資信託や米国株・中国株などの外国株、金や先物といった金融商品も購入したいのか」「証券会社からどのようなサービスを受けたいのか」などを整理し、自分にとって最適な証券会社を選びましょう。
証券会社を選ぶ際のポイントは以下の4つです!
- 手数料
- 分析機能などの情報の充実度
- 取り扱い商品の種類
- 経営の安全性
デイトレードスタイルの方は「手数料」、長期保有前提のスタイルの方は「分析機能などの情報の充実度」に注目して選ぶと良いでしょう。
証券口座は複数持つと便利!おすすめの使い分け方法やメリット・デメリットを解説
②選んだ証券会社で口座を開設する
自分にとって最適な証券会社を選べたら、口座を開設しましょう。
口座の開設は、証券会社により異なりますが、一般的に郵送申込みとインターネット申込み、店舗での直接申込みがあります。自分が一番便利だと思う開設方法を選択し、手続きを進めましょう。
「口座をすぐに開設したい」という場合は、インターネット申込みがおすすめです。
ここで、税金の申告の際に重要となる口座の種類についてご紹介します。
株式の売却によって得られる譲渡益(値上がり益)は、勤務先で行う年末調整の対象外となるため、確定申告が必要です。
ただし、口座開設の際に特定口座(源泉徴収あり)を選べば、原則として確定申告が不要となります。
株式投資に利用できる口座は主3種類
株式投資に利用できる口座は主に以下の3種類あります。
- 特定口座(源泉徴収あり)…譲渡損益の計算を証券会社が計算し、税金を源泉徴収する。証券会社が1年分の株取引をまとめた書類(年間取引報告書)を作成してくれる。確定申告不要。
- 特定口座(源泉徴収なし)…譲渡損益の計算を証券会社が計算し、年間取引報告書を作成してくれる。確定申告は必要。
- 一般口座…譲渡損益の計算を自分し、確定申告をする必要がある。
このように見ると、一番手間がかからないのは、特定口座(源泉徴収あり)でしょう。
しかし、株式投資での利益が年間20万円以下の場合には、注意が必要です。
そもそも、1年間のトータルの利益が20万円以下であれば、確定申告は不要です。
つまり、特定口座(源泉徴収あり)を選択した場合には、20万円以下の利益であっても取引ごとに課税されます。
利益が少額の場合は、特定口座(源泉徴収なし)や一般口座の利用を検討するといいでしょう。
なお、1年間の利益が20万円以下でも給与所得が年間2,000万円を超える場合は、確定申告が必要となる点も覚えておきましょう。
【保存版】株初心者におすすめの証券会社を徹底紹介!証券会社選びのコツや始め方もご紹介
現物取引口座と信用取引口座の違い
株式投資をする場合、一般的に総合口座を開設して現物取引をしますが口座を追加で開設して信用取引で株式投資を運用することも可能です。
現物取引では、手持ちの資金の範囲内で株を購入しますが、信用取引は、証券会社に委託保証金や保有株式などを担保として預けることで、証券会社からお金や株式を借りて売買を行います。
よって、手持ちの資金が少ない場合でも取引できます。
信用取引口座は、魅力的に見えますが、リスクも高く、大きな損失が生じることあります。そのため、誰でもできるわけではありません。
日本証券業協会によって定められた信用取引開始基準に合致した顧客のみが行える取引です。
【初心者必見】信用取引はなぜ危険?信用取引のリスクと失敗しないためのポイントを解説
③購入する株を選択する
証券会社に口座を開設したら、次は購入する株を選定します。
株を買う際に注目すべきポイントは、 企業情報、 配当利回り、 チャート推移の3点です。
まず、投資する企業の情報を調べておく必要があります。
上場している会社は定期的に決算を公表することを義務付けられているので、財務三表(「貸借対照表」「損益計算書」「キャッシュフロー計算書」)を確認して企業の財務・収益状況を把握しましょう。
また、証券アナリストの分析レポートなどをみて企業の健全さを確かめておくのもよいでしょう。
そして、配当金・株主優待も気になるという人は、配当利回りと優待内容をチェックしておきましょう。
また購入のタイミングは、チャートから株価の推移を見て判断しましょう。
初めて株式投資を行う場合は、なじみのない企業の株式よりも身近な企業や業界を選ぶことをおすすめします。
自分の身の回りにある商品やサービスを展開する企業であれば、親近感があるだけでなく情報も得られやすいはずです。
株式投資の手法を紹介!初心者でも利益を出せる手法や戦略立てする時の注意点を徹底解説
④株を買う
株を買う銘柄を選べたら、証券会社へ買い注文をしてみましょう。
買い注文には「指値注文」と「成行注文」の2通りあります。
指値注文…購入する株価を指定して発注する方法
成行注文…株価を指定せずに発注する方法
株式投資の基本は「安く買って高く売る」ことです。
確実に自分が指定した株価で買う指値注文が一般的ですし、初心者の方におすすめです。
しかし、指値注文の場合、売り注文に対し買い注文が多い場合は、取引が成立しないことがあるため注意してください。
実際に株式取引を行う際の以下の3つのルールは覚えておきましょう。
- 株式は100株単位で売買される
基本的に、日本の株式市場では100株単位で売買がなされています。例えば、1株2,000円の株式であれば、最低売買金額が2,000円×100株=20万円となります。 - 取引できる時間が決まっている
証券取引所によって売買できる時間帯は異なるため、確認しておきましょう。PTS取引(証券取引所を介さず株式を売買することができる私設取引システム)を利用すれば、夜間や朝の取引も可能です。 - 売買する市場は選ぶことができる
一般的に、企業が上場する市場は1つですが、上場株式取引は全国4か所の証券取引所で行われており、売買する市場は自由に選ぶことができます。
【2023年最新】ネット証券の手数料を比較!各サービスの売買手数料や一番安いおすすめのネット証券口座を紹介
⑤利益が出たタイミングで売却
株を購入した後は、個人の好きなタイミングで売却します。
インカムゲイン(配当金など資産を保有していることで継続的に得られる利益)で利益を得たい人は長い期間保有しますし、キャピタルゲイン(資産の売却により得る利益)を積み重ねたい人は短期保有で売買を繰り返します。
株の売却は、通常証券取引所が開いている時間帯に注文できます。
証券会社によって夜間に売却することも可能なので、自分のライフスタイルに合ったサービスを提供している証券会社を選びましょう。
あらかじめ取引ルールを決めておくのがおすすめ
株式投資での売却タイミングは、短期投資か、長期投資によって異なります。
短期投資は、主に保険会社や年金の運用団体、投資信託会社などで「機関投資家」といわれるプロの投資家が行っています。
お客さまの資金を預かり運用するため、短期間で利益を上げることが求められるからです。
一方個人投資家の大半がリスクの少ない長期投資を選択します。
上記の様にどのような利益のとり方を目指すかによって、株を売却するタイミング・回数は異なりますが、売却の判断は難しく、タイミングを逃してしまうことも考えられます。
欲を出しすぎず「○○%上がったら売る」「〇〇%下がったら手放す」などというルールも決めておくとよいかもしれません。
株で使えるテクニカル分析方法は?おすすめのテクニカル指標やチャート形状をくわしく解説
株初心者におすすめのネット証券
「株を始めるけどどの証券会社がいいの?」
「初心者でも簡単に口座開設できるの?」
と感じる方が多いと思います。
そこで今回、株初心者におすすめのネット証券をご紹介します。
自分に合った証券会社を見極め、投資の世界に踏み込んでみましょう。
- 楽天証券
- SBI証券
- 松井証券
楽天証券
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 99円 | 275円 | 535円 |
1日定額制 | 0円 | 0円 | 0円 |
0コース(信用取引込) | 0円 | 0円 | 0円 |
※楽天証券 超割コースの場合
積立NISA | 195銘柄 |
---|---|
投資信託 | 2,613本 |
外国株 | 米国株式(4,810銘柄)/中国株式/ASEAN株 |
ポイント投資 | 楽天ポイント |
取引ツール(PC) |
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スマホアプリ |
|
楽天証券は、楽天グループが運営している大手ネット証券。
投資をしながら楽天ポイントを貯められるので楽天経済圏の人たちから高い評価を受けています。
金融商品の取扱も豊富で、初心者向けのサービス「らくらく投資」が簡単操作で高い人気を得ています。
取扱商品が豊富でIPOの実績も年々良くなっているので、メイン口座として運用している人が多いです。
また楽天証券はスマホから口座開設することが可能で、本人確認書類もスマホで提出することができます。
審査は翌営業日で完了し、取引もスマホで行えるのですぐに取引を開始できます。
楽天証券の評判・口コミはどう?楽天ポイントで投資できる仕組口座開みや解説設手順を解説
SBI証券
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 99円 | 275円 | 535円 |
1日定額制 | 0円 | 0円 | 0円 |
※約定金額ごと:現物取引 スタンダードプラン
※1日定額制:国内株式 アクティブプラン
積立NISA | 208銘柄 |
---|---|
投資信託 | 2,683本 |
外国株 |
|
ポイント投資 |
|
取引ツール(PC) |
|
スマホアプリ |
|
SBI証券はグループ全体で1,000万以上の口座数を誇っている大手ネット証券で、国内株式個人取引シェアNO.1です。
数多くの項目で業界トップクラスのサービスを提供しているので、ネット証券の口座選びに困っているならまず候補にしたいサービスです。
株式投資の取引手数料が1日定額だと約定金額100万以下の手数料が無料で、デイトレードを行う人に最適。
また特にSBI証券はIPO株の実績が多く、IPO株狙い投資にも対応しています。
SBI証券の評判・口コミはやばい?口座数NO.1の理由やメリット・デメリットを徹底解説
松井証券
取引手数料 | |||
---|---|---|---|
取引金額 | 10万円 | 50万円 | 100万円 |
約定金額ごと | 0円 | 0円 | 1,100円 |
1日定額制 | – | – | – |
※現物取引
積立NISA | 199銘柄 |
---|---|
投資信託 | 1,715本 |
外国株 | 米国株式(2,832銘柄) |
ポイント投資 | 松井証券ポイント |
取引ツール(PC) |
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スマホアプリ |
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松井証券は創業90年の老舗ネット証券会社で、常に「業界初のサービス」を提供し続けているところが大きな魅力。
手数料も50万円までの取引は無料で、松井証券ポイントを有効活用するとさらに全体的なコストを抑えて運用することができます。
25歳以下の場合全ての取引手数料が無料になるので、学生などに特におすすめのネット証券です。
今後も様々な新サービスに期待できるので、信頼性の高い老舗ネット証券で運用したい人におすすめです。
松井証券の評判・口コミはどう?サービス内容や取引手数料の評価を徹底調査
株初心者はNISA口座で株式投資を始めよう
実はそもそもの税金を0円にできるとても魅力的な制度があるんです!
とくに初心者の方は制度を活用することをおすすめします。
その名も「少額投資非課税制度」通称「NISA」です。
詳しくお伝えしていきます。
NISAとはそもそもどんな制度なのでしょうか?
NISA…株式投資や投資信託から得られる運用益や配当金に対し、非課税となる制度
つまり、NISAは、通常であれば約20%もかかる税金がかからない制度なのです。
逆に言えば、NISAを利用しなければ20%もの税金が発生するわけですから、初心者は特に使うほかありません!
【株初心者必見】NISAとは?NISAの基礎をわかりやすく徹底解説
NISA利用の条件
NISAを利用するにはいくつか条件があることを理解しておきましょう。
初心者の方にとって、とくに知っておきたい主な条件は以下の通りです。
- 非課税の対象は「配当金」「分配金」「譲渡益」
- 1年間の投資額の上限は120万円
- 非課税期限は5年間
- 毎年新たに120万円の非課税枠が設定されるため、最大600万円の投資額が非課税になる
- 非課税期間の5年後以降は課税口座に移行する
さらに詳しくNISA利用の条件や特徴について知りたい方はこちらの記事に丁寧な解説が載っていますので、ぜひ参考にしてください!
NISAは絶対に利用した方が良い制度です!
税金と手数料は、確実にとられるコストですよね。株価は、自分でコントロールすることができませんが、コストをコントロールすることは可能です。
利益から約20%の税金が差し引かれないことは、利益が約20%アップしたのと同じ効果をもたらしてくれます。
かけずに済むコストを使わないことは、株式投資で成功するために必要不可欠ですよ。
NISAの始め方
では、こんなお得なNISAを始めるには、具体的にどうしたら良いのでしょうか?
NISAを利用するには、まずNISA口座を開設する必要があります。
詳細は証券会社ごとに異なりますが、基本的にNISAは1人1口座までです。
また、いったん買った株を別の金融機関に移すことができません。
長期投資が基本となるため、NISAを開設する金融機関にどのような金融商品があるかをしっかりチェックすることが大切です。
なお、現在のNISA制度は、2023年末までです。
2024年1月より新しいNISA制度が始まり、非課税となる投資額の上限や投資期間等さらに使い勝手がよくなることが予測されます。
口座開設は2023年秋以降となりますので、アンテナを張っておきましょう。
株を始める人が知っておくべき株式投資のリスク
年金・世界経済・教育ローン・キャッシュレスなど幅広く、執筆・講演等の多数実績あり。
2019年より心託コンシェルジュとして、シニアライフプランニングに力を入れている。
老若男女問わず、ワンストップサービスでの問題解決を心がけている。
「株式投資がどういうものかはわかったけどやっぱりなんか怖い…」という方も多いのではないでしょうか?
なぜ怖いかというと、株式投資にどのようなリスクがあるかが明確化できていないからです。
そこで、ここからは株式投資の代表的なリスクを3つご紹介します。
どのようなリスクがあるのかを明確化することで対策も取りやすくなりますよ。
ちなみに株式投資のリスクと対策について詳しくご紹介した記事がありますので、ぜひ参考にしてください。
- 株価値下がりリスク
- 企業倒産リスク
- 株式の流動性リスク
株価値下がりリスク
株式投資のリスク1つめは、「株価値下がりリスク」です。
株価値下がりリスクとは、株価が買った時点よりも下がることで、売却にあたっては、買った時に支払った金額よりも少ない金額しか得られない、つまり損失となることです。
株式投資のリスクのなかで最も代表的なものであると言えますね。
この値下がりリスクが、株が怖いというイメージの大きな要因です。
株価は、発行企業の業績だけでなく社会情勢の変化や需給バランスによる物価変動の影響を受けて大きく株価が変動することもあります。
そのため、元本が保証されているわけでありません。
株には普遍的な価値はないと覚えておいてください。
企業倒産リスク
株式投資のリスク2つめは、「企業の倒産リスク」です。
保有している株を発行している会社の業績が悪化すると、株価は下がります。
さらに、会社が倒産してしまった場合、株価は下がるどころか価値がなくなってしまいます。
何十万、何百万で買ったものがただの紙切れになってしまうのです。
株には常に価値が0円になってしまう可能性があることをしっかり理解しておくことが大切です。
株式の流動性リスク
株式投資のリスク3つめは、「株式の流動性リスク」です。
流動性とは、株式の売買のしやすさのことを言います。
株式売買は売り注文と買い注文の需要と供給が一致することで初めて成立します。
ある銘柄を売りたい人が多くいても、買いたい人がいなければ売買が成り立ちません。この状態を流動性が低いと言います。
流動性が低い銘柄だと、希望した価格で売却することができません。
仮に、企業が不祥事を起こし、上場廃止となった場合、値段がつかず売却できなくなる恐れがあります。
信用力が高く、時価総額の大きい東証PRM(
流動性が高い銘柄を選んだ方が無難だということです。
株式取引において流動性はとても重要なものなのです。
初心者向が株を買う際の注意点
初心者向が株を買う際に、事前に知っておきたい注意点は下記の通りです。
- 証券口座での出金にはタイムラグがある
- 株主優待狙いなら事前に条件を確認しておく
証券口座での出金にはタイムラグがある
証券口座への入金や出金は、通常の銀行口座とは違い、即時性に欠けることがあります。
特に、証券口座からの出金は直接的な操作ではなく、まず銀行口座への振り替えが必要となる場合が多いのです。
この過程があることで、若干のタイムラグが生まれます。
そのため証券口座への入金額は、事前に計画的に、また余裕を持って決めておくと良いでしょう。
また出金が必要な場面においては、時間的な余裕をもって手続きを始めることをおすすめします。
株主優待狙いなら事前に条件を確認しておく
株主優待は、それぞれの企業で優待の内容や条件が異なるため、しっかりと条件を確認することが大切です。
例えば、保有株数によって優待の内容が変わることや、権利確定日までに必要な保有期間が設けられていることなど、細かい条件を見落とさないようにしましょう。
欲しい優待の条件をクリアするために、注文数量や購入タイミングを計画的に決めることが重要です。
狙った優待を確実に手に入れるためには、事前のリサーチが不可欠となります。
これらの基本的なポイントを意識しながら、着実に投資経験を積んでスキルアップしていきましょう。
株初心者が株式投資で成功するコツ
株式投資は、現物取引であれば、仕組みがシンプルで、初心者でも理解しやすい内容になっています。
しかし株式投資で勝ち続けている人はごく僅かです。
また株初心者は投資経験が浅い為、大失敗して資産を失ってしまう人もいます。
これを聞くと「投資で儲けるのは無理があるのでは?」と怖くなってしまう人もいますよね。
これから、株初心者が株式投資で成功するコツを紹介します。
株式投資はコツを掴んでおけば大きな失敗を起こすこともありません。
失敗で後悔する前に、コツを身につけて資産を増やせる様にしましょう。
- 精神的・金銭的余裕を持つ
- 損切のルールを決めて遵守する
- 分散投資を心掛ける
株式投資だけで生活できる?必要利益や株式投資生活を成功させる方法を解説
精神的・金銭的余裕を持つ
株式投資に取り組むときは、精神的・金銭的余裕を持つようにしましょう。
株式投資で一番大切なことは「余裕」です。
自分の生活費といった必要資金を投資にあててしまうと、万が一失敗したときには生活に影響を与えてしまいます。
このような状況では、「もし失敗したら…」と怖くなり冷静な判断ができなくなってしまいます。
株式投資は、あくまで余裕資金の中から心に余裕を持って取り組むようにしましょう。
損切のルールを決めて遵守する
株式投資では、損切りのルールを決めて遵守してください。
つまり、投資をする前にあらかじめ、「株価が〇円まで下がってしまったら、売って損失確定をする」とルールを決めて実行するのです。
この方法は、機関投資家や金融機関も実行している最も代表的なリスク管理のため、個人投資家もやった方が良いです。
実際に株価が暴落してしまうと、多くの方は「もう少し様子見すれば上がるかも…」と思ってしまい、結果的に大損してしまいます。
自分が決めたルールを徹底することが何よりも重要です。
初心者の方は特に「もう少し待ったら上がるかも…!」と期待してしまいがちですが、それでは損失は広がる一方です。
感情に流されないようにしましょう。
分散投資を心掛ける
株式投資を行う場合は、分散投資を心掛けるようにしましょう。
分散投資とは、保有する銘柄を複数に分けることです。
分散投資の重要性を表した言葉に「卵は一つのかごに盛るな」という言葉があります。
卵を一つのかごに盛った場合、転んでしまうと全部の卵が割れてしまうからです。
株式投資も同様です。
分散投資をすることで、もし一つの銘柄が暴落してしまっても、すべての資産を失うことは避けられるのです。
例えば、100万円の資産を投資する場合、
① A銘柄:100万円
② A銘柄:40万円、B銘柄:30万円、C銘柄:30万円
では、②の方が3つの銘柄に分散することで、たとえA銘柄が暴落しても株価値下がりの影響は限定的です。
また、変動要因によってはB銘柄の株価が反発し、結果的に利益が得られることもあり得ます。
このように、銘柄を選ぶ際には、会社の業界や業種を分散することも成功のコツです。
また、時間を分散する”ドルコスト平均法”も分散投資の一つです。
価格に関係なく、常に一定額を継続的に買い続ける手法をドルコスト平均法と言います。
ドルコスト平均法では、投資のタイミングを長期間にわたって分散することで、買付価格を平均化でき、価格変動のリスク軽減効果が期待できます。
株初心者の株式投資におすすめ!少額投資のメリット
株初心者は、資産を数百万円以上持っていたとしても少額運用から始めることをおすすめします。
株式投資を少額で始めるには、様々なメリットがあります。
- 損失リスクの減少
- 失敗できる
- 少額運用でもインカムゲインを受け取れる
株初心者は株の売買に慣れる必要があるので、まずは失敗しても良い環境で市場に馴れましょう。
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損失リスクを抑えられる
少額運用は損失リスクを抑えることが出来ます。
分かりやすく説明すると、例えば、(A株)1株1,000円の株100株購入するBさんと1株購入するCさんがいるとします。
Bさんは10万円分の投資でCさんは1,000円の少額投資です。
A株が大幅に下落して1,000円が500円になってしまいました。
Bさんは10万円が5万円になり5万円の大損失です。
しかしCさんは500円の損失で終わっています。
少額運用は、株価が大きく下落しても少額資金しか投資していないので損失を自動的に抑えられます。
デメリットとして利益も比例して下がることが上げられます。
しかし株初心者は、利益を得ることよりもまずは市場に慣れることが重要なので、金額としての損失リスク考慮を優先しましょう。
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失敗してもやり直せる環境で練習できる
少額運用であれば、資産すべてを失うようなことはありません。
また損失した場合でも失う資金が抑えられる為、失敗の要因について振り返り、分析したうえで何度でもやり直しできます。
一度に多額の投資をしてしまうと、1つの失敗で取り返しの付かないことになり、投資は怖いものというトラウマとなるケースもあります。
失敗はプロの投資家でも経験しているので、失敗を回避するより失敗してもやり直せる環境作りを考えましょう。
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少額運用でも株主優待・配当金を受け取れる
少額運用は「株主優待受け取れないのでは?」「配当金が出ないのでは?」と不安になる人もいますよね。
単元未満株で投資する場合、1株単位で投資するので多くの企業が設けている100株単位で提示している優待を受けることは出来ません。
しかし企業によっては1株保有で株主優待を実施しているところもあります。
また1株投資でも配当金を受けとることは可能なので、少額運用だからといってインカムゲインがゼロにはなりにくいです。
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株取引を始める初心者がまず勉強すべきこと
株式投資を始めるにあたって、まず身につけておきたい投資知識についてまとめました。
賢い投資判断を下すためには、株価チャートの読み方、基本的な分析方法、そして信頼できる情報源の活用が必要です。
- 株価チャートの見方
- 銘柄の選び方と基本的な分析方法
- 正しい情報を得ること
株価チャートの見方
株価チャートは、株価の変動を時系列でグラフにしたもので、投資判断の根拠となります。
特に「ローソク足」と呼ばれるチャートは、一定期間の株価の開始価格、終了価格、最高価格、最低価格を一目で理解できます。
色分けされた「陽線」と「陰線」は、それぞれ株価の上昇と下落を示し、これらのパターンを学ぶことで、市場のトレンドを把握しやすくなります。
銘柄の選び方と基本的な分析方法
賢い銘柄選びには、企業の財務データを基にした基本分析が欠かせません。
PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)は、株価が企業の実質に対して割安か割高かを判断するのに役立ちます。
低いPERやPBRは割安感を示唆することが多いです。
また長期投資の場合は、安定した配当を提供する企業の配当利回りも重要な指標となります。
正しい情報を得ること
正確かつ最新の情報は、株式投資において成功の鍵を握ります。
企業の公式発表や信頼性の高いメディア、証券会社から提供される情報など、信頼できる情報源を利用することが重要です。
市場の噂に一喜一憂せず、客観的なデータに基づいた合理的な判断を行うことが、株式投資で利益を得るための基本です。
初心者の株式投資に関するQ&A
初心者の株式投資に関するQ&Aをまとめました。
株初心者が持っている疑問や不明点を集めたので、気になる人は参考にしてください。
- 学生や未成年でも株式投資を始められますか?
- 株式投資初心者におすすめ勉強方法を教えてください
- 株式投資を始める際に必要な資金はいくらですか?
Q.学生や未成年でも株式投資を始められますか?
民法の改正で成年年齢引き下げにより、2022年4月1日から18歳以上から口座開設ができるようになりました。
Q.株式投資初心者におすすめ勉強方法を教えてください
株式投資の知識や分析方法を学ぶには、まず本を読むことをおすすめします。
本は投資家に必要な知識をわかりやすくまとめてくれているので、ネットで検索するよりスムーズに学べます。
また本は信頼性の高い出版社から出ているので、確実な情報を手に入れることができます。
ただし、ネットと比べて情報のアップデートされないことも想定されます。
あくまでも、基本的な概念や知識の取得を目的とすることをおすすめします。
Q.株式投資を始める際に必要な資金はいくらですか?
株式投資は1単元から始める場合と単元未満株からはじめる場合で必要な資金が異なります。
単元株の場合、株価×100の数字が必要資金になるので約5万円から投資を始めることができます。
単元未満株で始める場合は、1株単位で購入できるので約500円から投資を始めることができます。
株式投資初心者は少額投資から始めよう
株式投資の始め方は初心者でも分かりやすく、株の買い方も簡単です。
今回紹介した株式投資の知識や始め方を元に、株式投資を始めてみましょう。
また株初心者は、少額投資から始めると挫折せず運用を続けることができます。
資産を増やす目標がある人は、少額から株式投資を始めてみてください。
ネット証券の口座開設の流れ!必要な物・審査にかかる時間から初心者におすすめの口座開設キャンペーンまで紹介
証券会社、銀行、保険会社など金融機関での勤務を経て2015年独立。より豊かに自分らしく生きるためには、「お金と向き合うこと」が大切との想いから、FPとして相談・執筆・講師活動を行う。知識だけでない経験を踏まえたアドバイス&サポートを提供。
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